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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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  Los ojos de Julia


(2010)スペイン
出演…べレン・エルダ
リュイス・ホーマー
パブロ・デルキ
監督…ギレム・モラレス
製作…ギレルモ・デル・トロ
★★★☆


〔ストーリー〕
 講演中に、突然ストールが首に巻きついて倒れてしまったジュリア。妙な胸さわぎをおぼえた彼女は、唯一の肉親である双子の妹サラのもとへ、夫のイサックとともにむかう。だが、サラは自宅の地下室で首を吊っていた。
サラは徐々に視力を失っていく病に冒されていたため、未来を悲観した自殺だろうと、警察に処理される。だが、ジュリアは妹が自殺するはずないと、疑念を抱くのだが…


 期待どおりの優秀作品。
たんなるサスペンスかと思って観ると、びっくりします。

 スペイン映画って、いまいち情報が入ってこなくて、正直よくわかんないんですよ。でも、ホラー・ミステリ関係の映画はやたらと優秀な作品が多いです。ギレルモ製作と聞いて、期待しちゃってたんですけど、これはそうとういいと思います!  おそらく、映画製作の環境がすごくいいんだろうかと思われます。

 物語は、盲目の女性サラ(べレン・エルダのふた役)が自殺するところからはじまります。彼女は目が見えないはずなのですが、暗闇をおびえ、その暗闇になにかが潜んでいるとこわがっています… そして、彼女がこと切れた瞬間、双子のジュリアがそれに感応、なにかが起こったと悟り、夫のイサック(リュイス・ホーマー)とともに急いで駆けつけるのですが…

 独身のサラは将来を悲観しての自殺と、警察は捜査を終了。しかし、ジュリアにはどうしても、妹が自殺したとは思えない。ちょうどそのあたり一帯は停電になっていて、電気が通った瞬間、ステレオから音楽が… この音楽、サラが大っ嫌いな曲でした。やっぱりサラは、自殺なんかじゃない!

 こうしてジュリアは、妹サラの身辺をさぐりだそうとするのですが… 現実的な夫のイサックは、妻が被害妄想に陥っているといい顔をしません。ですが、サラにはどうやら恋人がいたようなのです。その恋人をもとめて、ふたりが泊まっていたというホテルにむかうのですが…

 この作品は、「ブラインド」がテーマ。だから、事実 “見えない人” というのがたくさん登場します。
ふつう、“見えない人” っていうのは、孤独だったり、自己の内側にひきこもっていたり、存在を軽視されていたり… けれども、ジュリアが追いもとめる “見えない人” は、「邪悪」なのですよね。ホテルの従業員のおじいさんが、この「見えない邪悪」について説くシーンは、ぞくぞくきちゃいます~

 前半、先がまったく読めなくて、後半からまったり… あーらら、やっぱり標準の着地点に落ちちゃうのかな? と思ってますと、あとからグイグイいきますからー!! ここからラストまで、いっきに息つくひまなくスリリングです。殺人鬼も存在感があって、じゅうぶんこわい!

 それほど(ストーリーに)意外性はないんですが、スペイン映画らしい、緻密な構成と暗く不気味な雰囲気が世界観を手堅く構成してます。「El orfanato」「永遠のこどもたち」2007)と似ているなと思っていたら、そういえば、ヒロインはおなじ女優さんでした! あと、(語られない部分で)犯人の強迫観念を浮き彫りにするところなんかも、腕に技あり! と思います。

 そして、ラストはせつなく感動的… とりあえず、ここまででいうことなし!!
スペインホラー、大好きです。











しだいに疑念を募らせる、
ジュリア。








夫のイサックはなぜか、
非協力的ですが…?








いいシーンだな~
地下道って絵になります!








ハッ!!
ジュリアが見ちゃった
ものは??










暗闇のなかで、
「邪悪」との戦い!!







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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
ねこじかんです

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