個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Trapped Ashes
(2006)アメリカ/日本/カナダ
出演…ジェイス・バートク
ヘンリー・ギブソン
ロバート・ラリス
監督…ショーン・S・カニンガム
ケン・ラッセル/ジョー・ダンテ
モンテ・ヘルマン/ジョン・ガータ
★★☆
〔ストーリー〕
4話のオムニバス形式。
スタジオ・ツアーに参加した男女6人の観光客と、ガイドの老人を含めた7人が、「ハウス・オブ・ホラー」というホラー映画の舞台となった館に閉じこめられて、ひとりずつ、自分の身に起こった怪異を語るという形式になっています。
60~70年代のオムニバス・ホラーへのオマージュとして、作られたようなんです、この作品。
まず、製作陣の名前を見てびっくりです。かなり豪華ですよね~。個人的には、ケン・ラッセル(「The Devils」(「肉体の悪魔」1971)、「Altered States」(「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」1980)…)の名前をひさしぶりに見て、さっそく鑑賞を決めたわけなんですが、このほかにも「Friday the 13th」(「13日の金曜日」1980)のショーン・S・カニンガム、「The Howling」(「ハウリング」1981)のジョー・ダンテ、また、ジョン・ガータは「マトリックス」シリーズの特殊効果を担当した人らしいですし、モンテ・ヘルマンという方は “ニューシネマ・ウェスタン” という分野を切り拓いた、その道の人にとっては有名な方なんだとか。
いわば、そうそうたるメンバーを揃えたわけなんですが、さて、結果やいかに…!!
*〈The Girl with Golden Breasts〉
まずは、ケン・ラッセルの1話目から。
なにやら意味深なタイトルですね。そうなんです、ラッセル・ファンにはお馴染みの(?)、女性の乳房が怪物になっちゃうストーリーです。
女優志望のフィービ(レイチェル・バルトリ)はオーディションを受けるも、玉砕。もっと美人だったら、もっと胸が大きかったら…と、コンプレックスに陥り、とある病院で豊胸手術を受けることに。しかし、その病院にはおそるべき秘密があって…!!
*〈Jigoku〉
つづいて、ショーン・S・カニンガム。
美術商の夫の仕事に同行したジュリア(ローラ・ハリス)は、日本の美術館で不思議な日本人男性セイシンに惹かれる。彼は1枚の不気味な絵を指さして、「地獄」という言葉を彼女に教えるのだが…
石橋凌さんと杉本彩さんも出演しています。
*〈Stanley's Girlfrend〉
お次は、モンテ・ヘルマン。
ヘンリー(スコット・ローウェル)は、親友のスタンレーの恋人ニナに好意を抱きはじめて… 正直、どこがホラーなのかよくわかりませんでした。
*〈My Twin - The Worm〉
最後に、ジョン・ガータ。
ナタリー(ミシェル・バーバラ・ペルティー)は、自分が呪われた “生” を受けたと語りだす… 彼女を妊娠した母親は、医師から驚くべき事実を告げられるのだが…
感想からいってしまいますと、どの作品もおとなしめで、消化不良の感が強いです。これだけ魅力的な逸材をそろえたのに、うーん、いまいち魅力を発揮しきれていないかな? という気持ちも。。。これはオムニバスの宿命なんでしょうか。
映画としては一応きれいにまとまっているんですが、過去作品のオマージュにしては、オタク根性も足りない気もします。せっかくのコンセプトですから、とことんつきつめれば、もっとおもしろいものに仕上がったんじゃないかと思うのですが… (テーマがどれも “猥雑” なわりには、いい子ぶってるように感じられるんですよね~)
あと、書き忘れましたが、オープニングとエンディングはもちろん、ジョー・ダンテの担当です。結局のところ、これがいちばんよかったかな…?
不思議な館に閉じこめられた7人は、怪談話を披露することに…
このストーリー構成が、いかにも “古きよきオムニバス・ホラー” してますよね。
胸を大きくする代わりに、
とんでもないものまで
移植されちゃったフィービ!
ジュリアの逢引相手は、
なんと…!!
ぶっちゃけ「イザナギ・イザ
ナミ」のお話になってます~
ヘンリーの前でいちゃ
つくスタンレーとニナ。
気にしてない素振りを
してますが…
ナゾめいた美女
ニナの正体は??
