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(2006)カナダ/アメリカ
出演…ケイティ・キャシディ
ミシェル・トラッチェンバーグ
クリスタル・ロウ
監督…グレン・モーガン
★★☆
〔ストーリー〕
半ば都市伝説と化していた精神異常者が、クリスマスの夜に病院を脱走。現在は女子寮となっている元自宅にむかう。
両親にまったく愛されることがなかったビリー・レンズは、屋根裏部屋に閉じこめられて育ち、母が再婚相手と幸せな家庭を築くのを見せつけられる。ついにビリーは屋根裏を抜け出して、母と再婚相手を殺害。
その数年後、悲劇があった女子寮では、休暇中なのに帰省しない女生徒と寮母がクリスマスの準備をしていた。そこへ奇妙ないたずら電話がかかり…
1979年製作のオリビア・ハッセー主演、「Black Chiristmas」(「暗闇にベルが鳴る」)のリメイクです。
このオリジナルは要注目作!
グルーミィーで不気味な余韻が残る佳作となっています。
で、リメイクのほうはどうかというと、
当然のことながら別物に。
ビリーの子供時代の挿話がグロテスクでいいですねー。
義理の妹・アグネスの片目を抉ってみたり、母親を殺害したあとにその背中からちゃんと型抜きを使って、人肉クッキー(!)を焼いてみたり。
物語は凡庸なスラッシャーとして進みます。
女の子たちがたくさん出てるのは楽しいです。
クリスマスの雰囲気もそれなりに。
オチは用意された時点で気づきます。
だけど、オリジナルのアル中の寮母のキャラが強かったせいか…本作はちょいパンチ不足かな…?
メアリ・エリザベス・ウィンステッド(「Final Destination 3」の娘)が生き残り組かと思ってたら、あっさり殺されちゃった。そのへんの描写がいっさいないってのも、不満のひとつかも。
せっかくのクリスマスなのに、
ふてくされ気味の女子軍。
ごくふつう(?)の寮母マックと
ダナ。さすがにオリジナルを
なぞるわけにはいきません
でしたか。
覗き穴の存在に気づくも、
サイコキラーに捕まって、
「ぴぎゃー!!」
これ、クリスマスっぽいですかねえ??
Halloween
(2007)アメリカ
出演…ダグ・ファーチ
シェリ・ムーン
マルコム・マグダウェル
監督…ロブ・ゾンビ
★★★
〔ストーリー〕
わずか10歳でハロウィーンの日に同級生と父親、姉を惨殺したマイケル・マイヤーズ。その年齢とセンセーショナルさを考慮して、矯正施設に送られるも、更正する見こみはなく、絶望した母は自ら命を絶ってしまう。
そして17年後のハロウィーンの夜、警備員の暴虐の隙をついてマイケルは脱走した。目指すわが家はとうに朽ち果て、彼を待つ者はいなかった。マイケルは姉を殺害するときに使ったマスクを床下から取りだすと、パーティーに浮かれ騒ぐ街をさまよいだして…
そうです、あの有名なカーペンター作品のリメイクです!
ロブ・ゾンビというと、「House of 1000 Corpses」(「マーダー・ライド・ショー」)や、「The Devil's Rejects」(「デビルズ・リジェクト/マーダー・ライド・ショー2」2005)といった、ホラーファンを狂喜させてくれた作品を次々生みだしてくれた才気溢れる異端児ですね。
「デビルズ・リジェクト」はほんと、感動しまくりでした。
とくに、シェリ・ムーン・ゾンビがイイ!
笑顔キュート! 笑い声サイコー!
こんなキレイな嫁さんをもらって、ロブ・ゾンビは世界一の幸せ者ですね。
そのシェリ・ムーン様が、今回は疲れた母親を演じているのですが…
あれ…? ティーンの娘のジュディスとほとんど変わらない気が…?
てか、こんな二児の母親はなかなかいないですよ!
前半のマイケルの子供時代がなんとも不気味で、救われなさもあって、実際の陰残な事件の数々の内情を垣間見たような気分になりました。
そのまま後半になだれこむと、物語の雰囲気は一変します。
一変というか、オリジナルにまんま沿った流れでいくので、先が見えてきちゃっていくぶん退屈しちゃうのです。
役者陣もいいとこ揃えて、本国でも滑りだしは順調、ようやく勝ち組に入ったロブ・ゾンビのようですが、「デビルズ・リジェクト」ファンからいうと物足りない気が…
しかし、ラストには彼らしい哀愁漂う場面も用意されてます。
でも、大衆受けを狙うよりは、オタク精神をもっと発揮してもらいたかったなー!
次回はオリジナルを期待。
小動物を虐待したり、
マスクで素顔を隠したりと、
アブない片鱗を見せ
はじめるマイケル少年。
その17年後。
ずっと施設に閉じ込められた
わりには、見るからに強そう!
美しすぎます、目の保養♪
デボラ(シェリ・ムーン)は、
駄目夫に代わって
ストリップで生活費を稼ぐ。
マイケルをなんとか
更正させようとする
ルーミス博士。
できちゃった、完成形!
Severance
(2006)ドイツ/イギリス
出演…ダニー・ダイアー
ローラ・ハリス
ティム・マクナリー
監督…クリストファー・スミス
脚本…クリストファー・スミス
ジェームズ・モラン
★★★
〔ストーリー〕
業界トップを誇る対テロリスト武器メーカーの従業員七人が、週末にチーム育成をかねてハンガリーに新設された豪華スパロッジに出かける。が、途中で道に迷い、地図を片手になんとか辿りついたさきは粗末な山小屋。そこは、時代遅れのイカレ戦犯たちが潜む恐怖のアジトだった…
「Creep」(邦題「0:39/レイジ39フン」2004)のクリストファー・スミスの二作目です。「レイジ~」では雰囲気はよかったものの、なんとなく詰めが甘いような気がしましたね。
本作はそのシリアス路線からいっきにはじけて、悪魔的ジョークと痛烈な風刺をこめまくったコメディ・ホラー!
