個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Grace
(2009)アメリカ・カナダ
出演…ジョーダン・ラッド
ガブリエル・ローズ
サマンサ・フェリス
監督…ポール・ソレット
★★☆
〔ストーリー〕
二度の流産を経験し、三度目にやっと子供を授かったマデリーン。彼女はまだ見ぬ胎児に「グレース」と名前をつけて、夫のマイケルとともに生まれてくるのを心待ちにしていた。しかし、ある晩悲劇が。妊娠八ヶ月目に入るころ、マイケルが運転する車で交通事故に巻きこまれてしまい、マイケルは即死、マデリーンは出血してしまう。だれもが彼女の赤ん坊は死亡したと考えたが、マデリーンはかたくなに出産に執着する。やがて、生まれてきた子供は…
えー、なんといいますか、ありきたりな心理ホラーでしたので、サクサクッとご紹介。
こういうテーマのホラーって、男性が考えることが多いですよね。“出産に執着する女性心理” って、やはり男性にはホラーになるんでしょうか。
ストーリーは、上記したような感じなのですが、この作品、〈サンダンス映画祭〉 で話題になったらしいとのこと。なんか、失神者も出たとか宣伝されてまして、うーん? どのあたりがマズかったのか、個人的にはよくわからないのですが…? ですが、まあ、こういうのって、苦手なひとはほんとに苦手なんでしょうね。
マデリーン(ジョーダン・ラッド)とマイケル(ステファン・パーク)夫妻は、なかなか子宝に恵まれず、三度目の妊娠でようやく念願達成。義母のヴィヴィアン(ガブリエル・ローズ)とは、いまいち親しい関係ではありませんが、まあ、マイケルがやさしいのでうまくいっています。マデリーンはパトリシア(サマンサ・フェリス)という女性が運営する産院で、自然分娩する予定。なにもかもが順調に進むはずでしたが…
ある晩突然の不幸に見舞われてしまい、交通事故でマイケルは即死、マデリーン自身も重傷を負ってしまいます。出血が激しく、関係者のだれもが彼女の子供をあきらめました… しかし…
マデリーンはなお出産することに固執し(!)、他人の意見を聞かず、死んだ胎児をお腹にかかえたまま出産日をむかえてしまいます。
そして、生まれてきたのはやはり、死んだ子供… 悲しみにくれるマデリーン。しかし、死んだわが子が突然息を吹きかえして?!!
…とまあ、こんな調子で、その子がモンスターだったというホラーになるんですが、ま~、ありきたりっちゃー、ありきたりです。ですが、だれも味方のいないマデリーンが追いつめられていく過程は、なんか、グレースがべつにモンスターでなくても、現実によくありそうです。育児ノイローゼとか産後の欝状態とかって、本人にしかわからない苦しみですもんね。で、それを男性側から描くと、こうなっちゃうと。
わりと丁寧なドラマに描かれていまして、そのへんのところを評価するひとが多かったんだと思います。じつはこの作品では、マデリーンのほかにあとふたり、子供に執着する女性が登場します。って、もうすでに書いちゃってますね。
よくあるラストにならなかったところはよかったと思います。で、(←)このラストなんですが、もっとおおげさに誇張しちゃえば、ストーリーもひろがったんじゃないかなーと、個人的に思うのですが… 余計なお世話ですか。
それから、出産シーンがいちばんホラーしていたと思います。男性って、ほとんどのひとはこんなイメージなんじゃないですかね。
たまにはこんなのもいいかなー、ということで、レビューさせていただきました。
監督のくわしい説明を読んでみると、コレ、もとは8分という短編を長編に書きなおしたものなんだそうです。8分は短いですけど、85分は長すぎ… イエイエ、そんなことはいいません!
ホラー好きの方は観て損のない映画だと思います、たぶん。
マデリーン(ジョーダン・
ラッド)とマイケル
(ステファン・パーク)夫妻。
こんなに出血しちゃった
(!!)のに、あきらめ
きれないマデリーン。
子供はやはり死産
でした… が!?!
グレースがふつうじゃない
と気づきはじめ、徐々に
孤立していくマデリーン。
愛する子供のためなら、母は
なんだってできちゃうのです!
(2009)アメリカ・カナダ
出演…ジョーダン・ラッド
ガブリエル・ローズ
サマンサ・フェリス
監督…ポール・ソレット
★★☆
〔ストーリー〕
二度の流産を経験し、三度目にやっと子供を授かったマデリーン。彼女はまだ見ぬ胎児に「グレース」と名前をつけて、夫のマイケルとともに生まれてくるのを心待ちにしていた。しかし、ある晩悲劇が。妊娠八ヶ月目に入るころ、マイケルが運転する車で交通事故に巻きこまれてしまい、マイケルは即死、マデリーンは出血してしまう。だれもが彼女の赤ん坊は死亡したと考えたが、マデリーンはかたくなに出産に執着する。やがて、生まれてきた子供は…
えー、なんといいますか、ありきたりな心理ホラーでしたので、サクサクッとご紹介。
こういうテーマのホラーって、男性が考えることが多いですよね。“出産に執着する女性心理” って、やはり男性にはホラーになるんでしょうか。
ストーリーは、上記したような感じなのですが、この作品、〈サンダンス映画祭〉 で話題になったらしいとのこと。なんか、失神者も出たとか宣伝されてまして、うーん? どのあたりがマズかったのか、個人的にはよくわからないのですが…? ですが、まあ、こういうのって、苦手なひとはほんとに苦手なんでしょうね。
マデリーン(ジョーダン・ラッド)とマイケル(ステファン・パーク)夫妻は、なかなか子宝に恵まれず、三度目の妊娠でようやく念願達成。義母のヴィヴィアン(ガブリエル・ローズ)とは、いまいち親しい関係ではありませんが、まあ、マイケルがやさしいのでうまくいっています。マデリーンはパトリシア(サマンサ・フェリス)という女性が運営する産院で、自然分娩する予定。なにもかもが順調に進むはずでしたが…
ある晩突然の不幸に見舞われてしまい、交通事故でマイケルは即死、マデリーン自身も重傷を負ってしまいます。出血が激しく、関係者のだれもが彼女の子供をあきらめました… しかし…
マデリーンはなお出産することに固執し(!)、他人の意見を聞かず、死んだ胎児をお腹にかかえたまま出産日をむかえてしまいます。
そして、生まれてきたのはやはり、死んだ子供… 悲しみにくれるマデリーン。しかし、死んだわが子が突然息を吹きかえして?!!
