個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Return of the Alien:
The Deadly Spawn
(1983)アメリカ
出演…チャールズ・ジョージ・ヒルデブラント、
トム・デフランコ
ジーン・タフラー
監督…ダグラス・マッケオン
★★
〔ストーリー〕
山奥で隕石が墜落、ちょうど近くでキャンプをしていた若者2人は、おそるおそる様子を窺いにいってみるのだが…
そして翌朝、麓の一軒家でサムとバーブ夫妻が目を覚ます。外は雨、地下室の水漏れを調べにいったサムにある異変が起こり、心配して様子を見にいったバーブまでも…!! 両親の悲劇を知らない長男のピートと弟のチャールズ、偶然遊びにきていた叔父のハーブと叔母のミリー。今日はピートの部屋でクラスメイトたちと勉強会をする約束で、地下室の危険のことなど知らない電気屋が、工具箱を持って地下に降りてしまい…
そのむかし、レンタル店で何度もジャケを見かけたものの、あまりの悪趣味さからどうしても借りることができなかった「デッドリー・スポーン」。キャッチコピーがたしか、“コイツは喰うために生まれてきた!!” だったんですよねー。先日鑑賞する機会がありまして、「じゃあ、思いきって観てやろうぢゃないの!」 と、鼻息も荒く鑑賞しはじめたのですが…
こ、こんなにたるい作品だったなんて… ある意味びっくりです!
80年代に全盛期を迎えたホラーシーンは、さまざまな参戦者たちも生みだしました。「とりあえず、オレたちも金儲けしようぜ!」 という、現実的なフォロアーから、「とりあえず、オレたちもホラーしたいぜ!」 という、好きが乗じて映画界に参戦してしまった若者たちまでいたのですが、この作品の監督は後者のタイプです。もともとは役者さんだったそうですが、あまりのSFオタクぶりから、本作の制作を開始。劇場映画はこれ1本だけで、あとはドキュメンタリーの世界に移行してしまったようです。
日本でも熱狂的(?)なファンを呼んだのは、みなさんもお察しの通り、クリーチャーのその圧倒的なデザインです。担当したジョン・ドッズは、のちに「Poltergeist Ⅲ」(「ポルターガイスト3」1988)や「Death Becomes Her」(「永遠に美しく」1992)、「The X Files」(「Xファイル」1998)にも特殊メイクとして参加しています。このクリーチャーがとにかくゲテモノで、強烈なインパクトを残すことまちがいなしの徹底した異形っぷりなのです。
ストーリーはまあ、こんな感じです…
隕石とともに飛来してきた正体不明のエイリアン、さっそくキャンプにきていた若者2人をガッツリ食い殺し、そのまま麓に建つ家の地下室にまぎれこんじまいます。そうとは知らない当主夫妻も、あっという間にムシャムシャ、ゴックン! この家には科学オタク青年のピート(トム・デフランコ)と、ホラーオタク少年のチャールズ(チャールズ・ジョージ・ヒルデブラント)という息子がおりました。ちょうど心理学者の叔父ハーブ
(ジョン・シュマーリング)と妻のミリー(エセル・ミケルソン)も遊びにきていて、ピートはクラスメイトたちと勉強会の約束が。さあ、準備は整いました! ここから 「巨大エイリアンV.Sフツーの人間」 の戦いがはじまるのですが…
監督本人が根っからのSFマニアということで、随所にブラックな笑いを誘うエピソードが散らされてます。叔母のミリーは近所に暮らす母親の昼食会に参加する予定なのですが、これが“ベジタリアン同好会”でして、オバチャンたちがよってたかって泥くさーい野菜料理の数々を持ちよってきます。それに、ペチャクチャうるさいし! すっごくまずそうなパイとか、パテとか、これみよがしに自慢するんですが、そこにお肉大好き~! なエイリアンが登場! エイリアンの一匹は、ミキサーの中に落っこちちゃって、そうと知らない母親がスイッチ・オン! ベジタリアンのはずのオバチャンたちがエイリアン入りのソースを口にするところなんか、たしかにオエッ… なシーンだし、その後の阿鼻叫喚図も悪くないのですが…
また、科学青年のピートがまったく腑抜けで役立たず、エイリアンに果敢に立ちむかうのは、ナスティ・ムービーばっかり観ていた弟のチャールズだった… というのも、悪くないのですが…
それから、前半ピートとガールフレンドのエレン(ジーン・タフラー)がラブラブさを見せつけて、後半アレレ? な意地悪展開も、意表を突いておもしろいのですが…
…どうも、手作り感がありありでテンポも悪いです。これだけおもしろそうな舞台が用意されているにもかかわらず、いまいち盛りあがりません。なんといいますかー、役者さんの演技がぬるい、セリフがくだらない、緊張感がない! でも、このぬるさ加減が、マニア受けした理由なんでしょうね。だって、素人が作った作品なんですもん。素人にしちゃ、かなりがんばっているほうですよ!
クリーチャーのデザインが一見の価値ありなのですが、それ以外は多少の難アリ… ということで、今回はお好きな人だけどうぞ♪
飛んで火に入る餌食な
ふたり!
ども、はじめまして~♪
やけに肝っ玉のすわった
ホラオタ少年チャールズ
(チャールズ・J・
ヒルデブライト)。
ピート(トム・デフランコ)と、
ガールフレンドのエレン
(ジーン・タフラー)。
子供エイリアンを
拾っちゃった!
一件落着したかに
思えて…
笑劇のラストを
見逃すな~!!
The Deadly Spawn
(1983)アメリカ
出演…チャールズ・ジョージ・ヒルデブラント、
トム・デフランコ
ジーン・タフラー
監督…ダグラス・マッケオン
★★
〔ストーリー〕
山奥で隕石が墜落、ちょうど近くでキャンプをしていた若者2人は、おそるおそる様子を窺いにいってみるのだが…
そして翌朝、麓の一軒家でサムとバーブ夫妻が目を覚ます。外は雨、地下室の水漏れを調べにいったサムにある異変が起こり、心配して様子を見にいったバーブまでも…!! 両親の悲劇を知らない長男のピートと弟のチャールズ、偶然遊びにきていた叔父のハーブと叔母のミリー。今日はピートの部屋でクラスメイトたちと勉強会をする約束で、地下室の危険のことなど知らない電気屋が、工具箱を持って地下に降りてしまい…
そのむかし、レンタル店で何度もジャケを見かけたものの、あまりの悪趣味さからどうしても借りることができなかった「デッドリー・スポーン」。キャッチコピーがたしか、“コイツは喰うために生まれてきた!!” だったんですよねー。先日鑑賞する機会がありまして、「じゃあ、思いきって観てやろうぢゃないの!」 と、鼻息も荒く鑑賞しはじめたのですが…
こ、こんなにたるい作品だったなんて… ある意味びっくりです!
