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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   Chain Letter



(2010)アメリカ
出演…ニッキ・リード
マイケル・J・パガン
コーディ・カッシュ
監督…デオン・タイラー
★★★


〔ストーリー〕
 ネットゲームにはまっているニール、ある晩チェーンメールをもらう。メールの指示通り知人に転送すれば、おまえは助かる、という内容だが… 直前妹のレイチェルと口喧嘩をしたニールは、彼女の携帯電話に送る。これがきっかけとなって、ニールとレイチェルの仲間、ジェシーたちにまでチェーンメールがまわってくることになるのだが…


 監督のデオン・タイラーは、「7eventy 5ive」(2007)というスラッシャーを撮った方です。この作品は、観ている方もけっこう多いのではないですかね? わたしも一応、この手のものは大好きなんですど、いまいちだったのでレビューしませんでした。で、合間にテレビシリーズで腕を磨いていたらしく、ひさしぶりに完成したのがコレ。

 これがですね、気持ちいいほど王道ホラーになっています。

 ヒロインは、わりと裕福な家庭の学生ジェシー(ニッキー・リード)。ボーイフレンドのダンテ(ノア・セガン)ともいい関係、ほかに、筋トレ男のジョニーくん(マット・コーヘン)とか、お調子者のマイケル(マイケル・J・パガン)、双子の兄妹のレイチェル(シェリリン・ウィルソン)とニール(コーディ・カッシュ)。

 ニールとレイチェルの家は放任主義といいますか、いつも両親が家をあけていて、そのため二ールはオタク街道まっしぐら。ゲーセンに通いつめて、ネトゲにはまり、ついにはおかしなチェーンメールをもらってしまいました。その不気味な内容に、妹のレイチェルに嫌がらせしようとメールを送ってしまうのですが…

 はっきりいって、映画の作りは文句なしによかったです。
スピード感もあるし、構成の無駄がなく、盛りあげ方なんかもやたらめったらうまい。これぞ王道ホラー!! といった内容なので、レンタル店にはたくさん並びそうな予感がします…

 なのですが、惜しいことに~~、やっぱり(?)予想どおりに内容スカスカっでっす。
驚いちゃったのがですね、チェーンメールをまわさないと、ホントにチェーン男が殺しにきちゃうよっ!! っていう、小学校レベルのフォークロアがメイン… いえ、おもしろければ、それでいいんですけどね!
正直、映画はとってもおもしろかったんです。でも、なにも考えずにワーキャー騒いで観るレベル。

 やっぱり使った材料じたいが、イマドキ感がありありでっす。。。
内容的にいうと、テクノロジーの恐怖+都市伝説ミックスの青春スラッシャー。あー、やっぱ古い。
チェーン男(この男、武器もチェーンなんです。ホント、まんまやんけ!!)の正体をもうすこし掘り下げてくれれば、内容的によくなったかもしんないんですが…

 あ、でも、チェーン男の暴れっぷりは楽しかったですよ
荒っぽいうえに残酷でして、これくらい思いきってやってくれたほうが、印象も強くなりますもんね!!

 内容はないよう(すんません)なもんですが、映画の作り方は異常にうまいという、不思議(?)な作品。
これは、これから映画の勉強をしたいなっていう方には、最適なホラー教材かと。










ジェシーとダンテ。






さっそく届きました、
謎メール







ご丁寧に、現場に
チェーンを残す殺人鬼…
(ナニモノ?)






だれかに
見られている??






あーっっっ!!!
すんごい残酷絵に
なってますが。。。







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   Psych:9



(2010)アメリカ・イギリス・チェコ
出演…サラ・フォスター
ケイリー・エルウィス
ガブリエル・マン
監督…アンドリュー・ショーテル
★★☆



〔ストーリー〕
 廃業となった病院で、深夜に書類整理の職を得たロズリン。そこは不気味な病院で、初日そうそう奇怪な物音を聞いたり、監視カメラに不審な人影を見るという怪奇現象を経験してしまう。折りしもそのころ、病院の周辺では若い女性が鈍器でメッタ打ちにされて殺害されるという、連続殺人が起こっていた…


 このごろ風邪気味でして、思いっきり早寝ばっかしてました、すいません!!

