個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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In The Mouth
of Madness
(1995)アメリカ
出演…サム・ニール
ジュリー・カーメン
ユルゲン・プロホノフ
ジョン・グロヴァー
監督…ジョン・カーペンター
★★★☆
〔ストーリー〕
保険調査員のトレントは、カフェで新しい仕事の話をもちかけられている途中、突然斧を持った男に、「サター・ケインの本は読んだか?」と訊かれ、襲われる。じつは、世間では人気ホラー作家サター・ケインの新作発売の延期をめぐり、各地でさまざまな暴力沙汰が起きていた。
トレントに依頼された仕事というのも、ケインにまつわるもの。失踪した彼を探しだして、原稿を手に入れてほしいを出版社から依頼されたのだ。トレントはさっそく、書店に並ぶケインの本を入手するのだが…
「マウス・オブ・マッドネス」です。
この作品、ひさしぶりに観なおしたんですが、ほんとにおもしろいですよね~っ!!
そして、観なおしてみたからわかったことなんですが、ちょっとしたジョークや〈クトゥルー〉用語が満載の、その手のファンにはたまらない内容になっていました。
まず、タイトルによく注目してみましょう。「In The Mouth Of Madness」… 英語読みすると、「Innsmouth Of Madness」(インスマウスの狂気)! ←( 『インスマウスの影』 と、『狂気の山脈にて』 をもじっているのですねー)。
また、トレントに調査を依頼する出版社が〈アルケイン〉社 ←(〈アーカム〉社のもじり)だったり、“ピックマンのホテル” が登場したりします。
モンスターも当然のことながら、「旧支配者」なんですけど、ストーリーはどちらかというと、キングっぽいねじれ構造の現代風スリラー。
(ホラー界の演技派)サム・ニールが演じるトレントは、冷笑的な凄腕保険調査員。典型的な「ホラー小説なんて、時間のムダっしょ!」という合理重視人間なんですが、しょっぱなから事件に巻きこまれてしまいます。なんと、トレントを襲った「男」というのは、目下の話題の人物、サター・ケインの代理人でした。代理人は、ケインの最新作の原稿を読んだために、アチラの世界にイってしまったらしいと、しみじみ語る出版社の社長さん。イロっぽい秘書のおネエさんは、「だって、キングよりもすごいんだから…♪」と、ケインをベタ褒めです。
当然のことながら興味が湧いたトレントは、ケインの本を買いあさって読んでみることに。すると、奇怪な悪夢や幻覚を見るようになり、「こいつは本気でヤヴァイ本かも…」と、恐怖におののきつつも、そこはやっぱり合理的人間、表紙に隠された地図を発見しちゃいます。その地図は、ケインが作中に登場させた「ボブの町」でした…!
先の展開が読みにくく、わかったあとも、「そうきたか!」 というオドロキの連続ですばらしいです。また、大御所の大御所にたいするオマージュ作というだけあって、登場人物のセリフもイカしてます。ホラーの知識を吸収することができちゃんですねー。
最後に、ちょっとしたお遊びの指摘を。
冒頭、トレントが入れられる部屋の番号は、「9番」 (←〈ナイン・インチ・ネイルズ〉のトレント!)… それから、病院で流れる曲は〈カーペンターズ〉 (← 監督の名前は?)… などなど。まだまだあるかもしれません。ただ、初見の方はストーリーについていくのが精一杯で、こんなジョークを探している暇はないかも!
コーヒーを飲みながら、仕事
の話をするトレント。
典型的な志村うしろ系ですね。
秘書のリンダを演じるジュリー・カーメン。
アヤシイ魅力を振りまいてます。
「ボブの町」に到着すると、「なにもかも本
で読んだとおりよ!」と、しだいに均衡を
失っていくリンダ。
“ピックマンのホテル”のオバ
チャン… なにやら不気味な
触手が出てますよ!!
← あらら、とうとうイってしまいました!
(サム・ニールって、ほんとこういう役が
似合いますよねー)、
さて、彼になにが起きたんでしょう??
of Madness
(1995)アメリカ
出演…サム・ニール
ジュリー・カーメン
ユルゲン・プロホノフ
ジョン・グロヴァー
監督…ジョン・カーペンター
★★★☆
〔ストーリー〕
保険調査員のトレントは、カフェで新しい仕事の話をもちかけられている途中、突然斧を持った男に、「サター・ケインの本は読んだか?」と訊かれ、襲われる。じつは、世間では人気ホラー作家サター・ケインの新作発売の延期をめぐり、各地でさまざまな暴力沙汰が起きていた。
トレントに依頼された仕事というのも、ケインにまつわるもの。失踪した彼を探しだして、原稿を手に入れてほしいを出版社から依頼されたのだ。トレントはさっそく、書店に並ぶケインの本を入手するのだが…
「マウス・オブ・マッドネス」です。
この作品、ひさしぶりに観なおしたんですが、ほんとにおもしろいですよね~っ!!
