個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Yi ngoi
(2009)香港
出演…ルイス・クー
リッチー・レン
ミシェル・ウィー
監督…ソイ・チョイ
★★★☆
〔ストーリー〕
香港で暗躍する殺し屋グループは、クォックファイをリーダーとする民間人4人組。依頼をうけると標的を詳細に観察し、どう見ても事故としか思えない方法で殺害する。ある日、商店を営むワンから、足の悪い父親を殺害してほしいと依頼される。クォックファイとウーマン、ファティ、アンクルの四人は、殺害方法について策略をめぐらせ、入念にリハーサルするのだが… そこに、思いもしない事態が巻き起こり…!!
この作品も、ずっと気になっていたひとつです。
監督のソイ・チョイは、「ドッグ・バイト・ドッグ」(2006)で日本でも一躍注目されるようになりました。期待していた内容とずいぶんちがうので、驚きました… でもでも、かなーり出来のいい作品です! 邦題では、「意外」でいいのでしょうか。
香港映画って、あまり観ないのですよ。イメージからすると、アクションが多いんじゃないのかな? と、勝手に敬遠していたのですが。でも、アジア圏のホラーは最近また盛りかえしていて、おもしろいですよね。こちらはクライム・スリラーなのですが、まず、アイデアに惚れこみました。事故に見せかけた、プロの殺し屋!!
この殺し屋グループ、ど~う見てもごくフツーの民間人というのが、またイイんです。主人公のクォックファイを演じるのは、ルイス・クー。彼は緻密な計算とデータにもとづき、成功率の高い殺人方法を考える、いわばグループのブレイン。それに、セクシーなウーマンのミシェル・ウィー。ファティの愛称で親しまれる、ムードメーカーのラム・シュー。いちばん年配のアンクルは、フォン・ツェーフェンが演じています。
殺し屋ですから、報酬も高く、それに見あうきっちりとした殺しをしなければなりません。つまり、ぜったいに殺人と見破られないような、完璧に仕組まれた事故死!! 彼らはそれぞれ役割を担い、計算された手法で何度もリハーサルをくりかえしながら、ターゲットを死に追いやるのです。
そんなある日、新たな依頼が。今度のターゲットは、依頼主の足の不自由な父親。ふたりが毎晩、経営する店の様子をうかがいにやってくることをつきとめたクォックファイ、ここで仕込もうと計画を練るのですが…
…えー、あんまり書いちゃうとおもしろくないんで、このへんにしておきますが… クォックファイのルイス・クーがすごくよかったです! クールで理知的な殺人鬼でありながら、そのじつ、孤独をかかえているという影のある役がはまりまくってます。これを観て、いっぺんで彼のファンになっちゃったかもしんないです。女性の方なら、母性本能をくすぐられるんじゃないですかね~。とにかく、表情がすばらしいんですよ。
民間人の殺し屋ということで、感情移入しやすいし、特別な武器を使っているわけでもないし、こんなこともありそうと思わせてしまうリアリティもいいなと思いました。で、前半はハラハラひそかな緊張感がつづいて、後半からいっきに物語がべつのものになっちゃうと。
どんな物語になるかというと、これまた、書けないのですが… うーんと、えーと、こういうのって、現代人には共感できる部分が多いんじゃないですかね!!!
これをすぐれたドラマととるか、女々しいととるかで、作品評価もだいぶ変わってくるかと思います。わたしはすごくよかったし、共感もできます! たった86分しかないんですけど、かなり内容の濃い、密度の高い、いいものを観させてもらったという気になりました。
日本映画にも通じる抑えた演技もよかったです。この抑えた演技のなかに、その百倍、千倍くらいのいろいろな感情が見えるわけですよー、ああ~、これまた歯がゆいの!!
…ふう、思わず興奮してしまいましたが、こちらはかなりのオススメ作品です。ひとことでいうと、痛い映画なんですよね。心にね。
淋しげな横顔に、
ズキンときてしまうの♪
ルイス・クー。
完璧な殺人の
完成!!
紅一点のウーマン
(ミシェル・ウィー)。
ルーは自分たちが狙われていると気づき、
不審な男に目をとめるのですが…
頭のよさにくわえて、用心深さが彼らを存続させていたのです。
それが、思わぬ危機に直面したとき…!!