 えーと、「Psych:9」です。
一瞬「Session 9」「セッション9」2001)のパチモンかなと、思っちゃうんですけど、まあ、内容も近からず、遠からず。
たしか、作品じたいはだいぶ以前に完成していたはずですが、諸事情により、発表が遅れてしまったようです。廃病院、深夜勤務とくると、超自然現象!! って、期待しちゃうんですけど、タイトル通りのサイコ・ホラーです。あと、「SAW」シリーズのケイリー・エルウィスも出演しています。

 ヒロインのロズリン(サラ・フォスター)は、トラブルで職を失ってしまい、急遽廃病院で深夜に書類整理をするという職を得ます。深夜に廃病院で、書類整理…?? このあたりから、ものすーごく怪しいんですけど、まあ、雰囲気はいいので大目に見てあげましょう。

 この病院、ホラーに登場する病院として、期待を裏切らない不気味さ。ロズリンはしょっぱなから、怪現象に悩まされてしまいます。「この病院、ナンカいるんぢゃないの??」 と、ブルってますと、精神科医だというクレメント(ケイリー・エルウィス)が登場します。彼もべつの階で、職場を移動するにあたっていろんな整理をしていたのですね。で、一応頼れる人がいるんだと、安心するロズリン。

 しかし、そのころ、その病院周辺で若い女性ばかりを狙った殴殺事件が起きておりました。犯人はいまだ捕まらす。とうとう被害者が運ばれていくところを目撃してしまったロズリン、ここでまた、たいそうビビリます。

 ついでに、マーリン刑事(マイケル・ビーン)に職務質問されちゃうロズリン。疲れて家に帰れば、呑気にソファでぐたぐたしている夫のコール(ガブリエル・マン)。夫婦仲は徐々にささくれだして、不気味な病院の影響か、ロズリン自身もヒステリックになっていき…

 …とまあ、こんな感じのお話です。
う~ん、オープニングの雰囲気はたいへんよかったんですけど。
蓋をあけてみれば、よくあるタイプのサイコロジック。結末もだいたい読めちゃうんですけどねー、でも、俳優さんたちが個性的だし、ロズリンのヒステリーがだんだん感極まっていくところなんか、迫力あったかもです。

 精神科医のクレメントが、「SAW」で足首ギコギコしていたエルウィスさんです。あと、ずいぶん老けちゃったマイケル・ビーンは、最初だれだかわかりませんでした。
穿った考え方をすると、いろんな心理要素を含んでいて、興味深い内容なの… かも?
それから、ラストのオチはちょっとこわいです。

 結論。女は魔物!!
でも、病んでたっていーじゃない、周囲に迷惑をかけなければ!!











夫婦仲はよいはず
なのですが…









バスタブには死体が
隠れております。










マイケル・ビーン、
カッコよかったのになー。









どんどん病んじゃう
ロズリン。






クレメントは気軽に
相談役に。






怪しい人がいっぱい
出てきます!







  Wai dor lei ah yut ho



(2010)香港
出演…ジョシ・ホー
ミシェル・イエ
イースン・チャン
監督…パン・チョーホン
★★★


〔ストーリー〕
 昼間は融資の勧誘、夕方からショップの販売員として働くチェン・レイ。弟とふたり暮らしの彼女には、大切な夢があった。それは、子供のころに住んでいたアパートから見えた海を臨める、高層マンションに引っ越すこと。しかし、どんなに身を粉にして働いても、悪事に手を染めても、不動産は値上がりをつづけてもはや一般市民に手の届く物件ではない。そして、とうとう望みの綱が断ち切られたときに、彼女は…


 香港スラッシャー、イイヨー、イイヨー!!!

 最近わたしが注目している分野がありまして、それは、Jホラーでも、韓国ホラーでもない、アジアン・けっこう本気出してみた!!・ホラーなのです。
 すこしまえの話になりますけど、台湾スラッシャーの「Jue ming pai dui」(2009)も、インドネシア・スラッシャーの「Macabre」(2009)もよかった!! え? なんか、スラッシャーばっかりですって? ハイ、だって好きなんでもん、やっぱりそういうのがー!!

 で、今回はそのなかでも勢いだけじゃない(?)、ちゃんとストーリーにも定評のある香港スラッシャー。実話をもとにしてます~、例のうんぬん映画なんですが、これはじっさいありそうです。そして、殺人鬼が美女ときた!!

 くわしいあらすじです。
ヒロインのチェン・レイ(ジョシ・ホー)は、昼間は融資の勧誘、夜はお店の販売員として働くお姉さん。ちなみにチェン、ライバル会社に顧客情報をこっそり売ったりと、陰で悪いことして小銭も稼いでいます。このほかにも、愛人契約ぽいこともしていたり。弟とふたり暮らし、美人の彼女がなぜそこまで、必死にお金を貯めようとするのか?

