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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   The Ghost Writer




(2010)フランス/ドイツ/イギリス
出演…ユアン・マクレガー
ピアース・ブロスナン
オリヴィア・ウィリアムズ
監督…ロマン・ポランスキー
★★★★

〔ストーリー〕
 イギリス元首相ラングの回顧録のゴーストライターを担当することになった、青年(ユアン・マクレガー)。彼の別荘があるアメリカ東海岸の島に渡り、仕事をはじめることになるのだが… じつは、回顧録のほとんどはすでに完成されていて、前任者の跡を引き継ぐかたちとなっていた。この前任者、謎の失踪をとげているらしいと、ゴーストライターの青年は気づくことになるのだが…


 おもしろい、おもしろいと評判だったので、つい。
ほんとにおもいろいです。あまりの緊張感に、心臓が痛くなっちゃう映画です。
あの傑作サスペンス「Chinatown」「チャイナタウン」1974)にもひけをとらない、一級ミステリだと思います。

 たぶん、ほとんどの方はご存知かと思いますが~
 この作品は現実の政治問題とシンクロしています。元英国首相のあの方ですが、作中のラングとおなじように、戦争犯罪裁判問題がもちあがっています。そこへタイムリーなこの作品、完成までには道のりもやや(?)険しかったみたいです。でも、期待どおりの極上サスペンスとなっております!

 物語は、主人公の青年(ユアン・マクレガー)が、引退した前英国首相ラングの回顧録のゴーストライターをひきうけるところから、はじまります。そこで、ラングが現在生活の拠点としている、アメリカ東海岸の小さな島に渡り、そこで執筆活動をはじめることになるのですが…

 じつは、前任者のゴーストライターがいたのです。ユアンはセカンドでした。それで、前任者の残した原稿をもとに、あれこれ調査、勉強をすすめていくんですが… 数日前に、島の海岸で遺体があがったことを知り、それが前任者ではないかと疑うようになります。ついでにユアン、余計なことまで知ってしまい、トラブルに巻きこまれてしまう~!! というもの。

 政治的な内容と聞いて、わたしにもちゃんと理解できるかなーと、心配だったんですけど… そんなことはありませんでした。だれにでも理解できる、単純明快なミステリです。まず、俳優陣の演技がすばらしいのです。

 元首相ラングのピアース・ブロスナンが、ほんとにはまり役です。画面を通して、政治家っぽい貫禄が出てきちゃうから、あら不思議! ついでに、彼の秘書のアリスに「セックス・アンド・ザ・シティ」のキム・キャトラル。わたしはこのドラマ、一度も観たことはないんですが、テレビ出身の女優さんでも、ムービースターたちと対等に渡りあえちゃうんだなーと、ちょっと感動しました。

 ラングの妻ルース役には、オリヴィア・ウィリアムズ。この役柄には、もうこの方以外に考えられませんー!! それはたぶん、見ればわかるのです~

 主人公のユアン・マクレガーなんですが、名前がないんですよね。一応自己紹介するときにも、「あなたのゴーストです」なんて。わたしはユアン・マクレガーって、よく知らないときには、なんでこの人が「スター・ウォーズ」に抜擢されたんだろう? と、不思議だったんですけど…

 無知ですいませんでした~~っっ!!! この方、見るたびに魅力が増すステキな役者さんだと思います。殺し屋に恋しちゃう元FBI捜査官だっけ? から、すっかりファンになりました。彼の表情が、とにかくいいのです! それで全体がぐっと引き締まり、痛いほどのリアル感が生みだされています。

 この一流の俳優さんたちのたしかな演技と、巧みな演出、最後まで持続する緊張感! なんでしょうねー、この全体をただよう上品な緊張感は!!

 結末は、まあ、ある程度政治に敏感な人なら、予想がついちゃうかと思いますが… でも、ちょっと展開が斬新でおもしろいです。わたしはここ、いちばんポランスキー監督らしいかなと思いました。「チャイナタウン」のあの、ラストで残酷な事実をドン! と突きつける衝撃、とまではいきませんが… ですが、それに比肩しうるすばらしい構成です。

 あんまり内容を書かないほうがいいかと思いますので、このへんで~

 それで、完成に多少なりとも苦労を要したようなんですけど、だれだって三十ン年前の淫行事件が、なんで急に持ちあがってきたんだろう?? って、疑問に思いますよねー。わたしも不思議でした!! 現実の陰謀のほうが、もっとずっと複雑怪奇でおっかないことになっているのかもしれません…









役者の資質は、
表情でキマる!
ただのハンサムじゃない
ところが好き!