80年代に全盛期を迎えたホラーシーンは、さまざまな参戦者たちも生みだしました。「とりあえず、オレたちも金儲けしようぜ!」 という、現実的なフォロアーから、「とりあえず、オレたちもホラーしたいぜ!」 という、好きが乗じて映画界に参戦してしまった若者たちまでいたのですが、この作品の監督は後者のタイプです。もともとは役者さんだったそうですが、あまりのSFオタクぶりから、本作の制作を開始。劇場映画はこれ1本だけで、あとはドキュメンタリーの世界に移行してしまったようです。
日本でも熱狂的(?)なファンを呼んだのは、みなさんもお察しの通り、クリーチャーのその圧倒的なデザインです。担当したジョン・ドッズは、のちに「Poltergeist Ⅲ」(「ポルターガイスト3」1988)や「Death Becomes Her」(「永遠に美しく」1992)、「The X Files」(「Xファイル」1998)にも特殊メイクとして参加しています。このクリーチャーがとにかくゲテモノで、強烈なインパクトを残すことまちがいなしの徹底した異形っぷりなのです。
ストーリーはまあ、こんな感じです…
隕石とともに飛来してきた正体不明のエイリアン、さっそくキャンプにきていた若者2人をガッツリ食い殺し、そのまま麓に建つ家の地下室にまぎれこんじまいます。そうとは知らない当主夫妻も、あっという間にムシャムシャ、ゴックン! この家には科学オタク青年のピート(トム・デフランコ)と、ホラーオタク少年のチャールズ(チャールズ・ジョージ・ヒルデブラント)という息子がおりました。ちょうど心理学者の叔父ハーブ
(ジョン・シュマーリング)と妻のミリー(エセル・ミケルソン)も遊びにきていて、ピートはクラスメイトたちと勉強会の約束が。さあ、準備は整いました! ここから 「巨大エイリアンV.Sフツーの人間」 の戦いがはじまるのですが…
監督本人が根っからのSFマニアということで、随所にブラックな笑いを誘うエピソードが散らされてます。叔母のミリーは近所に暮らす母親の昼食会に参加する予定なのですが、これが“ベジタリアン同好会”でして、オバチャンたちがよってたかって泥くさーい野菜料理の数々を持ちよってきます。それに、ペチャクチャうるさいし! すっごくまずそうなパイとか、パテとか、これみよがしに自慢するんですが、そこにお肉大好き~! なエイリアンが登場! エイリアンの一匹は、ミキサーの中に落っこちちゃって、そうと知らない母親がスイッチ・オン! ベジタリアンのはずのオバチャンたちがエイリアン入りのソースを口にするところなんか、たしかにオエッ… なシーンだし、その後の阿鼻叫喚図も悪くないのですが…
また、科学青年のピートがまったく腑抜けで役立たず、エイリアンに果敢に立ちむかうのは、ナスティ・ムービーばっかり観ていた弟のチャールズだった… というのも、悪くないのですが…
それから、前半ピートとガールフレンドのエレン(ジーン・タフラー)がラブラブさを見せつけて、後半アレレ? な意地悪展開も、意表を突いておもしろいのですが…
…どうも、手作り感がありありでテンポも悪いです。これだけおもしろそうな舞台が用意されているにもかかわらず、いまいち盛りあがりません。なんといいますかー、役者さんの演技がぬるい、セリフがくだらない、緊張感がない! でも、このぬるさ加減が、マニア受けした理由なんでしょうね。だって、素人が作った作品なんですもん。素人にしちゃ、かなりがんばっているほうですよ!
クリーチャーのデザインが一見の価値ありなのですが、それ以外は多少の難アリ… ということで、今回はお好きな人だけどうぞ♪
飛んで火に入る餌食な
ふたり!
ども、はじめまして~♪
やけに肝っ玉のすわった
ホラオタ少年チャールズ
(チャールズ・J・
ヒルデブライト)。
ピート(トム・デフランコ)と、
ガールフレンドのエレン
(ジーン・タフラー)。
子供エイリアンを
拾っちゃった!
一件落着したかに
思えて…
笑劇のラストを
見逃すな~!!
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Antikorper
(2005)ドイツ
出演…ヴォーダン・ヴィルケ・メーリング
アンドレ・ヘンニッケ
ハインツ・ホーニヒ
監督…クリスチャン・アルバート
★★★
〔ストーリー〕
ベルリンのとあるアパートで、激しい銃撃戦のすえ、ひとりの男が逮捕される。男の名はガブリエル・エンゲル。少年ばかりを狙った猟奇殺人事件の犯人だった。エンゲルの逮捕のニュースを聞いて、郊外の農村でパートタイムの警官を務めるミヒャエルは多大な興味を示す。じつは、彼の村でもひとりの少女が殺害されて、事件はいまだに未解決のままだった。これが大きな糸口になるかもしれないと考えた彼は、エンゲルと対面すべくベルリンにむかうのだが…
いまさらサイコか~ なんて、食わず嫌いをしないでください。
ユーロのさまざまな映画祭、トライベッカなどでも大絶賛されて、さっそくアメリカでもリメイクが決まっているこの作品、英題では「Antibodies」となっています。これ、「抗体」という意味なんですね。主人公のミヒャイルは、犯罪とは無縁ののどかな農村のパートタイム警官。敬虔なカトリック信者で、毎週日曜日には家族と一緒に教会に通うような、性善説の塊みたいな人間です。その彼が “絶対悪” と対面してしまったとき、どんな迷いや葛藤、危険が生じてしまうのか…? というところから、このタイトルがつけられたようです。
物語は、ベルリンのとある古びたアパートからはじまります。住人の通報を受けてふたりの警官が駆けつけると、ドア越しに突然発砲! 激しい銃撃戦のすえ、全裸の男が逮捕されます。この男、名前はエンゲル(アンドレ・ヘンニッケ)、少年に性的虐待をしてはなぶり殺す、というおぞましい犯罪をくりかえしていました。彼の暴虐はそれだけにとどまらず、遺体をつかって “作品” を創造することまでも。これで連続児童殺人事件は無事解決したと思われたのですが…
場所は変わって、郊外の緑豊かな農村。主人公のミヒャエル(ヴォーダン・ヴェルケ・メーリング)は、農業の合間にささやかな書類仕事をするという、パートタイムの警官です。じつは、以前はそれだけでよかったのですが、数週間まえに少女の惨殺死体を発見して以来、彼の信念は揺らぎはじめていました… 村の住人たちを疑うわけではないが、事件を解決するためには捜査も必要… しかし、住人たちはあからさまに拒否反応を示し、義父にいたっては、彼に怒りをぶつけようとして、彼の愛犬を射殺(!)してしまいます。
妻のローザ(ウルリケ・クリュムビーゲル)ともぎくしゃくしだしてしまい、長男のクリスチャン(ハウケ・ディーカンフ)はちょうど思春期、学校で耳を疑うような問題行動を起こす始末。
そんなとき、エンゲル逮捕のニュースを聞いたミヒャエルは、殺害の異常な手口から彼が少女を手にかけたのではないかと思い、それを確かめるためにベルリンにむかうのですが…
こういってはなんですが、ひねりもまったくない、よくあるサイコものです。ですが、
オープニングからの伏線、登場人物の背景、心理描写などがすぐれていて、物語として非常に説得力のある作品という印象を受けました。とくに、ミヒャイルとエンゲルの対比がよくできていて、ミヒャイル役のヴォーダン・ヴェルケ・メーリングは “絶対悪” の存在にとまどう純な役柄がぴったり。「Das Experiment」(「es/エス」2001)にも囚人役として出演していますが、きまじめで穏やかな顔立ちが適任だったんでしょうね。たいして、エンゲル役のアンドレ・ヘンニッケはずる賢く、邪悪で、セクシーな殺人鬼を迫真の演技で熱演しています。アクの強さでは主人公を食ってしまっているくらいです。
最初は田舎の警官ひとりになにができるんだろうと、たかをくくっていたベルリンの刑事たちですが、エンゲルはミヒャイルをなぜか気に入り、「彼になら真実を話してもいい」と、いいだします。そして、エンゲルとミヒャイルの奇妙な駆け引きがはじまるのですが…
結末がやや強引で、卑怯だと感じる人がなかにはいるかもしれません。が、わたしはこういうのは好きです。それがアメリカ人受けした理由のひとつだという気がします。リメイクが発表されるまえに、オリジナルが日本上陸してほしいですねー。
殺人鬼エンゲル
(アンドレ・ヘンニッケ)。
ベテラン刑事セイレル
(左ハインツ・ホーニグ)と、
ミヒャイル
(ヴォーダン・W・メーリング)。
妻のローザ(ウルリケ・
クリュムビーゲル)は、
富裕な農家の
ひとり娘です。
15才のクリスチャン
(ハウケ・ディーカンフ)は、
むずかしい年ごろで
ちょうど反抗期…
ついに対面!