 それは、彼女が凶行に走る晩の出来事とともに、すこしずつ語られていくのです… それは少女時代、彼女が暮らしていた低所得むけの家族がたくさん暮らす、砦のような巨大アパート。そこに住んでいたころの思い出なのですが…

 物語のときどきで挿入される、この労働階級のアパートの映像というのが、ひたすら気が滅入ります。香港かあー、いったことありませんけど、九龍城とか有名ですよね。スラム街、治安がよくないというイメージしかありませんけど… ほんとのところ、どうなんでしょう?

 ものすごーく乱暴ないい方をしちゃいますけど、身分の悪い人というのは、どんなにがんばっても上流生活を手に入れられないのか? そういう不満と鬱々感が犯罪に繋がる、それが一応テーマっぽいです。犯罪? というよりも… うーん、自己の肯定なのかな、この場合。こういうの、海外でも支持されやすいストーリーなんじゃないでしょうか。

 で、やっぱりホラー好きなので、エフェクトのクオリティに注目しちゃう。このちょうどよい感じがいい。適度に痛々しい!! 度にリアリティ!! 細腕の女の子がひとりでばかばか殺してくところなんか、まー、漫画っぽいっちゃー、漫画っぽいですけど、小ネタも挟んできますし。シリアスななかに、悪ふざけも見える。でも、いちばんの見どころは被害者さんたちの迫真の演技かな~

 殺人鬼が美女ですけど、やることはやってます。楽しいホラーを期待しちゃうと、びっくりしちゃうかも。
個人的には、カタカタッ、カタカタッ! がよかったです。これ、なんの音だと思います~? いやはや、こんなシーンを撮っちゃうなんて、監督はちょっと変態なのか!

 これもグロ度中級者以上。念のため、初心者は注意が必要です。











殺人鬼は美女!








きれいな横顔
しかし、やることはやり
ますぜ。仕事人。








過酷な現実が、
チェンのなにかを
すこしずつ壊して…










どうですー、
なかなかのクオリティ!









ベッドに下に隠れても、
絶対逃がさないから!!







   The Last Seven



(2010)イギリス
出演…サイモン・フィリップス
デイジー・ヘッド
ローナン・ヴィバート
監督…イムラーン・ナクヴィ
★★★


〔ストーリー〕
 ウィリアムが目覚めると、ロンドンのど真ん中。しかも街中の人が消え失せていて、不気味な沈黙がたちこめていた… 気を失う以前のことがまったく思い出せないウィリアム、パニックになって車を破壊、警報機を鳴らしてだれかの気をひこうとすると… ヘンリーという男があらわれる。ほかに、デイジーという少女、武装した男ジャック。彼らはほかにも人がいないか、探しまわるのだが…


 上記のオープニングだけでも、ああ、あのパターンかとわかっちゃう内容なんですけどねー。でも、良作でした。監督さんはインド出身なのでしょうか。なので、一応キリスト教の概念なんですけど、アジア人にも納得できる宗教観が入っています。

 ストーリーはとっても簡単。ウィリアム(サイモン・フィリップス)が目覚めてみると、道路の真ん中… 大都市ロンドンは閑散と静まりかえり、人の気配というものがまったく感じられません。みんな、どこにいったんだ? おれはどうしちゃったんだ?? パニックになったウィリアム、片っ端から物を破壊、大声で叫びつづけていると…

 ヘンリー(ジョン・モーソン)というオッチャンがあらわれます。ヘンリーは酒壜片手に、なんか頼りにならなさそうです。それに、美少女クロエ(デイジー・ヘッド)。ふたりがいうには、ジャック(テーマー・ハッサン)というリーダー資質のある武装した男もいるというのですが…

 こんな感じで、異空間みたいな街の中を彷徨って、結局7人見つかると。そこへときどきフラッシュバックが起こって、彼らはなにか共通した記憶があるようなのですが…?

 その記憶が徐々にあきらかになるにつれて、ひとり、またひとりと、謎の不気味な人物に殺されていく、というお話。

 ホラーなのかな、SFなのかな? こういう、目覚めると別世界のような場所… ってパターン、ほんと多いですよね。で、みなさんの予想どおりに、アノお話なんですけど、スピード感があってけっこう観れちゃいました。ショックシーンはほぼなきに等しいんですが、それぞれ記憶を思い出すうち、キャラもとりもどしていく過程がおもしろい。んで、役割も逆転しちゃったり、あれ、おまい、そんなキャラだった? ってのが楽しいです。

 うーん、良作とあげといて、あんまり書くことはないんですけどね~(笑)

 ただ、ラストはちょっと予想外でよかったです。こういうひねり方もアリなんですね。この結末にはだれもが、えっ、つぎはどうなっちゃうの?? と、興味津々で想像しちゃうことかと思います。善良な人間は救われる(もしくは、救われなきゃいけないの!!)という考え方は、わたしも非常に共感できるから。一応オススメ。









冒頭の謎の男。







困惑するウィリアム。







美少女クロエ。






ジャックさんは気が荒い
上に、
威張りんぼです!












