個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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The Legend
of Hell House
(1973)イギリス
出演…パメラ・アンダーソン
ロディ・マクドウォール
クライブ・レヴェル
ゲイル・ハニカット
監督…ジョン・ハフ
★★☆
〔ストーリー〕
物理学者のクリスは、億万長者のルドルフから、ベラスコ邸の謎を解いてほしいと依頼される。その館は、数々の心霊現象と怪事件で悪名高く、高齢のルドルフは、“死後の魂の存在の有無” について知りたいというのだ。調査メンバーはほかに、クリスの妻のアン、若き霊媒師のフローレンス、二十年前におなじように調査隊を組んだものの、唯一の生存者となった霊能力者のベン。
そして霧に包まれたベラスコ邸に四人が到着したときが、おそろしい出来事のはじまりだった…!
ジョン・ハフの「ヘルハウス」です。原作はリチャード・マシスンのエログロホラー、『地獄の館』。これはシャーリー・ジャクスンの 『たたり』 といった、超正統派の幽霊屋敷小説をもとに書かれたものです。さて、このすばらしく楽しい原作を、どんなふうに仕上げてくれたのかなと、ワクワクしながら観たのですが…
すっごく上品になっちゃってます!
内容はといいますと、とある富豪の男が、悪業に悪業と重ねたうえ、私生児なんかも殺しては捨てて、倒錯的なパーティーを毎晩ひらいて、SM、麻薬、殺人、人食というなんでもありのパーティーで、ある夜出席者を惨殺して、忽然と失踪してしまったといういわくつきの館。その館にはおそろしい怨念が渦巻いていて、入っただけでもとり殺されてしまいます。
うーん、ゴシックですね~。
調査隊メンバーなんですが、霊的現象を科学で説明しようとするクリス、古風な妻のアン、ベビーフェイスで魅力的なフローレンス、ケント・デリカットみたい(笑)なベン。
この四人の織り成す人間模様も丁寧に描かれていて、けっこう好感触です。霊的存在をフローレンスばかりが感じるんですが(…『たたり』 のエリーナのパターンですね! 輪のなかで “いちばん弱そうな人間” から狙うっていう…)、これでクリスと衝突、フローレンスが怒ると、クリスにポルターガイスト現象が起きちゃいます。それをハラハラ見守るだけのアン、冷静に見つめるベン。
しだいにねじれた優越感をもっていくフローレンスを、パメラ・アンダーソンが見事に好演。どことなく子供っぽい彼女がヒステリーを爆発させるところなど、この役柄にぴったりです。
また、アン役のゲイル・ハニカットも、霊にまどわされる姿が魅力的です。ふだんは貞淑でおとなしい妻なんですが、夜になると、ウフフ…♪
霊現象の出現も、エクトプラズム、憑依、幻視といった、神秘的な効果を追求した演出が光ります。ベラスコ邸内の調度も不道徳的な絵画や彫像など、ムードたっぷり。
いかにもゴシックしてる土台に、科学的根拠も織り交ぜて、超正統派なゴーストハウスに作りあげた点では成功してると思います。
ただ、もとがものすごーく扇情的だったために、もうすこしショッキングなシーンがほしかったですね…(個人的な意見としては)!
著名な物理学者のクリス(クライヴ・
レヴェル)。霊現象は人間の心理的
エネルギーの残滓だと信じてます。
問題の邸に到着しました。
すっごくヤバそうな雰囲気です。
感情に左右されてしまうフロー
レンス。彼女がいじめられる姿
も見どころ(?)です。
以前ベラスコ邸に入ったおり、
手痛い目に遭ったベン(ロディ)。
四人の中でいちばん慎重派。
すっぽんぽんになっちゃってから、
頬をぶたれて我にかえるアン。
いやーん、恥ずかしいー!!
of Hell House
(1973)イギリス
出演…パメラ・アンダーソン
ロディ・マクドウォール
クライブ・レヴェル
ゲイル・ハニカット
監督…ジョン・ハフ
★★☆
〔ストーリー〕
物理学者のクリスは、億万長者のルドルフから、ベラスコ邸の謎を解いてほしいと依頼される。その館は、数々の心霊現象と怪事件で悪名高く、高齢のルドルフは、“死後の魂の存在の有無” について知りたいというのだ。調査メンバーはほかに、クリスの妻のアン、若き霊媒師のフローレンス、二十年前におなじように調査隊を組んだものの、唯一の生存者となった霊能力者のベン。
そして霧に包まれたベラスコ邸に四人が到着したときが、おそろしい出来事のはじまりだった…!
ジョン・ハフの「ヘルハウス」です。原作はリチャード・マシスンのエログロホラー、『地獄の館』。これはシャーリー・ジャクスンの 『たたり』 といった、超正統派の幽霊屋敷小説をもとに書かれたものです。さて、このすばらしく楽しい原作を、どんなふうに仕上げてくれたのかなと、ワクワクしながら観たのですが…
すっごく上品になっちゃってます!
内容はといいますと、とある富豪の男が、悪業に悪業と重ねたうえ、私生児なんかも殺しては捨てて、倒錯的なパーティーを毎晩ひらいて、SM、麻薬、殺人、人食というなんでもありのパーティーで、ある夜出席者を惨殺して、忽然と失踪してしまったといういわくつきの館。その館にはおそろしい怨念が渦巻いていて、入っただけでもとり殺されてしまいます。
うーん、ゴシックですね~。
調査隊メンバーなんですが、霊的現象を科学で説明しようとするクリス、古風な妻のアン、ベビーフェイスで魅力的なフローレンス、ケント・デリカットみたい(笑)なベン。
この四人の織り成す人間模様も丁寧に描かれていて、けっこう好感触です。霊的存在をフローレンスばかりが感じるんですが(…『たたり』 のエリーナのパターンですね! 輪のなかで “いちばん弱そうな人間” から狙うっていう…)、これでクリスと衝突、フローレンスが怒ると、クリスにポルターガイスト現象が起きちゃいます。それをハラハラ見守るだけのアン、冷静に見つめるベン。
しだいにねじれた優越感をもっていくフローレンスを、パメラ・アンダーソンが見事に好演。どことなく子供っぽい彼女がヒステリーを爆発させるところなど、この役柄にぴったりです。
また、アン役のゲイル・ハニカットも、霊にまどわされる姿が魅力的です。ふだんは貞淑でおとなしい妻なんですが、夜になると、ウフフ…♪
霊現象の出現も、エクトプラズム、憑依、幻視といった、神秘的な効果を追求した演出が光ります。ベラスコ邸内の調度も不道徳的な絵画や彫像など、ムードたっぷり。
いかにもゴシックしてる土台に、科学的根拠も織り交ぜて、超正統派なゴーストハウスに作りあげた点では成功してると思います。
ただ、もとがものすごーく扇情的だったために、もうすこしショッキングなシーンがほしかったですね…(個人的な意見としては)!
著名な物理学者のクリス(クライヴ・
レヴェル)。霊現象は人間の心理的
エネルギーの残滓だと信じてます。
問題の邸に到着しました。
すっごくヤバそうな雰囲気です。
感情に左右されてしまうフロー
レンス。彼女がいじめられる姿
も見どころ(?)です。
以前ベラスコ邸に入ったおり、
手痛い目に遭ったベン(ロディ)。
四人の中でいちばん慎重派。
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
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かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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