…とまあ、こんな調子で、その子がモンスターだったというホラーになるんですが、ま~、ありきたりっちゃー、ありきたりです。ですが、だれも味方のいないマデリーンが追いつめられていく過程は、なんか、グレースがべつにモンスターでなくても、現実によくありそうです。育児ノイローゼとか産後の欝状態とかって、本人にしかわからない苦しみですもんね。で、それを男性側から描くと、こうなっちゃうと。
わりと丁寧なドラマに描かれていまして、そのへんのところを評価するひとが多かったんだと思います。じつはこの作品では、マデリーンのほかにあとふたり、子供に執着する女性が登場します。って、もうすでに書いちゃってますね。
よくあるラストにならなかったところはよかったと思います。で、(←)このラストなんですが、もっとおおげさに誇張しちゃえば、ストーリーもひろがったんじゃないかなーと、個人的に思うのですが… 余計なお世話ですか。
それから、出産シーンがいちばんホラーしていたと思います。男性って、ほとんどのひとはこんなイメージなんじゃないですかね。
たまにはこんなのもいいかなー、ということで、レビューさせていただきました。
監督のくわしい説明を読んでみると、コレ、もとは8分という短編を長編に書きなおしたものなんだそうです。8分は短いですけど、85分は長すぎ… イエイエ、そんなことはいいません!
ホラー好きの方は観て損のない映画だと思います、たぶん。
マデリーン(ジョーダン・
ラッド)とマイケル
(ステファン・パーク)夫妻。
こんなに出血しちゃった
(!!)のに、あきらめ
きれないマデリーン。
子供はやはり死産
でした… が!?!
グレースがふつうじゃない
と気づきはじめ、徐々に
孤立していくマデリーン。
愛する子供のためなら、母は
なんだってできちゃうのです!
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A Perfect Getaway
(2009)アメリカ
出演…ミラ・ジョヴォヴィッチ
スティーヴ・ザーン
ティモシー・オリファント
監督…デヴィット・トゥーヒー
★★★★
〔ストーリー〕
新婚カップルのクリフとシドニーは、ハネムーンでハワイにむかう。うきうき気分のふたりはレンタカーを借り、途中でクレオとケイルのカップルと出会い、ヒッチハイクすることに。しかし、クレオは怒りっぽい男性で、ささいな意見の食いちがいから、車を降りてしまう。
ハイキングの途中、今度はニックとジーナというカップルに出会う。こちらは親しみやすく、彼らは行動をともにすることになるのだが…
現地の人から不穏な噂話を聞いて、クリフとシドニーは心穏やかではいられなくなってしまう。その噂というのは、残酷な殺人事件が起こり、どうやら犯人は男女ふたり組らしいのだが…?
ちょっとばかし映画から遠ざかっていましたら、こんなに良作・快作が目白押しになっていましたんで、びっくりしました!!
これねー、ほんとおもしろいですよ。テンションあがりまくりのレビューでーす♪
監督のデヴィット・トゥーヒーは、「Pitch Black」(「ピッチブラック」2000)、「Below」(「ビロウ」2002)、「A Chronicles of Riddick」(「リディック」2004)なんかを手がけた方ですね。ホラー色は薄いですけど、安定したおもしろさがありますよね。ちなみに「リディック」は、続編が予定されているようです。
で、今作はミラ・ジョヴォヴィッチが主演なのですが、これはホラー・サスペンス。単純なストーリーなのに、理屈なしにおもしろい!!
一応内容説明しますと、クリフ(スティーヴ・ザーン)とシドニー(ミラ)の新婚カップルが、うきうきハワイ・ハネムーンをはじめるところからスタートします。新婚旅行といったら、ハワイ! 青い空! 白い砂浜! リゾートタウンと大自然と、キラウェア火山!!
…ふう、ちょっと興奮してしまいましたが、こんなステレオタイプな感想しか浮かばないんですけど、これってアメリカ人にとってもおなじみたいなんですね。
クリフとシドニーはすっかりおのぼりさん気分で、カメラ片手に観光を楽しみます。その様子ははたから見ると、何気に無用心だったり。
レンタカーで移動中に、クレオ(クリス・へムズワース)とケイル(マーリー・シェルトン)のカップルに遭遇。親切心から車に乗せてあげるのですが、クレオは弱冠危険人物のようでして、ささいな意見のちがいから怒って車を降りてしまいます。
せっかくのハネムーン中なのに、ちょっといやな気分…
でも、今度はハイキング中にニック(ティモシー・オリファント)とジーナ(キエレ・サンチェス)というカップルと会います。彼らは親切で、ハワイ在住のカップル。ふたりを案内してくれることになるのですが…
ここから物語のキーとなる、残酷な殺人事件の噂話が挿入されます。しかもこの犯人、いまだに逃亡中です。遺体に残酷に傷つけていることから、彼らはシリアルキラーではないのか? また、監視カメラの映像から、なんとなくカップルらしいという話でもちきりなのですが…??
ね、すっごく単純なお話でしょう? たぶん、ほとんどの方は途中で結末の予想がついちゃうかと思います。
それなのに~、ああ、それなのに~っ!!!
もうですねー、ラスト20分のクリフハンガーの連続がすごいんですよ。あんまり心臓がばくばくしちゃって、痛くなっちゃいましたよ。役者さんの演技もすごい! なんなんでしょうね、このキレのいい演出は。
理屈ぬきでおもしろい作品なので、下手な解説は無用かと思われますが。
これは万人にオススメできる快作でございます。
映画って、観終わってから、「ああー、観てよかった!」って思える作品がいちばんですよね。この作品も、そんな映画の醍醐味を味わわせてくれます。
ストーリーよし、演出よし、役者よし、景色よし、ついでに音楽よしと、三拍子どころか五拍子も六拍子もそろっている優秀映画です。
結末もすごくいいんですよー、しばらくイイ気分が持続しちゃいます♪
新妻ミラたん!
ちょっと頼りない(?)
気もしますが、新夫の
クリフ(スティーヴ・
ザーン)!
浜辺でイチャイチャ♪
水辺でもイチャイチャ♪
ニック(ティモシー・オリ
ファント)はハンサム、
人もよさそうです。
すっかり仲よくなって、観光案内してもらうことになるのですが…
(2009)アメリカ
出演…ミラ・ジョヴォヴィッチ
スティーヴ・ザーン
ティモシー・オリファント
監督…デヴィット・トゥーヒー
★★★★
〔ストーリー〕
新婚カップルのクリフとシドニーは、ハネムーンでハワイにむかう。うきうき気分のふたりはレンタカーを借り、途中でクレオとケイルのカップルと出会い、ヒッチハイクすることに。しかし、クレオは怒りっぽい男性で、ささいな意見の食いちがいから、車を降りてしまう。
ハイキングの途中、今度はニックとジーナというカップルに出会う。こちらは親しみやすく、彼らは行動をともにすることになるのだが…
現地の人から不穏な噂話を聞いて、クリフとシドニーは心穏やかではいられなくなってしまう。その噂というのは、残酷な殺人事件が起こり、どうやら犯人は男女ふたり組らしいのだが…?
ちょっとばかし映画から遠ざかっていましたら、こんなに良作・快作が目白押しになっていましたんで、びっくりしました!!