(2009)香港
出演…ルイス・クー
リッチー・レン
ミシェル・ウィー
監督…ソイ・チョイ
★★★☆
〔ストーリー〕
香港で暗躍する殺し屋グループは、クォックファイをリーダーとする民間人4人組。依頼をうけると標的を詳細に観察し、どう見ても事故としか思えない方法で殺害する。ある日、商店を営むワンから、足の悪い父親を殺害してほしいと依頼される。クォックファイとウーマン、ファティ、アンクルの四人は、殺害方法について策略をめぐらせ、入念にリハーサルするのだが… そこに、思いもしない事態が巻き起こり…!!
この作品も、ずっと気になっていたひとつです。
監督のソイ・チョイは、「ドッグ・バイト・ドッグ」(2006)で日本でも一躍注目されるようになりました。期待していた内容とずいぶんちがうので、驚きました… でもでも、かなーり出来のいい作品です! 邦題では、「意外」でいいのでしょうか。
香港映画って、あまり観ないのですよ。イメージからすると、アクションが多いんじゃないのかな? と、勝手に敬遠していたのですが。でも、アジア圏のホラーは最近また盛りかえしていて、おもしろいですよね。こちらはクライム・スリラーなのですが、まず、アイデアに惚れこみました。事故に見せかけた、プロの殺し屋!!
この殺し屋グループ、ど~う見てもごくフツーの民間人というのが、またイイんです。主人公のクォックファイを演じるのは、ルイス・クー。彼は緻密な計算とデータにもとづき、成功率の高い殺人方法を考える、いわばグループのブレイン。それに、セクシーなウーマンのミシェル・ウィー。ファティの愛称で親しまれる、ムードメーカーのラム・シュー。いちばん年配のアンクルは、フォン・ツェーフェンが演じています。
殺し屋ですから、報酬も高く、それに見あうきっちりとした殺しをしなければなりません。つまり、ぜったいに殺人と見破られないような、完璧に仕組まれた事故死!! 彼らはそれぞれ役割を担い、計算された手法で何度もリハーサルをくりかえしながら、ターゲットを死に追いやるのです。
そんなある日、新たな依頼が。今度のターゲットは、依頼主の足の不自由な父親。ふたりが毎晩、経営する店の様子をうかがいにやってくることをつきとめたクォックファイ、ここで仕込もうと計画を練るのですが…
…えー、あんまり書いちゃうとおもしろくないんで、このへんにしておきますが… クォックファイのルイス・クーがすごくよかったです! クールで理知的な殺人鬼でありながら、そのじつ、孤独をかかえているという影のある役がはまりまくってます。これを観て、いっぺんで彼のファンになっちゃったかもしんないです。女性の方なら、母性本能をくすぐられるんじゃないですかね~。とにかく、表情がすばらしいんですよ。
民間人の殺し屋ということで、感情移入しやすいし、特別な武器を使っているわけでもないし、こんなこともありそうと思わせてしまうリアリティもいいなと思いました。で、前半はハラハラひそかな緊張感がつづいて、後半からいっきに物語がべつのものになっちゃうと。
どんな物語になるかというと、これまた、書けないのですが… うーんと、えーと、こういうのって、現代人には共感できる部分が多いんじゃないですかね!!!
これをすぐれたドラマととるか、女々しいととるかで、作品評価もだいぶ変わってくるかと思います。わたしはすごくよかったし、共感もできます! たった86分しかないんですけど、かなり内容の濃い、密度の高い、いいものを観させてもらったという気になりました。
日本映画にも通じる抑えた演技もよかったです。この抑えた演技のなかに、その百倍、千倍くらいのいろいろな感情が見えるわけですよー、ああ~、これまた歯がゆいの!!
…ふう、思わず興奮してしまいましたが、こちらはかなりのオススメ作品です。ひとことでいうと、痛い映画なんですよね。心にね。
淋しげな横顔に、
ズキンときてしまうの♪
ルイス・クー。
完璧な殺人の
完成!!
紅一点のウーマン
(ミシェル・ウィー)。
ルーは自分たちが狙われていると気づき、
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頭のよさにくわえて、用心深さが彼らを存続させていたのです。
それが、思わぬ危機に直面したとき…!!
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
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