個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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     Infestation



    (2009)アメリカ
    出演…クリス・マークェット、ブルック・ネヴィン、
         E・クインシー・スローン
    監督…カイル・ランキン
    ★★☆



〔ストーリー〕
 ある朝オフィスに出社したクーパー、上司のモーリーンに勤務態度を注意されていると、突然耳をおおう高音が発生! そのまま気を失ってしまう。そして、目が覚めてみると… クーパーは蜘蛛の巣のような白い繭におおわれ、オフィス中には巨大な昆虫が歩きまわっていた…!!


 巨大バグが大発生!!
ゆるさかげんがほんわか楽しい、昆虫パニック映画です~。邦題では、「ビッグ・バグズ・パニック」ですね。

 カイル・ランキン監督は役者としても活躍されている方でして、本作で注目度アップになったようです。テンポのいいコメディ・ホラーということなんですが、ええと、「Black Seep」(2007)のような手作り感が愛らしいんです。

 主人公のクーパー(クリス・マークェット)はさえない会社員。上司のモーリーン(デボラ・ゲフナー)に呼び出しをくらっていると… 急に耳をおおいたくなる音、といいますか、音波? のようなものに襲われちゃいます。そして、数時間後… 目が覚めてみると、繭のようなものにおおわれているじゃあーりませんか!クーパーだけじゃなく、同僚たちも全員繭人間になっちゃってます。そして、オフィスには巨大な黒い甲虫が歩きまわっていたのでした…!!

 簡単にいってしまいますと、「The Mist」「ミスト」2008)を可能なかぎりゆるく、ハッピーにした感じです。昆虫が一種類しか出てこないんですけど、この昆虫、見るからに作りもの感があって動きも楽しい。
 クーパーはモーリーンを助けだし、彼女の娘のサラ(ブルック・ネヴィン)が表の道路にいるというので、助けにむかいます。そこで彼らが見たものは…?

 この後の展開は、クーパーとサラ、同僚たち、清掃員のアルバート(ウェスリー・トンプソン)、ヒューゴ(E・クインシー・スローン)父子たちでなんとか脱出を図ろうとするのですが… トレイラーにもありましたけど、半分虫人間(で、ゾンビ!)なんかも登場したりして、サービス精神たっぷり。思ったんですけど、いくら巨大バグがいようと、繭人間たちをいちいち助けていったら、数で余裕で勝てるんでないの? というのは、たぶんわたしの気のせいですかね… ええ、気のせいです!!

 後半、クーパーのパパ(レイ・ワイズ)の軍事マニアが出てきて、またまた楽しい展開になります。ラストがちょっと謎なんですけど~、こんな映画ですから、たいして意味はないと思います。
 クーパーのとぼけっぷりもいいし、サラ役のブルック・ネヴィンもかわいい。これはだれが観ても楽しいコメディ・ホラーだと思いまーす











 頼りない主人公、クーパー!









 ヒロインはかわいいサラ








 目覚めると、なんか巨大な繭
 におおわれちゃってました!








 軍事マニアのパパ。
 なぜかノリノリな展開に?












なんだかすごいものにたどりついてしまいましたが~








     Dark Mirror



    (2007)アメリカ
    出演…リサ・ヴィダル、デイヴィット・チザム、
         クリスティン・ラーキン
    監督…パブロ・プロエンザ
    ★★☆



〔ストーリー〕
 写真家のデボラは、夫のジム、ひとり息子のイアンとともに新居を探していた。そして不動産屋に紹介されたのは、アンティークなガラス装飾のすてきな邸宅。デボラはすっかり気に入り、そこに決める。ある晩仕事道具のカメラを調整していると、ふと、家のなかを撮ってみたくなり…壁にかけられていた鏡を写すと、おかしな光と衝撃を感じて…?


 ありがちといっちゃー、ありがちなんですけど、これがわりとしっかりできてておもしろかったです。ミステリー仕立てのホラー。

 写真家のデボラ(リサ・ヴィダル)は、夫のプログラマーのジム(デイヴィット・チザム)、ひとり息子のイアン(ジョシュア・プレグラン)とともに、古い邸宅に引っ越してきます。そこは玄関ドアのまわりや窓に、アンティーク調のクリスタルガラスが嵌めこまれていました。写真家の性分なのか、光に興味を抱くデボラ。ある晩、壁にかかっていた鏡を写真で撮ってみると… おかしな衝撃を感じて、そこにあるはずのないものが写ります。それは、壁の反対側にある浴室でした…!

