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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   Scanners


1981)カナダ
出演…スティーブン・ラック
マイケル・アイアンサイド
ジェニファー・オニール
パトリック・マクグ-ハン
監督…デイヴィット・クロネンバーグ
★★★☆


〔ストーリー〕
 ハンバーガーショップで、突然ひとりの婦人が転倒、錯乱状態になった。直後、警備保障会社〈コンセック〉のエージェントたちに捕らえられた、浮浪者ベイル。じつはベイルは特殊な能力の持ち主で、〈コンセック〉は彼のような超能力者(スキャナー)たちを集めて、VIP専門のボディ・ガードを育成しようとしていた。スキャナー能力を抑制できる薬エフェメロンを投与してくれたルース博士から、破壊的能力をもつ、レボックという男の存在を知るが…


 バーグ先生の大ヒット作、「スキャナーズ」です。
超能力ものというと、「Carrie」(1976)「The Fury」(1978)、あと、「Firestarter」「炎の少女チャーリー」1984)なんかすぐに思いつきますが、この作品は硬派といいますか、超能力者VS.超能力者が主点の、SFバトルとなっています。

 頭部爆発シーンがあまりに強烈すぎて、一般的にはそんな映画(…どんな映画?)の先入観があるようなんですが、ストーリーのほうもきっちり作られています。
 
 超能力ものというと、アウトサイダーの悲哀や苦労なんかが必ずつきものになってますが、バーグ先生は気持ちいいくらい、そのへんのところをばっさりいっちゃってます。この作品の能力者たちは、すでに自分を受け入れていて、レボックのように有効に(?)活用してやろうと考えたり、キムのようにコミュニオンをつくったりと、生き方もそれぞれ。  
そのあたりもまた、まどろっこしくなくて、非常にイイんですねー。

 それで、ひとり出遅れたベイルはどう生きようとするのか…  ここからストーリーがはじまるといっても、過言ではありません。

 主人公のカメロン・ベイルを演じるスティーブン・ラックや、美人エスパーのジェニファー・オニールも悪くないんですが、やっぱりレボック役のマイケル・アイアンサイド!  この人の怪演に、勝るものはないでしょう…  
 すっごくクセのある顔つきなんですが、エキセントリックな表情もよし、存在感もよし、ホントにいい役者さんだと思います。「Visiting Hours」「面会時間」1982)でも、イッちゃってる殺人鬼を演じているんだとか… ぜひ、観てみたいですね~!!

 ラストがわりと意味深な終わり方をするんですが、むずかしいことは考えずに、素直にとらえましょう(…たぶん、バーグ先生もそれでいいと思ってると思います)。
それから、電話回線に乗ってコンピューターをスキャナーする(…すんごいムチャクチャな設定ですね!)シーンなんか、子供だましとわかってても、カッコイイですね。







ドッパーン!! 
これはたしかに、インパクトあります!
スキャナーの圧倒的能力を印象づけて、
物語にガツン”と引きずりこまれちゃ
います。






「見て、あの気持ち悪い男…!」と、
陰口を叩かれて、つい能力を発揮
しちゃうカメロン。




〈コンセック〉の病理学部門、ルース
博士(パトリック・マクグーハン)は、
カメロンの教育係となりますが…






スキャナーに苦労はつきもので、アー
トで正気を保っている人もいます。




この血管コボコシーンも、迫力あり
ますね~。アイアンサイドの顔って、
共感を呼ぶ(?)悪人顔なんですよ
ね!







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   Doom


2005)イギリス/チェコ/ドイツ/アメリカ
出演…カール・アーバン
ザ・ロック
ロザムンド・パイク
ラザーク・アドティ
監督…アンジェイ・バートコウィアク
★★☆


〔ストーリー〕
 火星のオルドゥヴァイ研究所のカーマック博士から、「極秘研究の被験体が脱出、至急この研究所を封鎖してくれ」との、要請が入る。サージ率いる緊急対応戦略部隊の精鋭8人は、火星の古代都市への通路 “アーク” を利用して、救援任務へと赴くが…


 超人気ゲームの映画化、「DOOM/ドゥーム」です。
この手のパターンてほんとよくありますが、この作品はけっこうおもしろいです。そのおもしろさの秘訣というのも、はなからB級テイストに徹しているところ!