こんなに首相っぽい人
だと思わなかった(笑)
ピアース・ブロスナン。









妻のオリヴィア・
ウィリアムズ。









ユアンは聡明すぎ
ちゃったため…









余計なことに首を
突っこんでしまい…!!







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無題
こんばんわです!
茶栗鼠は映画情報に精通していると思ってたんですが、この映画は知らなかったです(泗)。
いやぁ、日本じゃユアンファンがいなくて寂しいですねぇ。『ムーラン・ルージュ』とか『スター・ウォーズ』とか何かしらのマイケル・ベイさんの大作ですとか(製作費が)でてるのに、なんかジョニー・デップさんみたいにニワカファンが少ないのが嫌です。残念ではないですが。
面白そうなので、DVDで見つけたら観てみます^^
茶栗鼠 URL 2010/10/23(Sat)10:51:20 編集
宣伝しにくいのでしょうか
>茶栗鼠さん
あっ、そうなんですか、意外です。わりと評判いいほうなので、みなさんご存知かと思っちゃってました。
たぶん、硬派な内容なので、一般的な映画ファンにはとっつきにくいんでしょうかね…?
ユアンはわたしも大好きな役者さんです。いい作品に恵まれているはずなのに、ほんと、にわかファンがすくないですよね!!なんででしょう??
でも、そこがいいんですー、わたしだけのユアンだから!!(なんちて♪)
あー、今度地上波で「アイランド」が放映されるはずです、ひそかに楽しみにしています。
これは大人むけサスペンスですね…内容がどうこういうより、品のよい緊張感につつまれてます。ポランスキー監督の腕は、まったく衰えていませんね!
ななみ 2010/10/23(Sat)22:59:04 編集
日本公開に期待
監督も素晴らしいし、有名どころも出ているし、
この作品は公開してほしいと思います。
つーか劇場で観たいぞな。
nasu 2010/10/26(Tue)12:27:12 編集
豪華で質が高い作品
>nasuさん
わたしも劇場公開されてほしいです!!
こういう作品を公開しなかったら、そもそも映画館はなんのためにある~~
大御所の技巧とは、まさにこういうことなのですねと、納得できる作品です。nasuさんの琴線にぜったいひっかかると思ってました!!
ななみ 2010/10/28(Thu)00:09:53 編集
ユアン大好き
最近、DVDで「フィリップ君を愛してる」を見て、かわいい瞳のユアン・マクレガーのことが大好きになりました。それからユアンの作品を見まくっていて、特に驚いたのはユアンて、オビワン・ケノビだったんですね。素敵!トレインスポッテイィングのユアンもすごく魅力的だったし、アイランドのユアンは男らしくてかっこいいし、ムーランルージュのユアンには歌声とその素敵な笑顔にノックアウトされ、とにかく今まで生きてきた中で、一番好きな俳優さんです。瞳が美しくていつまでも見ていたい。そうそうバイクでチャーリーと旅するLong Way Downもすごくよかったです。素顔のユアンもすごく素敵!これからもユアンを応援していきます。I love Ewan.熱烈なユアンのフアンはちゃんといますよ。
009 2011/05/23(Mon)20:13:13 編集
009さん♪
ユアン・ファンの方に、はじめていらしていただきました…!!!
初コメどうもありがとうございますー、わたしもユアン大好きです♪♪
そうですよね、あのキュートなはにかみ笑顔、たまんないですよね!目がきれいっていうの、すごくよくわかります。わたしもじーっと見つめていたい~~
ほんと、オビワンのときは、ちっともなんとも思わなかったんですけど、こんなにいい役者さんなんだって、最近になって気づきはじめています。
たぶん、人柄も影響しているのかな?うまく表現できないですけど、彼の役者としての志や態度なんかがとてもステキです。でも、一番ステキなのはやっぱり、映画のなかの表情だと思いますーーーー
「Long Way Down」は、まだ観ていないんですよ。でも、これも評価いいですよね!009さんがオススメするなら、楽しそう!
わたしもユアンの活躍を陰ながら応援して、期待しています。こんな男前なんですもん、気になっちゃいますよねー!!
ななみ 2011/05/23(Mon)21:06:54 編集
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映画「ゴースト・ライター」東京国際映画祭/WORLD CINEMA・部門)
「ゴースト・ライター」★★★☆ ユアン・マクレガー 、 ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル 、オリヴィア・ウィリアムズ出演 ロマン・ポランスキー監督、128分 、2010年 フランス=ドイツ=イギリス | (原題:The Ghost Writer [ The Ghost ])                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 東京国際映画祭・ワールドシネマ部門作品 映画祭の2本目は、ユアン・マク...
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
ねこじかんです

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