そして、観なおしてみたからわかったことなんですが、ちょっとしたジョークや〈クトゥルー〉用語が満載の、その手のファンにはたまらない内容になっていました。
まず、タイトルによく注目してみましょう。「In The Mouth Of Madness」… 英語読みすると、「Innsmouth Of Madness」(インスマウスの狂気)! ←( 『インスマウスの影』 と、『狂気の山脈にて』 をもじっているのですねー)。
また、トレントに調査を依頼する出版社が〈アルケイン〉社 ←(〈アーカム〉社のもじり)だったり、“ピックマンのホテル” が登場したりします。
モンスターも当然のことながら、「旧支配者」なんですけど、ストーリーはどちらかというと、キングっぽいねじれ構造の現代風スリラー。
(ホラー界の演技派)サム・ニールが演じるトレントは、冷笑的な凄腕保険調査員。典型的な「ホラー小説なんて、時間のムダっしょ!」という合理重視人間なんですが、しょっぱなから事件に巻きこまれてしまいます。なんと、トレントを襲った「男」というのは、目下の話題の人物、サター・ケインの代理人でした。代理人は、ケインの最新作の原稿を読んだために、アチラの世界にイってしまったらしいと、しみじみ語る出版社の社長さん。イロっぽい秘書のおネエさんは、「だって、キングよりもすごいんだから…♪」と、ケインをベタ褒めです。
当然のことながら興味が湧いたトレントは、ケインの本を買いあさって読んでみることに。すると、奇怪な悪夢や幻覚を見るようになり、「こいつは本気でヤヴァイ本かも…」と、恐怖におののきつつも、そこはやっぱり合理的人間、表紙に隠された地図を発見しちゃいます。その地図は、ケインが作中に登場させた「ボブの町」でした…!
先の展開が読みにくく、わかったあとも、「そうきたか!」 というオドロキの連続ですばらしいです。また、大御所の大御所にたいするオマージュ作というだけあって、登場人物のセリフもイカしてます。ホラーの知識を吸収することができちゃんですねー。
最後に、ちょっとしたお遊びの指摘を。
冒頭、トレントが入れられる部屋の番号は、「9番」 (←〈ナイン・インチ・ネイルズ〉のトレント!)… それから、病院で流れる曲は〈カーペンターズ〉 (← 監督の名前は?)… などなど。まだまだあるかもしれません。ただ、初見の方はストーリーについていくのが精一杯で、こんなジョークを探している暇はないかも!
コーヒーを飲みながら、仕事
の話をするトレント。
典型的な志村うしろ系ですね。
秘書のリンダを演じるジュリー・カーメン。
アヤシイ魅力を振りまいてます。
「ボブの町」に到着すると、「なにもかも本
で読んだとおりよ!」と、しだいに均衡を
失っていくリンダ。
“ピックマンのホテル”のオバ
チャン… なにやら不気味な
触手が出てますよ!!
← あらら、とうとうイってしまいました!
(サム・ニールって、ほんとこういう役が
似合いますよねー)、
さて、彼になにが起きたんでしょう??
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サター・ケインの小説読みたい!
カーペンターズ監督大好き!マニアには堪らない
遊び心が一杯ですね。部屋番号9番にそんな意味
があったのか。「ボブの町」をもっとじっくり見たかったです。町の地図とか住民の相関図とか欲しい。
教会よりも普通の民家で異変が進行している方が
怖い。ホテルのおばちゃん、キテましたね。
ラスト、病院も安全ではなくなって・・・。
「世界の終わり」も観たいんですが、レンタル店に
置いてないんです。
遊び心が一杯ですね。部屋番号9番にそんな意味
があったのか。「ボブの町」をもっとじっくり見たかったです。町の地図とか住民の相関図とか欲しい。
教会よりも普通の民家で異変が進行している方が
怖い。ホテルのおばちゃん、キテましたね。
ラスト、病院も安全ではなくなって・・・。
「世界の終わり」も観たいんですが、レンタル店に
置いてないんです。
多重構造がステキ♪
>亀母さん
「世界の終わり」も、「マウス・オブ~」と似通った内容です。カーペンター監督って、こういう話に強いですよね! 〈マスター・オブ・ホラー〉は去年の夏ごろ、GYAOに置いてあったんですけど… (もしかしたら、今年の夏もホラー特集あるかも)、あと、ときどきニコニコもチェックしてみるといいですよ。(← きょう、念願の「デビルスピーク」を観ちゃいました!)
