個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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The Night Strangler
(1973)アメリカ
出演…ダレン・マクギャビン、サイモン・オーク
ランド、ジョー・アン・フラッグ、
ウォーリー・コックス
監督…ダン・カーティス
脚本…リチャード・マシスン
★★☆
〔ストーリー〕
シアトルで若い女性ばかりを狙う連続絞殺事件が発生。犠牲者は怪力で喉の骨を粉々に砕かれていて、後頭部に微小の採決痕が残っていた。事件の異様さに注目した中年記者のコルチャックは、やがて21年前にも同様の手口の未解決事件があったことを突き止めるのだが…!
懐かしいな~ とお思いの方、海外ドラマにくわしい方ですね!
じつはこれ、カルト的な人気を博したTVドラマシリーズ「事件記者コルチャック」(1974~75)のパイロット版のうちの一作なんです。邦題では「魔界記者コルチャック/脳髄液を盗む男」となっています。
コルチャック・シリーズは非常に人気が高く、それというのも、たった20話しか製作されなかった(原作者とトラブってしまったため)という希少価値もあるんですが、正直なところ、TVシリーズのほうはそれほどでも… といった内容が多いです。ですが、こちらのパイロット版(…といいますか、もう完全に単発TV映画ですよね!)は、前作「The Night Stalker」(「魔界記者コルチャック/ラス・ベガスの吸血鬼」1972)と同様、脚本がリチャード・マシスン。マシスンといえば、『地球最後の男』、『縮みゆく人間の恐怖』、『地獄の家』、そして、「ミステリー・ゾーン」(1959~65)! 内容も期待通りの、クラシックなホラーとなっています。
コルチャック(ダレン・マクギャビン)は、愛すべき冴えない中年記者。一匹狼タイプで、いつも編集長のヴィンセント(サイモン・オークランド)と衝突しています。そこへ、女性を狙った絞殺事件が発生。コルチャックはそこに不穏な気配を嗅ぎとり、おなじ手口の事件が21年前にも起きていたことを突き止めます。これはもしや、同一犯による連続殺人事件では…? しかし、出版社はもとより、観光事業の阻害を心配するシアトル市警は、彼のことをまったく相手にしません。行き詰まったコルチャックは、友人を殺害されたダンサーのルイーズ(ジョー・アン・フラッグ)の協力を得て、犯人をおびきだそうとするのですが…
まず、ストーリーの大半が犯人探し… ではなくて、中年男コルチャックの孤独な戦いになっています。「21年ごとに出現する絞殺魔」 なんてだれもまともに聞いてくれず、同僚のおばはんライターにからかわれて、ムキーッとなってタイプ原稿を破いちゃったり、逮捕されちゃったりと、さんざんな目に遭うんですが、この “真実を追究する”、“隠蔽体質と戦う” といった構図は、まんま「Xファイル」(1993~94)に受け継がれたパターンですよね。
また、映像というメディアは時間の侵食されてしまうことが早いんですが、こちらはコルチャックのキャラクター、古きよきアメリカの雰囲気がかえって幸いしていて、さほどそういったことは感じません。火災によって放置されたシアトルの地下都市で、南北戦争以来生きつづけている不死身の怪物を追いつめていく… なんて、ストーリーを聞いただけでもワクワクしてしまいますよね。
なお、2005年には「ナイトストーカー」のタイトルでリメイクが放映されています。前作「ナイトストーカー」を傑作に押す人も多く、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょう。
戦う中年男、コルチャック
(ダレン・マクギャビン)!
編集長のヴィンセント(サイモン・
オークランド)。コルチャックとは
ケンカばかりしています。
夜道をゆく美女… 気をつけて
くださいね~!
目撃者の証言から、こんな
奇怪な犯人像が浮かびあが
りました!
とうとう真実に近づいたコルチャック!
たどりついた廃墟の地下街には、無数のミイラが…!!
(1973)アメリカ
出演…ダレン・マクギャビン、サイモン・オーク
ランド、ジョー・アン・フラッグ、
ウォーリー・コックス
監督…ダン・カーティス
脚本…リチャード・マシスン
★★☆
〔ストーリー〕
シアトルで若い女性ばかりを狙う連続絞殺事件が発生。犠牲者は怪力で喉の骨を粉々に砕かれていて、後頭部に微小の採決痕が残っていた。事件の異様さに注目した中年記者のコルチャックは、やがて21年前にも同様の手口の未解決事件があったことを突き止めるのだが…!
懐かしいな~ とお思いの方、海外ドラマにくわしい方ですね!
