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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   Whisper



2007)アメリカ
出演…ジョシュ・ホロウェイ
ブレイク・ウッドラフ
サラ・ウェイン・キャリーズ
監督…スチュワート・ヘンドラー
★★☆


〔ストーリー〕
 マックスは婚約者・ロクサーヌとともに人生を再出発にするために、銀行から金を借りようとするが、前科があるので断られる。切羽つまった彼は、知人のヴィンスとシドニーの四人で誘拐を企てる。誘拐のお膳立てをするのは、姿を見せない謎の電話の声の主。手引き通りにサンタの格好で目星をつけた家に入りこみ、8才の少年デイヴィットを誘拐する。しかし、デイヴィットはただの子供ではなかった…


 トレイラーで、「あ、これは…!」と、なかなか期待させてくれたのですが、蓋を開けてみればありがちなサスペンスでした。
それで、なんでわざわざレビューするかっていうと、よかったのが役者さん。
「LOST」 のジョシュ・ホロウェイではありませんよ。
ましてや、「プリズン・ブレイク」 のサラ・ウェイン・キャリーズでもありません。
デイヴィット役のブレイク・ウッドラフくん、この子がすごい存在感なんです!

 “悪魔の子”テーマも、ホラー映画には欠かせない要素のひとつですね。
まっさきに思いつくのが、「The Omen」「オーメン」1976)、ジョディ・フォスターの 「The Little Girl Who Lives Down The Lane 」「白い家の少女」1976)、古典では 「The Bad Seed」「悪い種子」1956)でしょうか。

 この悪魔の子、なにが大事かって、肝心の子役に魅力がなくてはいけません。
本作の子役には、それが十分あるんですねー。
ツンとすました美少年顔で、天才的な記憶力と絵の才能を発揮して、誘拐犯たちを巧みに破滅に陥れていく。
大袈裟なアクションがないにもかかわらず、表情のひとつひとつに魅了されてしまいます。
 
 子役がここまで光ってるんだから、大人だってがんばらなくちゃね!
ジョシュ・ホロウェイも、けして悪くないですよ。
脇を固めるジョエル・エジャートン(ヴィンス役)とマイケル・ルーカー(シドニー役)が、物語に重厚を持たせています。

 はじめにありがちと書きましたが、ドラマはしっかり作られているので、ラストまで見飽きることがありません。
ショッキングシーンはどこかで見たようなものばかり… ですが、スリラーのツボを押さえているので、安心して最後までつきあうことができます。
ただ、派手なものを期待すると、ガッカリするでしょうが…









(左から)ヴィンス、マックス、ロク
サーヌの三人は、子供をトランクに
入れてロッジにたどりつくが…







デイヴィットは記憶能力にすぐれ、
犯人たちの姿を写真のように絵に
描いてしまいます。






 
狼を使って、
人を襲わすこともできます。



8才の少年に振りまわされちゃう、ジョシュ・ホロウェイ。
うしろに立ってますよ~。







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(いちおう)プロフィールです
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ななみといいます
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 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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