これねー、ほんとおもしろいですよ。テンションあがりまくりのレビューでーす♪
監督のデヴィット・トゥーヒーは、「Pitch Black」(「ピッチブラック」2000)、「Below」(「ビロウ」2002)、「A Chronicles of Riddick」(「リディック」2004)なんかを手がけた方ですね。ホラー色は薄いですけど、安定したおもしろさがありますよね。ちなみに「リディック」は、続編が予定されているようです。
で、今作はミラ・ジョヴォヴィッチが主演なのですが、これはホラー・サスペンス。単純なストーリーなのに、理屈なしにおもしろい!!
一応内容説明しますと、クリフ(スティーヴ・ザーン)とシドニー(ミラ)の新婚カップルが、うきうきハワイ・ハネムーンをはじめるところからスタートします。新婚旅行といったら、ハワイ! 青い空! 白い砂浜! リゾートタウンと大自然と、キラウェア火山!!
…ふう、ちょっと興奮してしまいましたが、こんなステレオタイプな感想しか浮かばないんですけど、これってアメリカ人にとってもおなじみたいなんですね。
クリフとシドニーはすっかりおのぼりさん気分で、カメラ片手に観光を楽しみます。その様子ははたから見ると、何気に無用心だったり。
レンタカーで移動中に、クレオ(クリス・へムズワース)とケイル(マーリー・シェルトン)のカップルに遭遇。親切心から車に乗せてあげるのですが、クレオは弱冠危険人物のようでして、ささいな意見のちがいから怒って車を降りてしまいます。
せっかくのハネムーン中なのに、ちょっといやな気分…
でも、今度はハイキング中にニック(ティモシー・オリファント)とジーナ(キエレ・サンチェス)というカップルと会います。彼らは親切で、ハワイ在住のカップル。ふたりを案内してくれることになるのですが…
ここから物語のキーとなる、残酷な殺人事件の噂話が挿入されます。しかもこの犯人、いまだに逃亡中です。遺体に残酷に傷つけていることから、彼らはシリアルキラーではないのか? また、監視カメラの映像から、なんとなくカップルらしいという話でもちきりなのですが…??
ね、すっごく単純なお話でしょう? たぶん、ほとんどの方は途中で結末の予想がついちゃうかと思います。
それなのに~、ああ、それなのに~っ!!!
もうですねー、ラスト20分のクリフハンガーの連続がすごいんですよ。あんまり心臓がばくばくしちゃって、痛くなっちゃいましたよ。役者さんの演技もすごい! なんなんでしょうね、このキレのいい演出は。
理屈ぬきでおもしろい作品なので、下手な解説は無用かと思われますが。
これは万人にオススメできる快作でございます。
映画って、観終わってから、「ああー、観てよかった!」って思える作品がいちばんですよね。この作品も、そんな映画の醍醐味を味わわせてくれます。
ストーリーよし、演出よし、役者よし、景色よし、ついでに音楽よしと、三拍子どころか五拍子も六拍子もそろっている優秀映画です。
結末もすごくいいんですよー、しばらくイイ気分が持続しちゃいます♪
新妻ミラたん!
ちょっと頼りない(?)
気もしますが、新夫の
クリフ(スティーヴ・
ザーン)!
浜辺でイチャイチャ♪
水辺でもイチャイチャ♪
ニック(ティモシー・オリ
ファント)はハンサム、
人もよさそうです。
すっかり仲よくなって、観光案内してもらうことになるのですが…
Triangle
(2009)イギリス・オーストラリア
出演…メリッサ・ジョージ
リアム・へムズワース
マイケル・ドーマン
監督…クリストファー・スミス
★★★☆
〔ストーリー〕
ジェスは親しい友人のグレッグ、ヴィクター、サリーとドニーのカップル、サリーの女友だちのへザーの6人で、ヨット・クルージングに出かける。彼らがむかったのは、フロリダ半島先端にある、“魔の三角地帯” と呼ばれるバミューダ海域。ジェスは出発当初から気分がすぐれない様子。彼女の予感は的中してしまい、突然の嵐に見舞われてしまう。
命からがら生き残ったジェス、グレッグ、ヴィクター、サリーとドニーの目の前に、豪華客船があらわれる。5人はこれで助かった! と安心して、その船に乗りうつるのだが…
ホラー界の新星、クリストファー・スミスの最新作です!
クリストファー・スミス監督というと、「Creep」(「0:34/レイジ34フン」2004)、それから「Severance」(「サヴァイヴ/殺戮の森」2006)。わたしこの監督さん、大好きなんです♪ たしかに新星と呼ばれるだけのことはあります。この新作も、かなーり期待しながら鑑賞をはじめたのですが…
こ、これって、ちょっとまえのお気に作品と、アイデアまんまじゃないですかっ!!
なんですが、見せ方によって、こんなに雰囲気が変わるものなんだなーと、感心してしまいました。で、これがまた、けっこうおもしろい出来なんですよ。まずは内容紹介からはじめます。
ヒロインのジェスを演じるのは、メリッサ・ジョージ。お好きな方も多いんじゃないかと思います。愛らしい顔立ちにナイスバディ。それで、この映画はまさしくメリッサによる、メリッサのための、メリッサ映画! 一応ほかにも存在感のある役者さんが出ていらっしゃるんですが、あんまり活躍しません(笑)。あ、活躍(?)してますけど、ほぼメリッサの独壇場になっていますね。
ジェスは母子家庭でして、女手ひとつで息子のトミー(ジョシュア・マカイバー)を育てています。苦労も多いようで、ヒステリックにトミーを叱ってしまったり。
そんなちょっとバランスの悪くなっている彼女が、親しい友人たちとヨット・クルージングに出かけます。ゆきさきは “魔の三角地帯” で有名な、バミューダ海域。飛行機が行方を絶ったり、船が行方不明になったりと、なにかと有名ですよね。これまたよくある海洋ホラー… かと思いましたら、ぜんぜんちがうんですもん、でもこれ、初見のひとだったらかなりおもしろいんじゃないですかね~
突然の嵐から生還したグレッグ(マイケル・ドーマン)、ヴィク(リアム・へムズワース)、サリー(レイチェル・カーパニ)とドニー(ヘンリー・ニクソン)、メリッサの5人。そこに豪華客船があらわれ、彼らはこれで助かった!と、大喜びします。ですが、なぜかメリッサはその船に悪い予感をおぼえ、しかし、仲間たちにそれを伝えられないまま船に乗り移ってしまうのですが…
かの有名な “バミューダ海域・トライアングル” が舞台ということでして、たぶん勘のいい方なら、もうそこで見当がついてしまうんじゃないかと思います。それに、下のキャプをご覧になって、「あっ! なんか見おぼえがある!」と思った方、そうでーす、そのとおりなんでーす(笑)。例のアレですよ、アレ。
そんな映画ですので、ひとたびアイデアがばれてしまうと、おのずと結末まで見えてしまうんですが…
そこはクリストファー・スミス監督、かなり飽きさせない作りになっています。元ネタ(ちょっとまえのお気にのことね)とくらべると、非情に丁寧なストーリー仕立て。あと、わかっていても、結末まで釘づけになるようにできていますね。あのですね、あんまり内容を書いてしまうと、すぐにわかっちゃう映画なんですけど、これは最後の最後まできっちり作られています。
そのため、ラストでちょっとした部分が 「ああー!」、と氷解する瞬間がくるんですが、にしても、こういうお話ってほんと気持ち悪いですよね。すっごく気持ち悪いです。あ、もちろん褒めてます!!!