この後、ふたりは
思いもしない方向へ…??
(2005)ドイツ
出演…ヴォーダン・ヴィルケ・メーリング
アンドレ・ヘンニッケ
ハインツ・ホーニヒ
監督…クリスチャン・アルバート
★★★
〔ストーリー〕
ベルリンのとあるアパートで、激しい銃撃戦のすえ、ひとりの男が逮捕される。男の名はガブリエル・エンゲル。少年ばかりを狙った猟奇殺人事件の犯人だった。エンゲルの逮捕のニュースを聞いて、郊外の農村でパートタイムの警官を務めるミヒャエルは多大な興味を示す。じつは、彼の村でもひとりの少女が殺害されて、事件はいまだに未解決のままだった。これが大きな糸口になるかもしれないと考えた彼は、エンゲルと対面すべくベルリンにむかうのだが…
いまさらサイコか~ なんて、食わず嫌いをしないでください。
ユーロのさまざまな映画祭、トライベッカなどでも大絶賛されて、さっそくアメリカでもリメイクが決まっているこの作品、英題では「Antibodies」となっています。これ、「抗体」という意味なんですね。主人公のミヒャイルは、犯罪とは無縁ののどかな農村のパートタイム警官。敬虔なカトリック信者で、毎週日曜日には家族と一緒に教会に通うような、性善説の塊みたいな人間です。その彼が “絶対悪” と対面してしまったとき、どんな迷いや葛藤、危険が生じてしまうのか…? というところから、このタイトルがつけられたようです。
物語は、ベルリンのとある古びたアパートからはじまります。住人の通報を受けてふたりの警官が駆けつけると、ドア越しに突然発砲! 激しい銃撃戦のすえ、全裸の男が逮捕されます。この男、名前はエンゲル(アンドレ・ヘンニッケ)、少年に性的虐待をしてはなぶり殺す、というおぞましい犯罪をくりかえしていました。彼の暴虐はそれだけにとどまらず、遺体をつかって “作品” を創造することまでも。これで連続児童殺人事件は無事解決したと思われたのですが…
場所は変わって、郊外の緑豊かな農村。主人公のミヒャエル(ヴォーダン・ヴェルケ・メーリング)は、農業の合間にささやかな書類仕事をするという、パートタイムの警官です。じつは、以前はそれだけでよかったのですが、数週間まえに少女の惨殺死体を発見して以来、彼の信念は揺らぎはじめていました… 村の住人たちを疑うわけではないが、事件を解決するためには捜査も必要… しかし、住人たちはあからさまに拒否反応を示し、義父にいたっては、彼に怒りをぶつけようとして、彼の愛犬を射殺(!)してしまいます。
妻のローザ(ウルリケ・クリュムビーゲル)ともぎくしゃくしだしてしまい、長男のクリスチャン(ハウケ・ディーカンフ)はちょうど思春期、学校で耳を疑うような問題行動を起こす始末。
そんなとき、エンゲル逮捕のニュースを聞いたミヒャエルは、殺害の異常な手口から彼が少女を手にかけたのではないかと思い、それを確かめるためにベルリンにむかうのですが…
こういってはなんですが、ひねりもまったくない、よくあるサイコものです。ですが、
オープニングからの伏線、登場人物の背景、心理描写などがすぐれていて、物語として非常に説得力のある作品という印象を受けました。とくに、ミヒャイルとエンゲルの対比がよくできていて、ミヒャイル役のヴォーダン・ヴェルケ・メーリングは “絶対悪” の存在にとまどう純な役柄がぴったり。「Das Experiment」(「es/エス」2001)にも囚人役として出演していますが、きまじめで穏やかな顔立ちが適任だったんでしょうね。たいして、エンゲル役のアンドレ・ヘンニッケはずる賢く、邪悪で、セクシーな殺人鬼を迫真の演技で熱演しています。アクの強さでは主人公を食ってしまっているくらいです。
最初は田舎の警官ひとりになにができるんだろうと、たかをくくっていたベルリンの刑事たちですが、エンゲルはミヒャイルをなぜか気に入り、「彼になら真実を話してもいい」と、いいだします。そして、エンゲルとミヒャイルの奇妙な駆け引きがはじまるのですが…
結末がやや強引で、卑怯だと感じる人がなかにはいるかもしれません。が、わたしはこういうのは好きです。それがアメリカ人受けした理由のひとつだという気がします。リメイクが発表されるまえに、オリジナルが日本上陸してほしいですねー。
殺人鬼エンゲル
(アンドレ・ヘンニッケ)。
ベテラン刑事セイレル
(左ハインツ・ホーニグ)と、
ミヒャイル
(ヴォーダン・W・メーリング)。
妻のローザ(ウルリケ・
クリュムビーゲル)は、
富裕な農家の
ひとり娘です。
15才のクリスチャン
(ハウケ・ディーカンフ)は、
むずかしい年ごろで
ちょうど反抗期…
ついに対面!
この後、ふたりは
思いもしない方向へ…??
End Of The Line
(2006)カナダ
出演…イロナ・エルキン
ニコラス・ライト
ティム・ロゾン
監督…モーリス・デヴェロー
★★★
〔ストーリー〕
カレンは精神病院に勤務する看護婦。同僚から退院したばかりの女性患者が列車に飛びこんで自殺を図ったと聞かされて、ショックを受ける。彼女からカレン宛に渡された封筒には、数枚の絵が入っていた。そこには、不気味な人物(?)がいくつか描かれた不思議な絵が… 帰宅に地下鉄を利用するカレンを、不審な男がつきまとう。偶然一緒になったマイクという男性に助けてもらうのだが、列車は動きだしたと思ったら急停止。明かりも落ちてしまい、乗客たちは不安に駆られはじめる… そして、思いもしない恐怖が彼らを襲う!!
