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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   The Midnight 
       Meat Train

(2008)アメリカ
出演…ブラッドリー・クーパー
レズリー・ビブ
ヴィニー・ジョーンズ
ブルック・シールズ
監督…北村龍平
★★★


〔ストーリー〕
 写真家のレオンは、成功を夢見てニューヨークの街角を切り取る青年。ある日、地下鉄内でギャングに襲われそうになった若い女性を救う。女性とはその場で別れるが、翌日彼女が行方不明になっているという新聞記事を目にすることに。別れぎわ、列車に乗りこむ彼女を撮った写真… そこには、彼女を乗せるためにドアに添えられた、ある男の手が写っていた…!!


 グラフィックなイメージを強力に前面に押しだして、なにやら新しいものと期待とをワクワク感じさせながら、そのじつ、ストーリーのほうは古色蒼然とした古典怪奇だったという、〈血の本〉 シリーズ。
その表題作となっている 『ミッドナイト・ミート・トレイン』 の、ついに映像化の登場です!

 監督は、北村龍平さん。「あずみ」(2003)のほうは未見なのですが、「Versus」(2000)のほうは観たことがあります。そうですねー、どちらかというと、一般受けはしない、好きキライの分かれる作品だったと思うのですが、こちらの作品は、そんな心配をものの見事に吹き飛ばしてくれました。
…あ、もちろん、大衆受けはしないと思いますが(念のため!)、ホラー・ファンに受けることはまちがいナシ!! の、血糊たっぷり、スプラッタも超ゴキゲン、元気なノリノリ・ホラーとなっています~

 不運な主人公・レオンを演じるのは、ブラッドリー・クーパー。大人気ドラマ「エイリアス」や、「恋するレシピ/理想の男の作り方」なんて、ハッピーなラブコメものに出演されている方のようです。
そして、レオンの恋人マヤには、レズリー・ビブ。
友人のジャーギスには、ロジャー・バート(…またまた○○な役!)。
…いちばん注目してしまったのが、アート・ギャラリーのちょっとH なオーナー役の、ブルック・シールズ!(姐さん、相変わらず色っぽいですね~、殺人鬼と互角に張りあっていますよ!)

 肝心の殺人鬼・マホガニー役なのですが、ヴィニー・ジョーンズ様です。そうです、元(英)サッカー選手のジョーンズ様です。ジョーンズ様は悪役で出演されることが多いのですが、この作品では、かな~りインパクト大な悪役となっています。ですから、ファンの方もきっと満足すること請け合いの、不気味な殺人鬼となっています。

 地下鉄内の雰囲気もよく、都市伝説的な下地もうまく表現されていると思うのですが、具体的な親切な説明があるわけでもないので、原作を知らない人にはちょっときびしいかな~? …と、思っていましたら、ラストできれいに盛りかえしてくれました。

 ただ、「人知を超えた巨大な存在の影」 は薄く、おそろしい悲劇という内容になっているところが、長年のファンからすると、どう受けとられるのか…?
せっかくの北村監督ハリウッド・デビュー作品なのですが、アメリカ人にほとんど知られていないというのが、非常に残念ですね…!












カメラを構えるイイ男
レオン役のブラッドリー・
クーパー。







列車内に、図体のでかい
男がぽつーん…
これだけでもう、
期待ワクワクですね








マヤ役の
レズリー・ビブ。










好奇心は猫をも殺す、
といいますが…




ひゃ~~、(だからいったじゃなーい)、早く逃げてーー!!!







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ぎょえ~
人肉ぶらさがとります~(@_@;)
うわさの映画ですね~早い!
眼が悪いので豚肉に見えます・・・・
あっ、リンクありがとうございます。
開始したら、普通映画も載せますね~
らいたんは元気でしょうか?
盆踊り URL 2008/10/18(Sat)21:23:48 編集
北村龍平
待っていました!とうとうご覧になったのですね。
配給会社の内紛により、アメリカでは不遇の待遇を受けていたので心配でしたが、ホラーとしての評判はなかなか良いみたいですね。

クライブ・バーカーの『血の本』シリーズは映画にしやすいのか最近、白羽の矢が立ち『マドンナ』『豚の血ブルース』『腐肉の晩餐』などが映画化されるとの話があるみたいです。

