個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Epitaph
(2007)韓国
出演…ク・ジン
キム・ボギョン
リー・ドンギュル
監督…チョン・ボムシク
チョン・シク
★★★
〔ストーリー〕
妻に先立たれ、娘とふたり暮らしの病院長。その娘さえも、ある晩事故で失ってしまう。生きがいを失くした彼が思い出すのは、過去のできごと… 1946年、インターンとして勤めはじめた病院で起こった、不可解で不気味な事件とは…??
例によって例のごとく、登場人物の名前がまったくわかりません、すいません!!
邦題では、「奇談」でよいのでしょうか~
新作がどうも滞りがち(?)なようなので、観たかったんだよね、これ! シリーズをいこうかと思います。えーと、最近の韓国ホラーは盛り下がるいっぽうなんですが、このころはわりかしおもしろい作品が多かったようです。この作品も、ずっと以前から気になっていたのですが、今回やっと鑑賞することができました。病院を舞台にした、オムニバス・ホラー。
主人公の青年(ク・ジン)は、インターン中の医学生。彼が勤務することになった病院は女性院長がいまして、とある外科チームに配属されます。そこには腕利きの外科医(リー・ドンギュル)、若くして脳外科の旗手となった医師(チェ・ジェファン)、先輩の美形女医(キム・ボギョン)、おなじくインターン仲間の学生たち…
なのですが、インターンをはじめて早々、事件が起きます。なんと、日本人兵士ばかりを狙った連続殺人が横行していまして、またひとり犠牲者が…!! いみじくも、そのころ湖から少女の遺体があがります。彼女は胸を切り裂かれていました…
あらすじを読んだ時点で、ヒヤッとする部分がふくまれているのかなーと、心配しちゃったんですが、そんなことはありませんでした。とりあえず、日本人がたくさん出てきます。といっても、みなさんカタコトの日本語なので、違和感アリアリなんですけどね。
最初のお話。
青年ク・ジンは少女の遺体のうつくしさに惹かれて、彼女の絵を描いたり、話しかけたり。指輪が落ちたと思ったら、少女の指にはめようとしても、サイズがちがいます。これ、どこから落ちてきたんだろう? そしてある晩、不思議なすすり泣きを聞いてしまいます。泣き声が聞こえる部屋にむかってみると…??
つぎのお話。
外科医リーのもとに、交通事故に遭った9才の女の子が運びこまれてきます。彼女はいったん回復したかと思えて… 毎晩、不可解な発作と痙攣をくりかえすようになってしまいます。彼女はなにを見て、そんなにおびえているのか? 少女と会話するようになって、事故が起きた経緯が知れてくると… そこには死んだ美人の母親、継父の日本人男性が登場するのですが…
最後のお話。
脳外科医のファジンは、じつは女医のキムと恋人同士。研究も順調に進み、キムとの関係もうまくいっているように思えましたが… ある晩、彼女のおっそろしい秘密を知ってしまうのです!!
簡単なストーリー説明をしますと、こんな感じです。
感触としましては、ホラーというより、イメージ先行の上質な映画みたいです。画面のひとつひとつが絵のようにきれいで、印象的なシーンがたくさんあります。で、幻想的な内容なのかというと、そうでもなく…?
まず、冒頭の幽霊が登場するシーンが秀逸なのですよ。へんなこけおどしやわざとらしさがまったくなく、ごく自然に、ふっと画面に入ってくる。この自然さが、逆にこわいんです! 幽霊のリアリティって、自然なのがいちばんですもんね。
ほかにもやたらおっかない幽霊とか(意味不明のあえぎ? が妙にこわかった!!)、お約束のどんでん返しとか(このへん、若干くどいです)、ドラマティックな展開がてんこもりで楽しいです。あと、アジア映画って、欧米ホラーがエフェクト重視なのにくらべて、あくまで役者主体ですよね。時代遅れといえばそれまでなんですけど、そのため、殺害シーンがやたらキョワかったりします。キョワイよ~、真に迫りすぎてるよっ!!
わたしの知識はまったくにわかですので、くわしいことはわからないのですが… どーも、出演者のひとりがお亡くなりになっているみたいです。韓国の芸能界って、自殺が多いですもんね。これは彼の遺作となってしまったのでしょうか…?
でも、映画の出来はなかなかのものだと思います。オムニバスといっても、一応ひとつの作品としてつながっていまして、ときどき時間軸がごっちゃになる。結末も合理的できれいです。
妙にもの哀しくて、幽霊の描き方や死の観念なんかが現実的。観ておいて損のない作品だと思います。
左から、
青年ク・ジン、
女医のキム、
外科医のリー。
また日本人兵士が
殺されちゃったよ!!
少女の背後に
迫るものは…?!?
死んだ娘に魅入られ
ちゃったク・ジンは…
おそろしい過去が、
つぎつぎと明らかに!!!