とりあえず、人を捜さなくちゃいけないのですが…








   Sweatshop



(2009)アメリカ
出演…アシュレイ・ケイ
ペイトン・ウェッツエル
ブレント・ハイムス
監督…ステイシー・デヴィットソン
★★★


〔ストーリー〕
 ウェイドを中心とする若者パンク集団で、廃墟を不法にクラブに改造しようと計画。さまざまな機材を持ちこみ、パーティーの準備をする… だが、そこにはさきに棲みついていた連中がいた。大騒ぎする連中に、彼らの怒りを買ってしまい…!!


 自分で書いといてなんですけど、これ(↑)、ちょっとちがうかもしれません。
えーと、見どころは、… うん? なんかちがうよ? 普通の人間じゃないみたいだよ!!

 よくあるパターンですよね。こういうの、腐るほどありますよね。製作国がアメリカなんだー、っと、いまさらながら思うわたし。てっきりどこかのヨーロッパ産かと思っていました。よくあるストーリーなのに、中身がぜんぜんアメリカンじゃないんだもの。。。はっきりいっちゃうと、泥くさいうえにベタすぎです!

 えーと、お話は簡単です。廃墟を不法占拠して、クラブに改造しようと思いついたウェイド(ブレント・ハイムス)さん。パンキッシュな仲間たちを集めて、機材を運んでえんやこらです。しかしこの廃墟、すでにべつの先住の方々がいたんですねー。ついでにこの方々、ちょっと人間離れしているんですよね!! といった内容です。

 アメリカっぽくない点は、あまりに洗練されてない演出、ダサダサすぎるパンク集団、それらを凌ぐ高ポイントは、出演している女優さんが全員、
あのー、念のためにもう一回いいますが、
出演されている女優さんが全員、キレイじゃない点にあるのです。

 いやいやいや!!!!

 なにかのまちがいかと思って、わたしだって何度も確認しちゃいましたよ。でも、ほんとにかわいくないんですもん! 全員オカマみたいに見えるし! で、オカマが襲われて 「ギャー」 とかわめいても、なんかもう、二重顎とか気になっちゃうし、頬のたるみやなんやかんやで、オバハンが叫んでるようにしか見えないがな~!!

 で、これでテンション盛りさがるかというと、そうでもなく(?)、それならそれなりに、さっさとやっちまいNA!! 気分になって楽しいのです。これに殺人鬼がうまーく応えてくれると。

 殺人鬼ですが、二種類いまして、まずゾンビっぽいおねいさん。きっと元は普通の人だったと思うんです。人間、太陽にあたって暮らさないと、きっとおかしくなっちゃうんでしょうね~。

 そして大活躍してくれるのが、鉄マスクにでっかい肉叩きを持った怪力男。この肉叩きの威力がすごくって、ブンッとひと振りしただけで肉はもげちゃうわ、頭吹っ飛んじゃうわ、ぺしゃんこになっちゃうわで、あらま~、あらあらま~ と、楽しませてくれます この特性を生かしたすてきなシーンがあるのです。それは観てのお楽しみなのです! ムフ

 グロゴア描写にけっこう力を入れてるんですが、「ハチェット」みたいに鮮やかかというと、そうでもなく、わりとごまかしている部分もあります(笑)。これは単純に、技術の問題ですね。でもまあ、テンポがよいので気にならないです。

 …と、思っていたら、あれ? ひとりだけキレイどころがいましたよ!
最初見たときはぜんぜん気づかなかったんですけど。。。このキレイどころが最後までがんばれるかな? そんなストーリーです。

 怪力男の正体は? 結局彼らはなんだったの?? という疑問にいっさい答えることなく、ラストの阿鼻叫喚図がすばらしい。皮肉なオチもきいてます。これで続編が出たら、ぜったいつられて観ちゃうと思います。
最近、なんかもの足んない! という方、いいブツが届きましたよー










メガネっ娘。
メガネに騙されるな!







ウェイドさん。
いたのかいないのか、
よくわかんなかったです。








細眉のチャーリー。
せめてメイクを…











ブリブリパンク娘の
ミコ。
















これが噂の殺人鬼!!
「ヒル2」っぽい?「クロックタワー3」っぽい?
巨大肉叩きが威力大です!!