 ネバダ砂漠で、火星の古代都市に通じる路 “アーク” が発見されるんですが、その20年後にはもう、火星は科学の結集所。問題の研究所にむかうワープ方法がまた、危なげでいい加減です(笑)。たまに失敗しちゃったりなんかして、運が悪いと身体の大部分がどっかにいっちゃいます。おっかないですね~。

 物語のほぼ70パーセントくらいが、ホラー・アクション。ゲームを意識したエイリアンとの接近戦がメインです。ゲームをプレイしたことのある人ならもちろんのこと、やったことがない人にも、無条件でハラハラ楽しめる出来とテンポのよさです。

 火星の研究所もまた、ゲーム画面から抜きとったような薄暗さと迷路っぽさ。もちろん、水浸しの地下なんてのもあります。いちばん笑えるのが、ラストには “ゲームそのものの視覚効果” で物語が展開しちゃいます。シューティング・ゲームなんかで見られる、手前に武器があって、主観視点でストーリーを進めるアレですね。

 これで、敵を小気味よくバンバン撃ち殺していくんですが、まるで自分がプレイしているような錯覚に陥ることはもちろんのこと、それまでのB級っぽいセットが、 「そのためだったのねー!」 と、ちょっと感動。

 チェーンソウを振りまわすモンスターが、こっちが弾倉を代えるあいだご丁寧に待っててくれる(笑)のも、楽しいです。このモンスター造形も、これまでのクリーチャー映画を踏襲している感じで不気味。欲をいうなら、もっとトンデモないクリーチャーが出てきてもよかったですね。
エンディングはナインチ!  これはこれで、また燃えます~。





知性派レスラー、ザ・ロック(本名ドゥエイン・ダグラス・ジョンソン)率いる精鋭8人たち。ロックの出演作はけっこう多いです。「The Scorpion King」(2002)とか、「The Mummy Returns」「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」2001)とかね。






この球体(?)に触れることがワー
プ方法らしいんですが、万全じゃ
ないなら、絶対やりたくない
すねー!







精鋭部隊のひとり、ジョン(カール・
アーバン)と科学者サマンサ(ロザ
ムンド・パイク)は、なんと姉弟。






セットにもこだわりが見えるなら、
兵士たちの武器も非常に凝って
ます。ラストにもスゴ武器が
登場します!







   Death Race 2000


1976)アメリカ
出演…デイヴィット・キャラダイン
シモーヌ・グリフィス
シルヴェスター・スタローン
監督…ポール・バーテル
製作…ロジャー・コーマン
★★★☆


〔ストーリー〕
 西暦2000年。アメリカは独裁国家となり、国民の鬱憤を晴らすための唯一の娯楽として、年に一度大陸横断のデス・レースが開催されていた。そのレースではスピード・カーが爆走し、人を轢き殺すとボーナス点が加算される。5人のレーサーたちが
レースを開始したころ、残酷なゲームを阻止しようと、レジスタンスたちも行動をはじめていた…


 ポール・W・S・アンダーソン監督によるリメイクが着々と進んでいる、「デス・レース2000年」です。とんでもないプロットからはじまるこの物語、内容のほうもとんでもなくイカレてて楽しいです!  まず、レーサーたちのキャラクターが個性的でイカしてます。

 黒のレザーつなぎに黒マント、黒マスクという国民的ヒーロー、〈フランケンシュタイン〉。以前の事故で、顔に火傷跡があるようなんですが…
典型的な悪役を演じている、シルヴェスター・スタローンの〈マシンガン・ジョー〉。シチリアのマフィアっぽく、口も悪いしおつむも軽い。
ウェスタンなイイ女、〈カラミティ〉。ヘルメットもおしゃれです。全身ウェスタンにキメてます。
ネオ・ナチ信奉者の〈マチルダ・ザ・ハン〉。これまた、こってこてのナチズム全開!
最後に、時代がかった衣装の〈ネロ・ザ・ヒーロー〉

 この強烈な個性の面子が過激なレースをはじめるんですが、ルールもまたメチャクチャ。
大人より子供を轢き殺したほうが得点が高かったり(…あと、なぜかカメも高かったり)、高齢者や障害者なんか、いちばんの高得点。

 こんなハレンチで不道徳な映画があっていいんでしょうか? いいんです!! だって、このユニークさ、バカバカしさ、ラジカルさには脱帽ものですよ!
 
