個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Tourist Trap
(1979)アメリカ
出演…チャック・コナーズ
ジョスリン・ジョーンズ
ロビン・シャーウッド
監督…デヴィット・シューモーラー
★★★
〔ストーリー〕
2台の車で旅行中の若者5人組。ウッディの車のタイヤがパンクしてしまったために、彼は仲間を残してスタンドへむかう。ウッディがもどってこないうちに、今度はジェリーの車が故障してしまう。ジェリーはその場で修理をはじめ、モリー、アイリーン、ベッキーの女性3人は近くの池で遊ぶことに。そこへ、気のいい中年男性スローセンがやってくるのだが…
ついに、「デビルズ・ゾーン」を鑑賞してしまいました!!
キングの 『死の舞踏』 でこの映画が必見リストに載っているのを見たとき、「どんな映画なんだろう…?」と、興味津々だったのですが… ちょっと調べてみますと、カルト・ホラーの扱いになっていることがわかります。
監督のデヴィット・シュモーラーは、わたしも大好きな「Puppet master」(「パペット・マスター」1989)、それから、やはりカルト・ホラーに分類されているであろう、「Crawlspace」(「クロール・スペース」1986)を撮った方です。メイン・スト
リートでないことは明白なんですが、この“自分の撮りたいものだけ撮ってやる!” という意気込みやアイデアなんかは、並みのホラー作品よりずっと優れています。そして、ホラーマニアが愛さずにはいられない魅力が、いっぱいに詰まっているんですよ!
ストーリーは、一見よくあるスラッシャーのようですが、驚くなかれ、これは〇〇を武器にしているのです。(← って、はじめからなんのことかわかんないですね!)
あまりに奇想天外に思えながら、これがなかなか、ホラーとしてのリアリティをじゅうぶん備えています。オープニングがとくにすばらしいんですよ。
ウッディ(ケイス・マクダーモット)という青年がタイヤを転がしながら、さびれたスタンドにむかうんですが、そこにはだれもいません。困ったな、どうしよう… 「だれかいませんかー?」 そのとき、あれ、人の声がした? と、思ったら、それはなんとマネキンでした。けっこうヤヴァいマネキンです。マネキンって、デパートで見るぶんにはふつうですけど、場ちがいなところで見るとこわいですもんね。と、そのヤヴァいマネキンが、突然動きだして彼に襲いかかってきて…!!
これ以上はあまりくわしく書けませんが、この冒頭から、いっきにひきこむ魅力が満載なんです。
…まあ、みなさんのご想像通り、マネキンだらけの部屋は「House of Wax」(「肉の蝋人形」1953)のようですし、殺人鬼の気色悪いマスクは、まんまレザー
フェイス。残酷描写も(いまの基準からすると)控えめなんですけど、この控えめさがまた、現実味を後押しする結果になっているのはたしかなようです。
「デビルズ・ゾーン」の恐怖は、人形の不気味さ、気持ち悪さのひとことに尽きるかと思うのですが、被害者に焦点をあてていないぶん(そのため、テンポは弱冠鈍くなっていますが… テンポ? このさい、そんなこと関係ありません!)、犯人にたいする造形がすばらしい。キングがこの作品を好きだといった理由がよーくわかります。説明不足のように思えて、映像でちゃんと説明しているんですよね。
それから、旅行者がよくある田舎の殺人鬼に襲われるというパターンよりも、なぜこちらのほうがリアリティがあるように感じてしまうのか…?
やはり、核の部分がしっかりしているからではないでしょうか、などと、わたし個人はこの手の作品が大好きなので、ベタ褒めしてしまいますが。世間一般には、マネキンのこわさが定評なんでしょうね。
だって、人形の口が急にパカッとひらいたり、顔もすんごくこわいし、集団でケタケタ笑ったりするシーンなんかは、即物的(ナイフでブスッとやったりするやつとかね)でないぶん、ぞくりとくる恐怖ですもんね。子供が観たら確実にトラウマになりそうなおそろしさです。悪夢体験というのでしょうか… こういうのを、まさしく “クリーピー” (気色悪っ!!)って表現が的確なんだと思います。
ヒロインのモリーには、ジョスリン・ジョーンズ。友人のベッキー役に、「チャーリーズ・エンジェル」のターニャ・ロバーツも出演しています。絶対絶命、逃げ場なしの状況に追いこまれた若者たちがとった行動とは…??
ちなみに音楽は、デ・パルマ作品でお馴染みのピノ・ドナッジオ。このドナッジオの音楽がまた、優秀すぎてイカシすぎています。これはほんとに必見ホラーの一本に数えられると思います!
