個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Imago Mortis
(2009)イタリア/スペイン/アイルランド
出演…アルベルト・アマリア、
オナ・チャプリン
レ ティシア・ドレラ
監督…ステファノ・ベッソー二
★★★☆
〔ストーリー〕
撮影技術と歴史を学ぶブルーノ。ある日、構内をカメラ片手に歩いていると、突然大きな物音がして… 青年が降ってきたではないか!! しかも、その青年はあきらかに死んでいるにもかかわらず、起きあがってブルーノに手を伸ばそうとする…! その日から、青年の亡霊という幻覚に悩むようになるブルーノ。地下のフィルム倉庫で見つけた古いフィルムを映写していると、その青年が映っているのを発見する。
ブルーノはガールフレンドのアリアナを連れて、フィルムに映っていた洞窟に出かけてみることにするのだが…
たぶん、チェックしていらっしゃる方も多いんではないかと思います。以前からかなり話題になっていました。内容もすごくおもしろくて、興味深いんですよね。ヨーロッパのアカデミックな雰囲気と、緻密なゴシック&知的さがたまらない、ホラー・ミステリーの登場です。
こういうノーブルな佇まいのホラー・ミステリというと、世界的なベストセラーとなった、ウンベルト・エーコの「Le Nom de la Rose」(「薔薇の名前」1986)とか、レベルテの「The Ninth Gate」(「ナインスゲート」1999)とか、最近では、パトリック・ジュースキントの「Perfume: The Story of a Murder」(「パフューム/ある人殺しの物語」2006)の映画化とか… わりとたくさんありますよね。この作品も、そんな系統にくくられそうな、すごく上質のオカルちっくなミステリーなんです。
まず、ストーリーがかなりいいですよね。写真技術が発明されるよりずっと以前の1600年代のこと、とある科学者が、画像再生技術にとりつかれて “禁忌の法” に手を出してしまいます。それというのは、「死者の眼球を使って、網膜に残された最後の映像を実体化しよう」 というもの。
主人公の青年ブルーノを演じるのは、アルベルト・アマリア。
ブルーノは大学で映写技術とその歴史を学んでいて、自ら写真を撮るのも大好き、クラスメイトにはアリアナ(オナ・チャプリン)というかわいいガールフレンドもいます。
ある日、カメラを片手に構内を歩いていると、突然空から青年が降ってきたではないですか!! キャ~、な、なに? 自殺?? しかし、青年は即死しているにもかかわらず、起きあがってブルーノにむかってこようとします。ショックをうけるブルーノ!! と、思ったら、ただの幻覚だった…?
しかし、その日を境に、おそろしい亡霊につきまとわれるようになってしまいます。ぼくは変なのだろうか? なぜ、ぼくの前にあらわれる…??
大学の地下のフィルム倉庫でおなじような悪夢に襲われたブルーノは、やがて、青年が映っているフィルムを発見します。ためしにアリアナとその場所にむかってみると、古い木箱を発見。木箱を持ち帰ったブルーノとアリアナは、「タナト・スコーピア」という、なにやら聞きなれない、不吉な映写技術を知ることになるのですが…
前述した作品郡のように、つぎつぎ事件が起こる! という、派手な内容ではないんですが… こういう真新しいプロットが出現してくると、うきうきしてしまいますよね~。西欧ミステリ独特の雰囲気もとてもよく、品のよさとグロテスクさをいい状態で保っている感じがあります。アメリカン・ホラーに馴れた目で見てしまうと、よけいにおもしろく感じてしまうかもしれません。
ついでに、これに原作はなく、監督のステファノ・ベッソーニとスタッフたちが共同で書いたようです。スタッフも監督も、ナイス・ジョブ!!
またまたついでに、世間的には、オナ・チャプリンとジェラルディン・チャプリンの母娘共演が話題になっているようですが、わたし的には、市川純さん(アキ役)と、小橋賢児さん(オズ役)の出演が非常にうれしかったです。おふたりとも、フランス語(← わたしが観たのは吹き替え版ですね、すみません)がとても上手でした。
ブルーノ役の
A・アマリア。
亡霊につきまとわれる
ようになるブルーノ。
(?なぜ?なぜ?)
…ひーん、こわいよ!
アリアナ役のオナ・
チャプリン。
オルシニ女史(ジェラル
ディン・チャプリン)。
無垢な少女の瞳は、
なにを見る…?
恐怖の 〈タナト・グラファー〉 の館へようこそ…!!!