 そんなわけなので、残酷なシーンもとことんギャグしてます。殺戮シーンで血しぶきがあがってるのに、“ブピーッ” とへんな効果音を使ったり、マンガみたいに人がドッカドッカ跳ね飛びながら、「ギャー!!」と悲鳴をあげたり。

 犠牲者の面子もさまざま。闘牛士の格好でレーサーたちをおちょくる輩もいれば、熱烈なファンの少女が愛を証明するために、道路に立ちはだかったり。 
でも、ブラックなギャグのなかに、じつは意味深なシニカルさもあったりして、けっこうあなどれない作品です。

 もちろん、セクシーあり、バイオレンスあり。70年代にこんな映画が作られたこと自体が、わたしには驚きでした。








つねにテンションの高いアナウン
サー(ドン・スティール)。いかがわ
しくて楽しい空気をプンプン発して
ます!






昨年のレースの優勝者、フランケン
シュタイン(デイヴィット・キャラダイ
ン)。中年ぽいぽっこりお腹も、ご愛









さあ、いよいよレースがはじまりま
すよ!!



レーサーたちの衣装もギャグなら、乗ってる車もド派手に演出されてます。
この安っぽさとサービス精神満点のB級センスが、ファンにはたまらないのです~







「ロッキー」で名を馳せるまえの
シルベスター・スタローン。
ロジャー・コーマン談:「あれは、
イイ~買いものだった!」






各レーサーにはそれぞれ異性のナビ
ゲーター兼助手の同乗者がつきま
す。それで当然、ウフフな展開も。






 

   Dune


1984)アメリカ
出演…カイル・マクラクラン
フランチェスカ・アニス
ホセ・フェラー
スティング
監督…デヴィット・リンチ
★★★


〔ストーリー〕
 恒星間帝国なるものが構築された、遥か未来。皇帝シャダム4世は、従弟にあたる公爵レイ・アトレイダスに惑星アラキスを新たな領土として与える。だが、アトレイダス家の仇敵ハルコネンとひそかに結びつき、大公家の間でも人気の高いレイの失脚を狙っていた。
 陰謀に巻きこまれた息子のポールと母ジェシカは、意識支配の能力を駆使してなんとか逃げだすが…


 「デューン/砂の惑星」です。
 原作はフランク・ハーバートの同名小説なんですが、まるでV・C・アンドリュースのような壮大なSF大河小説を、はたして映画にできるのかと当時から疑問視されてました。再見してみまして、物語の複雑さもさることながら、豪華なセットに圧倒されました!

 未来的でありながら、どこかレトロでグロテスクな絵は、まさしくデヴィット・リンチ印そのもの。原作を読んでいない人にも、フランク・ハーバートが創造した世界観はたしかに伝わってきますね。
 
 出演陣も豪華ですよ~。
カイル・マクラクランのスクリーン・デビュー作(!)だそうですし、ジェシカ役のフランチェスカ・アニス、パトリック・スチュアート(「スター・トレック」のキャプテンです)、ヴァージニア・マドセン(「Candyman」(1992)はカワイかった~)なんかも出てます。

 おそらく、大部分の人が共感してくれると思いますが、悪役がインパクト大なんですよね。空中に “プワーン” と浮かぶハルコネン男爵(ケネス・マクミラン)が、とにかくキモい!!  顔の半分がただれていて、のチューリップを生ける青年( …なぜに、紫のチューリップ…??)に迫るシーンなんか、激キモッ!!!