「世界の終わり」も、「マウス・オブ~」と似通った内容です。カーペンター監督って、こういう話に強いですよね! 〈マスター・オブ・ホラー〉は去年の夏ごろ、GYAOに置いてあったんですけど… (もしかしたら、今年の夏もホラー特集あるかも)、あと、ときどきニコニコもチェックしてみるといいですよ。(← きょう、念願の「デビルスピーク」を観ちゃいました!)
「マウスオブマッドネス」
私もカーペンター監督大好きです。
「ダークスター」「要塞警察」「ハロウィン」「ザ・フォッグ」「ニューヨーク1997」「パラダイム」「ゼイリブ」「光る眼」「クリスティーン」「遊星からの物体X」「ボディバッグス」「バンパイア最期の聖戦」などなど・・B級ホラー好きにはたまらないですね。
「マウスオブマッドネス」は色々と遊び心があって好きな作品です。何度かみているうちに発見がありそうです。
「ダークスター」「要塞警察」「ハロウィン」「ザ・フォッグ」「ニューヨーク1997」「パラダイム」「ゼイリブ」「光る眼」「クリスティーン」「遊星からの物体X」「ボディバッグス」「バンパイア最期の聖戦」などなど・・B級ホラー好きにはたまらないですね。
「マウスオブマッドネス」は色々と遊び心があって好きな作品です。何度かみているうちに発見がありそうです。
カーペンターは偉大です
>クロケットさん
クロケットさんがあげたカーペンターの映画、全部観なおしたいです! そして、できれば(稚拙ながら)レビューしたい…♪
「ボディバックス」、懐かしいですね~。「フォッグ」のリメイクはダメダメだったみたいですけど、カーペンター作品て、あんまりリメイクされないんでしょうか…
クロケットさんがあげたカーペンターの映画、全部観なおしたいです! そして、できれば(稚拙ながら)レビューしたい…♪
「ボディバックス」、懐かしいですね~。「フォッグ」のリメイクはダメダメだったみたいですけど、カーペンター作品て、あんまりリメイクされないんでしょうか…
お帰りなさい♪
>盆踊りさん
こちらこそ、おひさです~。
無事にご帰宅されてなによりです。
「フライトナイト」は、1しか観たことがないんですよ。「グロリア」は憶えていますけど、「ミラグロ」…?
(エーン、無知ですいません…!)
ジュリー・カーメンさんて、ほんとイロっぽい方ですよね。
こちらこそ、おひさです~。
無事にご帰宅されてなによりです。
「フライトナイト」は、1しか観たことがないんですよ。「グロリア」は憶えていますけど、「ミラグロ」…?
(エーン、無知ですいません…!)
ジュリー・カーメンさんて、ほんとイロっぽい方ですよね。
凄いピッチで!
凄いピッチで鑑賞ですね~オドロキ\(◎o◎)/
私は『スリザー』と『アイアム別エンディング編』
観るのがやっとで、ブログは引越し実験中で・・・
何も進んでません(-_-;)
旅行と射撃は更新しましたやっと・・・
私は『スリザー』と『アイアム別エンディング編』
観るのがやっとで、ブログは引越し実験中で・・・
何も進んでません(-_-;)
旅行と射撃は更新しましたやっと・・・
もうバテちゃいました
>盆踊りさん
すでに息切れ状態です~(ゼイゼイ)…、でも、観たかった新作ラッシュなので、がんばって観てます。
ハワイの写真見ましたよー♪
Gunな姿がさまになってて、カッコイイですね!
それから、ネコ写真はいつ見ても萌えますねえ…♪
「アイレジェ」の別エンディングって、ウィル・スミスが幸せになる結末のやつですか?
すでに息切れ状態です~(ゼイゼイ)…、でも、観たかった新作ラッシュなので、がんばって観てます。
ハワイの写真見ましたよー♪
Gunな姿がさまになってて、カッコイイですね!
それから、ネコ写真はいつ見ても萌えますねえ…♪
「アイレジェ」の別エンディングって、ウィル・スミスが幸せになる結末のやつですか?
あーあー、
>盆踊りさん
そうなんですよねー、あの結末にはびっくりですよねー! なんであんなバージョン撮ったんでしょう…(アメリカンはハッピーエンドが好きなんでしょうか)…?
おなじく原作ファンとしましては、不思議な違和感を覚えました。(でも、海外のレビューとか見ると、こっちのほうがいいって話題が多し…!)
そうなんですよねー、あの結末にはびっくりですよねー! なんであんなバージョン撮ったんでしょう…(アメリカンはハッピーエンドが好きなんでしょうか)…?
おなじく原作ファンとしましては、不思議な違和感を覚えました。(でも、海外のレビューとか見ると、こっちのほうがいいって話題が多し…!)
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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