ホラーはコワくてなんぼ! やっぱり、こっちのテンションをガンガン高くしてくれなくっちゃ!! と、常日ごろから思っているみなさん、朗報ですよ~!
カナダ発の地下鉄サバイバル・ホラーの登場です。「11:46」という別タイトル(オリジナルでしょうか?)もあるようです。
監督のモーリス・デヴェローは、これ以前に「Slashers」(2001)という、日本のテレビ番組が舞台(!)の超低予算・お下劣スプラッタ映画があります。未見なのですが、ホラーファンの印象もなかなか強かったようで、それに気をよくしたのか、今回は地下鉄を舞台にしたスプラッタで再登場。いえ、サバイバルです。なにがコワいって、やっぱり 「生きてる人間」 なんですよー、みなさん!!
…さきにネタばらししてしまいますと、地下鉄の乗客たちを襲う相手というのが、完全にアチラの世界にイッちゃったカルト教団の信者たち。「地下鉄」、「カルト」 というと、いやがうえでもアノ事件を連想してしまいますが、こちらの連中も完全にとち狂ってます。〈希望の声〉 というあやしげな教団のメンバーらしいのですが、終末思想にどっぷり浸かり、“魂を救済する” という名目で、いきなり十字架の短剣でグサッ!
オープニングから観客を震えあがらせてやろうという、監督の意志がガンガン伝わってきます。音楽や効果音も非常にストレートな、恐怖感を盛りあげるタイプのものなんですが、これがまた楽しい。キャストも地味なんですけど、低予算でメインストリートから外れている感が、わたし的にはとてもツボとなりました。
海外の地下鉄って、こわいですよね。女の子は絶対ひとりで乗っちゃいけません。ヒロインのカレン(イロナ・エルキン)は看護婦、勤務を終えて帰宅途中、見るからに危険な地下鉄を利用しています… と、見るからに危なそうな男が 「タバコ、持ってない?」 と、話しかけてきます。うーん、十分こわい! ですが、ちょうど近くにいた好青年、マイク(ニコラス・ライト)が機転をきかせて助けてくれます。なんだかんだいって、仲よくなっちゃうふたり。列車が動きだしてしばらくすると、突然急停止。なにが起こったの? 窓の外を窺うふたりですが…
こうした日常の風景に、いきなり悪夢がバァーッ! と出現してくるというのが、いかにもホラーの王道といいましょうか、でも、近ごろにしては逆にめずらしいタイプの作品かもしれません。〈希望の声〉のメンバーたちのキチガイっぷりがまた、すさまじい。リーダーっぽいオバチャンはいつも、「神のしるしよ~、輝きの光よ~、ハレルヤ~♪」とかなんとか、恍惚の表情で歌ってるし、洗脳されちゃった冷静集団もこわいし、レイプ魔もいるし、妊婦さんもいるし、十代の子供までいるし!
最初の攻撃をなんとか逃れた乗客たちは、列車を飛び降りて暗闇の中を走ります。制御室に逃げこむと、テレビはなにも映さない。いったいなにが起こっているのか? 地上に出るためには、次の駅までたどりつかないといけません…
結末がちょっと曖昧で、すごーく意地悪な見方もできるし、希望を残したラストともとれるんですが… どちらにするかは、みなさんのお好みで♪
とりあえず、低予算でこんなテンションの高い王道ホラーを撮ってくれたデヴェロー監督に、拍手!
うわあ、なにコレ!!
OPからテンション高いよ!
ヒロインのカレン
(右イロナ・エルキン)と、
偶然乗りあわせたジュリー
(エミリー・シェルトン)。
わたしたち~は~
神の子~
さあ~、
一緒に旅立ちましょう~♪
だが、断る!
逃げるが勝ちー!!
死んだフリするマイク
(ニコラス・ライト)。
(心臓どっきんこ…!)
(2006)カナダ
出演…イロナ・エルキン
ニコラス・ライト
ティム・ロゾン
監督…モーリス・デヴェロー
★★★
〔ストーリー〕
カレンは精神病院に勤務する看護婦。同僚から退院したばかりの女性患者が列車に飛びこんで自殺を図ったと聞かされて、ショックを受ける。彼女からカレン宛に渡された封筒には、数枚の絵が入っていた。そこには、不気味な人物(?)がいくつか描かれた不思議な絵が… 帰宅に地下鉄を利用するカレンを、不審な男がつきまとう。偶然一緒になったマイクという男性に助けてもらうのだが、列車は動きだしたと思ったら急停止。明かりも落ちてしまい、乗客たちは不安に駆られはじめる… そして、思いもしない恐怖が彼らを襲う!!
ホラーはコワくてなんぼ! やっぱり、こっちのテンションをガンガン高くしてくれなくっちゃ!! と、常日ごろから思っているみなさん、朗報ですよ~!
カナダ発の地下鉄サバイバル・ホラーの登場です。「11:46」という別タイトル(オリジナルでしょうか?)もあるようです。
監督のモーリス・デヴェローは、これ以前に「Slashers」(2001)という、日本のテレビ番組が舞台(!)の超低予算・お下劣スプラッタ映画があります。未見なのですが、ホラーファンの印象もなかなか強かったようで、それに気をよくしたのか、今回は地下鉄を舞台にしたスプラッタで再登場。いえ、サバイバルです。なにがコワいって、やっぱり 「生きてる人間」 なんですよー、みなさん!!
…さきにネタばらししてしまいますと、地下鉄の乗客たちを襲う相手というのが、完全にアチラの世界にイッちゃったカルト教団の信者たち。「地下鉄」、「カルト」 というと、いやがうえでもアノ事件を連想してしまいますが、こちらの連中も完全にとち狂ってます。〈希望の声〉 というあやしげな教団のメンバーらしいのですが、終末思想にどっぷり浸かり、“魂を救済する” という名目で、いきなり十字架の短剣でグサッ!
オープニングから観客を震えあがらせてやろうという、監督の意志がガンガン伝わってきます。音楽や効果音も非常にストレートな、恐怖感を盛りあげるタイプのものなんですが、これがまた楽しい。キャストも地味なんですけど、低予算でメインストリートから外れている感が、わたし的にはとてもツボとなりました。
海外の地下鉄って、こわいですよね。女の子は絶対ひとりで乗っちゃいけません。ヒロインのカレン(イロナ・エルキン)は看護婦、勤務を終えて帰宅途中、見るからに危険な地下鉄を利用しています… と、見るからに危なそうな男が 「タバコ、持ってない?」 と、話しかけてきます。うーん、十分こわい! ですが、ちょうど近くにいた好青年、マイク(ニコラス・ライト)が機転をきかせて助けてくれます。なんだかんだいって、仲よくなっちゃうふたり。列車が動きだしてしばらくすると、突然急停止。なにが起こったの? 窓の外を窺うふたりですが…
こうした日常の風景に、いきなり悪夢がバァーッ! と出現してくるというのが、いかにもホラーの王道といいましょうか、でも、近ごろにしては逆にめずらしいタイプの作品かもしれません。〈希望の声〉のメンバーたちのキチガイっぷりがまた、すさまじい。リーダーっぽいオバチャンはいつも、「神のしるしよ~、輝きの光よ~、ハレルヤ~♪」とかなんとか、恍惚の表情で歌ってるし、洗脳されちゃった冷静集団もこわいし、レイプ魔もいるし、妊婦さんもいるし、十代の子供までいるし!