アイデア的にはSFなのですが、ストーリーは基本サイコ・ミステリな流れが強いです。どのへんがサイコなのかといいますと、最後の最後までご覧になればわかるかと思います… この事件の真犯人は、どす黒いエゴだったり…
ボロボロになっても、ときどき健康的な色気がチラ見してしまうメリッサ・ジョージ、それもまたよし!
クリストファー・スミス監督って、ほんとに腕のたしかな方なんだなーと、ますますファンになってしまいました。みなさんにも、元ネタ映画の〇〇とあわせてご覧になっていただきたい作品です!
ジェス(メリッサ)と、
グレッグ(マイケル・
ドーマン)。
ひいぃぃ、うしろ!!
追いつめられた
メリッサ。
どうする??
メリッサが銃口をむける
さきには…!?!
クリストファー・
スミス監督。
脚本の書き方がまた、
絶妙なんですよ~。
(2009)イギリス・オーストラリア
出演…メリッサ・ジョージ
リアム・へムズワース
マイケル・ドーマン
監督…クリストファー・スミス
★★★☆
〔ストーリー〕
ジェスは親しい友人のグレッグ、ヴィクター、サリーとドニーのカップル、サリーの女友だちのへザーの6人で、ヨット・クルージングに出かける。彼らがむかったのは、フロリダ半島先端にある、“魔の三角地帯” と呼ばれるバミューダ海域。ジェスは出発当初から気分がすぐれない様子。彼女の予感は的中してしまい、突然の嵐に見舞われてしまう。
命からがら生き残ったジェス、グレッグ、ヴィクター、サリーとドニーの目の前に、豪華客船があらわれる。5人はこれで助かった! と安心して、その船に乗りうつるのだが…
ホラー界の新星、クリストファー・スミスの最新作です!
クリストファー・スミス監督というと、「Creep」(「0:34/レイジ34フン」2004)、それから「Severance」(「サヴァイヴ/殺戮の森」2006)。わたしこの監督さん、大好きなんです♪ たしかに新星と呼ばれるだけのことはあります。この新作も、かなーり期待しながら鑑賞をはじめたのですが…
こ、これって、ちょっとまえのお気に作品と、アイデアまんまじゃないですかっ!!
なんですが、見せ方によって、こんなに雰囲気が変わるものなんだなーと、感心してしまいました。で、これがまた、けっこうおもしろい出来なんですよ。まずは内容紹介からはじめます。
ヒロインのジェスを演じるのは、メリッサ・ジョージ。お好きな方も多いんじゃないかと思います。愛らしい顔立ちにナイスバディ。それで、この映画はまさしくメリッサによる、メリッサのための、メリッサ映画! 一応ほかにも存在感のある役者さんが出ていらっしゃるんですが、あんまり活躍しません(笑)。あ、活躍(?)してますけど、ほぼメリッサの独壇場になっていますね。
ジェスは母子家庭でして、女手ひとつで息子のトミー(ジョシュア・マカイバー)を育てています。苦労も多いようで、ヒステリックにトミーを叱ってしまったり。
そんなちょっとバランスの悪くなっている彼女が、親しい友人たちとヨット・クルージングに出かけます。ゆきさきは “魔の三角地帯” で有名な、バミューダ海域。飛行機が行方を絶ったり、船が行方不明になったりと、なにかと有名ですよね。これまたよくある海洋ホラー… かと思いましたら、ぜんぜんちがうんですもん、でもこれ、初見のひとだったらかなりおもしろいんじゃないですかね~
突然の嵐から生還したグレッグ(マイケル・ドーマン)、ヴィク(リアム・へムズワース)、サリー(レイチェル・カーパニ)とドニー(ヘンリー・ニクソン)、メリッサの5人。そこに豪華客船があらわれ、彼らはこれで助かった!と、大喜びします。ですが、なぜかメリッサはその船に悪い予感をおぼえ、しかし、仲間たちにそれを伝えられないまま船に乗り移ってしまうのですが…
かの有名な “バミューダ海域・トライアングル” が舞台ということでして、たぶん勘のいい方なら、もうそこで見当がついてしまうんじゃないかと思います。それに、下のキャプをご覧になって、「あっ! なんか見おぼえがある!」と思った方、そうでーす、そのとおりなんでーす(笑)。例のアレですよ、アレ。
そんな映画ですので、ひとたびアイデアがばれてしまうと、おのずと結末まで見えてしまうんですが…
そこはクリストファー・スミス監督、かなり飽きさせない作りになっています。元ネタ(ちょっとまえのお気にのことね)とくらべると、非情に丁寧なストーリー仕立て。あと、わかっていても、結末まで釘づけになるようにできていますね。あのですね、あんまり内容を書いてしまうと、すぐにわかっちゃう映画なんですけど、これは最後の最後まできっちり作られています。
そのため、ラストでちょっとした部分が 「ああー!」、と氷解する瞬間がくるんですが、にしても、こういうお話ってほんと気持ち悪いですよね。すっごく気持ち悪いです。あ、もちろん褒めてます!!!
アイデア的にはSFなのですが、ストーリーは基本サイコ・ミステリな流れが強いです。どのへんがサイコなのかといいますと、最後の最後までご覧になればわかるかと思います… この事件の真犯人は、どす黒いエゴだったり…
ボロボロになっても、ときどき健康的な色気がチラ見してしまうメリッサ・ジョージ、それもまたよし!
クリストファー・スミス監督って、ほんとに腕のたしかな方なんだなーと、ますますファンになってしまいました。みなさんにも、元ネタ映画の〇〇とあわせてご覧になっていただきたい作品です!
ジェス(メリッサ)と、
グレッグ(マイケル・
ドーマン)。
ひいぃぃ、うしろ!!
追いつめられた
メリッサ。
どうする??
メリッサが銃口をむける
さきには…!?!
