個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Daybreakers
(2009)オーストラリア/アメリカ
出演…イーサン・ホーク
ウィレム・デフォー
サム・ニール
監督…マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ
★★★★
〔ストーリー〕
近未来(…といっても、それほど未来じゃない!)の世界、人類は謎の病原体に冒されて、地球上の全人工のおよそ95パーセントが吸血鬼になってしまうという、異常事態が発生する。しかし、知性になんら変化があるわけでもなく、彼らは昼夜逆転の生活を送り、人類は血液を供給するために飼育されるエサとなる。その血液管理会社〈サブウェイ〉の研究員として働く、エドワード。彼は人類を家畜のように扱うことに心を痛め、人工血液の開発に力をそそいでいた… そんなある晩、帰り道に車の衝突事故を起こしてしまう。相手の車に乗っていたのはなんと、人間だった…!!
このポスターをはじめて見たとき、まさか吸血鬼映画だとは思いませんでした。
それ以上にびっくりしちゃったのは、監督のマイケル、ピーター・スピエリッグ兄弟、な、な、ななんと「Undead」(「アンデッド」2003)を撮ったご兄弟だったんですねー!!
いや~~、この出世ぶりにはわたしもほんと、驚きでした。「アンデッド」は、その個性的なストーリー展開、キャラのアクの強さで、ゾンビファンにもかなりの話題を集めました。わたしは、ゾンビよりもヒロインの顔がこわかった! という印象があります。
で、「アンデッド」のときもそうだったんですけど、こちらもしっかりSFホラーとなっています。出演陣も豪華すぎて、これまたびっくり。
近未来のアメリカ、人類は謎の病原体が介した病気で、地球上の約95パーセントがヴァンパイアになってしまうという、超異常事態に直面してしまいます。
ですが、いくらヴァンパイアといっても、食生活と生活形態が変化したくらいで、それまでの暮らしとなんら変わりはなし。ようするに、夜に活動するようになったということです。で、駅には〈キオスク〉みたいに、“血液バー” が並んでいます。そこでちょっと、仕事の前に一杯ひっかけて~、なんて生活をしているわけです。
世界中に血液を供給する巨大会社〈サブウェイ〉の社長はサム・ニール。そこで研究員として働くエドワード(イーサン・ホーク)は、ひとり心を痛めていました。どうにか人類と共存する方法はないものか? なにしろ、ヴァンパイアのほうが圧倒的に数が多いので、人類が滅亡してしまうのは目に見えています。それはヴァンパイアにとっても致命的な問題です。
ある晩、考えごとをしていたエドワード、車の事故を起こしてしまいます。相手の車に乗っていたのはなんと、オードリー(クラウディア・カーヴァン)をはじめとする人間グループでした。そうなのです、人間たちも、ヴァンパイアにつかまらないように、ひっそりと隠れ住んでいたりもするのです。それとはべつに、ヴァンパイアでも、人間でもない、完全に “バケモノ” になってしまった連中もまた、地下に隠れひそんでいるのですが…
エドワードは人道的ヴァンパイアなので、オードリーたちを助けてあげます。そして数日後、オードリーのほうからエドワードに接触があるのですが…
マシスンの 『地球最後の男』 が、「では、ノーマルとアブノーマルの境界はなんなのか?」というのをテーマにしていたのにくらべて、こちらはさらに半歩踏みこんで、「ノーマルとアブノーマルの境界が消えたとき、ひとはどこまでノーマルでいたいと思うのか?」という内容になっています。
前半、会話のシーンばっかりなんですけど、イーサン・ホークの魅力だけでじゅうぶんひっぱれます。そこに、人間グループのリーダーのデフォー様がくわわって、画面がステキすぎる♪ 状態になってきたころ、ストーリーも徐々に加速。ラストの超展開がとにかくおもしろかった。わたくし、こういう使い古されたストーリーで、斬新な部分を発見してしまいますと、ものすごーくうれしくなってしまうのです!!!
これは、ここ最近観たヴァンパイアものの映画のなかでは、ダントツの目新しさがありますね~。
やっぱりハリウッドとはちがう方向から作ったほうが、内容も変わったものになって楽しいんでしょうかね…?
