忍者ブログ
個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
[439]  [438]  [437]  [436]  [435]  [434]  [433]  [432]  [431]  [430]  [429
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

   The Descent:
      Part 2


(2009)イギリス
出演…シャナイア・マクドナルド
ナタリー・ジャクソン・メンドゥーサ
クリスティン・カミングス
監督…ジョン・ハリス
★★★

〔ストーリー〕
 アパラチア山脈。血だらけでさまよっていたサラが救出される。サラは友人たちといっしょに地底探検に出かけ、彼女だけ地上にもどってきた。しかも、彼女は記憶を失っていた。
 保安官のヴァインズはサラに容疑をいだき、ケイヴィングのスペシャリストたち三人と部下のリオ、サラ本人を連れて、閉鎖された坑道にむかう。管理人の老人の話では、その坑道のさきが、サラたちが迷いこんだ洞窟につづいているというのだが…
 

 地底人なんてボコボコにしてやんよ!!
「ディセント2」の登場でございます~
そうですよねー、みなさんもたぶん、待ちかねてたんじゃないかと思います。

 ええーと、前作のバッドエンドはなかったことにしてー 思いっきりご都合主義に展開されるのが、この2作目です。前作ではパーティー全滅しちゃったんですけど、上記の出演者を見てみると… あれれ? でも、おもしろいからよしとしましょうよ、このさい!

 物語は、血だらけのサラ(シャナイア・マクドナルド)がドライバーの老人に救出されるところからはじまります。サラたち6人は地底探検に出かけ、そこで遭難してしまったのです。救助隊が駆けつけ、警察やテレビのレポーターと大騒ぎになるのですが… 行方不明の女性たちは、いっこうに見つかる気配がなし。これでは埒があかないと、保安官のヴァインズ(ギャバン・オハリー)と部下のリオ(クリスティン・カミングス)は、サラの話を聞こうとするのですが… 心的ショックのためか、彼女は記憶を失っていました。
 
 最初にご都合主義と書きましたけど、もうすでに遭難者が出ちゃってるという危険な場所に、これまたたいした装備も、仲間も集めずに、無謀にも捜索に乗りだすヴァインズたち… はっきりいって、アホですね! 死んであたりまえです。無鉄砲すぎ。でも、おもしろいんだからよしとしましょう!!

 ヴァインズたちのパーティーは、サラ、リオ、ダン(ダグラス・ホッジ)、キャス(アナ・スケラーン)、グレッグ(ジョシュア・ダラス)の6人。出かける前から、完全にフラグ立ってます。彼らは閉鎖された坑道を利用して、そこからサラが迷いこんだ洞窟にむかうのですが…

 うーんと、これくらいなら、ねたばれにもならないですかね?
まず、地底人が、前作から弱冠顔つきが変わっております。なんか、思っくそ鼻がべチャーッとつぶれてまして、これはたぶん、前作の疑問を解消したかったんだと思います。だって、地底人なら目が退化してるのはわかるのですが、鼻がきかないというのは、ちょっと違和感ありますもんね? どーだ、これで地底人たちは目も鼻も役立たずなのだっ!! と、いわんばかりの変化です。

 都合のいい続編ということで、あんまり期待しないで観ましたら、なかなかよかったです。舞台もいいし、基本のストーリーもしっかりしてるから。
 なにより、「地底人<ドロドロ女の戦い」の構図をちゃんとひきついでおりまして、こちらはまあ~、また、

 え、ええげつないですねー!!!

 いえ、好きですよー、こういうのは… 女の戦いはちょっとしかありませんが、もっとドロドロした人間の汚さみたいのが強調されてます。こっちのほうが地底人よりだんぜんこわい。

 ショックシーンも起伏があって楽しかったです。地底人の最初の登場シーンはほんとびっくりします。オチはすぐにわかっちゃうんですが… まあ、おもしろいからいいんです! ただ、このオチがあるとなると、冒頭のシーンが矛盾しちゃいますが。細かいことはいいんです!!

 洞窟に地底人が出てくるだけで、なぜにこんなに盛りあがっちゃうのか?
前作同様、“異常事態に置かれた人間心理” に重点が置かれてまして、なかなか迫力がありました。あ、前作の登場人物たち(死んじゃってますけど)も、もちろん出番がありますよー

 欲をいえば、血だらけのヒロインにもっと色気がほしかった! 当然1作目にかなう内容ではありませんけど、テンションあがりまくりのホラーになっています。
 あと、書き忘れるところでしたが、監督は「Eden Lake」「バイオレンス・レイク」2008)で脚本を担当したジョン・ハリス。これがデビュー作のようです。

















なにも知らずに、無謀な捜索にむかう6人組ですが…









記憶喪失のサラ。








えらい所にきちゃったと、
気づいたときにはもう遅い!









声を出したら、
見つかっちゃうよ!









ウラァッ!!
ボコボコにしてやんよ!!







PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
<< Yi ngoi  | HOME |  Crushed >>
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
ねこじかんです

ホームページ制作浮気調査ホームページ制作会社 東京浮気調査ホームページ制作 千葉ホームページ制作ブログパーツ 動物

最新CM

[03/28 PatlealaRag]
[02/29 あぐもん]
[02/29 あぐまn]
[01/11 わかりません]
[01/01 クロケット]
[10/23 ナマニク]
[10/23 ナマニク]
[10/20 nasu]
[10/17 奈良の亀母]
[10/16 ななみ]
気になる新作!

*A Lonely Place to Die

*Super 8

*Insidious

*The Woman

*Rammbock

*Season of the Wich

*Red Rising

*The Violent Kind

*Red White & Blue

*11-11-11

*The Feed

*Nang Phee

*Scream of the Banshee

*Dylan Dog: Dead of the Night

*Misteri Hantu Selular

*The Silent House

*Who Are You

*I Didn't Come Here to Die

*Famine

*I'm not Jesus Mommy

*Monster Brawl

*Some Guy Who kills People

*Falling Skies

*The Wicker Tree

*Hisss

*ChromSkull: Laid to RestⅡ

*Father's Day

*Drive Angry

*Fertile Ground

*Wake Wood

*Mientras Duermes

*Hobo with a Shotgun

*Atrocious

*KaraK

*Penunggu Istana

*Borre

*The Broken Imago

*Madison Country

*Viy

*Jenglot Pantai Selatan/Beach Creature

*Urban Explorer

*Los Infectados

*Isolation

*2002 Unborn Child

*The Pack

*El Incidente

*Rat Scratch Fever

*4bia
最新記事

(10/16)
(10/11)
(10/07)
(10/04)
(10/01)
(09/30)
(09/29)
(07/17)
(06/29)
(06/19)
ブログ内検索

最新TB

みなさまの足跡
アクセス解析
バーコード
忍者ブログ [PR]

Graphics by Lame Tea / designed by 26℃