(2009)イタリア/スペイン/アイルランド
出演…アルベルト・アマリア、
オナ・チャプリン
レ ティシア・ドレラ
監督…ステファノ・ベッソー二
★★★☆
〔ストーリー〕
撮影技術と歴史を学ぶブルーノ。ある日、構内をカメラ片手に歩いていると、突然大きな物音がして… 青年が降ってきたではないか!! しかも、その青年はあきらかに死んでいるにもかかわらず、起きあがってブルーノに手を伸ばそうとする…! その日から、青年の亡霊という幻覚に悩むようになるブルーノ。地下のフィルム倉庫で見つけた古いフィルムを映写していると、その青年が映っているのを発見する。
ブルーノはガールフレンドのアリアナを連れて、フィルムに映っていた洞窟に出かけてみることにするのだが…
たぶん、チェックしていらっしゃる方も多いんではないかと思います。以前からかなり話題になっていました。内容もすごくおもしろくて、興味深いんですよね。ヨーロッパのアカデミックな雰囲気と、緻密なゴシック&知的さがたまらない、ホラー・ミステリーの登場です。
こういうノーブルな佇まいのホラー・ミステリというと、世界的なベストセラーとなった、ウンベルト・エーコの「Le Nom de la Rose」(「薔薇の名前」1986)とか、レベルテの「The Ninth Gate」(「ナインスゲート」1999)とか、最近では、パトリック・ジュースキントの「Perfume: The Story of a Murder」(「パフューム/ある人殺しの物語」2006)の映画化とか… わりとたくさんありますよね。この作品も、そんな系統にくくられそうな、すごく上質のオカルちっくなミステリーなんです。
まず、ストーリーがかなりいいですよね。写真技術が発明されるよりずっと以前の1600年代のこと、とある科学者が、画像再生技術にとりつかれて “禁忌の法” に手を出してしまいます。それというのは、「死者の眼球を使って、網膜に残された最後の映像を実体化しよう」 というもの。
主人公の青年ブルーノを演じるのは、アルベルト・アマリア。
ブルーノは大学で映写技術とその歴史を学んでいて、自ら写真を撮るのも大好き、クラスメイトにはアリアナ(オナ・チャプリン)というかわいいガールフレンドもいます。
ある日、カメラを片手に構内を歩いていると、突然空から青年が降ってきたではないですか!! キャ~、な、なに? 自殺?? しかし、青年は即死しているにもかかわらず、起きあがってブルーノにむかってこようとします。ショックをうけるブルーノ!! と、思ったら、ただの幻覚だった…?
しかし、その日を境に、おそろしい亡霊につきまとわれるようになってしまいます。ぼくは変なのだろうか? なぜ、ぼくの前にあらわれる…??
大学の地下のフィルム倉庫でおなじような悪夢に襲われたブルーノは、やがて、青年が映っているフィルムを発見します。ためしにアリアナとその場所にむかってみると、古い木箱を発見。木箱を持ち帰ったブルーノとアリアナは、「タナト・スコーピア」という、なにやら聞きなれない、不吉な映写技術を知ることになるのですが…
前述した作品郡のように、つぎつぎ事件が起こる! という、派手な内容ではないんですが… こういう真新しいプロットが出現してくると、うきうきしてしまいますよね~。西欧ミステリ独特の雰囲気もとてもよく、品のよさとグロテスクさをいい状態で保っている感じがあります。アメリカン・ホラーに馴れた目で見てしまうと、よけいにおもしろく感じてしまうかもしれません。
ついでに、これに原作はなく、監督のステファノ・ベッソーニとスタッフたちが共同で書いたようです。スタッフも監督も、ナイス・ジョブ!!
またまたついでに、世間的には、オナ・チャプリンとジェラルディン・チャプリンの母娘共演が話題になっているようですが、わたし的には、市川純さん(アキ役)と、小橋賢児さん(オズ役)の出演が非常にうれしかったです。おふたりとも、フランス語(← わたしが観たのは吹き替え版ですね、すみません)がとても上手でした。
ブルーノ役の
A・アマリア。
亡霊につきまとわれる
ようになるブルーノ。
(?なぜ?なぜ?)
…ひーん、こわいよ!
アリアナ役のオナ・
チャプリン。
オルシニ女史(ジェラル
ディン・チャプリン)。
無垢な少女の瞳は、
なにを見る…?
恐怖の 〈タナト・グラファー〉 の館へようこそ…!!!
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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