 このハルコネン男爵が、ウヒウヒ興奮してしまう部下に、スティングがいます。このスティングがまた、とことんイッちゃってるんですねえ~! 目力もさることながら、バードなヘンなパンツ(…パンツでしょうか…??)には、唖然としてしまうこと請けあい。
ふたりの悪役のかなりキテる演技を見るだけでも、価値がある作品だと思います。

 さて、この物語の影の主役ともいえる、アラキスの砂漠に出没する体長450メートルの怪物〈サンドウォーム〉なんですが、まるで王蟲のようです。でも、どちらかというと、植物っぽいですね。口をパクパク開閉させるところなんか、食虫植物を連想してしまいまいした。

 CGがまだ主流でなかった時代に、これだけ多用していて映像的にも見せるというのは、けっこうな苦労があったと思います。監督が製作者とぶつかりあいながら、巨額の費用を投じたという話にも納得。











まだ初々しい雰囲気のカイル・マクラクラン
(ポール)。
じつは、妾の子供なんですね。








ポールの父の公爵レト
(ユルゲン・プロホノフ)。








ウププ… なんですか、コレ!!
フェイド役のスティングのコスプレ。
(しかも、すっごい自慢気!)







豪華なセットに目移りしま
す。エキストラには、
15,000人集められたんだ
とか。






サンドウォームの大群を武器に!
アキレスの民〈フレーメン〉は、
けっこう強いんです。







   The Legend
      of Hell House

1973)イギリス
出演…パメラ・アンダーソン
ロディ・マクドウォール
クライブ・レヴェル
ゲイル・ハニカット
監督…ジョン・ハフ
★★☆


〔ストーリー〕
 物理学者のクリスは、億万長者のルドルフから、ベラスコ邸の謎を解いてほしいと依頼される。その館は、数々の心霊現象と怪事件で悪名高く、高齢のルドルフは、“死後の魂の存在の有無” について知りたいというのだ。調査メンバーはほかに、クリスの妻のアン、若き霊媒師のフローレンス、二十年前におなじように調査隊を組んだものの、唯一の生存者となった霊能力者のベン。
 そして霧に包まれたベラスコ邸に四人が到着したときが、おそろしい出来事のはじまりだった…!


 ジョン・ハフの「ヘルハウス」です。原作はリチャード・マシスンのエログロホラー、『地獄の館』。これはシャーリー・ジャクスンの 『たたり』 といった、超正統派の幽霊屋敷小説をもとに書かれたものです。さて、このすばらしく楽しい原作を、どんなふうに仕上げてくれたのかなと、ワクワクしながら観たのですが…

 すっごく上品になっちゃってます!

 内容はといいますと、とある富豪の男が、悪業に悪業と重ねたうえ、私生児なんかも殺しては捨てて、倒錯的なパーティーを毎晩ひらいて、SM、麻薬、殺人、人食というなんでもありのパーティーで、ある夜出席者を惨殺して、忽然と失踪してしまったといういわくつきの館。その館にはおそろしい怨念が渦巻いていて、入っただけでもとり殺されてしまいます。
うーん、ゴシックですね~。

 調査隊メンバーなんですが、霊的現象を科学で説明しようとするクリス、古風な妻のアン、ベビーフェイスで魅力的なフローレンス、ケント・デリカットみたい(笑)なベン。
 
 この四人の織り成す人間模様も丁寧に描かれていて、けっこう好感触です。霊的存在をフローレンスばかりが感じるんですが(…『たたり』 のエリーナのパターンですね! 輪のなかで “いちばん弱そうな人間” から狙うっていう…)、これでクリスと衝突、フローレンスが怒ると、クリスにポルターガイスト現象が起きちゃいます。それをハラハラ見守るだけのアン、冷静に見つめるベン。

 しだいにねじれた優越感をもっていくフローレンスを、パメラ・アンダーソンが見事に好演。どことなく子供っぽい彼女がヒステリーを爆発させるところなど、この役柄にぴったりです。
また、アン役のゲイル・ハニカットも、霊にまどわされる姿が魅力的です。ふだんは貞淑でおとなしい妻なんですが、夜になると、ウフフ…

 霊現象の出現も、エクトプラズム、憑依、幻視といった、神秘的な効果を追求した演出が光ります。ベラスコ邸内の調度も不道徳的な絵画や彫像など、ムードたっぷり。
いかにもゴシックしてる土台に、科学的根拠も織り交ぜて、超正統派なゴーストハウスに作りあげた点では成功してると思います。

 ただ、もとがものすごーく扇情的だったために、もうすこしショッキングなシーンがほしかったですね…(個人的な意見としては)!