最初の攻撃をなんとか逃れた乗客たちは、列車を飛び降りて暗闇の中を走ります。制御室に逃げこむと、テレビはなにも映さない。いったいなにが起こっているのか? 地上に出るためには、次の駅までたどりつかないといけません…
結末がちょっと曖昧で、すごーく意地悪な見方もできるし、希望を残したラストともとれるんですが… どちらにするかは、みなさんのお好みで♪
とりあえず、低予算でこんなテンションの高い王道ホラーを撮ってくれたデヴェロー監督に、拍手!
うわあ、なにコレ!!
OPからテンション高いよ!
ヒロインのカレン
(右イロナ・エルキン)と、
偶然乗りあわせたジュリー
(エミリー・シェルトン)。
わたしたち~は~
神の子~
さあ~、
一緒に旅立ちましょう~♪
だが、断る!
逃げるが勝ちー!!
死んだフリするマイク
(ニコラス・ライト)。
(心臓どっきんこ…!)
Demon Seed
(1977)アメリカ
出演…ジュリー・クリスティ
フリッツ・ウェーバー
ジュリット・グラハム
監督…ドナルド・キャメル
★★☆
〔ストーリー〕
天才科学者のハリスは、自ら細胞を持って自己増殖可能な驚異のコンピューター、〈プロテウス4〉 を開発中。研究に没頭するあまり、心理学者の妻・スーザンをないがしろにして、ふたりの仲は冷えきっていた。彼らの住む家は 〈アルフレッド〉 というコンピューター・プログラムによって管理され、各部屋にカメラが置かれて、ドアの開閉まで全自動。しかしある日、〈プロテウス4〉 に異変が起こり、ハリスの要求を拒否するようになる。そのころ、家にひとりきりでいるスーザンの身にも、不可解な異変が起こっていた…
クーンツの 『デモン・シード』 の映画化です。
現在この原作は 「改訂版」 しか手に入らず、オリジナルは作者もげんなりしてしまうほどの、“奇抜なアイデア” という域を出ないものだったようです。(…たしか、PLAYBOYから出ていたんですよ。そこからも想像つきますように、男性の興味を掻きたてるような、扇情的な内容オンリーだったようですね~)
「改訂版」は、コンピューターの一人称が妙に素直で、一応ホラーという形はとっていますが、身分差ゆえの悲しい恋物語… といえなくもないんですが、オリジナルは好き放題だったもよう。
だって、アイデアからいって、「B級モード全開」ですもんね。人口知能を持ったコン
ピューターが、美人な人妻を監禁! あちこち調べまくったり! データとりまくったり! ついには自分の子孫を造りだすために、子種を植えつけちゃったり~!! …といった、まあ、エログロ満載なお話なんですが、映画はずっとまともな方向で、出来もずっとずっとよかったようです。その作品が、こちら。
超天才科学者のハリス(フリッツ・ウェーバー)は、極秘で驚異のコンピューターを開発中。よくわかりませんが、自らの細胞を持っていて、そのため自己増殖も可能で、たとえば人間がいけないような場所… 海底や宇宙開発に役立てようと考えたわけです。コンピューターの名前は〈プロテウス4〉。ただいま全人類の知識を学習中、会話することもできます。
ハリスが 〈プロテウス4〉 にかかりきりなのにたいして、児童カウンセラーのスーザンは自宅で患者とセラピー中。じつは、ふたりの間には幼い娘がいたのですが、数年前に事故で失っていました… そのことが原因となって、彼らは離婚の危機に立っています。そこへ、家のすべてを管理しているはずのコンピューターに異変が。なんと、〈プロテウス4〉が〈アルフレッド〉を乗っとってしまい、スーザンに個人的な関心を持ちはじめてしまったのです…!!
サイファイものは時間がたってしまうと、苦笑しちゃうシーンも多いのですが、技術が未熟ゆえの表現力のがんばりといいましょうか、そうしたことが逆に新鮮に見えることもあります。〈プロテウス4〉はコンピューターですから、当然肉体を持ちません。その状態で、どうやってひとりの女性を監禁するか? 力を行使するか? といったところが、見どころのひとつ。
…たとえば、金属製の手足や多面体の攻撃物なんかが、ちょっと前衛芸術ぽく、無機質で不気味で、また、スーザンが見る悪夢もアシッドみたいで気色悪くて新しい。ちゃんと未来しています。音楽もいいんですよねー。(ちなみに、ジェリー・フィールディングが担当しています)。惜しむらくことは、あまりに真面目な内容すぎていて、グロな部分をきれいに削除してしまった点。ここがもうすこししっかりしていれば、ポイントの高い作品になったんですけどねー!
ですが、ヒロインのスーザンを演じる、ジュリー・クリスティの熱演で見せてくれます。ただ、彼女の圧倒的な存在感とくらべると、ほかの役者さんたちの影が薄いのも残念だったでしょうか…? もうすこし重要な登場人物がいてもよかったと思います。
ストーリーそのものはオールドファッションなサイファイですが、ゲテモノなアイデアにして、なかなか真面目な作りという、ちょっぴり知的でエキセントリックな作品です。それから、このエンディングは何度観ても、やはり気色が悪いですね~、(それからそれから、「その後」が異常に気になっちゃいますよね…!)
ハリス(フリッツ・ウェー
バー)と、スーザン
(ジュリー・クリスティ)。
夫は開発中の
コンピューターに
夢中!
そのころ自宅では、
とんでもないことに…!!
監禁されて、身体中を
調べられちゃったり!!