まず、キャラクターの紹介方法がうまいです。
いまいち大人になりきれてない主人公のスティーヴ(ダニー・ダイアー)をはじめ、もったいぶったイケ男・ハリス(トビー・スティーブンス)、喪女子のジル、典型的過去いじめられっ子だったでしょゴードン(アンディ・ナイマン)などなど、本編とは関係のないところで作品に広がりをみせてます。
修学旅行先の中学生みたいに、都市伝説でキャッキャッと盛り上がるシーンも楽しいです。
唯一まともなヒロインのマギー(ローラ・ハリス)がアメリカ人というのも、かなり自嘲的かも…
ゴア描写はあまりありませんが、気を抜いてると「痛たたた!!」ってな場面も。
あ、東欧が舞台ということで、もちろん「Hostel」(2005)風味もあります。
最近のイギリス映画は良質な作品が多いですね。
今後に期待大です♪
ここはどこ…?
おれたち、
なにしに来たんだっけ…?
いろんなトラップがあちこちに
仕掛けられてます。
逆さ吊りあり…
縛りあり…
自社ブランドの銃で応戦だ!
うりゃ、うりゃ!!
さて、巻きぞえを食らった、ストリッパーのお姉ちゃんたちが見たものは…?
Wrong Turn 2:
Dead End
(2007)アメリカ
出演…エリカ・リーアセン
ヘンリー・ロリンズ
テキサス・バトルズ
監督…ジョー・リンチ
★★★★
〔ストーリー〕
退役軍人のマーフィー(ヘンリー・ロリンズ)がホストを務めるテレビ番組で、出演者の若者たちを集めてウェスト・バージニアの人里離れた森の中で、擬似サバイバルを経験することに。しかし、ロケ地に人喰いフリーク一家が住んでいたことから、彼らとスタッフは正真正銘のサバイバル体験をするはめになり…
邦題「クライモリ」の続編です。
前作が商業的にヒットしたとはいえ、主演のエリザ・ドゥシェクばかりが目立って(ドラマ「トゥルー・コーリング」で、毎回乳揺らして走ってた娘ですね)、アイドル映画のようなノリになってましたが…
今回はちがいます、
オープニングから飛ばしていきます!
人体縦割り、背中削ぎ切りと、ゴア度はかなりパワーアップ。
でも、不思議と不快な感じはしません。
フリークたちにも悪意は全く感知せず。
妙~にほのぼのとしたシーンがあったりして、(…フリークの嫁が嫉妬する場面は笑えます。その嫁に追っかけられて、パンツ穿きかけのビッチが片足飛びで、「おっとっと」するところはナイス♪)この映画に善悪の概念は、まったく必要ないようです。
テンションよし、テンポもよし、結果、なにも考えずに楽しめるステキなB級作品に仕上がりました。
勢いあまって二度観しちゃったよー、コレ、おススメ!!
サバイバルゲーム、開始~!
ヒロインのエリカ・リーアセン。
リストカッターだけどカワイイ♪
ナイスガイの黒人青年は
生き残れるかな?
ランボーみたいになってる
ロリンズさん…
こんな映画にばっかり出て、
本職のほうは大丈夫?
(2007)アメリカ
出演…アンバー・バレッタ
ライアン・クワンティン
ドニー・ウォールバーグ
監督…ジェイムズ・ワン
★★★☆
〔ストーリー〕
ジェイミーとエラ夫妻の元に、差出人不明でアンティークの腹話術人形〈ビリー〉が送られてくる。その後、ジェイミーが外出中にエラは舌を切り取られて惨殺される。
「~メアリ・ショウに気をつけて。彼女の興味は人形だけ。夢で彼女に出会っても…」
子供のころ聞いた不思議な歌をたよりに、ジェイミーは故郷に帰って妻の死の真相を探ろうとする。その町には、腹話術人形に纏わる奇怪な過去があった…
いわずもがな、「SAW」(2004)で世界中に旋風を巻き起こしたジェイムズ・ワンと、リー・ワネルのコンビの新作ホラーです。
それで、本作はどうだったかというと…
非常におもしろかったですっ!
生理的嫌悪(「ウエッ!」てくるの)や、精神的苦痛(「キャー、やめてぇー!」ってなるの)はほぼ皆無なんですが、そこはそこ、なかなか通好みの作品になってます。
まず、雰囲気がいいんですよ~。
ラスト最大の見せ場となる崩壊寸前の湖上の劇場もさることながら、レースのカーテンがひらひら~っとか、埃まみれのガイキチ日記帳とか、ガラスケースにずらっと並んだ人形(…てか、みんなおんなじ顔じゃん!)とか…
ホラー心をくすぐるアイテムが盛りだくさん。
キレイな映像。結末には、ミステリファンも頷けるドッキリなアレも用意されています。
丁寧な作りと心地よい音楽。ポテチ片手に、気楽に楽しめる良作ですね。
不気味な人形〈ビリー〉に、
新妻のエラは興味津々。
これが噂の天才(?)腹話術師
メアリ・ショウと、
その相棒〈ビリー〉。
子供殺しの疑いで、
町人のリンチに
遭って殺されるも…
…甦っちゃいました!!
ジェイミーに〈ビリー〉を送ったのは、誰だったのか?
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独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
*A Lonely Place to Die
*Super 8
*Insidious
*The Woman
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*Season of the Wich
*Red Rising
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