舞台がほとんど夜ですから、それにあわせた近未来的な雰囲気もカッコよかったです。イーサン・ホークはイケメンすぎるし、デフォー様はすてきだし、ああ、それにしても、デフォー様!! 最後においしいところをガッチョリもっていってしまいます。これはデフォー様のアタリ役映画でもあるようです。
あと、エドワードの弟のフランキー役に、マイケル・ドーマン。どこかで聞いたことあるなと思っていたら、C・スミスの「Triangle」(「トライアングル」2009)に出ていた方でした。役者さんて、こんなに歳が変わっちゃうのがまたスゴイです。こちらのドーマン、ちゃんと少年ぽい青年になっちゃっています。
いちばんのポイントは、ヴァンパイアを “未知なる病原体” ととらえたところにあると思います。このご兄弟は、もともとこうしたサイファイものが好きなのでしょう。もしかしたら、続編が作られる可能性もありますけど… でも、個人的には新しいのがいいな!
はあ、それにしても、イーサン・ホークとデフォー様がステキすぎた。キャスティングで女性ファンを集めそうですが、ちゃんと切り株も入ってる優秀映画です!
吸血鬼のエドワードは、
〈サブウェイ〉の研究員。
ある晩、人間と
接触事故を起こして
しまいます!
人類存続の鍵を握るのは、
もちろんデフォー様!!
血液会社〈サブウェイ〉の
代表、サム・ニール。
こんなバケモノも
出てきます!!
(2009)オーストラリア/アメリカ
出演…イーサン・ホーク
ウィレム・デフォー
サム・ニール
監督…マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ
★★★★
〔ストーリー〕
近未来(…といっても、それほど未来じゃない!)の世界、人類は謎の病原体に冒されて、地球上の全人工のおよそ95パーセントが吸血鬼になってしまうという、異常事態が発生する。しかし、知性になんら変化があるわけでもなく、彼らは昼夜逆転の生活を送り、人類は血液を供給するために飼育されるエサとなる。その血液管理会社〈サブウェイ〉の研究員として働く、エドワード。彼は人類を家畜のように扱うことに心を痛め、人工血液の開発に力をそそいでいた… そんなある晩、帰り道に車の衝突事故を起こしてしまう。相手の車に乗っていたのはなんと、人間だった…!!
このポスターをはじめて見たとき、まさか吸血鬼映画だとは思いませんでした。
それ以上にびっくりしちゃったのは、監督のマイケル、ピーター・スピエリッグ兄弟、な、な、ななんと「Undead」(「アンデッド」2003)を撮ったご兄弟だったんですねー!!
いや~~、この出世ぶりにはわたしもほんと、驚きでした。「アンデッド」は、その個性的なストーリー展開、キャラのアクの強さで、ゾンビファンにもかなりの話題を集めました。わたしは、ゾンビよりもヒロインの顔がこわかった! という印象があります。
で、「アンデッド」のときもそうだったんですけど、こちらもしっかりSFホラーとなっています。出演陣も豪華すぎて、これまたびっくり。
近未来のアメリカ、人類は謎の病原体が介した病気で、地球上の約95パーセントがヴァンパイアになってしまうという、超異常事態に直面してしまいます。
ですが、いくらヴァンパイアといっても、食生活と生活形態が変化したくらいで、それまでの暮らしとなんら変わりはなし。ようするに、夜に活動するようになったということです。で、駅には〈キオスク〉みたいに、“血液バー” が並んでいます。そこでちょっと、仕事の前に一杯ひっかけて~、なんて生活をしているわけです。
世界中に血液を供給する巨大会社〈サブウェイ〉の社長はサム・ニール。そこで研究員として働くエドワード(イーサン・ホーク)は、ひとり心を痛めていました。どうにか人類と共存する方法はないものか? なにしろ、ヴァンパイアのほうが圧倒的に数が多いので、人類が滅亡してしまうのは目に見えています。それはヴァンパイアにとっても致命的な問題です。
ある晩、考えごとをしていたエドワード、車の事故を起こしてしまいます。相手の車に乗っていたのはなんと、オードリー(クラウディア・カーヴァン)をはじめとする人間グループでした。そうなのです、人間たちも、ヴァンパイアにつかまらないように、ひっそりと隠れ住んでいたりもするのです。それとはべつに、ヴァンパイアでも、人間でもない、完全に “バケモノ” になってしまった連中もまた、地下に隠れひそんでいるのですが…
エドワードは人道的ヴァンパイアなので、オードリーたちを助けてあげます。そして数日後、オードリーのほうからエドワードに接触があるのですが…
マシスンの 『地球最後の男』 が、「では、ノーマルとアブノーマルの境界はなんなのか?」というのをテーマにしていたのにくらべて、こちらはさらに半歩踏みこんで、「ノーマルとアブノーマルの境界が消えたとき、ひとはどこまでノーマルでいたいと思うのか?」という内容になっています。
前半、会話のシーンばっかりなんですけど、イーサン・ホークの魅力だけでじゅうぶんひっぱれます。そこに、人間グループのリーダーのデフォー様がくわわって、画面がステキすぎる♪ 状態になってきたころ、ストーリーも徐々に加速。ラストの超展開がとにかくおもしろかった。わたくし、こういう使い古されたストーリーで、斬新な部分を発見してしまいますと、ものすごーくうれしくなってしまうのです!!!
