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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   The Blair Witch
        Project

(1999)アメリカ
出演…へザー・ドナヒュー
ジョシュア・レオナルド
マイケル・C・ウィリアムス
監督…ダニエル・マイリック/
エドゥアルド・サンチェス
★★★

〔ストーリー〕
 1994年の10月、メリーランド州パーキツヴィルに、映画学校の3人の生徒がドキュメンタリー撮影のために訪れた。彼らは 「ブレア」 という魔女伝説が残るブラックヒルズの森に、キャンプするためにやってきたのだ。だが、そこは魔女伝説のほかにも不気味な話があり、地元の人間はけして近づかない場所。3人が森に入って行方を断ってから一年後のこと… 彼らのフィルムだけが発見された…


 じつは先日、ダニエル・マイリック監督の最新作「The Objective」(2008)を観たばかりのなのですが、うーん、これはどうしようかな~ と、レビューするのを迷っていました。
ストーリー的にいうと、ほとんど、といいますか、ぶっちゃけまるきり、「ブレアウィッチ・プロジェクト」と変わりありません!!(笑)

 舞台が中東に移っただけの、まんま「ミドルイースタン・プロジェクト」なんですけど、わたし的にはそこそこ楽しめました。ただ、ホラーにくわしくない人が観たら、たぶんラストは 「??」 で終わってしまうような、エンタテイメントとしたら、おそらくギリギリかなー… ということで、(この微妙な新作をふまえつつ)、本家のこちらを紹介させていただきます。

 …といいますか、みなさん、ほとんどご覧になった方ばかりだと思いますが!

 「ブレアウィッチ~」 の成功は、アイデアのおもしろさのひとことに尽きると思います。公開当時のただものではない騒動は、ほんとにすごかったですよねー。ネットを駆使したプロモーションも大成功、いまでこそ、 “低予算、インディーズ、ドキュメンタリー” なんて映画は、ピンからきりまで、それこそ山のように作られているわけですが、これはその先駆者的な作品です。
なにより、「お金がなくても、頭を使えばおもしろい映画が撮れる!」 ということを証明してみせただけで、かなりのものだと思います。

 この手の映画というのは、「ニセのリアリティ」 を追求するものなんですが、その 「ニセ」 が、途中で 「本物」 に切り替わってしまうところもおもしろいです。

 (…たとえば、登場人物のひとり、カメラマンのマイケルが、疲労とストレスから身体を揺する場面があるんですが、わたしはここで、ウェス・クレイヴンの「The Last House on the Left」「鮮血の美学」1972)を思い出してしまいました。

 この作品、ひたすら陰鬱で悲惨な内容ばかりなんですが、一箇所だけ、これはと瞠目するようなシーンがあるんです。殺人を犯した青年たちが途中で我にかえって、「なんでこんなことしたんだろう…?」とでもいいたげに、で汚れた手をこすりあわせるシーン… 思わず覗く、“現実の悪意” … うーん、これぞ、(きっと監督自身、思いもしなかった)奇跡的な偶然リアリティじゃないですか!

 「ブレアウィッチ~」 は、よく練られたストーリーと結末の曖昧さが非常に不気味だったわけですが、さて、新作はというと? そうなんです、やっぱり曖昧です、そして、不思議ちゃんです!
ですが、「ブレア」 同様、観客が答えを導きだせるラストになっています。そのラストというのも、オカルトや歴史ミステリに精通している人のみ(!)理解できるものなので、うーん、やっぱりこれはちょっと、ギリギリすぎる作品ですね…










メンバーのひとり、
ジョシュア・レオナルド。
(彼らは本名で出演して
いたんですね!)








リーダー役のへザー・
ドナヒュー。










カメラマンのマイケル・
C・ウィリアムス。









しだいに変化していく
3人の関係にも、
注目です!







