個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Pontypool
(2008)カナダ
出演…スティーヴン・マクハノティ
リサ・ホウル
ジョージアナ・レイリー
監督…ブルース・マクドナルド
★★★☆
〔ストーリー〕
カナダの田舎町ポンティプールのラジオ局のDJグラントは、局にむかう途中、不思議な出来事に遭遇する。赤信号で車を停めていると、突然女性が窓を叩く。驚いた彼が、「どうしたんですか?」 と訊くと、女性は 「どうしたんですか? どうしたんですか?」 と、彼の言葉をくりかえし、吹雪のなかを見えなくなってしまう。「おい!どこにいったんだ!」 すると今度は男性の声が、「おい!どこにいったんだ、どこにいったんだ…」と、くりかえすだけ。
不気味に思いながらも、ラジオ局に到着するグランド。女性アシスタントのシドニー、ローレルと一緒に番組をはじめることに。だが、おそろしい恐怖がすぐそこに迫っていた…!!
事前にあまり情報が入ってこなくて、勝手にゾンビものだと思ってたんですが…
まあ、たしかにゾンビ亜流の内容なんですけど、今回はさきにネタバレしてしまいます。この作品、キングの 『セル』 みたいな感じなんですねー。
なんだか最近?こんな集団狂人ものが流行ってるみたいなんですが、わたしこういうの、大好きなんです。大好きなんですけど、あまりにも似たような作品が多いと、ちょっと方向性を変えてみたり、新しいことが入ってこないと、さすがにきびしいかなと思いますよね。「The Signal」(「地球最後の男たち/THE SIGNAL」2007)なんかは、コンセプトがよかったりしたんですが。
なんですが、この作品も非常におもしろいです!! どこがどうおもしろいのか、説明したいと思いまーす。
監督のブルース・マクドナルドは、「ロードキル」(1989)、「ピクチャークレア」(2001)あたりが有名なんでしょうか。ちなみに前者はホラーじゃありません。なんか、ハッピーなロードムービーのようです。あと、テレビ関係の仕事が圧倒的に多いです。
そんなマクドナルド監督が、トニー・バージェスのベストセラー小説を映画化しました。トレイラーを見ても、いまいちおもしろさが伝わってこず、ひどく地味な作品なん
じゃないのかな? と、思ってたんですが…
主役のDJを演じるのは、スティーヴン・マクハノティ。女性アシスタントのシドニー役にリサ・ホウル、ローレル役にはジョージアナ・レイリー。この3人がカナダの田舎町のラジオ局にとじこもって、しだいに外の異変に気づき、その恐怖にとらわれていく… そんな内容なんですが…
はっきり申しあげまして、たしかに内容は地味です。派手なことはいっさいなし。まず、登場人物がほとんどこの3人で、舞台もラジオ局がほとんど。そして外の異変を伝える手段が、音声のみ(当然、ラジオ局ですから!)なんですよ。なんですが、これがびっくりしちゃうくらい迫真の展開になっていまして、かなり入りこんで観れちゃう代物になっているんですよ!
ホラー、それもレベルの高いホラーというのは、わかりやすいお化けが出てきたり、モンスターが大暴れする必要はないんです。日常の風景に、「一片の変事」 が起こればいい。それが徐々に、大きな恐怖を生みだしていけばいい… と、頭では理解していても、そんな高度は技は、当然だれもができるわけもないわけでして。
ですが、マクドナルド監督は、それをじつに見事にやってのけちゃってます。わたしは途中で、「なんかこれ、〈ミステリー・ゾーン〉みたい!」 とか思いました。あとでインタビューを読んでわかったのですが、監督本人は、オーソン・ウェルズの 『宇宙戦争』 を念頭に置いて撮ったとのこと。なーるほど、どうりでむかし懐かしいホラーテイストが感じられるわけです。
が、当然懐かしいだけじゃなくて、いま的なテイストもあります。狂気の感染方法がまずそれ。主人公がDJであることにも注目です。さあ、ラジオ局にとじこめられてしまった3人の運命は…??
興奮のあまり得点を高くしてしまいましたが、たぶんこの作品、入りこんじゃうと、すんごくおもしろいんじゃないかと思います。まずは、高度な技をご堪能ください!!
グラント役のスティー
ブン・マクハノティ。
シドニー役のリサ・
ホウル。
ローレル役の
ジョージアナ・
レイリー。
外でなにかが起こって
いる…?!?
