忍者ブログ
個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
[140]  [139]  [138]  [137]  [136]  [135]  [134]  [133]  [132]  [131]  [130
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

   The Legend
      of Hell House

1973)イギリス
出演…パメラ・アンダーソン
ロディ・マクドウォール
クライブ・レヴェル
ゲイル・ハニカット
監督…ジョン・ハフ
★★☆


〔ストーリー〕
 物理学者のクリスは、億万長者のルドルフから、ベラスコ邸の謎を解いてほしいと依頼される。その館は、数々の心霊現象と怪事件で悪名高く、高齢のルドルフは、“死後の魂の存在の有無” について知りたいというのだ。調査メンバーはほかに、クリスの妻のアン、若き霊媒師のフローレンス、二十年前におなじように調査隊を組んだものの、唯一の生存者となった霊能力者のベン。
 そして霧に包まれたベラスコ邸に四人が到着したときが、おそろしい出来事のはじまりだった…!


 ジョン・ハフの「ヘルハウス」です。原作はリチャード・マシスンのエログロホラー、『地獄の館』。これはシャーリー・ジャクスンの 『たたり』 といった、超正統派の幽霊屋敷小説をもとに書かれたものです。さて、このすばらしく楽しい原作を、どんなふうに仕上げてくれたのかなと、ワクワクしながら観たのですが…

 すっごく上品になっちゃってます!

 内容はといいますと、とある富豪の男が、悪業に悪業と重ねたうえ、私生児なんかも殺しては捨てて、倒錯的なパーティーを毎晩ひらいて、SM、麻薬、殺人、人食というなんでもありのパーティーで、ある夜出席者を惨殺して、忽然と失踪してしまったといういわくつきの館。その館にはおそろしい怨念が渦巻いていて、入っただけでもとり殺されてしまいます。
うーん、ゴシックですね~。

 調査隊メンバーなんですが、霊的現象を科学で説明しようとするクリス、古風な妻のアン、ベビーフェイスで魅力的なフローレンス、ケント・デリカットみたい(笑)なベン。
 
 この四人の織り成す人間模様も丁寧に描かれていて、けっこう好感触です。霊的存在をフローレンスばかりが感じるんですが(…『たたり』 のエリーナのパターンですね! 輪のなかで “いちばん弱そうな人間” から狙うっていう…)、これでクリスと衝突、フローレンスが怒ると、クリスにポルターガイスト現象が起きちゃいます。それをハラハラ見守るだけのアン、冷静に見つめるベン。

 しだいにねじれた優越感をもっていくフローレンスを、パメラ・アンダーソンが見事に好演。どことなく子供っぽい彼女がヒステリーを爆発させるところなど、この役柄にぴったりです。
また、アン役のゲイル・ハニカットも、霊にまどわされる姿が魅力的です。ふだんは貞淑でおとなしい妻なんですが、夜になると、ウフフ…

 霊現象の出現も、エクトプラズム、憑依、幻視といった、神秘的な効果を追求した演出が光ります。ベラスコ邸内の調度も不道徳的な絵画や彫像など、ムードたっぷり。
いかにもゴシックしてる土台に、科学的根拠も織り交ぜて、超正統派なゴーストハウスに作りあげた点では成功してると思います。

 ただ、もとがものすごーく扇情的だったために、もうすこしショッキングなシーンがほしかったですね…(個人的な意見としては)!








著名な物理学者のクリス(クライヴ・
レヴェル)。霊現象は人間の心理的
エネルギーの残滓だと信じてます。






問題の邸に到着しました。
すっごくヤバそうな雰囲気です。





感情に左右されてしまうフロー
レンス。彼女がいじめられる姿
も見どころ(?)です。






以前ベラスコ邸に入ったおり、
手痛い目に遭ったベン(ロディ)。
四人の中でいちばん慎重派。






すっぽんぽんになっちゃってから、
頬をぶたれて我にかえるアン。
いやーん、恥ずかしいー!!







PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
今年も楽しいレビューを聞かせてください。

「ヘルハウス」は「レガシー」と並んで雰囲気が好きな映画ですね。
フローレンス役のパメラはデボラ・カー主演の「回転」でも幽霊屋敷にすむ兄妹の妹役で出ていました。

クロケット 2008/01/01(Tue)09:52:15 編集
クロケットさん♪あけましたね♪
とうとう新年ですね~、
おめでとうございます!

こんな稚拙なレビューを楽しみにしていただけるなんて、うれしいような、恥ずかしいような…
こちらからも、どうぞ今年もよろしくお願いしますです♪

クロケットさんの豊富な映画知識には、毎回 “へえ~” トリビアです。
なるほどね情報に、毎回助かっています。
この一年も、ホラー豊作のステキでハッピーな年になるといいですね♪
ななみ 2008/01/02(Wed)20:01:26 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2017/11 12
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
ねこじかんです

ホームページ制作浮気調査ホームページ制作会社 東京浮気調査ホームページ制作 千葉ホームページ制作ブログパーツ 動物

最新CM

[03/28 PatlealaRag]
[02/29 あぐもん]
[02/29 あぐまn]
[01/11 わかりません]
[01/01 クロケット]
[10/23 ナマニク]
[10/23 ナマニク]
[10/20 nasu]
[10/17 奈良の亀母]
[10/16 ななみ]
気になる新作!

*A Lonely Place to Die

*Super 8

*Insidious

*The Woman

*Rammbock

*Season of the Wich

*Red Rising

*The Violent Kind

*Red White & Blue

*11-11-11

*The Feed

*Nang Phee

*Scream of the Banshee

*Dylan Dog: Dead of the Night

*Misteri Hantu Selular

*The Silent House

*Who Are You

*I Didn't Come Here to Die

*Famine

*I'm not Jesus Mommy

*Monster Brawl

*Some Guy Who kills People

*Falling Skies

*The Wicker Tree

*Hisss

*ChromSkull: Laid to RestⅡ

*Father's Day

*Drive Angry

*Fertile Ground

*Wake Wood

*Mientras Duermes

*Hobo with a Shotgun

*Atrocious

*KaraK

*Penunggu Istana

*Borre

*The Broken Imago

*Madison Country

*Viy

*Jenglot Pantai Selatan/Beach Creature

*Urban Explorer

*Los Infectados

*Isolation

*2002 Unborn Child

*The Pack

*El Incidente

*Rat Scratch Fever

*4bia
最新記事

(10/16)
(10/11)
(10/07)
(10/04)
(10/01)
(09/30)
(09/29)
(07/17)
(06/29)
(06/19)
ブログ内検索

みなさまの足跡
アクセス解析
バーコード
忍者ブログ [PR]

Graphics by Lame Tea / designed by 26℃