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ブレア~
この映画はインターネットのホームページを使ってうまく宣伝した作品でしたね。前評判に促されとっても期待して映画館へ見に行った覚えがあります。
私はこの1作目より同じ設定でドラマ仕立てとなった続編「ブレアウィッチ2」を推します。たまたま、平日休みで暇つぶしに映画に行き、わずか5人くらいしかいない映画館で見たとき夢か現実がわからなくなるような錯覚に陥りかなり怖かった記憶があります。
話は変わりますが、昨日ジャック・ケッチャムの「隣の家の少女」を1日で読みきりました。悪夢のような世界がひたすら続き、これ以上先を見たくないのだけど、ページをめくる手がとまらないところにケッチャムの作家としての凄さを感じました。(映画「マラソンマン」でダスティン・ホフマンがローレンス・オリビエ演じる悪党に歯の神経を痛めつけられ、やっとのこと逃げたと思ったらまた同じ歯の神経を痛めつけられるシチュエーションに戻っているかのようです。)
なぜか、私の中では「隣の家の少女」と「鮮血の美学」のイメージがダブリ、読み終わった後は(同作家の「オフ・シーズン」と同様に)いやーな感じが残りました。しかし、こんな心にズシンと残る文書を書けるのはケッチャムならではなのでしょうか。
長々と脈絡のない内容ですみません・・
クロケット 2008/10/24(Fri)01:13:57 編集
宣伝に上手くのせられました。
謎本を買ったクチです。現実が超自然現象に
呑み込まれていく悪夢のような感覚がありました。
これの日本版に「ノロイ」という作品がありましたね。
ホームページとか架空の出版社まで作って・・・。
魔女の呪いというと映画版とかテレビ版の
「エコエコアザラク」とかも大好きでした。
クロケット様、「隣の家の少女」1日で読了された
のですね。冷や汗でページをめくる手は滑るし、
吐き気はするしで大ダメージなのに止められない!
オンリーチャイルドもズーンと来ます。
奈良の亀母 2008/10/24(Fri)10:27:45 編集
うっ!!
クロケットさんの後で、単純な文章は失礼かと思いつつ…
この映画、観終わっても何だったのか、いまだに理解不能です。最後に映った「あれ」はなんだったのか?
ななみさん、誰か説明して~!!
ともあれ、主観視点映画の元祖?なのかな?
あれから、『クローバーフィールド』『REC』『ダイアリー』と、すごい進化ですね。

ベレッタ 2008/10/24(Fri)10:30:22 編集
うっうっ!
もっと単純ですが・・・
録画があるのに完璧にストーリー忘れてました。
『あれ』って何?何?・・・・(>_<)
盆踊り URL 2008/10/25(Sat)17:49:24 編集
ブレア
>クロケットさん
2作目はレンタルで観ました!
作品のあちこちに不気味な仕掛け(悪魔の数字が浮かびあがったり、前のシーンとどこかちがっていたり…)が施されていて、ちょっと不思議な映画でしたよね。映画館で観ると、ほんとに錯覚を起こしそうです。逆に、錯覚を起こすほど入りこめちゃうなんて、とてもラッキーなことじゃないですか!
そして、ケッチャムの禁断の書を、とうとう読んでしまいましたね~…!!
ひどい小説です。こんな残酷な小説、書いて許されるのは彼くらいだと思います。(それから、「マラソンマン」の拷問シーンはオソロシイです!)
ケッチャムは、日本でもそうですけど、熱心なファンがたくさんいるそうです。それで出版社と契約できなくても、ステキなコンドミニアムが買えるんですね。
余談ですが、ケッチャムは「オールナイトロング」がお気に入りだそうです。
「鮮血の美学」もショッキングでした。さきに本家の「処女の泉」を観ていたので、すこし救われた気がします。
ななみ 2008/10/25(Sat)19:50:09 編集
ウィッチ
>亀母さん
謎本、たくさん出まわっていました!
乗せられて買っちゃいましたか~
「ノロイ」はつい最近観たんですが、そうなんですか、この作品もまんま「ブレア」商法だったんですね。
わかったような、わからないような内容でした…
「エコエコアザラク」のドラマシリーズは、わたしも大好きです。過去作品ほど、出来のいいものが多いんですよね♪
そして、ここにも(第二の!)禁断の書が…
はあ~、思い出しただけでブルーになります。この手の作品は、わたしには重すぎて食欲がなくなりました…
ななみ 2008/10/25(Sat)19:56:16 編集
プロ
>ベレッタさん
「あれ」というのは、つまりつまり、ラストのアノことですか…?
えーと、簡単に説明しますと、3つの答えが出てくるわけです。
①錯乱状態で自滅しちゃった
②魔女の呪いで殺されちゃった
③子供たちに殺されちゃった
最後の、この「子供たち」というのがいちばん有力かつオソロシイ解答、というわけです…たぶん…
元祖かどうかはわたしにもわからないんですが、こんなに成功したインディーズはなかったですよね!
それから、「Rec」のリメイクは、あんまり評判がよくないみたいです…?
ななみ 2008/10/25(Sat)20:01:32 編集
ジェクト
>盆踊りさん
「あれ」っていうのは?
だからだから、最後の不可解なシーンのことです!
いなくなったはずのカメラマンが、廃屋の壁際にぽつんと立っていた…
ようするに、すっかり憑りつかれちゃった状態だったということですね…たぶん…
ななみ 2008/10/25(Sat)20:04:39 編集
2
2もあるんですが・・・・
1も2はVHSが100円でした。