クリストファー・
スミス監督。
脚本の書き方がまた、
絶妙なんですよ~。
Train
(2008)アメリカ
出演…ソーラ・バーチ
ギデオン・エメリー
ケイヴァン・リース
監督…ギデオン・ラフ
★★★
〔ストーリー〕
東ヨーロッパで行われる国際レスリング大会のために、遠征にやってきた大学チーム 〈インディアナ・キラーズ〉。リトアニアで試合を終えたあと、チーム・キャプテンのトッド、恋人のアレックス、友人のシェルドンとクレア、マネージャーのウィリーの5人は、パーティーへ出かける。しかし、そこでケンカ騒ぎを起こしてしまい、気がつけば朝、怒り狂ったコーチを残してチームメイトたちは旅立ったあとだった。
言葉の通じない場所で彼らが途方に暮れていると… 英語を話す親切な女性が近づいてくる。彼女は医者で、自分もおなじ場所にむかう予定だというので、勧められるままに切符を買うのだが…
予想していた以上にグログログロ映画だったので、びっくりしてしまいました!!
「テラートレイン」でーす。
さて、ジェイミー・リー・カーティスの「Terror Train」(「テラートレイン」1980)のリメイクということで、以前から話題になっていましたが… わたしはオリジナルは未見なんですよ。どうもすいません。なんですけど、一応内容のほうはちょっと知ってまして、まあ、「動く列車内で殺人鬼に狙われる、美人女子大生!!」みたいな感じだったと思いますが。あっているでしょうか。
それで、てっきりそんな内容かと思ってたんですけど、ぜんぜんちがいましたね。たぶん、あらゆるところで書かれているかと思いますけど、これはぶっちゃけ、「Hostel」(「ホステル」2005)なんですね~~
ストーリーは、東欧遠征に出かけたアメリカのレスリングチームの試合からはじまります。ヒロインのアレックスを演じるのは、ソーラ・バーチ。彼女の恋人はチーム・キャプテンのトッド(デレック・マギヤー)、トッドは大活躍なのに、アレックスは試合に負けてしまいます。落ちこむ彼女… 気分転換しようと、対戦相手に誘われたパーティーに友人たちと出かけるのですが… そのパーティーがまた、いかにも~ な東欧の乱れ具合なんですよ。暗がりのあっちこっちで〇〇や、〇〇なんかが行われているわけですよ!!
そんな場所にのこのこ出かけていった当然の報いとして、アレックスたちは列車に乗りおくれてしまいます。ただひとり残っていたコーチ(トッド・ジェンセン)はカンカンです。つぎの目的地は 「オデッサ」。しかし、英語がまったく通じず、乗り換えの手段もわからず、お手上げ状態になっていると…
金髪美人(コイナ・ルセヴァ)がやってきて、「なにかお困りかしら?」と、英語が通じるではありませんか!
事情を話すと、「わたしもこれからオデッサにいくの。切符を買ってあげる」。こうして親切な美女に助けられて、無事列車に乗ることができたのですが…
…とまあ、導入部がこんな感じです。
最初にグロイグロイと書きましたが、えーと、とりあえず、やたら痛々しいことになってるんですよ。「ホステル」や「Turistas」(「ブラッド・パラダイス」2006)なんかは、ストーリーのおもしろさでひっぱる感じでしたけど、こちらはまっとうに(?)痛がらせてます。
かといって、それほどリアリティも感じられず…? あの、ホラーって、リアリティなんかべつになくてもいいんですけど(笑)、やっぱり 「襲われる側」 のリアリティはほしいですよね。
「ホステル」も「ブラッド・パラダイス」も、そーんなバカな、と思いつつ、どっかにそんなことありそう…と、思わせてしまう設定がまた、すばらしかったんですけど。
正直、この作品は… あ、ありえないと思います!!!
「襲われる側のリアリティ」 が波に乗ってくるのは、女子の悲鳴があがる後半に入ってからなんですねー。いまいち? 緊張感が足りません。あと、閉塞感も。それから、せっかくの “動く列車” という舞台も、後半になってからやっといかされていくような。
なんだかんだで、期待しすぎてしまったのでしょうかね…??
なんか、グログロイよくあるホラーという印象でした。
あ、でも、泥と血だらけになって戦うソーラ・バーチは非常によかったです! 彼女がレスリングをやっているということで、当然そういう場面も用意されています… ワクワクしますねー♪ お楽しみに!!
結末のカタルシスは、ありきたりでも気持ちいいですよね。
OPからこんな感じ。
グロイっすね~!!
アレックス(ソーラ・
バーチ)と、友人の
シェルドン(ケイヴァン・
リース)。
左からアレックス、クレア(グロリア・ヴォトシス)、ウィリー(ギデオン・エメリー)、
シェルドン、トッド(デレック・マギヤー)。
みんなで楽しくパーティーにむかうはずが…
追いつめられたアレックス!! 勝算は?!?
(2008)アメリカ
出演…ソーラ・バーチ
ギデオン・エメリー
ケイヴァン・リース
監督…ギデオン・ラフ
★★★
〔ストーリー〕
東ヨーロッパで行われる国際レスリング大会のために、遠征にやってきた大学チーム 〈インディアナ・キラーズ〉。リトアニアで試合を終えたあと、チーム・キャプテンのトッド、恋人のアレックス、友人のシェルドンとクレア、マネージャーのウィリーの5人は、パーティーへ出かける。しかし、そこでケンカ騒ぎを起こしてしまい、気がつけば朝、怒り狂ったコーチを残してチームメイトたちは旅立ったあとだった。
言葉の通じない場所で彼らが途方に暮れていると… 英語を話す親切な女性が近づいてくる。彼女は医者で、自分もおなじ場所にむかう予定だというので、勧められるままに切符を買うのだが…
予想していた以上にグログログロ映画だったので、びっくりしてしまいました!!
「テラートレイン」でーす。
さて、ジェイミー・リー・カーティスの「Terror Train」(「テラートレイン」1980)のリメイクということで、以前から話題になっていましたが… わたしはオリジナルは未見なんですよ。どうもすいません。なんですけど、一応内容のほうはちょっと知ってまして、まあ、「動く列車内で殺人鬼に狙われる、美人女子大生!!」みたいな感じだったと思いますが。あっているでしょうか。
それで、てっきりそんな内容かと思ってたんですけど、ぜんぜんちがいましたね。たぶん、あらゆるところで書かれているかと思いますけど、これはぶっちゃけ、「Hostel」(「ホステル」2005)なんですね~~
ストーリーは、東欧遠征に出かけたアメリカのレスリングチームの試合からはじまります。ヒロインのアレックスを演じるのは、ソーラ・バーチ。彼女の恋人はチーム・キャプテンのトッド(デレック・マギヤー)、トッドは大活躍なのに、アレックスは試合に負けてしまいます。落ちこむ彼女… 気分転換しようと、対戦相手に誘われたパーティーに友人たちと出かけるのですが… そのパーティーがまた、いかにも~ な東欧の乱れ具合なんですよ。暗がりのあっちこっちで〇〇や、〇〇なんかが行われているわけですよ!!