なんとか自由になりたい
〈プロテウス4〉、いろんな
形でこちらの世界に登場
してきます。
(1977)アメリカ
出演…ジュリー・クリスティ
フリッツ・ウェーバー
ジュリット・グラハム
監督…ドナルド・キャメル
★★☆
〔ストーリー〕
天才科学者のハリスは、自ら細胞を持って自己増殖可能な驚異のコンピューター、〈プロテウス4〉 を開発中。研究に没頭するあまり、心理学者の妻・スーザンをないがしろにして、ふたりの仲は冷えきっていた。彼らの住む家は 〈アルフレッド〉 というコンピューター・プログラムによって管理され、各部屋にカメラが置かれて、ドアの開閉まで全自動。しかしある日、〈プロテウス4〉 に異変が起こり、ハリスの要求を拒否するようになる。そのころ、家にひとりきりでいるスーザンの身にも、不可解な異変が起こっていた…
クーンツの 『デモン・シード』 の映画化です。
現在この原作は 「改訂版」 しか手に入らず、オリジナルは作者もげんなりしてしまうほどの、“奇抜なアイデア” という域を出ないものだったようです。(…たしか、PLAYBOYから出ていたんですよ。そこからも想像つきますように、男性の興味を掻きたてるような、扇情的な内容オンリーだったようですね~)
「改訂版」は、コンピューターの一人称が妙に素直で、一応ホラーという形はとっていますが、身分差ゆえの悲しい恋物語… といえなくもないんですが、オリジナルは好き放題だったもよう。
だって、アイデアからいって、「B級モード全開」ですもんね。人口知能を持ったコン
ピューターが、美人な人妻を監禁! あちこち調べまくったり! データとりまくったり! ついには自分の子孫を造りだすために、子種を植えつけちゃったり~!! …といった、まあ、エログロ満載なお話なんですが、映画はずっとまともな方向で、出来もずっとずっとよかったようです。その作品が、こちら。
超天才科学者のハリス(フリッツ・ウェーバー)は、極秘で驚異のコンピューターを開発中。よくわかりませんが、自らの細胞を持っていて、そのため自己増殖も可能で、たとえば人間がいけないような場所… 海底や宇宙開発に役立てようと考えたわけです。コンピューターの名前は〈プロテウス4〉。ただいま全人類の知識を学習中、会話することもできます。
ハリスが 〈プロテウス4〉 にかかりきりなのにたいして、児童カウンセラーのスーザンは自宅で患者とセラピー中。じつは、ふたりの間には幼い娘がいたのですが、数年前に事故で失っていました… そのことが原因となって、彼らは離婚の危機に立っています。そこへ、家のすべてを管理しているはずのコンピューターに異変が。なんと、〈プロテウス4〉が〈アルフレッド〉を乗っとってしまい、スーザンに個人的な関心を持ちはじめてしまったのです…!!
サイファイものは時間がたってしまうと、苦笑しちゃうシーンも多いのですが、技術が未熟ゆえの表現力のがんばりといいましょうか、そうしたことが逆に新鮮に見えることもあります。〈プロテウス4〉はコンピューターですから、当然肉体を持ちません。その状態で、どうやってひとりの女性を監禁するか? 力を行使するか? といったところが、見どころのひとつ。
…たとえば、金属製の手足や多面体の攻撃物なんかが、ちょっと前衛芸術ぽく、無機質で不気味で、また、スーザンが見る悪夢もアシッドみたいで気色悪くて新しい。ちゃんと未来しています。音楽もいいんですよねー。(ちなみに、ジェリー・フィールディングが担当しています)。惜しむらくことは、あまりに真面目な内容すぎていて、グロな部分をきれいに削除してしまった点。ここがもうすこししっかりしていれば、ポイントの高い作品になったんですけどねー!
ですが、ヒロインのスーザンを演じる、ジュリー・クリスティの熱演で見せてくれます。ただ、彼女の圧倒的な存在感とくらべると、ほかの役者さんたちの影が薄いのも残念だったでしょうか…? もうすこし重要な登場人物がいてもよかったと思います。
ストーリーそのものはオールドファッションなサイファイですが、ゲテモノなアイデアにして、なかなか真面目な作りという、ちょっぴり知的でエキセントリックな作品です。それから、このエンディングは何度観ても、やはり気色が悪いですね~、(それからそれから、「その後」が異常に気になっちゃいますよね…!)
ハリス(フリッツ・ウェー
バー)と、スーザン
(ジュリー・クリスティ)。
夫は開発中の
コンピューターに
夢中!
そのころ自宅では、
とんでもないことに…!!
監禁されて、身体中を
調べられちゃったり!!
なんとか自由になりたい
〈プロテウス4〉、いろんな
形でこちらの世界に登場
してきます。
Eden Log
(2007)フランス
出演…クローヴィス・コルニヤック
ヴィマーラ・ポンズ
ゾハー・ウェクスラー
監督…フランク・ヴェスティエル
★★☆
〔ストーリー〕
男が寒さに目を覚ますと、そこは暗闇。裸で泥だらけ、自分がだれなのか、ここがどこなのかも思い出せない… おそるおそる辺りを窺ってみると、傍らには死体が! なんとか懐中電灯を見つけた彼は、洞窟のようなこの場所から脱出を試みようとするのだが…
まったくの前知識もなしに鑑賞してしまったのですが、この作品、サイファイだったのですねー。評価はまっぷたつに分かれているようですが、わたしはまあまあ楽しめました。フランス産のサイファイ・ホラーです。
クローヴィス・コロニヤック演じる男が目を覚ますと、そこは暗闇。おまけに裸で泥だらけ。すっごく寒いし。ここはどこ、わたしはだれ?? 状態で、断続的にフラッシュと騒音が起こって彼の困惑をあらわします。そして、隣には死体が転がっているじゃあーりませんか! ひえ~、なんなの?? と、おっかなびっくり、ナゾの脱出劇がはじまるのですが…
このオープニングがほんとうに真っ暗で、観ているこちらにもなにもわからないという状況です。といいますか、全編薄暗かったり、ナゾナゾだったり、見えにくかったりします。それがこの映画のよさなんですけどね。似たような作品としてすぐに思い浮かべてしまうのが、「CUBE」(「CUBE/キューブ」1997)、塚本晋也監督の「HAZE/ヘイズ」(2005)みたいなものがあったりするのですが、あっと驚く結末が待っている脱出系かと思ってしまわれると、これまたちがうんですけれど…
主人公はナゾの暗闇を懐中電灯片手に必死の探索、なんとか出口らしき場所までたどりつきます。しかし、電力が途絶えているのか、ドアはなかなか開きません。ディスクらしきものを発見した彼はさっそく再生してみると、壁に複数の女性が同時に喋りだす映像が映しだされます… 彼女たちはなにを伝えようとしているのか? そして、壁の一隅には「-4」という数字が。どうやらここが、地下四階であるらしいことを示しているようなのですが…
まるでなにもわからない状態からはじまって、すこしずつそのナゾが追加されていく、というのはたしかにラストまで引っぱります。まず、映像が薄暗いんですけど、硬派なサイファイしていて、青っぽい、メタリックな世界観がうつくしいです。彼がいるのは遺棄された地下研究施設のようなのですが、あちこちに木の根が張っていて壊れかけています。ここにミュータントが登場するんですが、すっごく弱くて拍子抜け!(もうちょっとコワかったらな~)、…あ、すこし「The Descent」(「ディセント」2005)の地底人を想起させます。気のせいか、顔まで似てるような気がしてきました。
この手の作品て、オチありきになってしまう傾向が強いですが、そう思いながら観てしまうと、あまり楽しめないかもしれません。むしろ、その過程をじっくり味わうべき映画だと思います。
敏感な人にはこれだけでわかってしまうかもしれませんが、日本のアニメ大好きフランスということで、この作品にもそんな影響が色濃く窺えます。まず、巨大な樹木の根が絡みあっているという神秘的な絵は、いわずもがな、宮崎駿監督の世界みたいだし、オチは森田修平監督ぽいんですよ。
ここまで引っぱって、う~ん、ちょい弱いかな~? という感触がなきにしもあらず… なんですが、そこにいきつくまでのなんだかんだがわりとおもしろいです。ミステリアスな地下世界の造形も一見の価値あり。映画はエンディングの理解じゃない、その過程にある! という方のみ、オススメ。
いつまでも裸じゃかわい
そうということで、やっと
こさ服を見つけた
クローヴィス・コルニヤック。
いきなり捕獲
されちゃった!