著名な物理学者のクリス(クライヴ・
レヴェル)。霊現象は人間の心理的
エネルギーの残滓だと信じてます。






問題の邸に到着しました。
すっごくヤバそうな雰囲気です。





感情に左右されてしまうフロー
レンス。彼女がいじめられる姿
も見どころ(?)です。






以前ベラスコ邸に入ったおり、
手痛い目に遭ったベン(ロディ)。
四人の中でいちばん慎重派。






すっぽんぽんになっちゃってから、
頬をぶたれて我にかえるアン。
いやーん、恥ずかしいー!!







   2001 Maniacs


2005)アメリカ
出演…ロバート・イングランド
リン・シェイ
ジュゼッペ・アンドリュース
監督…ティム・サリバン
製作…イーライ・ロス
★★★


〔ストーリー〕
 南北戦争の歴史の授業中に、悪ふざけから担当教授を怒らせたアンダーソンとコリーとネルソンの三人。レポート提出の罰を与えられて、旅行がてらに実地調査にむかうが、道に迷って不思議な村にたどりつく。その村では、ちょうど150年祭が行われていて、親密な村人たちは彼らを大歓迎する。
 おなじようにして村に訪れた若者たちやツーリング中にカップルも、ぜひ滞在するようにと勧められるが…


 ハーシェル・ゴードン・ルイスの「2000 Maniacs」「マニアック2000」1964)のリメイク、「2001人の狂宴」です。

 ルイスのオリジナル作品というと、予算の関係と素人の演技と、ドキュメンタリーな撮り方が絶妙にマッチした、まるで「The Texas Chainsaw Massacre」(1974)のような “奇跡的恐怖” を生みだした傑作ですが、本作はリメイクということで、さすがにあの不気味さやなんともいえない気まずさはありません。ですが、これがまた、楽しい楽しいスプラッタ・ムービーになってるんですよ

 冒頭から 「アヤシイ男その1」 の、イーライ・ロスが登場します。アルマジロなんか投げて、無理やりヒッチハイクしようとしてます。アヤシイですね~。ヒゲ面がとにかく、挙動不審でヤヴァイ子ちゃんな雰囲気を出してます…!

 「アヤシイ(すぎる)男その2」、ジョゼッペ・アンドリュースが村人のひとりとして出てきます。「Cabin Fever」(2002)では、合コンの話ばっかりしてた警官ですね。この人の顔も声も、かぎりなくアヤシイ~!!  ある意味、彼が主役の映画でもあるようです。

 村の様子なんですが、真昼間に能天気で陽気な音楽をかきならして、浮かれ気分でホイホイ♪  ついでに、お姉ちゃんたちも色気たっぷりに、あちこちでウフン

 …なんていいますか、のどかでカルトな開放さは、「The Wicker Man」(1973)を思い出してしまいました。で、ここにおバカな若者衆がやってくれば、当然あっさり騙されちゃって、飛んで火に入るなんとやら…
 
 お約束の展開をこれでもかとこってり演出していて、思ってた以上に楽しかったです。ルイス継承のゴアゴアな感じでひとり、またひとりと殺害されていきます。その殺害方法もまた、子供が考えたようなわかりやすい方法で、悪ふざけがすぎますよー! と、褒めてあげたくなる出来映えです。

 村長さん役のロバート・イングランドなんですが、はしゃいでるわりには、けっこうフツー(?)に見えました。ラストの一騎打ちで〇〇で防衛するところが、いちばんキましたよ






左から、コリー(マシュー・カーレ
イ)、ネルソン(ディラン・エドリン
トン)、アンダーソン(ジェイ・ギル
スピー)の、おバカでモテない
三人組。







ふらふら迷いこんできた犠牲者
たちに、超ゴキゲンのロバート・
イングランド。






ナイスなバディのお色気メイド
さんに、おバカ青年たちは
ボーゼン!!






年中レズってる田舎娘のふた
り組。安っぽいリボンなんかも、
のどかでイイですねえ。







あっ、うしろになんかぶら
下がってますよ…!!







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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
ねこじかんです

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