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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   片腕マシンガール


(2007)日本/アメリカ
出演…八代みなせ
亜沙美、穂花
島津健太郎
デモ田中、諏訪太郎
監督…井口昇
★★★


〔ストーリー〕
 女子高生のアミは、両親が自殺したために、弟のユウとふたり暮らし。ユウはヤクザのひとり息子を中心とするいじめグループから金をたかられており、ある日、友人のタカシと反撃したために、窓から突き落とされて殺害されてしまう。しかし、警察はふたりを自殺として処理した。納得のいかないアミは、“殺したいヤツ”とリストされたノートを発見。そこに書かれた名前をもとに、ユウをいじめていた同級生に復讐しようと決意するのだが…!!


 すっごくおもしろかったのー!! な新作をご紹介。英語のタイトルは、「The Machine Girl」になっています。一応日本映画なんですけど、ノリはもろアメリカです。製作は〈フィーバー・ドリームズ〉だとか。もちろん、ゴアゴアでノリノリです。こんな楽しい作品だとは思いませんでした。

 冒頭、とある廃ビル内で、陰湿ないじめをする少年グループたち。そこへ、“片腕マシンガール” こと、左腕にマシンガンを装着した少女アミが登場します。アミは「必殺仕置き人」のようなキャラにいるわけですが、どうしてそんなふうになったのか、過去にさかのぼって、とある悲劇と殺戮のストーリーが語られます。

 とにかく、殺戮、殺戮! のオンパレードで、血糊が噴水のように飛び散るシーンばっかりです。とりあえず、「ブシューッ」とやっとけ! って感じです。ゴアものが苦手な人には、ちょっと驚いて引いちゃうかと思われますが(汗)、テンポがよく、ストーリーも単純明快、肝心の血糊や切り株なんかも、見るからに「作りもの」しているので、けっこう安心して観れる快作です。

 わたしはこういう物語を「水戸黄門」と勝手に名づけているんですが、勧善懲悪の二次元構造がとにかくわかりやすい。この作品もそんな例に漏れず、悪人はどこまでもいやらし~く悪人してまして、これでもか! と憎ったらしく(笑)、そこがまた快感だったりするのですが、この作品の場合はそこにさらに輪をかけまして、信じられないくらい残虐非道です。レザーフェイスも真っ青です。ホイト保安官と気があいそうです。

 アミの弟のユウをいじめるグループのリーダーは、なんとヤクザのひとり息子なんですが、ただのヤクザではありません。じつは、忍者の血筋を引いていたのです!! 
 ということで、バトル・シーンはもちろん、手裏剣なんかがビシバシ飛んできます。当然刀で戦います。こんなふうに、はなから海外における “日本の曲解されたイメージ” をとことん強調していくんですが、不思議とバカバカしさを突き抜けて、むしろ爽快でさえあります。

 片腕を失った代わりにマシンガンや電ノコを装着するところなんかは、「Planet Terror」(2007)、もしくはアッシュを連想させますが、なぜ? なに?と疑問を挟む余地もなく、トントン物語が進んでいくので気持ちいいです。
 変わりダネでは、ドリル・ブラなんてのもありました。あと、てんぷらで戦ったりもしていました。ここ、すっごく笑えるので、期待して観ていてください。

 まるでマンガの世界をそのまんま実写にしたような感触ですが、おふざけやゴア度もここまで吹っ切れてしまえば、貫徹した世界観を築けるんですね。結末がわかっているぶん、ハラハラ感はあまりないんですが、無条件に燃えてしまいます。

 ヒロインのアミを演じる八代みなせちゃんが、カワイくて強い! きりっとした眼差しにうっとりしてしまいます。体当たりの演技もポイント高いですね~。

 監督本人によると、「男子ウケする映画なんだけど、できれば女子に観てもらいたい」 みたいなことをおっしゃっていたそうです。わたしもぜひ、女子に観てもらいたいと思います









片腕マシンガールこと、アミ
(八代みなせ)。
背後の首チョンパの
ブシューッ噴水はお約束!








美少女と血糊。
うつくしいですねえ










今夜の食事は指おすし~








ヤクザ忍者のお父ちゃん。
必殺アイテムは、鎖首刈
り!!









たいして、ビッチ・ママンの
最強アイテムドリル・ブラ!!
悪人な息子は、いじめられっ
こたちの陰に隠れてま~す










 まっぷたつ!!
 きれいに入りました!!