吊るされてます…
途中で出会ったナゾ
の女性
(ヴィマーラ・ポンズ)。
迷路のような地下施設
をふたりで歩きまわる
のですが…
「ウガーッ!!」
ミューたん、登場!!
(2007)フランス
出演…クローヴィス・コルニヤック
ヴィマーラ・ポンズ
ゾハー・ウェクスラー
監督…フランク・ヴェスティエル
★★☆
〔ストーリー〕
男が寒さに目を覚ますと、そこは暗闇。裸で泥だらけ、自分がだれなのか、ここがどこなのかも思い出せない… おそるおそる辺りを窺ってみると、傍らには死体が! なんとか懐中電灯を見つけた彼は、洞窟のようなこの場所から脱出を試みようとするのだが…
まったくの前知識もなしに鑑賞してしまったのですが、この作品、サイファイだったのですねー。評価はまっぷたつに分かれているようですが、わたしはまあまあ楽しめました。フランス産のサイファイ・ホラーです。
クローヴィス・コロニヤック演じる男が目を覚ますと、そこは暗闇。おまけに裸で泥だらけ。すっごく寒いし。ここはどこ、わたしはだれ?? 状態で、断続的にフラッシュと騒音が起こって彼の困惑をあらわします。そして、隣には死体が転がっているじゃあーりませんか! ひえ~、なんなの?? と、おっかなびっくり、ナゾの脱出劇がはじまるのですが…
このオープニングがほんとうに真っ暗で、観ているこちらにもなにもわからないという状況です。といいますか、全編薄暗かったり、ナゾナゾだったり、見えにくかったりします。それがこの映画のよさなんですけどね。似たような作品としてすぐに思い浮かべてしまうのが、「CUBE」(「CUBE/キューブ」1997)、塚本晋也監督の「HAZE/ヘイズ」(2005)みたいなものがあったりするのですが、あっと驚く結末が待っている脱出系かと思ってしまわれると、これまたちがうんですけれど…
主人公はナゾの暗闇を懐中電灯片手に必死の探索、なんとか出口らしき場所までたどりつきます。しかし、電力が途絶えているのか、ドアはなかなか開きません。ディスクらしきものを発見した彼はさっそく再生してみると、壁に複数の女性が同時に喋りだす映像が映しだされます… 彼女たちはなにを伝えようとしているのか? そして、壁の一隅には「-4」という数字が。どうやらここが、地下四階であるらしいことを示しているようなのですが…
まるでなにもわからない状態からはじまって、すこしずつそのナゾが追加されていく、というのはたしかにラストまで引っぱります。まず、映像が薄暗いんですけど、硬派なサイファイしていて、青っぽい、メタリックな世界観がうつくしいです。彼がいるのは遺棄された地下研究施設のようなのですが、あちこちに木の根が張っていて壊れかけています。ここにミュータントが登場するんですが、すっごく弱くて拍子抜け!(もうちょっとコワかったらな~)、…あ、すこし「The Descent」(「ディセント」2005)の地底人を想起させます。気のせいか、顔まで似てるような気がしてきました。
この手の作品て、オチありきになってしまう傾向が強いですが、そう思いながら観てしまうと、あまり楽しめないかもしれません。むしろ、その過程をじっくり味わうべき映画だと思います。
敏感な人にはこれだけでわかってしまうかもしれませんが、日本のアニメ大好きフランスということで、この作品にもそんな影響が色濃く窺えます。まず、巨大な樹木の根が絡みあっているという神秘的な絵は、いわずもがな、宮崎駿監督の世界みたいだし、オチは森田修平監督ぽいんですよ。
ここまで引っぱって、う~ん、ちょい弱いかな~? という感触がなきにしもあらず… なんですが、そこにいきつくまでのなんだかんだがわりとおもしろいです。ミステリアスな地下世界の造形も一見の価値あり。映画はエンディングの理解じゃない、その過程にある! という方のみ、オススメ。
いつまでも裸じゃかわい
そうということで、やっと
こさ服を見つけた
クローヴィス・コルニヤック。
いきなり捕獲
されちゃった!
吊るされてます…
途中で出会ったナゾ
の女性
(ヴィマーラ・ポンズ)。
迷路のような地下施設
をふたりで歩きまわる
のですが…
「ウガーッ!!」
ミューたん、登場!!