そんな場所にのこのこ出かけていった当然の報いとして、アレックスたちは列車に乗りおくれてしまいます。ただひとり残っていたコーチ(トッド・ジェンセン)はカンカンです。つぎの目的地は 「オデッサ」。しかし、英語がまったく通じず、乗り換えの手段もわからず、お手上げ状態になっていると…
金髪美人(コイナ・ルセヴァ)がやってきて、「なにかお困りかしら?」と、英語が通じるではありませんか!
事情を話すと、「わたしもこれからオデッサにいくの。切符を買ってあげる」。こうして親切な美女に助けられて、無事列車に乗ることができたのですが…
…とまあ、導入部がこんな感じです。
最初にグロイグロイと書きましたが、えーと、とりあえず、やたら痛々しいことになってるんですよ。「ホステル」や「Turistas」(「ブラッド・パラダイス」2006)なんかは、ストーリーのおもしろさでひっぱる感じでしたけど、こちらはまっとうに(?)痛がらせてます。
かといって、それほどリアリティも感じられず…? あの、ホラーって、リアリティなんかべつになくてもいいんですけど(笑)、やっぱり 「襲われる側」 のリアリティはほしいですよね。
「ホステル」も「ブラッド・パラダイス」も、そーんなバカな、と思いつつ、どっかにそんなことありそう…と、思わせてしまう設定がまた、すばらしかったんですけど。
正直、この作品は… あ、ありえないと思います!!!
「襲われる側のリアリティ」 が波に乗ってくるのは、女子の悲鳴があがる後半に入ってからなんですねー。いまいち? 緊張感が足りません。あと、閉塞感も。それから、せっかくの “動く列車” という舞台も、後半になってからやっといかされていくような。
なんだかんだで、期待しすぎてしまったのでしょうかね…??
なんか、グログロイよくあるホラーという印象でした。
あ、でも、泥と血だらけになって戦うソーラ・バーチは非常によかったです! 彼女がレスリングをやっているということで、当然そういう場面も用意されています… ワクワクしますねー♪ お楽しみに!!
結末のカタルシスは、ありきたりでも気持ちいいですよね。
OPからこんな感じ。
グロイっすね~!!
アレックス(ソーラ・
バーチ)と、友人の
シェルドン(ケイヴァン・
リース)。
左からアレックス、クレア(グロリア・ヴォトシス)、ウィリー(ギデオン・エメリー)、
シェルドン、トッド(デレック・マギヤー)。
みんなで楽しくパーティーにむかうはずが…
追いつめられたアレックス!! 勝算は?!?
Pontypool
(2008)カナダ
出演…スティーヴン・マクハノティ
リサ・ホウル
ジョージアナ・レイリー
監督…ブルース・マクドナルド
★★★☆
〔ストーリー〕
カナダの田舎町ポンティプールのラジオ局のDJグラントは、局にむかう途中、不思議な出来事に遭遇する。赤信号で車を停めていると、突然女性が窓を叩く。驚いた彼が、「どうしたんですか?」 と訊くと、女性は 「どうしたんですか? どうしたんですか?」 と、彼の言葉をくりかえし、吹雪のなかを見えなくなってしまう。「おい!どこにいったんだ!」 すると今度は男性の声が、「おい!どこにいったんだ、どこにいったんだ…」と、くりかえすだけ。
不気味に思いながらも、ラジオ局に到着するグランド。女性アシスタントのシドニー、ローレルと一緒に番組をはじめることに。だが、おそろしい恐怖がすぐそこに迫っていた…!!
事前にあまり情報が入ってこなくて、勝手にゾンビものだと思ってたんですが…
まあ、たしかにゾンビ亜流の内容なんですけど、今回はさきにネタバレしてしまいます。この作品、キングの 『セル』 みたいな感じなんですねー。
なんだか最近?こんな集団狂人ものが流行ってるみたいなんですが、わたしこういうの、大好きなんです。大好きなんですけど、あまりにも似たような作品が多いと、ちょっと方向性を変えてみたり、新しいことが入ってこないと、さすがにきびしいかなと思いますよね。「The Signal」(「地球最後の男たち/THE SIGNAL」2007)なんかは、コンセプトがよかったりしたんですが。
なんですが、この作品も非常におもしろいです!! どこがどうおもしろいのか、説明したいと思いまーす。
監督のブルース・マクドナルドは、「ロードキル」(1989)、「ピクチャークレア」(2001)あたりが有名なんでしょうか。ちなみに前者はホラーじゃありません。なんか、ハッピーなロードムービーのようです。あと、テレビ関係の仕事が圧倒的に多いです。
そんなマクドナルド監督が、トニー・バージェスのベストセラー小説を映画化しました。トレイラーを見ても、いまいちおもしろさが伝わってこず、ひどく地味な作品なん
じゃないのかな? と、思ってたんですが…
主役のDJを演じるのは、スティーヴン・マクハノティ。女性アシスタントのシドニー役にリサ・ホウル、ローレル役にはジョージアナ・レイリー。この3人がカナダの田舎町のラジオ局にとじこもって、しだいに外の異変に気づき、その恐怖にとらわれていく… そんな内容なんですが…
はっきり申しあげまして、たしかに内容は地味です。派手なことはいっさいなし。まず、登場人物がほとんどこの3人で、舞台もラジオ局がほとんど。そして外の異変を伝える手段が、音声のみ(当然、ラジオ局ですから!)なんですよ。なんですが、これがびっくりしちゃうくらい迫真の展開になっていまして、かなり入りこんで観れちゃう代物になっているんですよ!
ホラー、それもレベルの高いホラーというのは、わかりやすいお化けが出てきたり、モンスターが大暴れする必要はないんです。日常の風景に、「一片の変事」 が起こればいい。それが徐々に、大きな恐怖を生みだしていけばいい… と、頭では理解していても、そんな高度は技は、当然だれもができるわけもないわけでして。
ですが、マクドナルド監督は、それをじつに見事にやってのけちゃってます。わたしは途中で、「なんかこれ、〈ミステリー・ゾーン〉みたい!」 とか思いました。あとでインタビューを読んでわかったのですが、監督本人は、オーソン・ウェルズの 『宇宙戦争』 を念頭に置いて撮ったとのこと。なーるほど、どうりでむかし懐かしいホラーテイストが感じられるわけです。
が、当然懐かしいだけじゃなくて、いま的なテイストもあります。狂気の感染方法がまずそれ。主人公がDJであることにも注目です。さあ、ラジオ局にとじこめられてしまった3人の運命は…??
興奮のあまり得点を高くしてしまいましたが、たぶんこの作品、入りこんじゃうと、すんごくおもしろいんじゃないかと思います。まずは、高度な技をご堪能ください!!
グラント役のスティー
ブン・マクハノティ。
シドニー役のリサ・
ホウル。
ローレル役の
ジョージアナ・
レイリー。
外でなにかが起こって
いる…?!?
ひい~、
だずげて!!!