モリー(右ジョスリン・
ジョーンズ)と
アイリーン(ロビン・
シャーウッド)。
池で水遊び
していると…
好色おじさん
スローセン
(チャック・コナーズ)
登場!
ひいぃぃ、
囲まれたよっ!!
このシーンは本気で
こわいぃぃ…!!!
(1979)アメリカ
出演…チャック・コナーズ
ジョスリン・ジョーンズ
ロビン・シャーウッド
監督…デヴィット・シューモーラー
★★★
〔ストーリー〕
2台の車で旅行中の若者5人組。ウッディの車のタイヤがパンクしてしまったために、彼は仲間を残してスタンドへむかう。ウッディがもどってこないうちに、今度はジェリーの車が故障してしまう。ジェリーはその場で修理をはじめ、モリー、アイリーン、ベッキーの女性3人は近くの池で遊ぶことに。そこへ、気のいい中年男性スローセンがやってくるのだが…
ついに、「デビルズ・ゾーン」を鑑賞してしまいました!!
キングの 『死の舞踏』 でこの映画が必見リストに載っているのを見たとき、「どんな映画なんだろう…?」と、興味津々だったのですが… ちょっと調べてみますと、カルト・ホラーの扱いになっていることがわかります。
監督のデヴィット・シュモーラーは、わたしも大好きな「Puppet master」(「パペット・マスター」1989)、それから、やはりカルト・ホラーに分類されているであろう、「Crawlspace」(「クロール・スペース」1986)を撮った方です。メイン・スト
リートでないことは明白なんですが、この“自分の撮りたいものだけ撮ってやる!” という意気込みやアイデアなんかは、並みのホラー作品よりずっと優れています。そして、ホラーマニアが愛さずにはいられない魅力が、いっぱいに詰まっているんですよ!
ストーリーは、一見よくあるスラッシャーのようですが、驚くなかれ、これは〇〇を武器にしているのです。(← って、はじめからなんのことかわかんないですね!)
あまりに奇想天外に思えながら、これがなかなか、ホラーとしてのリアリティをじゅうぶん備えています。オープニングがとくにすばらしいんですよ。
ウッディ(ケイス・マクダーモット)という青年がタイヤを転がしながら、さびれたスタンドにむかうんですが、そこにはだれもいません。困ったな、どうしよう… 「だれかいませんかー?」 そのとき、あれ、人の声がした? と、思ったら、それはなんとマネキンでした。けっこうヤヴァいマネキンです。マネキンって、デパートで見るぶんにはふつうですけど、場ちがいなところで見るとこわいですもんね。と、そのヤヴァいマネキンが、突然動きだして彼に襲いかかってきて…!!
これ以上はあまりくわしく書けませんが、この冒頭から、いっきにひきこむ魅力が満載なんです。
…まあ、みなさんのご想像通り、マネキンだらけの部屋は「House of Wax」(「肉の蝋人形」1953)のようですし、殺人鬼の気色悪いマスクは、まんまレザー
フェイス。残酷描写も(いまの基準からすると)控えめなんですけど、この控えめさがまた、現実味を後押しする結果になっているのはたしかなようです。
「デビルズ・ゾーン」の恐怖は、人形の不気味さ、気持ち悪さのひとことに尽きるかと思うのですが、被害者に焦点をあてていないぶん(そのため、テンポは弱冠鈍くなっていますが… テンポ? このさい、そんなこと関係ありません!)、犯人にたいする造形がすばらしい。キングがこの作品を好きだといった理由がよーくわかります。説明不足のように思えて、映像でちゃんと説明しているんですよね。
それから、旅行者がよくある田舎の殺人鬼に襲われるというパターンよりも、なぜこちらのほうがリアリティがあるように感じてしまうのか…?
やはり、核の部分がしっかりしているからではないでしょうか、などと、わたし個人はこの手の作品が大好きなので、ベタ褒めしてしまいますが。世間一般には、マネキンのこわさが定評なんでしょうね。
だって、人形の口が急にパカッとひらいたり、顔もすんごくこわいし、集団でケタケタ笑ったりするシーンなんかは、即物的(ナイフでブスッとやったりするやつとかね)でないぶん、ぞくりとくる恐怖ですもんね。子供が観たら確実にトラウマになりそうなおそろしさです。悪夢体験というのでしょうか… こういうのを、まさしく “クリーピー” (気色悪っ!!)って表現が的確なんだと思います。
ヒロインのモリーには、ジョスリン・ジョーンズ。友人のベッキー役に、「チャーリーズ・エンジェル」のターニャ・ロバーツも出演しています。絶対絶命、逃げ場なしの状況に追いこまれた若者たちがとった行動とは…??
