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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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  Source Cord



(2011)アメリカ
出演…ジェイク・ギレンホール
ミシェル・モナハン
ヴェラ・ファーミガ
監督…ダンカン・ジョーンズ
★★★★



〔ストーリー〕
 目覚めるとそこは、移動中の列車のなか。彼のまえには、かわいい美人が坐っている。「あなたの言葉、そのとおりだったわ。ありがとう、ショーン」。でも彼は、ショーンじゃなくてコルター。ショーンてだれ? この美女は? パニックに陥ってトイレにむかうと、鏡に映るのは見ず知らずの男の顔だった… この男がショーンなのか? そのとき、爆発音が起こってあたりは炎につつまれた…!!!


 監督のダンカン・ジョーンズが、「Moon」「月に囚われた男」2009)のダンカン・ジョーンズだったと知って、軽いショックに襲われたわたくしです。ま~じ~ですかっ!! 神は二物も三物もあたえちゃって… きーっ、くやしいっ!!(← 興奮してすいません!)

 でも、この作品を観た関係者の方なんかは、それに近い感情を抱いた人がいたかもしれませんね(笑)。わたしの大好きなタイム・トラベルもの、ジェイク・ギレンホールとくれば、観ないわけにはいかないではないですか。それで、前評判どおりのおもしろさで、これまた興奮気味です。前作「月に~」を観た方ならわかっていただけるかと思いますが、リアリティのある哀愁をふくんだSF映画が得意な人みたいです。派手さはないのですが、あとからじわじわ、よく味わってみたらすばらしい作品でした。

 お話は、ギレンホール演じる男コルターが、列車のなかで目覚めるところからはじまります。どうやら、シカゴの列車のようです。どうしてこんなところにいるんだろ? そして目の前には、笑顔のすてきな美人(ミシェル・モナハン)が。美人は彼を「ショーン」 と呼びますが、まったく身におぼえがありません。
ここ、どこですか? というか、あなたはダレですか…??

 冷静になろうと、トイレに立つコルター。すると、鏡に映った自分を見て、ふたたびびっくり! ぜんぜん知らない男が映ってるー!! はっとなって、札入れのなかをたしかめてみると… たしかに、身分証明書にはショーンの名前があります。これ、だれ?? おれ、どうなっちゃったの???

 追ってきた美人はクリスティーナといって、「シェーンどうしたの? ねえ、どうしたの?」と、心配そう。事情を説明しようとしたら、どっかーん!!! すごい爆発音が。そして一瞬にして、あたりは火の海につつまれてしまうのです…

 と、ここまでがタイム・トラベルのお話。
ここでようやくわれにかえったコルター、自分は多面体のシェルターのような場所にとじこめられいます。目の前には、モニタ画面と、そこに映るべつの美女(ヴェラ・ファーミガ)。どうやらコルター、タイム・トラベルの実験中で、過去にあった列車爆発事件の現場に飛ばされていたんですね。で、「どう? 証拠はつかんだ?」「爆発物がどこにあるのか見つけてきてちょうだい!」と、また理由を訊くひまもなく、無理やり飛ばされてしまう… すると、最初の列車のシーンにもどってる。

 このくりかえしで、すこしずつヒントを得ていくことによって、列車爆破事件のナゾに迫っていく、というのがおおまかなストーリーです。
コルターの入ってるシェルターですが、最初アイソレーション・タンクかと思わせて、どんどん大きくなっていきます。ここにもまた、ナゾの一部が~

 こういうタイム・ワープもの、過去にもどるお話って、たいていせつない内容になってしまうのが必然みたいです。過去はけして変えられないからなのか… それなので、この作品も非常にせつなくて悲しい。途中から、お願い、ハッピーエンドにして!って、何度も思っちゃいました。結末がまた、泣けてしまうのです… その涙が、悲しいからか、感動的なのかは… 観てのお楽しみなのです!!

 ちょっとだけネタばらししてしまいますと、タイトルの「ソース・コード」とは、この過去にもどる装置のこと。これは死んだ人間の死ぬ間際の8分間だけ、そこに意識を転送できるというもの。だから、コルターはショーンの死ぬまえの8分間を何度も経験することになるのです。

 いくらリアリティのある仮想現実を体験しているといっても、それはしょせん、過去のこと。だから、起きてしまったことはもう二度と変えられない。変えられないのだけれど、ここにひとつだけ、そのメビウスの輪から抜けだす手段があるのです…!!

 結末の解釈がとてもすばらしくて、わたしはこれを希望の映画と呼びたいです。せつなくて、悲しいけれど、じつに感動的。しかしこの監督さん、なんでこんなにSFに強いんでしょう? なんか、スタッフもいつも優秀な人ばかりそろえてる気がするんですが。











わっ、なにこれ~!!!










…で、ここどこ?










どこなんだよ~??







何度も会う美人は
クリスティーナ。







きみに伝えたいことが
あるんだよ!!







