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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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    Perkins' 14



(2009)アメリカ
出演…パトリック・オケイン
シャイラ・ビースレイ
ミハイラ・ミフツ
監督…クレイグ・シンガー
★★★


〔ストーリー〕
 警官のドゥエインは、10年前に4才の息子ケイルが自宅から誘拐されるという悲劇に見舞われていた。その後、妻のジャニーネともうまくいかずに離婚。彼女はしばしば家を訪ねてくる良好な関係だが、思春期の娘のデイジーは恋人や友人のことで頭がいっぱい。
 ある日、警察署に出勤すると、ロナルド・パーキンスという男が拘留されていた。男のどことなく不気味な雰囲気に、会話をかわしたドゥエインは、彼が息子を誘拐した犯人ではないかと疑いを抱くのだが…?!


 一般公募でつのったポスターでは、なんかアレでしたので、おとなしい版でうp。
まだ全部観ていないので、はっきりとはいいきれないのですが、〈After Dark Horrorfest〉のなかではダントツにおもしろいほうなんじゃ? タイトルがまず、イカしていますよね。なんでもそうですけど、タイトルってすごく大事です。作品のイメージも左右すると思います。

 クレイグ・シンガー監督は、「Dark Ride」「殺人遊園地」2006)にひきつづき二度目の参加。「殺人遊園地」のときはたいして光るものがなかったんですけど、この作品はなかなか出来がいいです。

 ストーリーは、ドゥエイン(パトリック・オケイン)の悲しい過去からはじまります。4才のかわいい盛りの息子を何者かに奪われ、その失意と悲しみからいまだに立ち直れないドゥエイン。別れた妻のジャニーネ(ミハイラ・ミフツ)は友人で、十代の娘のデイジー(シャイラ・ビースレイ)はゴスっ娘、ボーイフレンドにエリック(マイケル・グレイブス)という青年がいて、父親にはよくわからない世界に夢中です。

 ある朝警察署に出むいてみると、娼婦に混じってなんだか薄気味悪い男が。男はロナルド・パーキンス(リチャード・ブレイク)と名乗り、不可解なことを口走ります。不審に思ったドゥエインは彼を調べ、彼が過去の事件にかかわっているのではないかと疑念を抱くようになり、非番の同僚ハル(ディーン・サンソーネ)に男の家を捜索してくれるように頼むのですが…

 このパーキンスと名乗る男が、じつは残虐非道な鬼畜人間でして、幼い子供たちを誘拐しては、地下室の檻に監禁、薬浸けにしておそるべきモンスターに変えていたのでした。パーキンスが鬼畜人間になったのには、これまたある悲劇的な過去があるのですが…
 そして、なにも知らずにパーキンスの家に入ったハルの運命は…!!

 前評判もよくて、あらすじでは、 「…イカれた男に誘拐された子供たちが洗脳され、殺人マシンとなって人々に襲いかかる!!」 みたいな感じだったんですが、これは殺人マシンじゃありません。完全にバケモノです。わりとゾンビっぽいです。しかも、走るゾンビのほうです。ケッチャムの食人一家をもうちょっと凶暴に、身体能力もアップさせた雰囲気なんですよ。

 ですから、追いつめられるハラハラ感があってけっこうこわいです。なにしろ14人もいますからね! ゴア度も出血大サービスしているほうだと思います。

 物語としては、息子を失った傷を抱えるドゥエインに焦点があてられていて… なんて書くと、だいたい結末が想像ついちゃうかと思いますが。オリジナリティがあってたいへんおもしろいと思うんですけど、ややキャラクターのあり方や展開に無理があって、「なんでそうなるの?」と、つっこみたくなる箇所がいくつかありました。
ですが、出来はいいほうだと思います。結末も潔いです。

 余談ですが、デイジーの恋人役のマイケル・グレイブスは、映画のなかでも歌っていましたけど、どうやら本物のアーティストさんのようです。デスメタル系(死語?)のボーカリストらしく、画像検索するとけっこう香ばしいメイクの彼を見ることができます
 それから余談ついでに、書き忘れましたが、「From Within」(2008)の冒頭のカップルの女の子は、どうやらブルース・ウィリスの娘さんのようですね。




 








ドゥエイン役の
P・オケイン。







左から、
ジャニーネ、
エリック、
デイジー。










もうこれ、
ゾンビですよね!










ザ・惨劇の跡!!









瞳孔が小さいのが
やけにこわっ…!!







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きょ…きょわい!
題名の”14”ってそういう意味だったんですね。
このご説明から想像すると誘拐された息子も…
さて、どうする父!
…鬼畜な話ですなぁ。
ユキまま 2009/03/25(Wed)01:05:59 編集
あとちょっとで佳作になったかな
>ユキままさん
そうなんです~、そういうお話なんです~!
海外では賛否両論な感じもありましたけど、わたしは好きです、こういうの。
モンスター化した子供たちが、とにかく迫力がありました。ホラーのなかにも哀愁がただよっていて、いいですよね、こういうの。
ななみ 2009/03/25(Wed)23:55:37 編集
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