個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Blue Sunshine
(1976)アメリカ
出演…ザルマン・キング
デボラ・ウィンタース
マーク・ゴダード
監督…ジェフ・リーバーマン
★★☆
〔ストーリー〕
とある病院で、マークという医師が頭痛に悩まされていた。べつの場所では、ふたりの幼い子供をもつアリスがおなじように頭痛に悩まされ、大量の髪の毛が抜けるのに驚く。また、べつの場所では、警官の妻が夫の同僚に、近ごろ夫の様子が変だと相談しているが…
その夜、ジェリー青年の家では友人を集めてパーティーがひらかれていた。フラニーの陽気な振る舞いをからかおうとして、頭をつかむと… カツラだったことが判明!! フラニーはショックをうけて家を飛びだしてしまう。ジェリーは恋人のアリシアやほかの友人たちを送ったあと、心配になって家を飛び出したフラニーを探しにいくのだが…
ホラーではないのかもしれませんが、ちょっとおもしろかったのでご紹介。邦題では「悪魔の凶暴パニック」なんて、とんでもないことになっています。
ジェフ・リーバーマンという監督さんは、「Squirm」(「スクワーム」1976)を撮った方なんです。あと、「Just Before Dawn」(「序曲・13日の金曜日」1980)なんてのもあります。「スクワーム」、なつかしいですね。後者のほうは、13金シリーズのひとつなんでしょうか。13金シリーズにいまいち思い入れのないわたしには、くわしいことはわからないのですが…
ええとですねー、個人的な感想からいってしまいますと、こういう終末系映画はわたしは大好きなんです。あ、でも、一応終末系なんですけど、それほど終末はしていないです。(…って、なんじゃそりゃ!)まずはストーリー説明から。
主人公の青年ジェリー(ザルマン・キング)の自宅で、古い友人たちを招いてパー
ティーがひらかれています。ジェリーの恋人のアリシア役には、デボラ・ウィンタース。たしかに見覚えのある顔立ちなんですけど、出演作品を見てみますと、知らない映画ばかりです。でも、知的でかわいらしい女優さんです。ほかの女優さんに似ているんでしょうか? やっぱり見覚えがあるような気がするんですけど…
ジェリーたちは楽しく騒いでいるのですが、歌をうたいだしたフラニー(リチャード・クリスタル)をからかおうと、頭をつかんだら… あらまっ!!ズルッといっちゃいまして、カツラだったんですねー、友人たちは、全員絶句! フラニーはなんか大声をあげながら、ジェリーの家を飛びだしてしまいます。
パーティーも終わり、友人たちを見送ったジェリー、気になってフラニーを探しにいきます。すると、林のなかでカツラを発見。そのころ、まだジェリーの家に残っていた3人の女友だちのまえに、血走った目のフラニーがもどってきます。そしてフラニーは彼女たちに襲いかかり、なんと惨殺してしまうのです…!!
物語はここから、殺人容疑をかけられてしまったジェリーと、彼を信じて真相を暴こうと手助けするアリシアの奔走になっていきます。おなじような不可解な殺人事件が起こり、殺人者はやはり、髪の毛が抜けていたことが判明。そして、ジェリーはやがて、「ブルー・サンシャイン」 という謎の言葉と、未来の大統領候補と目される、上院議員のエド・フレミングという男にたどりつくのですが…
どうです? ストーリーだけ聞くと、すっごくおもしろそうでしょう?
たしかにおもしろいんですけど、そのおもしろさはホラー的なものではなく、かなり硬派な展開です。そのため、ホラー度やスリルを期待してしまうと、ややもの足りないでしょうか…?
おなじような内容で、「I Drink Your Blood」(「処刑軍団ザップ」1970)なんて作品もあるんですが、そちらとくらべてみますと、すごくマジメ、物語重視なんですね。なんでも、実話をもとにしているんだとか。まあ、映画で実話うんぬんというのは、あんまり信用できないんですけどね(笑)。「処刑軍団~」は、“狂犬病” が狂気の媒体となっていましたが、こちらの悪魔の正体は…??
主人公の突然の感情爆発(?)や行動なんかが、「…いきなりなに?」と、訊きたくなるほどの唐突さなんですが、物語としてはよくできているほうなんじゃないでしょうか。さっきも書きましたけど、こういう系統の、突然人が狂っちゃう~ 的なホラーは好きなんですよ。いまちょうど、キングの 『セル』 を読んでいる途中なんですが、人が急に狂っちゃうのって、身近な恐怖を誘発するというのか、他人ごとには思えないですよね。
この作品でも、髪の毛が突然抜けだし、暴力的な衝動に駆られていく人々の狂気がなかなか不気味。残念なのは、結末が弱く、ラストのテロップではぐらかされた感があります。が、硬派な物語構成はけっこういいです。
キングの 『セル』 もそうですけど、だれか、ハーバートの 『霧』 を映画化してくれないですかねー。
ポスターの落書きが
いやに不気味です。
のちの惨事を象徴?
ショック!
突然髪の毛が
抜けちゃった!
ジェリー(右)と、
友人の医師
マーク。
ひいぃぃ、
どうしたの???
さらなるおそろしい
事件が…
さらなる坊主が!!