Lo Squartatotre di
New York
(1982)イタリア
出演…ジャック・へドリー
アルマンタ・ケリー
アンドレア・オキピンティ
監督…ルチオ・フルチ
★★☆
〔ストーリー〕
80年代のニューヨーク。ブルックリン橋の近くで、女性の腐乱死体が発見される。ニューヨーク市警のウィリアムスは、被害者周辺の聞きこみから奇妙な話を耳にすることに。被害に遭った女性が失踪する直前、アヒル声のいやがらせ電話を受けていたというのだ。しかし、警察の捜査をあざ笑うかのように、その後も若い女性ばかりを狙った残忍な殺人事件が続発する。ウィリアムスは犯罪心理学専門のデイヴィスの助言を得て、犯人を追いつめようとするのだが…
フルチ監督がジャーロを撮っていたなんて、みなさんご存知でしたか? わたしはぜんぜん知りませんでした!! 邦題は「ザ・リッパー」です。
フルチ監督というと、わたしはどうしてもゾンビ、パクリなゾンビ、それもグログロっちい、バッチい、きっちゃな~いイメージがあったのですが…(← 褒めているんですよ!)もとはウェスタン出身、コメディや真面目な歴史ものも撮っていたりして、82年といえば、アルジェントが「Tenebre」(「シャドー」)を発表した年。フルチ監督が
ジャーロを選択するのも当然といえば当然なのですが、正直な感想をひとつ、なーんだ、やればできるじゃ…
…いえいえ、ちゃんとジャーロしているんですよ、これが! 多少強引なところがあろうと、首尾一貫していなくても、ジャーロ好きのみなさんにはたまらない、ステキな内容になっていました。
オープニング、犬を連れたオジサンが、ブルックリン橋で女性の腐乱した手首を発見するところからはじまります。そして、この音楽! なんか妙に懐かしい、軽快なノリではじまりまして、ニューヨークの街並みをバックに颯爽と幕開けです。すがすがしいです。「エ、これがフルチ監督?」 なんて、偏見に凝り固まっていたわたしは、これだけでもうウキウキ♪ 気分よく鑑賞してしまいました。
主人公のひとり、ウィリアムス(ジャック・へドリー)はニューヨーク市警の刑事さん。この殺人事件の犯人が、アヒル声でいたずら電話をかけていたことを突き止めるのですが、これがまさしくドナル〇・ダック! ドナル〇な殺人犯は、今度はフェリーに乗っていた若い女性を惨殺します。その後も次々と事件は起き、唯一難を逃れたヒロインのフェイ(アルマンタ・ケリー)のもとに、犯人はもう一度訪れるはずだと、デイヴィス(パオロ・マルコ)は予言するのですが…
この作品のおもしろいところは、ジャーロといってもサスペンス的な解決をするわけではないのですが、(…うーん、ちょい反則かな?)ストーリーとはべつのエピソードが魅力的。淫乱な金持ちの奥サマが性の冒険をするのですが、これは殺人犯がビッチな女性や娼婦ばかりを狙うといった、暴力的な性衝動の対となっています。(この奥サマ(アレクサンドラ・デリ・コリ)がまた、エッチぽくてイイ! ドキドキしながら若者を狙うシーンは、こっちもドキドキしてしまいます)。
ゴア描写もわりとおとなしめです。あ、フルチ監督にしては、わりとおとなしめという意味です。まあ、カミソリで〇〇を切るシーンなんてのもあるんですが、現代のように生々しいわけでもなく、でも、「E tu vivrai nel terrore- L'aldila」(「ビヨンド」1981)でクモを登場させたシーンとおなじように、逆にうれしくなって応援したくなってしまいます。
結末にいくまでのエピソードがやや唐突なんですが、(ついでに、前半のフェイはか弱い犠牲者、後半からガラリと人が変わってしまうところもまた、唐突さに拍車をかけているんですが)、鉄板とわかっていても、こういうストーリーはおもしろいです。
ただ、ラストがすっごくかわいそうで非常に重くもあるんですが…
犯人目線のカメラ、狙われるヒロイン、トレンチコートの刑事さんといった、非常にわかりやす~いジャーロ要素も、金太郎飴みたいなもんですけど、やはり盛りあがってしまいますよね。日本人ですもの、やっぱりジャーロが好き!
フェイ役の
A・ケリー。
ウィリアムス刑事
(ジャック・へドリー)。
奥サマ、ドキドキ…
わたしもドキドキ!
ついにゆきずりの
男性と、アブノー
マルなプレイを
することに…!!
ウィリアムスお気に
の娼婦まで、
ターゲットにされて
しまいます!
New York
(1982)イタリア
出演…ジャック・へドリー
アルマンタ・ケリー
アンドレア・オキピンティ
監督…ルチオ・フルチ
★★☆
〔ストーリー〕
80年代のニューヨーク。ブルックリン橋の近くで、女性の腐乱死体が発見される。ニューヨーク市警のウィリアムスは、被害者周辺の聞きこみから奇妙な話を耳にすることに。被害に遭った女性が失踪する直前、アヒル声のいやがらせ電話を受けていたというのだ。しかし、警察の捜査をあざ笑うかのように、その後も若い女性ばかりを狙った残忍な殺人事件が続発する。ウィリアムスは犯罪心理学専門のデイヴィスの助言を得て、犯人を追いつめようとするのだが…
フルチ監督がジャーロを撮っていたなんて、みなさんご存知でしたか? わたしはぜんぜん知りませんでした!! 邦題は「ザ・リッパー」です。
フルチ監督というと、わたしはどうしてもゾンビ、パクリなゾンビ、それもグログロっちい、バッチい、きっちゃな~いイメージがあったのですが…(← 褒めているんですよ!)もとはウェスタン出身、コメディや真面目な歴史ものも撮っていたりして、82年といえば、アルジェントが「Tenebre」(「シャドー」)を発表した年。フルチ監督が
ジャーロを選択するのも当然といえば当然なのですが、正直な感想をひとつ、なーんだ、やればできるじゃ…
…いえいえ、ちゃんとジャーロしているんですよ、これが! 多少強引なところがあろうと、首尾一貫していなくても、ジャーロ好きのみなさんにはたまらない、ステキな内容になっていました。
オープニング、犬を連れたオジサンが、ブルックリン橋で女性の腐乱した手首を発見するところからはじまります。そして、この音楽! なんか妙に懐かしい、軽快なノリではじまりまして、ニューヨークの街並みをバックに颯爽と幕開けです。すがすがしいです。「エ、これがフルチ監督?」 なんて、偏見に凝り固まっていたわたしは、これだけでもうウキウキ♪ 気分よく鑑賞してしまいました。
主人公のひとり、ウィリアムス(ジャック・へドリー)はニューヨーク市警の刑事さん。この殺人事件の犯人が、アヒル声でいたずら電話をかけていたことを突き止めるのですが、これがまさしくドナル〇・ダック! ドナル〇な殺人犯は、今度はフェリーに乗っていた若い女性を惨殺します。その後も次々と事件は起き、唯一難を逃れたヒロインのフェイ(アルマンタ・ケリー)のもとに、犯人はもう一度訪れるはずだと、デイヴィス(パオロ・マルコ)は予言するのですが…
この作品のおもしろいところは、ジャーロといってもサスペンス的な解決をするわけではないのですが、(…うーん、ちょい反則かな?)ストーリーとはべつのエピソードが魅力的。淫乱な金持ちの奥サマが性の冒険をするのですが、これは殺人犯がビッチな女性や娼婦ばかりを狙うといった、暴力的な性衝動の対となっています。(この奥サマ(アレクサンドラ・デリ・コリ)がまた、エッチぽくてイイ! ドキドキしながら若者を狙うシーンは、こっちもドキドキしてしまいます)。
ゴア描写もわりとおとなしめです。あ、フルチ監督にしては、わりとおとなしめという意味です。まあ、カミソリで〇〇を切るシーンなんてのもあるんですが、現代のように生々しいわけでもなく、でも、「E tu vivrai nel terrore- L'aldila」(「ビヨンド」1981)でクモを登場させたシーンとおなじように、逆にうれしくなって応援したくなってしまいます。
結末にいくまでのエピソードがやや唐突なんですが、(ついでに、前半のフェイはか弱い犠牲者、後半からガラリと人が変わってしまうところもまた、唐突さに拍車をかけているんですが)、鉄板とわかっていても、こういうストーリーはおもしろいです。
ただ、ラストがすっごくかわいそうで非常に重くもあるんですが…
犯人目線のカメラ、狙われるヒロイン、トレンチコートの刑事さんといった、非常にわかりやす~いジャーロ要素も、金太郎飴みたいなもんですけど、やはり盛りあがってしまいますよね。日本人ですもの、やっぱりジャーロが好き!
フェイ役の
A・ケリー。
ウィリアムス刑事
(ジャック・へドリー)。
奥サマ、ドキドキ…
わたしもドキドキ!
ついにゆきずりの
男性と、アブノー
マルなプレイを
することに…!!
ウィリアムスお気に
の娼婦まで、
ターゲットにされて
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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