(2008)カナダ
出演…スティーヴン・マクハノティ
リサ・ホウル
ジョージアナ・レイリー
監督…ブルース・マクドナルド
★★★☆
〔ストーリー〕
カナダの田舎町ポンティプールのラジオ局のDJグラントは、局にむかう途中、不思議な出来事に遭遇する。赤信号で車を停めていると、突然女性が窓を叩く。驚いた彼が、「どうしたんですか?」 と訊くと、女性は 「どうしたんですか? どうしたんですか?」 と、彼の言葉をくりかえし、吹雪のなかを見えなくなってしまう。「おい!どこにいったんだ!」 すると今度は男性の声が、「おい!どこにいったんだ、どこにいったんだ…」と、くりかえすだけ。
不気味に思いながらも、ラジオ局に到着するグランド。女性アシスタントのシドニー、ローレルと一緒に番組をはじめることに。だが、おそろしい恐怖がすぐそこに迫っていた…!!
事前にあまり情報が入ってこなくて、勝手にゾンビものだと思ってたんですが…
まあ、たしかにゾンビ亜流の内容なんですけど、今回はさきにネタバレしてしまいます。この作品、キングの 『セル』 みたいな感じなんですねー。
なんだか最近?こんな集団狂人ものが流行ってるみたいなんですが、わたしこういうの、大好きなんです。大好きなんですけど、あまりにも似たような作品が多いと、ちょっと方向性を変えてみたり、新しいことが入ってこないと、さすがにきびしいかなと思いますよね。「The Signal」(「地球最後の男たち/THE SIGNAL」2007)なんかは、コンセプトがよかったりしたんですが。
なんですが、この作品も非常におもしろいです!! どこがどうおもしろいのか、説明したいと思いまーす。
監督のブルース・マクドナルドは、「ロードキル」(1989)、「ピクチャークレア」(2001)あたりが有名なんでしょうか。ちなみに前者はホラーじゃありません。なんか、ハッピーなロードムービーのようです。あと、テレビ関係の仕事が圧倒的に多いです。
そんなマクドナルド監督が、トニー・バージェスのベストセラー小説を映画化しました。トレイラーを見ても、いまいちおもしろさが伝わってこず、ひどく地味な作品なん
じゃないのかな? と、思ってたんですが…
主役のDJを演じるのは、スティーヴン・マクハノティ。女性アシスタントのシドニー役にリサ・ホウル、ローレル役にはジョージアナ・レイリー。この3人がカナダの田舎町のラジオ局にとじこもって、しだいに外の異変に気づき、その恐怖にとらわれていく… そんな内容なんですが…
はっきり申しあげまして、たしかに内容は地味です。派手なことはいっさいなし。まず、登場人物がほとんどこの3人で、舞台もラジオ局がほとんど。そして外の異変を伝える手段が、音声のみ(当然、ラジオ局ですから!)なんですよ。なんですが、これがびっくりしちゃうくらい迫真の展開になっていまして、かなり入りこんで観れちゃう代物になっているんですよ!
ホラー、それもレベルの高いホラーというのは、わかりやすいお化けが出てきたり、モンスターが大暴れする必要はないんです。日常の風景に、「一片の変事」 が起こればいい。それが徐々に、大きな恐怖を生みだしていけばいい… と、頭では理解していても、そんな高度は技は、当然だれもができるわけもないわけでして。
ですが、マクドナルド監督は、それをじつに見事にやってのけちゃってます。わたしは途中で、「なんかこれ、〈ミステリー・ゾーン〉みたい!」 とか思いました。あとでインタビューを読んでわかったのですが、監督本人は、オーソン・ウェルズの 『宇宙戦争』 を念頭に置いて撮ったとのこと。なーるほど、どうりでむかし懐かしいホラーテイストが感じられるわけです。
が、当然懐かしいだけじゃなくて、いま的なテイストもあります。狂気の感染方法がまずそれ。主人公がDJであることにも注目です。さあ、ラジオ局にとじこめられてしまった3人の運命は…??
興奮のあまり得点を高くしてしまいましたが、たぶんこの作品、入りこんじゃうと、すんごくおもしろいんじゃないかと思います。まずは、高度な技をご堪能ください!!
グラント役のスティー
ブン・マクハノティ。
シドニー役のリサ・
ホウル。
ローレル役の
ジョージアナ・
レイリー。
外でなにかが起こって
いる…?!?
ひい~、
だずげて!!!
Long khong
(2005)タイ
出演…ハタイワン・ナムスコンプシット
ナモ・トンクムナード
ナパクパハ・ナクプラシット
監督…パシス・ブラナヤン
コンキアット・コムスリ…
★★☆
〔ストーリー〕
とある日、川で鯰を釣っていた男性が突然苦しみだした!! 家族があわてて連れていったさきは、呪術師の家。彼は呪いをかけられていたのだ。呪術師の老婆は男性を救おうとするが、身体中から釣り針が出てきて彼は絶命してしまう。
そして、場所は変わって、大学の講堂で授業を受けるキム。彼女は高校時代の仲間たちとともに、以前つきあっていたタの暮らす村へ遊びにいくのだが… じつは、彼らには人にいえない暗い過去があった…
最近観ている作品がことごとくハズレちゃいまして、なんかもう、半分ヤケクソ、鬱憤も溜まってきてしまいまして、そうだ、ゴアが足りないんだ! と、急遽思いたち、「アート・オブ・ザ・デビル2」 なんかをレビューしてみました。いやはや、この作品、ちゃんと観てみるとほんとにすさまじい内容ですよね~
…なんて書いてみましたが、わたしはこれ、けっこう好きなんです。わりとおもしろいですよね…って、観ている方はあんまりいないですかね?