   HatchetⅡ


(2010)アメリカ
出演…ダニエル・ハリス
トニー・トッド
パリー・シェン
監督…アダム・グリーン
★★☆


〔ストーリー〕
 殺人鬼が棲むという伝説の湿地帯で、家族で狩りに訪れていた少女が襲われる。彼女は命からがら逃げだし、小屋に逃げこむが… 父も兄も殺害され、小屋の老人に事情を話していると、名前を名乗ったとたんに老人は血相を変えて、「出ていけ!」と、どなりだす。なぜなの? それは、町の呪術師レヴェレンドに訊けば事情がわかるというのだが…


 すっかりさぼってしまいましたー、ごめんなさい!!!
それで、新年一発目から「ハチェット2」です~、スプラッタです~

 記念すべき一作目の内容をほとんど忘れてしまっていたので、復習しようと思ったら、あらー!!「ハチェット」はレビューしてなかったんですね、どーもすいません。そこで、簡単な説明だけしておきます。

 ニューオーリンズの湿地帯には、ある不気味な都市伝説が残っていました。それは、無口で人嫌いのトニーは、奇形の息子ヴィクターをかくまいながら、沼のそばの小屋につつましやかに暮らしていました。しかし、どんなに隠そうとしても、人の噂はひろまってしまうもの。

 あるハロウィンの晩、悪ガキ三人組によって投げつけられた火炎瓶で、小屋は炎につつまれてしまいます。焦ったトニー、息子を助けようと斧でドアを叩き折ったところ… なんと、息子の頭をパックリやっちゃってましたー!! その後、トニーは絶望のどん底に。彼が死んだあと、ヴィクターの亡霊が町の人間に復讐するようになったというのです…!!

 「Frozen」「フローズン」2010)が一般受けを狙ったものなら、こっちははなからマニアむけとわりきっちゃった内容。殺人鬼が絵に描いたような醜さですしね。ジャック・オ・ランタン顔に、筋肉はムキムキで素手で顎割ったり、人体破壊したり。このシリーズの見どころはやはり、ありえないゴアシーン、独創的な殺害法にあるかと思います。「ファイナルデスティネーション」シリーズの “んなアホな!的な死に方博覧会” と、いい勝負しています。

 オープニングから約30分くらいまでが、一作目の内容復習でして、楽しいゴアもちゃんと切りとっているんですけど、ここまで親切でなくてもよいんじゃないかなあ、なんて。だって、ホラーの続編なんて、よっぽど好きな人じゃないと観ないだろうし。

 あと、今回はオッサン集団でヴィクター征伐に乗りだすので、キャラ的な個性がなくてさびしかったです。お笑い要素も前作とくらべると、すくない感じです。ですが、まあ、ヴィクターさんはあいかわらず暴れまくってますし、トニー・トッド(呪術師のレヴェレント役の人)もちゃんと(?)登場人物になっています。

 ヒロインは、過去の惨劇を招いた悪ガキ三人組のうちのひとりの娘、メアリージェン(ダニエル・ハリス)。あと、前作で楽しい進行役をはたしてくれた、パリー・シェンくんもトッドさんの弟子役として登場。この人、アジア系ジェフリー・コムスみたいな雰囲気がありますよね。本人もその方向を目指しているのかな?

 前作のときもそうだったんですけど、いまいち乗りきれないまんま、急にバサッと終わっちゃう感じ。これはわざとやってるんですかね~? うーむ、よくわかんないですけど… いまいちへんな乗りです。気まずいながらも、ついつい最後まで観ちゃいます! 人体破壊も激しいです。かなり激しいんですけど、グロ要素はさほど感じないんです!! むしろ、笑っちゃうんです!!

 一作目を観ていたので、今回もあんまし期待しなかったらそんな感じでした。アダム・グリーン、おふざけがすぎますよ!! 個人的には、この方には今後ぐっと飛躍してもらいたいのです。絶対頭がよくて、器用な方だと思うので~
ということで、お好きな方だけどうぞ









ヒロインの
メアリージェン。
親の業は子に響く?








呪術師役のトッドさん。
今回はちゃんと活躍します!










オッサン集団…





うわーん、
自分の腸で
絞め殺し…!!!
(ヒドイ!!)







ヴィクターさんのお顔。
あら、目はかわいいのね
















ありえないシーンその①
普通の人間だったら絶対持てないと思う、長すぎるチェーンソウ。
使い方は、乞うご期待なのです!!!







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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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