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ぎゃー
注文してありました・・・
見てしまった・・・(>_<)
盆踊り URL 2008/06/02(Mon)08:20:10 編集
うひー
>盆踊りさん
盆踊りさんも「片腕マシガ」をご覧になったですか!
まさに、ぎゃーな映画でしたよね!!
日本映画って、海外のものよりゴア描写がキツくないですか…?(「ミートボールマシン」とか…)
わたしはけっこう楽しめたんですけど、盆踊りさんには苦手系でした…?
ななみ 2008/06/02(Mon)21:42:52 編集
えぎょ~
まだ届いてなかったですよ~
画像見ちゃった・・・・(@_@;)
『ミートボールマシン』あるのに
みる暇がありません・・・
盆踊り URL 2008/06/02(Mon)22:36:36 編集
わぴゃ~
>盆踊りさん
あっ、そか、そういう意味ですね!
そうですか、ネタばらししちゃいました… ごめんなさい~m(・ω・m)
でも、ようするに、「ミートボールマシン」系ということで~
ななみ 2008/06/02(Mon)22:44:36 編集
どしゃ~
無知なもので・・・
脳天気なコメントばかりで
タメになるコメント書けなくてすみません・・
映画はたくさん観てますが・・・
一歩踏み込みが足りないです・・・
最近反省・・・(-_-;)
盆踊り URL 2008/06/02(Mon)23:19:53 編集
あきゅ~
>盆踊りさん
そんなことないですよ、盆踊りさんのコメがあるとうれしいですよー♪(o^^o)
タメになるかどうかは、わたしもまったく気にしておりません!
そんな感じなので、いい加減ですみませんとは思ってます~
いま、「Rouge」というワニ映画を観ているんですが、「サイレントヒル」のヒロインが出ていておもしろげ♪ですー。
ななみ 2008/06/02(Mon)23:30:56 編集
うぎょ~
めちゃくちゃな映画でした~
血出すぎ~各部取れすぎ~
個人的にはドリルブラが良かったです~
姐さんも綺麗な方で良かったかも・・・
あの武器は空飛ぶギロチンのパクリ?
盆踊り URL 2008/06/03(Tue)23:07:47 編集
むにゃ~
>盆踊りさん
ほんとですよね、すっごい致命傷負ってるのに、フツーに喋ったりしてるし!!
なんといいますか、不思議な映画でした… でも、けっこうがんばっていたと思います、国内ものにしては。
ドリルブラはよかったですねー♪
形状がギロチンに似てますね、あんなに高速で回ってたら、ヤケドしちゃいそう…(ハラハラ!)
ななみ 2008/06/04(Wed)01:02:11 編集
劇画のノリでしょうか。
ヒロインがキュートですね。
カネコアツシの「バンビ」を思い出して
しまいました。あと敵キャラは石川賢みたい。
奈良の亀母 2008/06/04(Wed)11:49:31 編集
ふざけすぎな感じです
>亀母さん
そうですねー、思いっきり劇画チックです。
ハチャメチャすぎて、ホラーなんだかコメディなんだか、よくわからない!というシーンがたくさんありました。
で、ヒロインがグラビアアイドルの方なんですよね。
それにしては、しっかり演技をしてらっしゃいました。
カネコアツシさんの「バンビ」、わからなかったので調べちゃいました。ポップな雰囲気のマンガですね。
(もうちょっと血みどろでえげつないかな?)
石川賢さんというのは、忍者のマンガを描いてた人ですか?
ななみ 2008/06/04(Wed)22:40:41 編集
バンビ調べて下さったんですね。
石川賢先生は忍者モノも描いておられますが
SF伝奇時代劇みたいな感じです。「魔獣戦線」
「ゲッターロボ」とか主人がいっぱい持ってます。
摩訶不思議でアクの強い魅力的な敵キャラが
いいんです!倒しがいのあるキャラのたった
悪者が出てこないと面白くないですもんね。
「バンビ」にも心底嬲り殺しが大好きな三つ子
の殺し屋が出てきます。映画化の話があるそう
なんですが、この美人の変態三つ子をちゃんと
出して欲しいです。ローチ、フライ、マウスって
いう凄い名前なんですよ。
奈良の亀母 2008/06/05(Thu)00:19:47 編集
思わず調べちゃいました
>亀母さん
ハイ、そうなんです。マンガのことあまりよく知らなくて、すみません!!
でもでも、表紙だけ見ても、すっごく楽しそうですよね~。
だいたいの雰囲気しかわからないんですけど、これが映画化されたら絶対おもしろそう♪ですよね。
マンガの敵キャラが魅力的、というのはなるほどです。いつだったか、伊藤潤二さんが「マンガの場合、(読者を惹きつけるには)本気でいかないといけない」みたいなことをおっしゃっていました。
アクの強さが命だったりしますもんね。
ななみ 2008/06/05(Thu)23:41:14 編集
見ました!
八代みなせさん、可愛いですね。それなのに見栄のきりかたが決まっていてかなりの熱演でした。
曲も格好良かったです。
過剰な描写は昔の梶芽衣子の「女囚さそり」「修羅雪姫」や「子連れ狼、三途の川の乳母車」や千葉真一の「直撃!地獄拳」の雰囲気を感じました。
クロケット 2008/06/21(Sat)02:26:01 編集
女囚さそり
>クロケットさん
クロケットさんもついに鑑賞ですね!!
ヒロインの熱演ぶりがよかったですよねー。
邦画はぜんぜんくわしくないのですが、こんなにパワー溢れる作品があるのだと知ると、興味が湧いてきてしまいます。
「女囚さそり」はタイトルをよく聞くんですけど、まだ観たことはありませんね…!(どんな内容なんでしょう?)
ななみ 2008/06/21(Sat)22:33:31 編集
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