ちなみに音楽は、デ・パルマ作品でお馴染みのピノ・ドナッジオ。このドナッジオの音楽がまた、優秀すぎてイカシすぎています。これはほんとに必見ホラーの一本に数えられると思います!
モリー(右ジョスリン・
ジョーンズ)と
アイリーン(ロビン・
シャーウッド)。
池で水遊び
していると…
好色おじさん
スローセン
(チャック・コナーズ)
登場!
ひいぃぃ、
囲まれたよっ!!
このシーンは本気で
こわいぃぃ…!!!
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またも見たい作品が…
ホント、自由な時間がほしい~(泣。
昨日、赤んぼが眠っている間に録っておいた
キングの「8つの悪夢」を2本見られました。
長い昼寝でした。少し幸せでした。
「8つの悪夢」じたいはそんなに怖くないですね。
2話目の「クラウチ・エンド」が少し怖かったけど。
ななみさんは全部見ましたか?
昨日、赤んぼが眠っている間に録っておいた
キングの「8つの悪夢」を2本見られました。
長い昼寝でした。少し幸せでした。
「8つの悪夢」じたいはそんなに怖くないですね。
2話目の「クラウチ・エンド」が少し怖かったけど。
ななみさんは全部見ましたか?
「デビルズゾーン」
たまたま、TV放送したときに偶然見てラストの衝撃映像が頭に焼きついた映画です。
「マッド・ボンバー」で爆弾魔を演じた個性派俳優チャック・コナーズがかなりキレた役でテンション高かったですね。「悪魔のいけにえ」のパクりと評価されたりもしますが個人的には大好きな作品です。
「マッド・ボンバー」で爆弾魔を演じた個性派俳優チャック・コナーズがかなりキレた役でテンション高かったですね。「悪魔のいけにえ」のパクりと評価されたりもしますが個人的には大好きな作品です。
8つの悪夢
>ユキままさん
この映画は観ておいたほうがいいですよ。
もともとアイデア抜群の監督さんなんですけど、ほかのどの作品とも雰囲気が異なっていますね。
これをよりファンタジックにしたのが、「パペットマスター」なんだと思います。
「8つの悪夢」、わたしはたぶん、おもちゃの兵隊しか観たことがないと思います。
キング作品の映像化はどれもおもしろいですけど、この短編にかぎっていえば、もっと派手なお話を選んだほうがよかったんじゃ…?という気が、しないでもありません。ですが、全部観てみたいです。「道路ウィルス」が気になります。
幸せなお昼寝、頭の切り替えには大事ですよね♪
この映画は観ておいたほうがいいですよ。
もともとアイデア抜群の監督さんなんですけど、ほかのどの作品とも雰囲気が異なっていますね。
これをよりファンタジックにしたのが、「パペットマスター」なんだと思います。
「8つの悪夢」、わたしはたぶん、おもちゃの兵隊しか観たことがないと思います。
キング作品の映像化はどれもおもしろいですけど、この短編にかぎっていえば、もっと派手なお話を選んだほうがよかったんじゃ…?という気が、しないでもありません。ですが、全部観てみたいです。「道路ウィルス」が気になります。
幸せなお昼寝、頭の切り替えには大事ですよね♪
デビルズゾーン
>クロケットさん
これはおもしろいですね~!
わたしはたんに、人形が襲ってくるだけのホラーかと思っていたんですが、あのデヴィット・シュモーラーですもん、そんなはずないですよね。
「悪魔のいけにえ」亜流と評されているそうですが、ぜんぜんちがいますよね。映像を丁寧に追ってみると、チャック・コナーズの細かい心情まであらわされていて、お話もよくできてます。
ラストも驚きでした。あれ、どういう意味なんだろうと、しばらく考えてしまいましたが…
そ、そういうことでいいんでしょうかね…?
これはおもしろいですね~!
わたしはたんに、人形が襲ってくるだけのホラーかと思っていたんですが、あのデヴィット・シュモーラーですもん、そんなはずないですよね。
「悪魔のいけにえ」亜流と評されているそうですが、ぜんぜんちがいますよね。映像を丁寧に追ってみると、チャック・コナーズの細かい心情まであらわされていて、お話もよくできてます。
ラストも驚きでした。あれ、どういう意味なんだろうと、しばらく考えてしまいましたが…
そ、そういうことでいいんでしょうかね…?
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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