アリシアに迫る危機!!
(1976)アメリカ
出演…ザルマン・キング
デボラ・ウィンタース
マーク・ゴダード
監督…ジェフ・リーバーマン
★★☆
〔ストーリー〕
とある病院で、マークという医師が頭痛に悩まされていた。べつの場所では、ふたりの幼い子供をもつアリスがおなじように頭痛に悩まされ、大量の髪の毛が抜けるのに驚く。また、べつの場所では、警官の妻が夫の同僚に、近ごろ夫の様子が変だと相談しているが…
その夜、ジェリー青年の家では友人を集めてパーティーがひらかれていた。フラニーの陽気な振る舞いをからかおうとして、頭をつかむと… カツラだったことが判明!! フラニーはショックをうけて家を飛びだしてしまう。ジェリーは恋人のアリシアやほかの友人たちを送ったあと、心配になって家を飛び出したフラニーを探しにいくのだが…
ホラーではないのかもしれませんが、ちょっとおもしろかったのでご紹介。邦題では「悪魔の凶暴パニック」なんて、とんでもないことになっています。
ジェフ・リーバーマンという監督さんは、「Squirm」(「スクワーム」1976)を撮った方なんです。あと、「Just Before Dawn」(「序曲・13日の金曜日」1980)なんてのもあります。「スクワーム」、なつかしいですね。後者のほうは、13金シリーズのひとつなんでしょうか。13金シリーズにいまいち思い入れのないわたしには、くわしいことはわからないのですが…
ええとですねー、個人的な感想からいってしまいますと、こういう終末系映画はわたしは大好きなんです。あ、でも、一応終末系なんですけど、それほど終末はしていないです。(…って、なんじゃそりゃ!)まずはストーリー説明から。
主人公の青年ジェリー(ザルマン・キング)の自宅で、古い友人たちを招いてパー
ティーがひらかれています。ジェリーの恋人のアリシア役には、デボラ・ウィンタース。たしかに見覚えのある顔立ちなんですけど、出演作品を見てみますと、知らない映画ばかりです。でも、知的でかわいらしい女優さんです。ほかの女優さんに似ているんでしょうか? やっぱり見覚えがあるような気がするんですけど…
ジェリーたちは楽しく騒いでいるのですが、歌をうたいだしたフラニー(リチャード・クリスタル)をからかおうと、頭をつかんだら… あらまっ!!ズルッといっちゃいまして、カツラだったんですねー、友人たちは、全員絶句! フラニーはなんか大声をあげながら、ジェリーの家を飛びだしてしまいます。
パーティーも終わり、友人たちを見送ったジェリー、気になってフラニーを探しにいきます。すると、林のなかでカツラを発見。そのころ、まだジェリーの家に残っていた3人の女友だちのまえに、血走った目のフラニーがもどってきます。そしてフラニーは彼女たちに襲いかかり、なんと惨殺してしまうのです…!!
物語はここから、殺人容疑をかけられてしまったジェリーと、彼を信じて真相を暴こうと手助けするアリシアの奔走になっていきます。おなじような不可解な殺人事件が起こり、殺人者はやはり、髪の毛が抜けていたことが判明。そして、ジェリーはやがて、「ブルー・サンシャイン」 という謎の言葉と、未来の大統領候補と目される、上院議員のエド・フレミングという男にたどりつくのですが…
どうです? ストーリーだけ聞くと、すっごくおもしろそうでしょう?
たしかにおもしろいんですけど、そのおもしろさはホラー的なものではなく、かなり硬派な展開です。そのため、ホラー度やスリルを期待してしまうと、ややもの足りないでしょうか…?
おなじような内容で、「I Drink Your Blood」(「処刑軍団ザップ」1970)なんて作品もあるんですが、そちらとくらべてみますと、すごくマジメ、物語重視なんですね。なんでも、実話をもとにしているんだとか。まあ、映画で実話うんぬんというのは、あんまり信用できないんですけどね(笑)。「処刑軍団~」は、“狂犬病” が狂気の媒体となっていましたが、こちらの悪魔の正体は…??
主人公の突然の感情爆発(?)や行動なんかが、「…いきなりなに?」と、訊きたくなるほどの唐突さなんですが、物語としてはよくできているほうなんじゃないでしょうか。さっきも書きましたけど、こういう系統の、突然人が狂っちゃう~ 的なホラーは好きなんですよ。いまちょうど、キングの 『セル』 を読んでいる途中なんですが、人が急に狂っちゃうのって、身近な恐怖を誘発するというのか、他人ごとには思えないですよね。
この作品でも、髪の毛が突然抜けだし、暴力的な衝動に駆られていく人々の狂気がなかなか不気味。残念なのは、結末が弱く、ラストのテロップではぐらかされた感があります。が、硬派な物語構成はけっこういいです。
キングの 『セル』 もそうですけど、だれか、ハーバートの 『霧』 を映画化してくれないですかねー。
ポスターの落書きが
いやに不気味です。
のちの惨事を象徴?
ショック!
突然髪の毛が
抜けちゃった!
ジェリー(右)と、
友人の医師
マーク。
ひいぃぃ、
どうしたの???
さらなるおそろしい
事件が…
さらなる坊主が!!
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
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