個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Hell Phone
(2008)フランス
出演…ジャン・バプティスト・モニエ
ベンジャミン・ユンガー
ジェニファー・デッカー
監督…ジェームズ・ユット
★★★
〔ストーリー〕
高校生のニックは幼い弟と母親の3人暮らし。同級生のアンジーに夢中だが相手にされず、親友のピエールといつもつるんでいた。ファーストフード店でバイトに励むものの、アンジーと距離を縮める格好の手段の携帯電話が、なかなか手に入らない。思いつめたニックは母親に嘘をつき、いかがわしい店から格安で、一風変わった携帯電話を手に入れるのだが…
キラキラした青春ホラーのご紹介です。
監督のジェームズ・ユットという人は、「Serial Lover」(「シリアル・ラヴァー」1998)でデビューを果たした方。こちらの作品は未見なのですが、紹介文を読んでみると、“ナンセンスなスプラッタ・コメディー”、“徹底したブラックユーモアと独創的な映像~” などと、記されています。本作品も、まさしくナンセンスなスプラッタをしてしまして、かつ、こてこてのコメディです。
原作はティーン・ホラーで人気の作家さん、ウィリアム・スリーターの 『Hell Phone』。邦訳はまだ出ていないようですが、これだけ楽しければ、今後訳出される可能性アリですね。(…かといって、R・L・スタインのような、記述トリックの新本格っぽいヤング・ホラーではないです)。
主役のニックを演じるジャン・バプティスト・モニエくんは、コーラス隊〈Les Choristes〉の看板ボーイ・ソプラノらしいです。子役として幼いころからTVに出演していたようなんですが、歌っている姿はまさに“天使”ですね。癒されたい方、天使に興味のある方は、こちらをどうぞ。
よくある携帯電話もので、登場人物が全員十代ですから、個々のエピソードも爽やか~に、随所にホンワカした笑いをまじえて進んでいきます。最初に「青春ホラー」を書きましたが、ファンタジーな要素が圧倒的に強く、「悪魔の携帯電話」を使ってなんでも出来るようになってしまうけど、さて、その見返りは…? という、わかりやすいストーリー。この携帯電話というのが、まるで「ハリー・ポッター」のような自由自在度です。ほんとーに、なんでもできるようになってしまいます(笑)。
ファンタジーなストーリーにくわえて、残酷シーンもほぼ皆無なので、「…これはもしや、ひとりも犠牲者がでないという、まさしくハリーな小学生向け映画…??」と、観ていましたら、後半からしっかりホラーしていきました。(…といっても、血は一滴も流れないんですけどね!) ファンタジーとして見ると、けっこう残酷だと思います、たぶん(笑)。
出てくる男の子や女の子がみんなかわいい子たちばかりなので、とりあえず、どんなシーンも絵になっています。ホラーにつきものの 「暗さ」や 「苦味」がひとつも見あたらず、最初からそんな映画だとわりきって観ると楽しいかもしれません。
…思えば 「ハリー・ポッター」 シリーズは、道具仕立てこそメイド・イン・UKしていましたけど、映画そのものは120%アメリカナイズされていました。それが空前の商業的価値を生みだしたわけですが、この作品の場合、全体的に 「ドタバタ・ホラー喜劇」 としてとっちらかっている感が否めないものの、そうした不器用さや個性などが、逆に愛しかったりするわけです。
それから、劇中に突然「Dead End」(「-Less/レス」2003)のワン・シーンが挿入されるのにはびっくりしました。監督さんも、好きね~♪
ニックを演じるジャン・バプティスト・モニエくん。
今後の成長株ですね♪
親友のピエール(ベンジャミン・ユンガー)
くんと。いい笑顔しています!
ニックが恋するアンジー
(ジェニファー・デッカー)。
モニエくんとくらべると、
大人っぽいですねー。
いじめっこ隊登場!
リーダーのヴァージル
(中央ウラジミール・コン
サイニー)は、なぜか
いつも半裸です!
そのヴァージル、「悪魔の携
帯電話」に囁かれて、食堂で
ストリップ♪ をはじめてしまい
ました!
(←ここ、見せ場ですのよ♪)
本領発揮した携帯電話の大暴走!!