じつはこれ、カルト的な人気を博したTVドラマシリーズ「事件記者コルチャック」(1974~75)のパイロット版のうちの一作なんです。邦題では「魔界記者コルチャック/脳髄液を盗む男」となっています。
コルチャック・シリーズは非常に人気が高く、それというのも、たった20話しか製作されなかった(原作者とトラブってしまったため)という希少価値もあるんですが、正直なところ、TVシリーズのほうはそれほどでも… といった内容が多いです。ですが、こちらのパイロット版(…といいますか、もう完全に単発TV映画ですよね!)は、前作「The Night Stalker」(「魔界記者コルチャック/ラス・ベガスの吸血鬼」1972)と同様、脚本がリチャード・マシスン。マシスンといえば、『地球最後の男』、『縮みゆく人間の恐怖』、『地獄の家』、そして、「ミステリー・ゾーン」(1959~65)! 内容も期待通りの、クラシックなホラーとなっています。
コルチャック(ダレン・マクギャビン)は、愛すべき冴えない中年記者。一匹狼タイプで、いつも編集長のヴィンセント(サイモン・オークランド)と衝突しています。そこへ、女性を狙った絞殺事件が発生。コルチャックはそこに不穏な気配を嗅ぎとり、おなじ手口の事件が21年前にも起きていたことを突き止めます。これはもしや、同一犯による連続殺人事件では…? しかし、出版社はもとより、観光事業の阻害を心配するシアトル市警は、彼のことをまったく相手にしません。行き詰まったコルチャックは、友人を殺害されたダンサーのルイーズ(ジョー・アン・フラッグ)の協力を得て、犯人をおびきだそうとするのですが…
まず、ストーリーの大半が犯人探し… ではなくて、中年男コルチャックの孤独な戦いになっています。「21年ごとに出現する絞殺魔」 なんてだれもまともに聞いてくれず、同僚のおばはんライターにからかわれて、ムキーッとなってタイプ原稿を破いちゃったり、逮捕されちゃったりと、さんざんな目に遭うんですが、この “真実を追究する”、“隠蔽体質と戦う” といった構図は、まんま「Xファイル」(1993~94)に受け継がれたパターンですよね。
また、映像というメディアは時間の侵食されてしまうことが早いんですが、こちらはコルチャックのキャラクター、古きよきアメリカの雰囲気がかえって幸いしていて、さほどそういったことは感じません。火災によって放置されたシアトルの地下都市で、南北戦争以来生きつづけている不死身の怪物を追いつめていく… なんて、ストーリーを聞いただけでもワクワクしてしまいますよね。
なお、2005年には「ナイトストーカー」のタイトルでリメイクが放映されています。前作「ナイトストーカー」を傑作に押す人も多く、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょう。
戦う中年男、コルチャック
(ダレン・マクギャビン)!
編集長のヴィンセント(サイモン・
オークランド)。コルチャックとは
ケンカばかりしています。
夜道をゆく美女… 気をつけて
くださいね~!
目撃者の証言から、こんな
奇怪な犯人像が浮かびあが
りました!
とうとう真実に近づいたコルチャック!
たどりついた廃墟の地下街には、無数のミイラが…!!
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コルチャック
事件記者コルチャックが普通のドラマと違うのは事件の犯人が吸血鬼やゾンビ、切り裂きジャックなど普通の人間じゃないとことですね。
ある本によるとは「地獄をさまよう悪霊ラクシャサ」というエピソードがおすすめだそうです。この悪霊はその人が一番信頼する相手に変身するそうで、対決の際に信頼する相手のいないコルチャックの眼の前に現れたのは・・・。という話だそうです。
2005年のリメイクは7話で打ち切りになったみたいです。
ある本によるとは「地獄をさまよう悪霊ラクシャサ」というエピソードがおすすめだそうです。この悪霊はその人が一番信頼する相手に変身するそうで、対決の際に信頼する相手のいないコルチャックの眼の前に現れたのは・・・。という話だそうです。
2005年のリメイクは7話で打ち切りになったみたいです。
これ!
ななみさん、皆さんおはようございます。
これ、大好きでしたよ。「私は、コルチャック。インディペンデント通信社の事件記者だ。」~って。
妙に胴体の長い、首なしライダーとか、ばったもんの匂いプンプンでした。
リメイクは、実は10話まであります。
まだ未見ですが、DVDに落してます。
オリジナルの雰囲気はないですね。
妻殺しの容疑をかけられたコルチャックの話(なんか『逃亡者』みたい・・・)、妻を殺した謎の存在を追うコルチャックと、行く先々で起こる怪事件(なんか『スーパー・ナチュラル』みたい・・・)、コルチャックを追う刑事、元同僚などなど・・・・・・・・
これ、大好きでしたよ。「私は、コルチャック。インディペンデント通信社の事件記者だ。」~って。
妙に胴体の長い、首なしライダーとか、ばったもんの匂いプンプンでした。
リメイクは、実は10話まであります。
まだ未見ですが、DVDに落してます。
オリジナルの雰囲気はないですね。
妻殺しの容疑をかけられたコルチャックの話(なんか『逃亡者』みたい・・・)、妻を殺した謎の存在を追うコルチャックと、行く先々で起こる怪事件(なんか『スーパー・ナチュラル』みたい・・・)、コルチャックを追う刑事、元同僚などなど・・・・・・・・
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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