タイ・ホラーって、一歩外れちゃうと、かなり元気がよかったり、ハチャメチャだったりするんですけど、まあ、その背景にはお国柄なんてのもありまして… タイは 「死体
がごろごろしてる国」 という偏見がわたしにはあります。なんか、「今週の死体コー
ナー!」 みたいなTV番組もあるそうでして、いろんな事故や殺人現場の死体映像をえんえん流すらしいんですが、さすがにこれはダメだろうと、良識のある人から苦情がよせられて… で、いまは死体の目の部分が黒く隠されているそうです。めでたし、めでたし。
そんな偏ったイメージがわたしにはあるので、タイ・ホラーというと、やはりガンガンいきます、強力なゴア押しですよ! という作品が、おー、タイだなと、思ってしまうわけです。その代表格みたいなのが、この 「アート・オブ・ザ・デビル」 シリーズなんですよ。
1作目は、アジアン・ブラック・マジックをいい題材にとったかな、という印象だったんですけど、2作目のこの作品に入りまして、エンジンがかかってきております。ストーリーはもうめちゃくちゃでして、あっちで呪いかけたり、あ、こっちで呪いかけたり、みんなで呪い大合戦! みたいな感じなんですけど、疑問に思うまえにパワーでゴリ押ししちゃってます。えっと、一応内容を書いておきますか。
大学生のキム(ハタイワン・ナムスコンプシット)は、高校の同級生たち男女5人で旅行に出かけます。彼らがむかったのは、かつての仲良しグループのひとり・タ(ナモ・トンクムナード)の暮らす村。じつは、キムとタは以前つきあっていたのですが、キムが大学入学と同時に別れてしまいました。そして、いまではポウ(アカリン・シオポーンピタック)といい仲に…
タはキムのことがあきらめきれない様子。高校時代の甘い思い出がインサートされます。しかし、彼らの過去は甘い思い出だけではありませんでした。タにはパノア(ナパクパハ・ナクプラシット)という継母がいまして、えらいべっぴんさんなのですが、彼らの学校の教師でもありました。パノア先生は男子生徒たちの憧れの的、ですが、じつは彼女にはある秘密が…
ストーリー展開が早く、サクサク進んじゃいまして、なんだかむかしのドロドロした愛憎劇みたいな現実離れしたお話です。なんですが、アダルトなシーンはほとんどなくて、ただもう、ゴア! 痛い! どこまでもやれるか!! そんな映画なんですよ。
ヒロインのキムも、彼女を守ろうとするタも悪くないんですけど、ごくフツーの若者。インパクトに欠けます。それを補って余りあるのが、美人先生役のナパクパハ・ナクプラシット(← ほんとにこんな読み方であってるんでしょうか?) タイでは有名なモデルさんらしいです。あんまりおうつくしいので、何枚か写真を載せてしまいました。
呪いに追いつめられていく若者たち、美人先生の壮絶な復讐、彼らの一風変わった(?)死に様がけっこうおもしろいんですけど… 後半に入って、あんまりねちねち拷問するのもなあ~、なんか、引いちゃいますよね。
痛いのが平気、ゴア大歓迎! という方には、もってこいの作品かも。ラストであっと驚く展開も待ってまーす♪
どうですかっ、
こんな美人が先生で復讐で
呪いかけちゃって!!
調子に乗ってもう一枚♪
いやー、ほんとすばらしい肢体です。
若者たちを襲う恐怖
とは…?
美人先生の復讐開始!
あがががっっ!!!
バアさん、
なに食ってんの!!
(2005)タイ
出演…ハタイワン・ナムスコンプシット
ナモ・トンクムナード
ナパクパハ・ナクプラシット
監督…パシス・ブラナヤン
コンキアット・コムスリ…
★★☆
〔ストーリー〕
とある日、川で鯰を釣っていた男性が突然苦しみだした!! 家族があわてて連れていったさきは、呪術師の家。彼は呪いをかけられていたのだ。呪術師の老婆は男性を救おうとするが、身体中から釣り針が出てきて彼は絶命してしまう。
そして、場所は変わって、大学の講堂で授業を受けるキム。彼女は高校時代の仲間たちとともに、以前つきあっていたタの暮らす村へ遊びにいくのだが… じつは、彼らには人にいえない暗い過去があった…
最近観ている作品がことごとくハズレちゃいまして、なんかもう、半分ヤケクソ、鬱憤も溜まってきてしまいまして、そうだ、ゴアが足りないんだ! と、急遽思いたち、「アート・オブ・ザ・デビル2」 なんかをレビューしてみました。いやはや、この作品、ちゃんと観てみるとほんとにすさまじい内容ですよね~
…なんて書いてみましたが、わたしはこれ、けっこう好きなんです。わりとおもしろいですよね…って、観ている方はあんまりいないですかね?
タイ・ホラーって、一歩外れちゃうと、かなり元気がよかったり、ハチャメチャだったりするんですけど、まあ、その背景にはお国柄なんてのもありまして… タイは 「死体
がごろごろしてる国」 という偏見がわたしにはあります。なんか、「今週の死体コー
ナー!」 みたいなTV番組もあるそうでして、いろんな事故や殺人現場の死体映像をえんえん流すらしいんですが、さすがにこれはダメだろうと、良識のある人から苦情がよせられて… で、いまは死体の目の部分が黒く隠されているそうです。めでたし、めでたし。
そんな偏ったイメージがわたしにはあるので、タイ・ホラーというと、やはりガンガンいきます、強力なゴア押しですよ! という作品が、おー、タイだなと、思ってしまうわけです。その代表格みたいなのが、この 「アート・オブ・ザ・デビル」 シリーズなんですよ。
1作目は、アジアン・ブラック・マジックをいい題材にとったかな、という印象だったんですけど、2作目のこの作品に入りまして、エンジンがかかってきております。ストーリーはもうめちゃくちゃでして、あっちで呪いかけたり、あ、こっちで呪いかけたり、みんなで呪い大合戦! みたいな感じなんですけど、疑問に思うまえにパワーでゴリ押ししちゃってます。えっと、一応内容を書いておきますか。
大学生のキム(ハタイワン・ナムスコンプシット)は、高校の同級生たち男女5人で旅行に出かけます。彼らがむかったのは、かつての仲良しグループのひとり・タ(ナモ・トンクムナード)の暮らす村。じつは、キムとタは以前つきあっていたのですが、キムが大学入学と同時に別れてしまいました。そして、いまではポウ(アカリン・シオポーンピタック)といい仲に…
タはキムのことがあきらめきれない様子。高校時代の甘い思い出がインサートされます。しかし、彼らの過去は甘い思い出だけではありませんでした。タにはパノア(ナパクパハ・ナクプラシット)という継母がいまして、えらいべっぴんさんなのですが、彼らの学校の教師でもありました。パノア先生は男子生徒たちの憧れの的、ですが、じつは彼女にはある秘密が…
ストーリー展開が早く、サクサク進んじゃいまして、なんだかむかしのドロドロした愛憎劇みたいな現実離れしたお話です。なんですが、アダルトなシーンはほとんどなくて、ただもう、ゴア! 痛い! どこまでもやれるか!! そんな映画なんですよ。
ヒロインのキムも、彼女を守ろうとするタも悪くないんですけど、ごくフツーの若者。インパクトに欠けます。それを補って余りあるのが、美人先生役のナパクパハ・ナクプラシット(← ほんとにこんな読み方であってるんでしょうか?) タイでは有名なモデルさんらしいです。あんまりおうつくしいので、何枚か写真を載せてしまいました。
呪いに追いつめられていく若者たち、美人先生の壮絶な復讐、彼らの一風変わった(?)死に様がけっこうおもしろいんですけど… 後半に入って、あんまりねちねち拷問するのもなあ~、なんか、引いちゃいますよね。
痛いのが平気、ゴア大歓迎! という方には、もってこいの作品かも。ラストであっと驚く展開も待ってまーす♪
どうですかっ、
こんな美人が先生で復讐で
呪いかけちゃって!!
調子に乗ってもう一枚♪
いやー、ほんとすばらしい肢体です。
若者たちを襲う恐怖
とは…?
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バアさん、
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
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