 古い屋敷に引っ越してきて、そこの過去の因縁がなんたらかんたら… とまあ、よくあるストーリーですが、ラストまでちゃんと牽引力がありました。
 鏡にしか映らないもうひとつのドアとか、不思議な写真とか、こういう空間的・幾何学的ホラーは興味深いですよね? どう考えても部屋の位置がおかしいとか、なんかわくわくしちゃいます。

 鏡を写真に撮ってから、不気味な影につきまとわれるようになるデボラ。そして、彼女のカメラで写真を撮ると、その被写体となってしまったひとに不幸が起きるようなのです…?

 やがて、オカルト・マニアな母親グレース(ルーペ・オンティヴェロス)に相談をし、その家に住んでいたエレノアという夫人のことをつきとめます。彼女はある日忽然と姿を消してしまったというのでした…

 謎とき部分もスリリング、最後まで観れちゃう出来なんですけど、せっかくふたりの女性を登場させたのだから、具体的にシンクロする部分もあってもいいかなー、なんて思いました。オカルト・マニアの母親も楽しいですけど、隣家の女優志望のタミー(クリスティン・ラーキン)のかわいいビッチぶりもよかったです。

 タミーは愛想がよくて、しょっちゅうデボラを誘うんですが、そこで水着のお尻をぱちん! と指でなおすシーンとか、裸にエプロンとか、すてきなシーンがちらちらと。どうせなら、もっとこっちを前面に押しだせば、特色が出てきたんじゃないですかね~?

 ストーリーはひろがりがやや弱いですけど、ホラー好き、ミステリ好きには楽しめる内容だと思います。












 デボラ役のリサ・ヴィダル。









 夫のジムのデヴィット・チザム。













 デボラと彼女の家族につきまとう、
 不気味な人影の正体は…?














護身用の銃を見せてと頼まれて、いきなり強盗の真似するタミー。
かわいいビッチです







     The Book of Eli



    (2010)アメリカ
    出演…デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールド
         マン、ミラ・キュニス
    監督…アルバート&アレン・ヒューズ
    ★★★☆



〔ストーリー〕
 第三次世界大戦後の荒廃した世界。ひたすら西へ、西へと旅する男・イーライがいた。彼は世界最後となった書物を携えていて、過酷なアメリカを横断している。ある集落にたどりつくと、そこはカーネギーという男が独裁を振るっていた。カーネギーの娘のソララは、イーライに興味を抱くようになるが…


 デンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンの終末映画!
これがもう~、

 デンゼル・ワシントンがカッコイイのなんのって!!!

 まだ彼が人気出はじめのころ、本国の〈抱きたい男〉にランクインしたことがありまして、インタビューをうけた白人女性が、「彼って超セクシーあの目がたまんないわ~」みたいなことをおっしゃってました。リンカーン・ライムもよかったですよね。ライムシリーズの一節にもありましたけど、それから十数年後、黒人の大統領が誕生しちゃうなんて、だれが想像したでしょう!
 スターの活躍って、世間の潮流を変える力を持ってるのがいいですよね。

 えーと、終末映画と書きましたが、〈マッドマックス〉みたいな派手なアクションを期待しちゃうと、肩すかしを食うかもしれません。静かな力作なんですねー。

 世界は第三次世界大戦後らしい、荒廃した近未来。都市は破壊されて社会も崩れ、砂嵐と過酷な太陽光線から、ほとんどのひとがサングラスをかけています。そんな世界をひたすら歩きつづける、イーライという男。デンゼル・ワシントン、つい最近来日していた記憶がありますけど、今回はすっきり体重を落としちゃって、若がえってカッコイイ! 役者さんてすごいですよね。

 イーライは世界最後の一冊となった本を所持してまして、それを 「ある場所」 まで運ぶために歩いているのです。そして、途中でたどりついた小さな町で、独裁者のカーネギー(ゲイリー・オールドマン)という男と出会うのですが…

 ゲイリー・オールドマンの悪役はいつ見ても哀切がありまして、悪いヤツなんだけど、なんかかわいそう。一方、イーライのデンゼル・ワシントンは超無敵、本の正体がいったいなんなのかというのも気になるところですが、じつは、イーライが完全無敵な理由にも秘密があるのです…?

 イーライを見ていると、オバマ大統領を理想化したようだなと思えますけど、考えてみましたら、たしかクリントンが就任した当時も、「Independence Day」「インデペンデンス・デイ」1996)で若き指導者を登場させてましたもんね。じゃあ、オールドマンの役どころはというと…?