最近見た映画ではタイの『心霊写真』(リメイク版『シャッター』の元ねた)がなかなか面白かったです。
クロケット 2008/10/19(Sun)15:58:50 編集
いいな~
ななみさん、相変わらず早いですね!!
日本上陸がどうなるか、まったくもって予想しがたいいわくありの作品。
はたして、DVDスルーとなるのか・・・・
そうなってくれた方が私としては嬉しかったりして・・・・映画館高いんだもん!!
どちらにしても、都市伝説的ないでたちのこの映画、とっても気になる1本です。
ベレッタ 2008/10/19(Sun)18:23:09 編集
ゆ~らゆら♪
>盆踊りさん
「真夜中の人肉列車」ですもん、霜降りのお肉がゆ~らゆ~ら!!
けっこう元気のいい作品でしたよー、でも、見た目ほどそんなに気持ち悪くなかったです。
普通映画も楽しみですね、楽しくておもしろい作品を期待していますね!
らいたん、元気すぎてよく遊びます。
見た目はそんなにかわいくないんですけど、(ごめんなちゃい~)、一緒にいるとやたらかわいくなるから不思議です。
ダヤンくん(絵本のキャラクター?)に似ています。
ななみ 2008/10/20(Mon)23:26:35 編集
北村さん
>クロケットさん
そうなんです、とうとう鑑賞してしまいました!
日本人監督ということで、多少不安はあったのですが、これはなかなかよかったですね。
それにしても、バーカー作品の映画化の話がゾクゾクと!!
クロケットさんの挙げた短編は、どれも大好きなものばかりですよ~、(これは期待しちゃいますね!)
なにはともあれ、ひとつぐらいは実現してほしいですね。
それから、「シャッター」はわたしも観ましたよ♪
主演の男優さんがカッコよかったですねー、幽霊役の女優さんもよかったです。
ななみ 2008/10/20(Mon)23:30:58 編集
先取り♪
>ベレッタさん
ほんとに、どうなるんでしょうね~~、
でも、業界の人たちはDVDスルーにならないことを望んでいるみたいですね。せっかくの北村監督のハリウッド・デビュー作ですもんね!
だけど、映画館代がバカにならないのも事実です…(わたしなんて、ここ数ヶ月くらい映画館にいってませんもん!)
ふだん邦画ホラーを軽く見ている人でも、これは「おやっ」と、衝撃がくるのではないかと思います。
アメリカっぽいけど、アメリカぽくない(?)、コアなファンに受けそうな雰囲気です。
ななみ 2008/10/20(Mon)23:36:41 編集
霜降りのお肉
霜降りのお肉とは・・・
なんか美味そうですね~焼肉?ステーキ?
ユッケとか・・・(@_@;)
盆踊り URL 2008/10/21(Tue)22:08:34 編集
来年観れるかしら。
ダヤン似のらいたん、元気に新生活を満喫して
いるんですね。良かった。亀さんは暖房付きの
ケージに移り、寝る時は電子レンジで暖める「あんか」を使用しています。この監督さんの「あずみ」とは
相性が悪く、心配でしたが面白そうな作品に仕上がっているようですね。あの「父祖」の影は薄いんですか?「大父祖」をどのように映像化してくれるのか
楽しみだったのに。
奈良の亀母 2008/10/22(Wed)07:49:27 編集
なんか今日蒸し暑い
>盆踊りさん
ユッケおいしそうですねー♪
ちなみにヘプバーンは「ローマの休日」のとき、船旅で暴飲暴食して太ちゃって、ユッケで痩せたそうです。生肉は消化にいいんですかね。
ななみ 2008/10/23(Thu)22:33:37 編集
観れますよ!
>亀母さん
ダヤン似で通じていただけましたねー♪
カメの飼育はいまでも憧れています。でも、いまのところ、いたずらっ子の世話で手一杯ですね…
亀母さんのカメさんは、何歳くらいなんでしょう?
カメってものすごく長生きするという、勝手なイメージがありますが…
寒くなってくると、いろいろ準備をしなくちゃいけないからたいへんですね。
「大祖父」ですが、それを期待しすぎると、肩透かしをくらってしまうかもしれません…
でも、まあ、元気なスプラッタということで!!
ななみ 2008/10/23(Thu)22:40:36 編集
大父祖は…
久方ぶりに来てみれば、更新いっぱいでうれしいです。
つい最近原作を読んだ者としては、大父祖の存在が気になるところですが、その辺りは期待しちゃいけないようですね。
「あずみ」はなんか気になって見ました。元々の設定(原作もマンガだそうですが)の奇抜さについていけませんでした。ただ、思ったよりバイオレントなので、上戸彩ちゃん目当てに劇場に見に行った男子はびっくりしたでせう。オダギリジョーはあいかわらず変なヤツでした(彼が妙に評価されているのが、私にはさっぱりわからんちんなのですが)。
ユキまま 2008/10/29(Wed)15:44:47 編集
都市伝説
>ユキままさん
最近はずっと更新をサボってばかりいましたからね~、すいません、ちょっと反省しています。
そうですよね、ユキままさんはつい先日バーカー・デビューされたんですもんね!
「あずみ」は漫画だったら、チラッとだけ読んだことがあります。奇抜なんですか。機会があったら観てみてもいいですかね。
オダギリジョーさんはヘアスタイルからして変な人です。変な空気がうけてるんでしょう、たぶん。
ななみ 2008/10/29(Wed)22:27:22 編集
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ななみといいます
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女性
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 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

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〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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