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ふふふ
ふふふ、やっとあたしとななみさんの間をつないでいる赤い「人の髪で結った糸」(ホラー映画なだけに)が見えてきましたね。(ええ?)

この映画は偶然劇場で見ました♪
ただ感想はちとちがって

  いかにもゲーム世代のストーリーだなあ

ってことですかね。だって何度でもセーブポイントに戻ってやる直すのとおんなじでしたよね。
途中二人が●◎〇したところで、「やっぱ▲◇は変えられない」ってのを示唆して終わるのかと思っちゃいました。
そりゃハッピーエンドがいいけど、なんかご都合主義的で…(汗)

人生そんな甘くないんじゃ~~~~~!!(おいおい)
バンコク愚連隊 2011/06/08(Wed)15:50:15 編集
バンコク・日本間だと長いですね!
>バンコク愚連隊さん
赤い(人の髪で結った糸)はだれのなんですか~、なにそれ、ちょっとこわいよ!!
バンコク愚連隊さんもご覧になってたんですね。そうかー、ご都合主義が目についてしまいましたか…
たしかにいわれてみればです。何度もやり直せちゃうところがゲームっぽいし、現実はそんなに甘くないし…
でも、わたしは単純な人間なので、よかった♪グッドエンドでよかった!!と、簡単に納得してしまいました(笑)。
単純な結末もたまにはよいでないですか!研究所の所長さんがわかりやすくて、いい味だしてましたね。科学の進化<人間の可能性のほうが無限大なの!!希望があって、とてもよいと思いました。
最後の大きなモニュメント?に映るコルターの顔が、ちゃんとコルター自身になってましたよね。一瞬だったので、ちらっとしか見えなかったんですけど…
ななみ 2011/06/09(Thu)20:27:10 編集
無題
そそ、最後の映った顔はちゃんとコルターの顔でしたね。

確かに所長さん(女性のですよね?)はいい味出してて、あのすっとぼけたフリで(ry するところはあたしも

 おお、やってくれたか!!

と思いました。

最後に近いところでのショーンの体が見える部分は「あるいは…」と思ってたのでそんな驚きませんでしたが、あれって良く考えると例の3D大作映画と感じが似て(ry

ううう、直接話が出来ればネタの内容まで話し合うことが出来るのに…(ryが多い…汗
バンコク愚連隊 2011/06/10(Fri)02:14:38 編集
タイホラーのお話を聞きたいですね~
>バンコク愚連隊さん
そうですねー、直接お話できれば、バンコク愚連隊さんとはおおいに盛りあがっちゃいそうですね!!!
3D大作映画というのは、アレですよね、アレの影響はやっぱりうけているでしょうね…というか、いろんな既存のSF映画の影響をうけてる感じでしたね。
でも、いいんです!ギレンホールがハッピーになってくれれば!!
所長さん、女性の方も男性の方も、役割がはっきりしててよかったです。
観なくちゃいけない新作ホラーが溜まってるんですけど、なかなか観る気がしません…
最近漫画ばっかり読んでます。『ゾンビ屋れい子』がおもしろかったです。
ななみ 2011/06/11(Sat)21:02:57 編集
ダンカン・ジョーンズ
デビッド・ボウイの息子さんながら、飾らずSF映画に徹底する姿勢が素晴らしいし、才能もある監督ですね。本作も色々と脚本が練られて面白かったです。
閉鎖された時間に閉じ込められる主人公というシチュエーションは人に優しくないキャスターが同じ1日を繰り返し人とのふれあいに目覚めていく「恋はデジャブ」やミステリーゾーンの1編である数秒に閉じ込められた夫婦が事故にあう寸前の娘を救い出すために奮闘するといったエピソードを思いだしました。
ヒロインのミッシェル・モナハンは私好みなのですが、「MI:3」でトム・クルーズの奥さん役の人でしたね。
クロケット URL 2011/06/19(Sun)23:49:51 編集
希望が大事!
>クロケットさん
クロケットさんとまったくおなじ感想です、うれしいですー!!
よくできたお話なので、驚いてしまいますよね。深く考えると、あまりに壮大な謎にまぎれこんでしまいそうです。
「恋はデジャブ」もすてきな映画でした。わたしも大好きです。「ミステリーゾーン」の一編は、たぶんわたしは未見だと思います。どんな結末になるのか、やはり気になりますね…!!
あと、ミッシェル・モナハンは「MI:3」で、トムの奥さん役だった人なんですかー!教えていただけるまで、まったく気づかなかったわたくしの鈍感さといったら…
とりあえず、クロケットさんがクール・ビューティー好みなのを了解いたしました♪
魂は存在するって結末かと思わせて、パラドックスで永遠に生きつづけることもできてしまうの?…というより、この世界の在りようって…??
前作にひきつづき、「個人は世界」というテーマがとてもすばらしいと思いました。
ななみ 2011/06/22(Wed)22:44:04 編集
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(いちおう)プロフィールです
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ななみといいます
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女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
ねこじかんです

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