ひい~、
だずげて!!!
(2008)カナダ
出演…スティーヴン・マクハノティ
リサ・ホウル
ジョージアナ・レイリー
監督…ブルース・マクドナルド
★★★☆
〔ストーリー〕
カナダの田舎町ポンティプールのラジオ局のDJグラントは、局にむかう途中、不思議な出来事に遭遇する。赤信号で車を停めていると、突然女性が窓を叩く。驚いた彼が、「どうしたんですか?」 と訊くと、女性は 「どうしたんですか? どうしたんですか?」 と、彼の言葉をくりかえし、吹雪のなかを見えなくなってしまう。「おい!どこにいったんだ!」 すると今度は男性の声が、「おい!どこにいったんだ、どこにいったんだ…」と、くりかえすだけ。
不気味に思いながらも、ラジオ局に到着するグランド。女性アシスタントのシドニー、ローレルと一緒に番組をはじめることに。だが、おそろしい恐怖がすぐそこに迫っていた…!!
事前にあまり情報が入ってこなくて、勝手にゾンビものだと思ってたんですが…
まあ、たしかにゾンビ亜流の内容なんですけど、今回はさきにネタバレしてしまいます。この作品、キングの 『セル』 みたいな感じなんですねー。
なんだか最近?こんな集団狂人ものが流行ってるみたいなんですが、わたしこういうの、大好きなんです。大好きなんですけど、あまりにも似たような作品が多いと、ちょっと方向性を変えてみたり、新しいことが入ってこないと、さすがにきびしいかなと思いますよね。「The Signal」(「地球最後の男たち/THE SIGNAL」2007)なんかは、コンセプトがよかったりしたんですが。
なんですが、この作品も非常におもしろいです!! どこがどうおもしろいのか、説明したいと思いまーす。
監督のブルース・マクドナルドは、「ロードキル」(1989)、「ピクチャークレア」(2001)あたりが有名なんでしょうか。ちなみに前者はホラーじゃありません。なんか、ハッピーなロードムービーのようです。あと、テレビ関係の仕事が圧倒的に多いです。
そんなマクドナルド監督が、トニー・バージェスのベストセラー小説を映画化しました。トレイラーを見ても、いまいちおもしろさが伝わってこず、ひどく地味な作品なん
じゃないのかな? と、思ってたんですが…
主役のDJを演じるのは、スティーヴン・マクハノティ。女性アシスタントのシドニー役にリサ・ホウル、ローレル役にはジョージアナ・レイリー。この3人がカナダの田舎町のラジオ局にとじこもって、しだいに外の異変に気づき、その恐怖にとらわれていく… そんな内容なんですが…
はっきり申しあげまして、たしかに内容は地味です。派手なことはいっさいなし。まず、登場人物がほとんどこの3人で、舞台もラジオ局がほとんど。そして外の異変を伝える手段が、音声のみ(当然、ラジオ局ですから!)なんですよ。なんですが、これがびっくりしちゃうくらい迫真の展開になっていまして、かなり入りこんで観れちゃう代物になっているんですよ!
ホラー、それもレベルの高いホラーというのは、わかりやすいお化けが出てきたり、モンスターが大暴れする必要はないんです。日常の風景に、「一片の変事」 が起こればいい。それが徐々に、大きな恐怖を生みだしていけばいい… と、頭では理解していても、そんな高度は技は、当然だれもができるわけもないわけでして。
ですが、マクドナルド監督は、それをじつに見事にやってのけちゃってます。わたしは途中で、「なんかこれ、〈ミステリー・ゾーン〉みたい!」 とか思いました。あとでインタビューを読んでわかったのですが、監督本人は、オーソン・ウェルズの 『宇宙戦争』 を念頭に置いて撮ったとのこと。なーるほど、どうりでむかし懐かしいホラーテイストが感じられるわけです。
が、当然懐かしいだけじゃなくて、いま的なテイストもあります。狂気の感染方法がまずそれ。主人公がDJであることにも注目です。さあ、ラジオ局にとじこめられてしまった3人の運命は…??
興奮のあまり得点を高くしてしまいましたが、たぶんこの作品、入りこんじゃうと、すんごくおもしろいんじゃないかと思います。まずは、高度な技をご堪能ください!!
グラント役のスティー
ブン・マクハノティ。
シドニー役のリサ・
ホウル。
ローレル役の
ジョージアナ・
レイリー。
外でなにかが起こって
いる…?!?
ひい~、
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
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