(2006)アメリカ/日本/カナダ
出演…ジェイス・バートク
ヘンリー・ギブソン
ロバート・ラリス
監督…ショーン・S・カニンガム
ケン・ラッセル/ジョー・ダンテ
モンテ・ヘルマン/ジョン・ガータ
★★☆
〔ストーリー〕
4話のオムニバス形式。
スタジオ・ツアーに参加した男女6人の観光客と、ガイドの老人を含めた7人が、「ハウス・オブ・ホラー」というホラー映画の舞台となった館に閉じこめられて、ひとりずつ、自分の身に起こった怪異を語るという形式になっています。
60~70年代のオムニバス・ホラーへのオマージュとして、作られたようなんです、この作品。
まず、製作陣の名前を見てびっくりです。かなり豪華ですよね~。個人的には、ケン・ラッセル(「The Devils」(「肉体の悪魔」1971)、「Altered States」(「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」1980)…)の名前をひさしぶりに見て、さっそく鑑賞を決めたわけなんですが、このほかにも「Friday the 13th」(「13日の金曜日」1980)のショーン・S・カニンガム、「The Howling」(「ハウリング」1981)のジョー・ダンテ、また、ジョン・ガータは「マトリックス」シリーズの特殊効果を担当した人らしいですし、モンテ・ヘルマンという方は “ニューシネマ・ウェスタン” という分野を切り拓いた、その道の人にとっては有名な方なんだとか。
いわば、そうそうたるメンバーを揃えたわけなんですが、さて、結果やいかに…!!
*〈The Girl with Golden Breasts〉
まずは、ケン・ラッセルの1話目から。
なにやら意味深なタイトルですね。そうなんです、ラッセル・ファンにはお馴染みの(?)、女性の乳房が怪物になっちゃうストーリーです。
女優志望のフィービ(レイチェル・バルトリ)はオーディションを受けるも、玉砕。もっと美人だったら、もっと胸が大きかったら…と、コンプレックスに陥り、とある病院で豊胸手術を受けることに。しかし、その病院にはおそるべき秘密があって…!!
*〈Jigoku〉
つづいて、ショーン・S・カニンガム。
美術商の夫の仕事に同行したジュリア(ローラ・ハリス)は、日本の美術館で不思議な日本人男性セイシンに惹かれる。彼は1枚の不気味な絵を指さして、「地獄」という言葉を彼女に教えるのだが…
石橋凌さんと杉本彩さんも出演しています。
*〈Stanley's Girlfrend〉
お次は、モンテ・ヘルマン。
ヘンリー(スコット・ローウェル)は、親友のスタンレーの恋人ニナに好意を抱きはじめて… 正直、どこがホラーなのかよくわかりませんでした。
*〈My Twin - The Worm〉
最後に、ジョン・ガータ。
ナタリー(ミシェル・バーバラ・ペルティー)は、自分が呪われた “生” を受けたと語りだす… 彼女を妊娠した母親は、医師から驚くべき事実を告げられるのだが…
感想からいってしまいますと、どの作品もおとなしめで、消化不良の感が強いです。これだけ魅力的な逸材をそろえたのに、うーん、いまいち魅力を発揮しきれていないかな? という気持ちも。。。これはオムニバスの宿命なんでしょうか。
映画としては一応きれいにまとまっているんですが、過去作品のオマージュにしては、オタク根性も足りない気もします。せっかくのコンセプトですから、とことんつきつめれば、もっとおもしろいものに仕上がったんじゃないかと思うのですが… (テーマがどれも “猥雑” なわりには、いい子ぶってるように感じられるんですよね~)
あと、書き忘れましたが、オープニングとエンディングはもちろん、ジョー・ダンテの担当です。結局のところ、これがいちばんよかったかな…?
不思議な館に閉じこめられた7人は、怪談話を披露することに…
このストーリー構成が、いかにも “古きよきオムニバス・ホラー” してますよね。
胸を大きくする代わりに、
とんでもないものまで
移植されちゃったフィービ!
ジュリアの逢引相手は、
なんと…!!
ぶっちゃけ「イザナギ・イザ
ナミ」のお話になってます~
ヘンリーの前でいちゃ
つくスタンレーとニナ。
気にしてない素振りを
してますが…
ナゾめいた美女
ニナの正体は??
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オムニバス映画
70年代のオムニバスホラーの老舗といえばアミカス・プロで「テラー博士の恐怖」「残酷の沼」「呪われた墓」といった一連の作品を手がけています。
他に個人的にお気に入りはマリオ・バーヴァの「ブラック・サバス/3つの顔」です。
80年代では「クリープショー」「トワイライトゾーン」や
他にスピルバーグが1作関わった「四次元への招待」なんてものもありましたね。
まとめてみる時間がないときは2時間ものではなくてオムニバスが手ごろでいいです。
他に個人的にお気に入りはマリオ・バーヴァの「ブラック・サバス/3つの顔」です。
80年代では「クリープショー」「トワイライトゾーン」や
他にスピルバーグが1作関わった「四次元への招待」なんてものもありましたね。
まとめてみる時間がないときは2時間ものではなくてオムニバスが手ごろでいいです。
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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