さて、生き残ることができるのは、
だ~れだ…??
(2008)フランス
出演…ジャン・バプティスト・モニエ
ベンジャミン・ユンガー
ジェニファー・デッカー
監督…ジェームズ・ユット
★★★
〔ストーリー〕
高校生のニックは幼い弟と母親の3人暮らし。同級生のアンジーに夢中だが相手にされず、親友のピエールといつもつるんでいた。ファーストフード店でバイトに励むものの、アンジーと距離を縮める格好の手段の携帯電話が、なかなか手に入らない。思いつめたニックは母親に嘘をつき、いかがわしい店から格安で、一風変わった携帯電話を手に入れるのだが…
キラキラした青春ホラーのご紹介です。
監督のジェームズ・ユットという人は、「Serial Lover」(「シリアル・ラヴァー」1998)でデビューを果たした方。こちらの作品は未見なのですが、紹介文を読んでみると、“ナンセンスなスプラッタ・コメディー”、“徹底したブラックユーモアと独創的な映像~” などと、記されています。本作品も、まさしくナンセンスなスプラッタをしてしまして、かつ、こてこてのコメディです。
原作はティーン・ホラーで人気の作家さん、ウィリアム・スリーターの 『Hell Phone』。邦訳はまだ出ていないようですが、これだけ楽しければ、今後訳出される可能性アリですね。(…かといって、R・L・スタインのような、記述トリックの新本格っぽいヤング・ホラーではないです)。
主役のニックを演じるジャン・バプティスト・モニエくんは、コーラス隊〈Les Choristes〉の看板ボーイ・ソプラノらしいです。子役として幼いころからTVに出演していたようなんですが、歌っている姿はまさに“天使”ですね。癒されたい方、天使に興味のある方は、こちらをどうぞ。
よくある携帯電話もので、登場人物が全員十代ですから、個々のエピソードも爽やか~に、随所にホンワカした笑いをまじえて進んでいきます。最初に「青春ホラー」を書きましたが、ファンタジーな要素が圧倒的に強く、「悪魔の携帯電話」を使ってなんでも出来るようになってしまうけど、さて、その見返りは…? という、わかりやすいストーリー。この携帯電話というのが、まるで「ハリー・ポッター」のような自由自在度です。ほんとーに、なんでもできるようになってしまいます(笑)。
ファンタジーなストーリーにくわえて、残酷シーンもほぼ皆無なので、「…これはもしや、ひとりも犠牲者がでないという、まさしくハリーな小学生向け映画…??」と、観ていましたら、後半からしっかりホラーしていきました。(…といっても、血は一滴も流れないんですけどね!) ファンタジーとして見ると、けっこう残酷だと思います、たぶん(笑)。
出てくる男の子や女の子がみんなかわいい子たちばかりなので、とりあえず、どんなシーンも絵になっています。ホラーにつきものの 「暗さ」や 「苦味」がひとつも見あたらず、最初からそんな映画だとわりきって観ると楽しいかもしれません。
…思えば 「ハリー・ポッター」 シリーズは、道具仕立てこそメイド・イン・UKしていましたけど、映画そのものは120%アメリカナイズされていました。それが空前の商業的価値を生みだしたわけですが、この作品の場合、全体的に 「ドタバタ・ホラー喜劇」 としてとっちらかっている感が否めないものの、そうした不器用さや個性などが、逆に愛しかったりするわけです。
それから、劇中に突然「Dead End」(「-Less/レス」2003)のワン・シーンが挿入されるのにはびっくりしました。監督さんも、好きね~♪
ニックを演じるジャン・バプティスト・モニエくん。
今後の成長株ですね♪
親友のピエール(ベンジャミン・ユンガー)
くんと。いい笑顔しています!
ニックが恋するアンジー
(ジェニファー・デッカー)。
モニエくんとくらべると、
大人っぽいですねー。
いじめっこ隊登場!
リーダーのヴァージル
(中央ウラジミール・コン
サイニー)は、なぜか
いつも半裸です!
そのヴァージル、「悪魔の携
帯電話」に囁かれて、食堂で
ストリップ♪ をはじめてしまい
ました!
(←ここ、見せ場ですのよ♪)
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さて、生き残ることができるのは、
だ~れだ…??
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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