 でも、これは政治的な背景がふくまれていると考えるよりは、もっと深い意味での背景を汲んだ作品と考えるのが適切なようです。あんまり書くとネタばらしになっちゃうので、書けないのですが、うーんと、本は “ある象徴” でもあるのですね。で、それは現代のわたしたちすべてに通じることだと。

 ちょっとまえに観ました「Sauna」(2009)のときもそうだったんですけど、映画っておおまかにわけると二種類ありまして、ひとつは、ストーリーだけを追っていけばいいもの。もうひとつは、自分から身を乗りださないとその真価がわからない、というのがあります。

 この作品も、たぶん後者。わりかし積極的な姿勢で観る必要があるかもしれません。でも、そんなにむずかしいことを考えなくても、デンゼル・ワシントンのかっこよさとゲイリー・オールドマンの悲しい愚かさがわかれば、それだけでいいんですけどね。
 かなり深くて、いろいろ考えるとよけい興味深くなれちゃう知的なお話です。


 








 荒廃した世界と旅する男、
 イーライ。









 戦闘シーンもかっこいいんで
 すよ。はあ、知的すぎ。










 イーライは小さな町に
 たどりつきますが…










 独裁者のカーネギー。
















カーネギーのもとから逃げだして、砂漠の一軒家でお茶をごちそうになる
イーライとソララですが…








     Vertige



    (2009)フランス
    出演…ヨハン・リベロ、ファニー・ヴァレット、
         ラファエル・レンレット
    監督…アベル・フェリー
    ★★☆



〔ストーリー〕
 フレッドとカーリーンのアマチュア・ロッククライマーをリーダーに、男女5人のグループが大自然に囲まれた山脈へとむかう。そこはロッククライマーたちには知られた場所で、彼らはスリルと冒険を楽しむはずだったが… スリルと冒険以上のものが待っていた!!


 フランス産山岳ホラーです~
 わたしはよく知らないんですが、最近フランスではコレ系のホラーが人気みたいです。ゴアよりもアクション重視のホラーですかね。

 なんか、ずいぶん新鮮ですよね。山岳ホラー!!
ポスターからかなり期待しちゃいまして、わくわくしながら観たのですが… あの、ポスターにあるような、ロッククライミングしながら、殺人鬼に襲われちゃう!なんて、凄まじい内容ではありませんでした。結局クライミングとスラッシャーはべつものでして… ま~、よく考えてみたら、そんな無茶できるわけありませんもんね。

 内容はものすごく簡単、男女5人が正体不明の殺人鬼に襲われちゃう! 「The Descent」「ディセント」2005)っぽい展開でもありますが、オープニングから似ています。5人でそろって記念写真を撮るところからはじまるんですよ。これ、完全にフラグ…

 ロッククライミング上級者のフレッド(ニコラス・ジロー)とカーリーン(モード・ワイラー)は恋人同士。友人カップルのチロエ(ファニー・バレット)とロリック(ヨハン・リベロ)、ギヨーム(ラファエル・レントレット)を誘って、大自然に囲まれたクライマーたちの聖地にむかいます。

 で、チロエとギヨームも一応経験者なんですが、なぜかロリックひとりだけ初心者… ストーリーの展開上いたしかたないのかもしれませんが、ズブのド素人をふつう、こんな場所まで連れていかないですよ~! っていうくらい、ハイレベルな場所まで連れてっちゃいます。当然、ロリックは冷汗タラタラ、足もガクガク。途中で動けなくなっちまいます。

 わたしは高いところは好きなので、わりと平気なんですけど、これは苦手なひとはかなり苦手なんじゃないですかね? それくらい、見おろしちゃうシーンばっかです。壮大です。見るひとによっては、かなりアレかと。

 前半ちょっともたつくんですが、ほとんどのシーンがこうした大自然に囲まれた断崖絶壁といったものばかりでして、とりあえず風景はすごくいいです。クライマー気分をたっぷり満喫できました。
 後半に入りまして、マダー? ねえ殺人鬼、マダー? と、待ってましたら… あらっ、これはまた、わりとフツーな殺人鬼なんですね…

 登場シーンはガッカリ、殺害シーンも淡白すぎてそれほどなんですけど、明るいところで見たらけっこう気持ち悪かったです。どうせなら、とことん気持ち悪くしてもいいですよ! あと、ラストはなかなか盛りあがる展開になっていまーす

