個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Demon Seed
(1977)アメリカ
出演…ジュリー・クリスティ
フリッツ・ウェーバー
ジュリット・グラハム
監督…ドナルド・キャメル
★★☆
〔ストーリー〕
天才科学者のハリスは、自ら細胞を持って自己増殖可能な驚異のコンピューター、〈プロテウス4〉 を開発中。研究に没頭するあまり、心理学者の妻・スーザンをないがしろにして、ふたりの仲は冷えきっていた。彼らの住む家は 〈アルフレッド〉 というコンピューター・プログラムによって管理され、各部屋にカメラが置かれて、ドアの開閉まで全自動。しかしある日、〈プロテウス4〉 に異変が起こり、ハリスの要求を拒否するようになる。そのころ、家にひとりきりでいるスーザンの身にも、不可解な異変が起こっていた…
クーンツの 『デモン・シード』 の映画化です。
現在この原作は 「改訂版」 しか手に入らず、オリジナルは作者もげんなりしてしまうほどの、“奇抜なアイデア” という域を出ないものだったようです。(…たしか、PLAYBOYから出ていたんですよ。そこからも想像つきますように、男性の興味を掻きたてるような、扇情的な内容オンリーだったようですね~)
「改訂版」は、コンピューターの一人称が妙に素直で、一応ホラーという形はとっていますが、身分差ゆえの悲しい恋物語… といえなくもないんですが、オリジナルは好き放題だったもよう。
だって、アイデアからいって、「B級モード全開」ですもんね。人口知能を持ったコン
ピューターが、美人な人妻を監禁! あちこち調べまくったり! データとりまくったり! ついには自分の子孫を造りだすために、子種を植えつけちゃったり~!! …といった、まあ、エログロ満載なお話なんですが、映画はずっとまともな方向で、出来もずっとずっとよかったようです。その作品が、こちら。
超天才科学者のハリス(フリッツ・ウェーバー)は、極秘で驚異のコンピューターを開発中。よくわかりませんが、自らの細胞を持っていて、そのため自己増殖も可能で、たとえば人間がいけないような場所… 海底や宇宙開発に役立てようと考えたわけです。コンピューターの名前は〈プロテウス4〉。ただいま全人類の知識を学習中、会話することもできます。
ハリスが 〈プロテウス4〉 にかかりきりなのにたいして、児童カウンセラーのスーザンは自宅で患者とセラピー中。じつは、ふたりの間には幼い娘がいたのですが、数年前に事故で失っていました… そのことが原因となって、彼らは離婚の危機に立っています。そこへ、家のすべてを管理しているはずのコンピューターに異変が。なんと、〈プロテウス4〉が〈アルフレッド〉を乗っとってしまい、スーザンに個人的な関心を持ちはじめてしまったのです…!!
サイファイものは時間がたってしまうと、苦笑しちゃうシーンも多いのですが、技術が未熟ゆえの表現力のがんばりといいましょうか、そうしたことが逆に新鮮に見えることもあります。〈プロテウス4〉はコンピューターですから、当然肉体を持ちません。その状態で、どうやってひとりの女性を監禁するか? 力を行使するか? といったところが、見どころのひとつ。
…たとえば、金属製の手足や多面体の攻撃物なんかが、ちょっと前衛芸術ぽく、無機質で不気味で、また、スーザンが見る悪夢もアシッドみたいで気色悪くて新しい。ちゃんと未来しています。音楽もいいんですよねー。(ちなみに、ジェリー・フィールディングが担当しています)。惜しむらくことは、あまりに真面目な内容すぎていて、グロな部分をきれいに削除してしまった点。ここがもうすこししっかりしていれば、ポイントの高い作品になったんですけどねー!
ですが、ヒロインのスーザンを演じる、ジュリー・クリスティの熱演で見せてくれます。ただ、彼女の圧倒的な存在感とくらべると、ほかの役者さんたちの影が薄いのも残念だったでしょうか…? もうすこし重要な登場人物がいてもよかったと思います。
ストーリーそのものはオールドファッションなサイファイですが、ゲテモノなアイデアにして、なかなか真面目な作りという、ちょっぴり知的でエキセントリックな作品です。それから、このエンディングは何度観ても、やはり気色が悪いですね~、(それからそれから、「その後」が異常に気になっちゃいますよね…!)
ハリス(フリッツ・ウェー
バー)と、スーザン
(ジュリー・クリスティ)。
夫は開発中の
コンピューターに
夢中!
そのころ自宅では、
とんでもないことに…!!
監禁されて、身体中を
調べられちゃったり!!