(2007)韓国
出演…ク・ジン
キム・ボギョン
リー・ドンギュル
監督…チョン・ボムシク
チョン・シク
★★★
〔ストーリー〕
妻に先立たれ、娘とふたり暮らしの病院長。その娘さえも、ある晩事故で失ってしまう。生きがいを失くした彼が思い出すのは、過去のできごと… 1946年、インターンとして勤めはじめた病院で起こった、不可解で不気味な事件とは…??
例によって例のごとく、登場人物の名前がまったくわかりません、すいません!!
邦題では、「奇談」でよいのでしょうか~
新作がどうも滞りがち(?)なようなので、観たかったんだよね、これ! シリーズをいこうかと思います。えーと、最近の韓国ホラーは盛り下がるいっぽうなんですが、このころはわりかしおもしろい作品が多かったようです。この作品も、ずっと以前から気になっていたのですが、今回やっと鑑賞することができました。病院を舞台にした、オムニバス・ホラー。
主人公の青年(ク・ジン)は、インターン中の医学生。彼が勤務することになった病院は女性院長がいまして、とある外科チームに配属されます。そこには腕利きの外科医(リー・ドンギュル)、若くして脳外科の旗手となった医師(チェ・ジェファン)、先輩の美形女医(キム・ボギョン)、おなじくインターン仲間の学生たち…
なのですが、インターンをはじめて早々、事件が起きます。なんと、日本人兵士ばかりを狙った連続殺人が横行していまして、またひとり犠牲者が…!! いみじくも、そのころ湖から少女の遺体があがります。彼女は胸を切り裂かれていました…
あらすじを読んだ時点で、ヒヤッとする部分がふくまれているのかなーと、心配しちゃったんですが、そんなことはありませんでした。とりあえず、日本人がたくさん出てきます。といっても、みなさんカタコトの日本語なので、違和感アリアリなんですけどね。
最初のお話。
青年ク・ジンは少女の遺体のうつくしさに惹かれて、彼女の絵を描いたり、話しかけたり。指輪が落ちたと思ったら、少女の指にはめようとしても、サイズがちがいます。これ、どこから落ちてきたんだろう? そしてある晩、不思議なすすり泣きを聞いてしまいます。泣き声が聞こえる部屋にむかってみると…??
つぎのお話。
外科医リーのもとに、交通事故に遭った9才の女の子が運びこまれてきます。彼女はいったん回復したかと思えて… 毎晩、不可解な発作と痙攣をくりかえすようになってしまいます。彼女はなにを見て、そんなにおびえているのか? 少女と会話するようになって、事故が起きた経緯が知れてくると… そこには死んだ美人の母親、継父の日本人男性が登場するのですが…
最後のお話。
脳外科医のファジンは、じつは女医のキムと恋人同士。研究も順調に進み、キムとの関係もうまくいっているように思えましたが… ある晩、彼女のおっそろしい秘密を知ってしまうのです!!
簡単なストーリー説明をしますと、こんな感じです。
感触としましては、ホラーというより、イメージ先行の上質な映画みたいです。画面のひとつひとつが絵のようにきれいで、印象的なシーンがたくさんあります。で、幻想的な内容なのかというと、そうでもなく…?
まず、冒頭の幽霊が登場するシーンが秀逸なのですよ。へんなこけおどしやわざとらしさがまったくなく、ごく自然に、ふっと画面に入ってくる。この自然さが、逆にこわいんです! 幽霊のリアリティって、自然なのがいちばんですもんね。
ほかにもやたらおっかない幽霊とか(意味不明のあえぎ? が妙にこわかった!!)、お約束のどんでん返しとか(このへん、若干くどいです)、ドラマティックな展開がてんこもりで楽しいです。あと、アジア映画って、欧米ホラーがエフェクト重視なのにくらべて、あくまで役者主体ですよね。時代遅れといえばそれまでなんですけど、そのため、殺害シーンがやたらキョワかったりします。キョワイよ~、真に迫りすぎてるよっ!!
わたしの知識はまったくにわかですので、くわしいことはわからないのですが… どーも、出演者のひとりがお亡くなりになっているみたいです。韓国の芸能界って、自殺が多いですもんね。これは彼の遺作となってしまったのでしょうか…?
でも、映画の出来はなかなかのものだと思います。オムニバスといっても、一応ひとつの作品としてつながっていまして、ときどき時間軸がごっちゃになる。結末も合理的できれいです。
妙にもの哀しくて、幽霊の描き方や死の観念なんかが現実的。観ておいて損のない作品だと思います。
左から、
青年ク・ジン、
女医のキム、
外科医のリー。
また日本人兵士が
殺されちゃったよ!!
少女の背後に
迫るものは…?!?
死んだ娘に魅入られ
ちゃったク・ジンは…
おそろしい過去が、
つぎつぎと明らかに!!!
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
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