 いまのところ、なにか新しい分野を模索中なのではないですかね、フランスは…?
舞台がちょっと新鮮味がありまして、けっこうおもしろかったです。それから、例によって例のごとく、フランスらしい悪趣味な隠し味もありますよ~

 自然も高いところも大好きですけど、こういうの見ちゃうと、人間って自ら危険な場所に乗りこんでって、下手すると死んじゃうんですよね。
 それと、冷汗タラタラ、膝ガクガクだったヨハン・リベロくんは、最近注目株の若手さんらしいです。

















左から、カーリーン、フレッド、ロリック、チロエ、ギヨーム。
ほんと「ディセント」っぽいですね、完全フラグ。












 こんなところを嬉々として進んでいくわけですよ。
 きみたち、頭おかしいよ!









 あーっと、
 いわんこっちゃない、
 ピンチ、ピーンチ!!









 さらにピーンチ!!
 (だから家でDVD観てれば
 よかったのに~)








     Coffin Rock



    (2009)イギリス・オーストラリア
    出演…リサ・チャペル、ロバート・タイラー、
         サム・パーソンソン
    監督…ルパート・グラッソン
    ★★☆



〔ストーリー〕
 海辺の町で暮らすロブとジェシー夫婦。ふたりは子供を望んでいたが、いつまでたってもその幸運は訪れない。夫婦で不妊治療の専門病院にかかると、その受付には院長の息子のエヴァンが。エヴァンはひそかにジェシーに好意をいだいていて、ある晩ジェシーとロブが喧嘩してしまったとき、彼女に近づこうとするのだが…


 一部で、「Wolf Creek」(2005)みたいなスリラーという声があがってるんですが、殺人鬼はでてきません。これは一応、ホラー…? まあ、リアル重視のホラーという意味では、たしかに「Wolf Creek」っぽいかもしれませんね。

 「Wolf~」 のときは、殺人鬼がごくフツーのおじさんという、その設定がやたらリアルでこわかったんですけど、こちらはごくフツーの青年ストーカーが登場します。そして、ホラーというよりはサスペンス・ドラマですね… わりと、昼メロ的な!

 ロブ(ロバート・タイラー)とジェシー(リサ・チャペル)は、長らく子供を望んでいるのですが、なかなか恵まれません。ジェシーはしょっちゅう妊娠検査計を使っているし、迷子になっている子供を見つけると、ほうっておけず、自分の子供のように抱っこしてしまいます… んで、ほんとうの母親からクレイジーあつかいされたり。

 妻がぎりぎりまできているところを知って、ロブもなんとか努力しようとするのですが、なかなかその成果はあげられません。ふたりで不妊治療専門の医院に通いはじめて、お互いに検査をするのですが… じつは、ジェシーもロブも、どっちに原因があるのかわかっている様子なのですねー。ついには口論となって、やけくそになったジェシーのそばにやってきたのは… 不妊治療に通う医院の息子、エヴァン(サム・パーソンソン)でした。

 エヴァンがストーカーと化すまでがなっかなかでして、ストーカーと化してからも、
う~ん? いえ、こわいんですけどね!でも、そのこわさは、ごくフツーの危ない青年のこわさです。じっさいにこんな青年いそうだなあ、女性のみなさん、気をつけてくださいね~!というこわさです。ようするに、ちょっと関係を持ってしまうと、相手にとっては本気になっちゃってたいへんヤヴァイ! というお話。

 そして、ふたりの関係を知ってしまったロブはというと…?? こちらもまた、おっかないことになっちゃったり!

 映画じたいはそんなにこわくはないんですけど、リアリティ重視のドラマという意味では、よくできているかと思います。あと、ストーリーとは関係なく、生理的嫌悪感を発するシーンがあります。たぶん、このシーンのおかげで、この映画じたいの評価も低くなっちゃってるかもしれません?

 正直わたしもこういうのは苦手ですね~、いくら作りものとわかっていても…
 エヴァン役のサムくんが屈折したイギリス青年を演じてまして、この方の不気味でない演技も見てみたいなという気がしました。














 美人の人妻に近づく危ない青年、エヴァン。








 ジェシーはつきまとわれるよう
 になってしまいます。










 夫のロブ。
 ついには被害者まで…!!










 ジェシーの運命は?!?