なんとか自由になりたい
〈プロテウス4〉、いろんな
形でこちらの世界に登場
してきます。
(1977)アメリカ
出演…ジュリー・クリスティ
フリッツ・ウェーバー
ジュリット・グラハム
監督…ドナルド・キャメル
★★☆
〔ストーリー〕
天才科学者のハリスは、自ら細胞を持って自己増殖可能な驚異のコンピューター、〈プロテウス4〉 を開発中。研究に没頭するあまり、心理学者の妻・スーザンをないがしろにして、ふたりの仲は冷えきっていた。彼らの住む家は 〈アルフレッド〉 というコンピューター・プログラムによって管理され、各部屋にカメラが置かれて、ドアの開閉まで全自動。しかしある日、〈プロテウス4〉 に異変が起こり、ハリスの要求を拒否するようになる。そのころ、家にひとりきりでいるスーザンの身にも、不可解な異変が起こっていた…
クーンツの 『デモン・シード』 の映画化です。
現在この原作は 「改訂版」 しか手に入らず、オリジナルは作者もげんなりしてしまうほどの、“奇抜なアイデア” という域を出ないものだったようです。(…たしか、PLAYBOYから出ていたんですよ。そこからも想像つきますように、男性の興味を掻きたてるような、扇情的な内容オンリーだったようですね~)
「改訂版」は、コンピューターの一人称が妙に素直で、一応ホラーという形はとっていますが、身分差ゆえの悲しい恋物語… といえなくもないんですが、オリジナルは好き放題だったもよう。
だって、アイデアからいって、「B級モード全開」ですもんね。人口知能を持ったコン
ピューターが、美人な人妻を監禁! あちこち調べまくったり! データとりまくったり! ついには自分の子孫を造りだすために、子種を植えつけちゃったり~!! …といった、まあ、エログロ満載なお話なんですが、映画はずっとまともな方向で、出来もずっとずっとよかったようです。その作品が、こちら。
超天才科学者のハリス(フリッツ・ウェーバー)は、極秘で驚異のコンピューターを開発中。よくわかりませんが、自らの細胞を持っていて、そのため自己増殖も可能で、たとえば人間がいけないような場所… 海底や宇宙開発に役立てようと考えたわけです。コンピューターの名前は〈プロテウス4〉。ただいま全人類の知識を学習中、会話することもできます。
ハリスが 〈プロテウス4〉 にかかりきりなのにたいして、児童カウンセラーのスーザンは自宅で患者とセラピー中。じつは、ふたりの間には幼い娘がいたのですが、数年前に事故で失っていました… そのことが原因となって、彼らは離婚の危機に立っています。そこへ、家のすべてを管理しているはずのコンピューターに異変が。なんと、〈プロテウス4〉が〈アルフレッド〉を乗っとってしまい、スーザンに個人的な関心を持ちはじめてしまったのです…!!
サイファイものは時間がたってしまうと、苦笑しちゃうシーンも多いのですが、技術が未熟ゆえの表現力のがんばりといいましょうか、そうしたことが逆に新鮮に見えることもあります。〈プロテウス4〉はコンピューターですから、当然肉体を持ちません。その状態で、どうやってひとりの女性を監禁するか? 力を行使するか? といったところが、見どころのひとつ。
…たとえば、金属製の手足や多面体の攻撃物なんかが、ちょっと前衛芸術ぽく、無機質で不気味で、また、スーザンが見る悪夢もアシッドみたいで気色悪くて新しい。ちゃんと未来しています。音楽もいいんですよねー。(ちなみに、ジェリー・フィールディングが担当しています)。惜しむらくことは、あまりに真面目な内容すぎていて、グロな部分をきれいに削除してしまった点。ここがもうすこししっかりしていれば、ポイントの高い作品になったんですけどねー!
ですが、ヒロインのスーザンを演じる、ジュリー・クリスティの熱演で見せてくれます。ただ、彼女の圧倒的な存在感とくらべると、ほかの役者さんたちの影が薄いのも残念だったでしょうか…? もうすこし重要な登場人物がいてもよかったと思います。
ストーリーそのものはオールドファッションなサイファイですが、ゲテモノなアイデアにして、なかなか真面目な作りという、ちょっぴり知的でエキセントリックな作品です。それから、このエンディングは何度観ても、やはり気色が悪いですね~、(それからそれから、「その後」が異常に気になっちゃいますよね…!)
ハリス(フリッツ・ウェー
バー)と、スーザン
(ジュリー・クリスティ)。
夫は開発中の
コンピューターに
夢中!
そのころ自宅では、
とんでもないことに…!!
監禁されて、身体中を
調べられちゃったり!!
なんとか自由になりたい
〈プロテウス4〉、いろんな
形でこちらの世界に登場
してきます。
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
INDEX
最新CM
[03/28 PatlealaRag]
[02/29 あぐもん]
[02/29 あぐまn]
[01/11 わかりません]
[01/01 クロケット]
[10/23 ナマニク]
[10/23 ナマニク]
[10/20 nasu]
[10/17 奈良の亀母]
[10/16 ななみ]
リンクなみなさま♪
気になる新作!
*A Lonely Place to Die
*Super 8
*Insidious
*The Woman
*Rammbock
*Season of the Wich
*Red Rising
*The Violent Kind
*Red White & Blue
*11-11-11
*The Feed
*Nang Phee
*Scream of the Banshee
*Dylan Dog: Dead of the Night
*Misteri Hantu Selular
*The Silent House
*Who Are You
*I Didn't Come Here to Die
*Famine
*I'm not Jesus Mommy
*Monster Brawl
*Some Guy Who kills People
*Falling Skies
*The Wicker Tree
*Hisss
*ChromSkull: Laid to RestⅡ
*Father's Day
*Drive Angry
*Fertile Ground
*Wake Wood
*Mientras Duermes
*Hobo with a Shotgun
*Atrocious
*KaraK
*Penunggu Istana
*Borre
*The Broken Imago
*Madison Country
*Viy
*Jenglot Pantai Selatan/Beach Creature
*Urban Explorer
*Los Infectados
*Isolation
*2002 Unborn Child
*The Pack
*El Incidente
*Rat Scratch Fever
*4bia
最新記事
(10/16)
(10/11)
(10/07)
(10/04)
(10/01)
(09/30)
(09/29)
(07/17)
(06/29)
(06/19)
ブログ内検索
最新TB
アーカイブ
みなさまの足跡
アクセス解析