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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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    Dark City


(1998)オーストラリア/アメリカ
出演…ルーファス・シーウェル
キーファー・サザーランド
ジェニファー・コネリー
ウィリアム・ハート
監督…アレックス・プロヤス
★★★☆


〔ストーリー〕
 見知らぬホテルの一室で目覚めたジョンは、記憶を失っていた。自分が何者なのかもわからず、不安と焦りに追われるなか、鳴りだした電話の相手が不可解なことを告げる… 「いますぐそこを逃げだすんだ。やつらに捕まってはいけない!」
時計が止まるたびに、街の住民すべてが奇妙な眠りについてしまう… そして、ジョンにつきまとう不気味な黒いコートの一団。やがてジョンは、思いもしない秘密に気づきはじめ…!!


 邦題「ダーク・シティ」です。

 この作品も、じつは90年代に流行った「バーチャル・リアリティ」もののひとつ。そして、個人的にはとくにお気に入りの一作です 

 「バーチャル・リアリティ」 ものというと、アイデアばかりが先走って、いまいち内容の伝わりにくい(…といいますか、無理ありすぎ! なものが多かったのもたしかです…汗)、たとえばそれが、(…“キング原作” と謳い文句にしながら、のちにキング本人から「ナメんなよ!」と、提訴されちゃった、突っ走りすぎの「The Lawnmower Man」「バーチャル・ウォーズ」1992)とはいいませんが)、いいませんが!!

 こちらの作品はすっきりまとまっていて、アイデアも無理がなく、わかりやすく、なによりエンタテイメントしていて非常におもしろい! 良作となっています~。未見の人は、ぜひ手にとってみてくださいね♪

 監督のアレックス・プロヤスは、日本でもヒットしました、「The Crow」「クロウ/飛翔伝説」1998)を撮った方です。この映画も、非常にうまく作られていましたよねー。「クロウ」 を観たことがある人には、「ああ、わかる!」 と、共感してもらえると思うのですが、この方は、舞台の作り方がとくにうまいんです。さほどお金をかけているわけではないんですが、アイデアだって、突拍子もないものではないんですが、味わいがありまして、“古きよき時代の映画” に通じる叙情性、レトロちっくな感慨深さのようなものがこめられているのです。

 主人公のジョン・マードックは、色男のルーファス・シーウェルが演じています。その色男ジョンの恋女房役に、大人になったジェニファー・コネリー(役名エマ)。じつは、ジェニファーのファンの方は、すこしショックを受けてしまうかもしれません。だって、ジェニファーたん、いきなり登場したとたんに、「アタシが浮気したからね」「アタシの不倫が原因なのよね」 などと、爆弾発言攻撃!

 え?えええー?? と、これには観ているこっちも真っ青です。
だってジェニファーくらい、「浮気」とか 「不倫」なんて言葉が似合わない女優さんはいないじゃないですか!!「これ、もしかしてミス・キャストなんじゃない…? ジェニファー、清楚すぎるんじゃない?」 などとヒヤヒヤしながら観ていましたら、途中でちゃーんと納得できました。よかった

 ご覧のとおり、「The Matrix」「マトリックス」1999)より以前に撮られた作品ですが、内容はまったくひけをとりません。記憶喪失となったジョン、そのころ世間では、残虐な娼婦連続殺人が起こっていました。犯人は自分なのか? 電話の相手の正体は? 黒ずくめのコート軍団 “ストレンジャーズ” とは? (そして、ジェニファーたんの 「浮気発言」 の真相は…??)

 どうです、すっごくおもしろそうでしょう?

 一見すると、大作の影に隠れてしまうB級SFのように思われてしまいそうですが、独特の世界観と魅力的な町並みの雰囲気がセンスバツグン。あと、音楽もイイです。一度乗ってしまうと心地いいです。
この作品に共感してもらえるあなたは、きっと映画センスもステキなはず!!



    






すべての人が眠りについたころ、
キーファーさんと、“ストレンジャーズ”の
ナゾの集会がはじまります…
注射器の中身は??










主人公のジョンを演じる
ルーファス・シーウェル。
 







ジェニファーはいくつに
なってもキレイです







ジョンを執拗に追う
ストレンジャー!





ダークシティの象徴的
な建物の時計台。
針が止まると、なにか
が起こる…?



最後の決戦!!
ジョンはほんとうの
自分をとりもどせる
でしょうか?
それから、ほんとうの
○○とは??







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ダークシティ
私も好きですねぇ、この映画。
ジェニファー・コネリーが出ていたので何の気なしに見たのですが、独創的なストーリィ展開が斬新でした。私的にも他の人にお勧めしたいダークファンタジーです。
クロケット 2008/05/29(Thu)18:44:31 編集
黒と青の色遣いが美しいです。
ストレンジャーがヘルレイザーの魔導師みたいで
不気味でしたね。ファンタジーだけどSFファンの
鑑賞にも堪えるシナリオでした。生まれ変わった
新世界は美しいフルカラーで奥さんをデートに
誘うところが良かったです。
奈良の亀母 2008/05/29(Thu)21:51:33 編集
黒と青の街
>クロケットさん
クロケットさんも賛同してくれますかっ♪
そうなんですよ、ストーリーがすごくいいんですよね。
わたしもジェニファーにつられて観たんですけど、セットのレトロな雰囲気にすっかり入りこんでしまいました。いかにも「クロウ」っぽくてよかったですよね~!
ぜひだれかにオススメしちゃってください♪

>亀母さん
ストレンジャーの出現の仕方がまさしく、ヘルレイザー御一行様してました(笑)!!
わたしもダークファンタジーであると同時に、立派なSFだと思います。でも、ラストがちょっと切ないですよね… だって、あの人たちは結局、地球に還ることはできないんですから…
ななみ 2008/05/29(Thu)23:19:18 編集
ジェニファーか~
ちょっと観てみたい気がします。
今、古い作品を早回し再鑑賞で忙しくて・・・

だれかさんとはベレッタさん?
盆踊り URL 2008/06/01(Sun)13:05:08 編集
だれかさん?
ななみさん、盆踊りさん、クロケットさんこんばんわ。
これ、先日ケーブルでやってて、DVDに焼きました。
色彩のブルーがきれいですね、まだ未見なので、近々観たいと思います。
ベレッタ 2008/06/01(Sun)21:29:09 編集
ジェニファーです~
>盆踊りさん
ちょっとなんていわず、これはぜひ~♪
ジェニファーの爆弾発言だけでも観る価値があると思いますよー。それから、ちょっと背伸びしたシンガーの衣装もよかったですよ。

そうです、ベレッタさんのことでーす♪

>ベレッタさん
…ということで、オッススメですよー♪
これまたシンクロしちゃいましたね!
街の雰囲気がすごくイイんです。
ななみ 2008/06/02(Mon)00:00:02 編集
ども♪
ななみさん、さっそくブログに来ていただいて♪
アホでしょう?(笑)
ダークシティ、これ好きです。
できれば再編集版とかで最初のあのナレーション消して欲しいんですがねぇ~。
ド頭にネタばらしする事ないだろ~!
terry URL 2008/06/04(Wed)07:43:00 編集
こちらこそ♪
>terryさん
アホだから楽しかったりするんです~、だから、アホでいいですよ、ブログは!!
「ダークシティ」のネタばらしには、どっちらけてしまいますよね。
あれがなかったら、「マトリックス」みたいな衝撃が生まれたかもしれないのにー… なんですよね。
微妙なハッピーエンドが余韻を引きますよね♪
ななみ 2008/06/04(Wed)22:32:59 編集
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 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

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