留守にしてたのでにゃんこ可愛いです~
盆踊り URL 2008/10/26(Sun)09:25:15 編集
耳の下あたりの匂いが好き
>盆踊りさん
100円ですか~、それじゃ下手にレンタルするよりも、ずっと安いかも!!
まあ、それだけ話題になった作品なんでしょうね。
ひさびさの再会でニャン子ベタベタ♪
あ、盆踊りさんがベタベタだったりして…♪
ななみ 2008/10/27(Mon)21:54:00 編集
賛否両論。私は…
この作品、未レビューだったんですね。意外です。
賛否両論ですよね。私はじつは「否」の方です。レンタルで見たんですけど、途中で眠ってしまいました。ホラー映画見てて、途中で寝たのは初めてです。
ただワーワー騒いで、仲間割れして、自滅??と私は解釈してたんですけど、ラストがね、よくわからなくて、でもまあわからなくてもどうでもいいかなというくらいどうでもよかった。こういうドキュメンタリータッチが決してダメなわけじゃないんですけど、これは腹が立ちました。
「隣の家~」はほんっとにイヤな小説ですよね(ホメ言葉)。早く終わってほしくて、正直彼女が死んだときにもホッとした自分がいました。あのまま生きていたとしても精神的に限界だったんじゃないかと。でも私は「オンリーチャイルド」の方がもっとイヤです。ラストのやるせなさはヘビー級ですよね。クロケットさんにも是非挑戦して欲しいです(笑。
「鮮血の美学」、今すごく気になってるんですけど、なぜかレンタルになくって…元ネタの「処女の泉」も気になりますが、直のことレンタルになさそう…。
ユキまま 2008/10/29(Wed)16:19:23 編集
賛否両論映画
>ユキままさん
あらら、ユキままさんは乗れなかったほうなんですね、(わたしにはそれが意外です!)
まあ~、アラ探ししたらきりがない作品ですけど、わたしはまずガッツを買いたいですね。それから、役者さんたち(たぶん、元はフツーの人)もがんばっていたと思います。
時間がたってから観なおしてみれば、評価が変わるかも…しれません…よ? (でも、保証はできないですけど!)
「鮮血の美学」はオススメしていいのかな~、どうかな~~
それから、「処女の泉」はホラーではありませんよ!立派な文芸作品です。観終わったあと、「オンリーチャイルド」並みに深く考えさせられてしまう内容です。
ななみ 2008/10/29(Wed)22:50:59 編集
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