     Town Creek



    (2009)アメリカ
    出演…ドミニック・パーセル、ヘンリー・ケイヴィ
         ル、マイケル・フェスベンダー、エマ・
         ブース
    監督…ジョエル・シューマカー
    ★★★

〔ストーリー〕
 第二次世界大戦中の1940年代、ドイツ移民が暮らす〈タウン・クリーク〉のアッシュブルック農場に、政府機関を通じてヴィルトという男がやってくる。男は歴史学者と名乗り、不思議な力を持つといわれている、ルーン文字が刻みこまれた石を見たいと申しでるのだが…
 そして、現在。救命士のエヴァンは病気がちの父と、失踪した兄ヴィクターの家族たちの面倒をときどき見ている。家族はみんなヴィクターのことをあきらめていたが、エヴァンはいまだに彼の生存を信じていた。そして、その夜、突然髪がぼさぼさにのびたヴィクターが帰ってきた…!!


 「Dod Sno」「デッド・スノウ」2008)から、またまたナチス・ゾンビが人気みたいです。今回は、農場でお馬さんやワンちゃんたちと戯れて大暴れ~!!
あとから「Blood Creek」に改題されたもようです。

 こういうのってむかしからありまして、とりあえず、ナチスやエイリアンを悪者にしちゃえば、どこからも文句があがらないし、その手っ取り早さ、お手軽さが人気なんだと思います。

 監督のジョエル・シュマーカーは、「8MM」「8mm」1999)「Phone Booth」「フォーン・ブース」2002)「The Number 23」「ナンバー23」2007)なんかを撮った超ベテランです。あ、「The Phantom of the Opera」「オペラ座の怪人」2004)なんてのもありました。
 チェックされてる方も多いと思うんですけど、これがあんまり宣伝されてないんですよね。

 エヴァン(ヘンリー・ケイヴィル)は救急救命士。尊敬していた兄のヴィクター(ドミニック・パーセル)は、数年前から行方不明、お墓も立てられちゃってまして、家族はみんな彼のことをあきらめていました。でも、エヴァンはどうしても信じられない。
 じつは、近くにアッシュブルックという閉鎖された農場がありまして、そこは突然気の狂っちゃったパパが家族を惨殺、有名な心霊スポットとなっておりました。

 ある夜、悪夢にうなされるエヴァン… そして目を覚ますと、そこには消えたはずの兄貴が!! 「兄貴!いままでどこにいたの??」 兄貴は髪はぼさぼさ、恰好もボロボロで、なんかえらい興奮しちゃってます。興奮する兄貴がいうことには、「やっと逃げてきた!ひどい目に遭わされたんだ!ヤツラに復讐してやる~っっ!!」

 兄貴はもともと軍人なので、やられたらやりかえす!! という根性がありまして、しょっぱなからやる気満々になっちゃっているのであります。なんだかよくわかんないエヴァンも、兄貴のために復讐に同行することに。彼らがむかったのは、あの有名な心霊スポット、アッシュブルック農場でした…

 とにかく、物語の舞台となる農場にいくまでが早いです。兄貴もエヴァンもショットガンをぶっぱなすのが早いです。農場にはなぜかおとなしそうな家族がいまして、しかし、兄貴がいうように悪者には見えません。けれど興奮する兄貴、「ヤツはどこだー?!」と、またまたショットガンぶっぱなし。おそれおののくエヴァンは、リーズ(エマ・ブース)という少女を発見するのですが…

 まず思ったのは、こういう映画が一般的にうけるホラーではないかということでした。展開も早いし、わかりやすいお化けもでてくるし、お化けと主人公たちの戦いという、これまたわかりやすい構図。
 ゾンビがあんまりゾンビしてないのが、個人的にはちょっと残念だったんですけど、まあ、楽しいです。これは確実にみなさんもご覧になれるヒット作だと思います。

 すごくおもしろいんですけど、なんだか出来がふつうに良すぎちゃいまして、そのあたりの優等生臭(?)が鼻につきました… なんていうのは、わたしの勝手な思いこみなんですけどね… ええ、たぶん!!

 とりあえず、だれが観ても楽しいエンターテイメントに仕上がっています。楽しいんですけど、観終わったらなにも残んないんですけどね… っていうのも、やはりわたしの気のせいですかね?? 気のせいです!!
 とにかく、一応よく出来たホラー映画でーす

 







 歴史学者ヴォルトの正体
 は…?
 (マイケル・フェスベンダー)。










 美少女リーズもなにかを
 隠している様子?







 兄貴の復讐につきあわされ
 ちゃった、エヴァン。
 「あり?おれ、なんで
 こんなことしてんの?」









 ただの復讐が、悪魔退治に
 なっちゃった!!
 ヴィクたん、うしろにいるよ!







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(いちおう)プロフィールです
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ななみといいます
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自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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