これは、ここ最近観たヴァンパイアものの映画のなかでは、ダントツの目新しさがありますね~。
やっぱりハリウッドとはちがう方向から作ったほうが、内容も変わったものになって楽しいんでしょうかね…?
舞台がほとんど夜ですから、それにあわせた近未来的な雰囲気もカッコよかったです。イーサン・ホークはイケメンすぎるし、デフォー様はすてきだし、ああ、それにしても、デフォー様!! 最後においしいところをガッチョリもっていってしまいます。これはデフォー様のアタリ役映画でもあるようです。
あと、エドワードの弟のフランキー役に、マイケル・ドーマン。どこかで聞いたことあるなと思っていたら、C・スミスの「Triangle」(「トライアングル」2009)に出ていた方でした。役者さんて、こんなに歳が変わっちゃうのがまたスゴイです。こちらのドーマン、ちゃんと少年ぽい青年になっちゃっています。
いちばんのポイントは、ヴァンパイアを “未知なる病原体” ととらえたところにあると思います。このご兄弟は、もともとこうしたサイファイものが好きなのでしょう。もしかしたら、続編が作られる可能性もありますけど… でも、個人的には新しいのがいいな!
はあ、それにしても、イーサン・ホークとデフォー様がステキすぎた。キャスティングで女性ファンを集めそうですが、ちゃんと切り株も入ってる優秀映画です!
吸血鬼のエドワードは、
〈サブウェイ〉の研究員。
ある晩、人間と
接触事故を起こして
しまいます!
人類存続の鍵を握るのは、
もちろんデフォー様!!
血液会社〈サブウェイ〉の
代表、サム・ニール。
こんなバケモノも
出てきます!!
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
INDEX
最新CM
[03/28 PatlealaRag]
[02/29 あぐもん]
[02/29 あぐまn]
[01/11 わかりません]
[01/01 クロケット]
[10/23 ナマニク]
[10/23 ナマニク]
[10/20 nasu]
[10/17 奈良の亀母]
[10/16 ななみ]
リンクなみなさま♪
気になる新作!
*A Lonely Place to Die
*Super 8
*Insidious
*The Woman
*Rammbock
*Season of the Wich
*Red Rising
*The Violent Kind
*Red White & Blue
*11-11-11
*The Feed
*Nang Phee
*Scream of the Banshee
*Dylan Dog: Dead of the Night
*Misteri Hantu Selular
*The Silent House
*Who Are You
*I Didn't Come Here to Die
*Famine
*I'm not Jesus Mommy
*Monster Brawl
*Some Guy Who kills People
*Falling Skies
*The Wicker Tree
*Hisss
*ChromSkull: Laid to RestⅡ
*Father's Day
*Drive Angry
*Fertile Ground
*Wake Wood
*Mientras Duermes
*Hobo with a Shotgun
*Atrocious
*KaraK
*Penunggu Istana
*Borre
*The Broken Imago
*Madison Country
*Viy
*Jenglot Pantai Selatan/Beach Creature
*Urban Explorer
*Los Infectados
*Isolation
*2002 Unborn Child
*The Pack
*El Incidente
*Rat Scratch Fever
*4bia
最新記事
(10/16)
(10/11)
(10/07)
(10/04)
(10/01)
(09/30)
(09/29)
(07/17)
(06/29)
(06/19)
ブログ内検索
最新TB
アーカイブ
みなさまの足跡
アクセス解析