個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Cheun
(2010)タイ
出演…アーラック・アマラスパシリ
チャッチャイ・プレンパニット
ジェシカ・パサパン
監督…コンギアット・コムスリ
★★☆
〔ストーリー〕
猟奇的な殺人事件が多発。担当する刑事シンは、事件と関連しているとしか思えない、ある精神病者の告白を聞く。それは、赤いスーツケースが登場するというトラウマだった。遺体はすべて、赤いスーツケースに入れられて遺棄されていた…
シンは特例として、この精神病者の犯罪者・青年タイを捜査に協力させることにする。タイは少年時代を過ごした故郷へと、数年ぶりに帰還するのだが…
「アート・オブ・ザ・デビル」シリーズの監督さんの最新作。
これもまた、ずいぶん迷ったんですよ~、
途中まではすっごくよかったんです。でも、結末がなあ~、あーららなことになっちゃった。
本国の映画協会では、監督賞を受賞されたそうです。それで、なるほどなとうなずけるほど、ハイセンスな映像のオープニングです。そうなんですー、この作品、前半(3分の2くらい?)までは、かなーりおもしろい。タイ映画って、ぜんぜんばかにできなくなっちゃったなというくらい、レベルもあがってきております。
ストーリーは、バンコク市内を中心に、猟奇殺人事件が発生するところからはじまります。
事件内容はかなり残酷でして、犠牲者を徹底的に痛めつけてから、赤いスーツケースに詰めこんで遺棄するというもの。この犯人、赤いレインコートを着用しています。犠牲者も無差別に選んでいるようで、まったく手掛かりがありません。
事件を担当することになった刑事シン(チャッチャイ・プレンパニット)は、とある有力な情報を耳にします。それは、精神犯罪者ばかり集めた施設で、ひとりの青年が事件に関連すると思われる告白をカウンセリング中にしていたのです。青年はタイ(アーラック・アマラスパシリ)という名で、彼のトラウマには赤いスーツケースが出てくるのでした…
ここまでの導入部がほんとうにすばらしく、殺人シーンもショッキング、それぞれのキャラクターの登場の仕方も申しぶんなくカッコいい。もしかしてこれは、傑作では?? などと、期待しちゃいました。
監督のコンギアット・コムスリは、ごく最近活躍をはじめた方なんですよね。でも、この作品の観るかぎり、おそろしくこなれていて、腕もたしかなようです。これはもう、世界にじゅうぶん通用しちゃうレベル。タイ映画って、いつからこんなにハイセンスになったんでしょう? いたく感動しました。
シン刑事はなんか、よくある汚職刑事(?)のようでして、イケナイ人たちともつながりがあります。事件をいっこうに解決できないまま、ついには上司の息子までもが犠牲になっちゃった! これはもう、なりふりかまわず捜査にあたるしかありません。そこで、“赤いスーツケース” というキーワードをもとに、精神病棟にいたタイ青年を潜入捜査にあたらせるのです。このへんからもう、むちゃくちゃな展開なんですが。
タイ役のアーラックも、シン刑事のチャッチャイも男くさくて存在感アリアリ。やっぱり撮り方がうまいのでしょうかね? 突然凶行に走るシーンとか、妙にリアルで暴力的でした。
それで、このまんま猟奇スリラーのお話になっていくのかな? と思っていたら、タイが故郷に帰るところからちがう感じになっていきます。タイ青年、少年時代の思い出を回想していくと… そこに、赤いスーツケースのトラウマの原因となった、とある人物のことを思い出すのです。それは無邪気な少年時代の、かけがえのない記憶なのですが…
海外では異常に評価が高いんですが、日本人からすると、あれれな結末かもしれません。いえ、結末じたいは悪くないんです。ただ、あんまりとっぴもない発想なんで、どーしてもマンガちっくになっちゃった。
ストーリー的にもやたら重い内容でして、(最近のタイ映画、重いのばっかりですよね!)この、重いなら重いなりに、ラストまでシリアスさを貫いてほしかったかですかね。
ちょっとネタばらししてしまいますと、キャラの感情を吐露することに終始した結末でして、それがどうにもこうにも、メロドラマ風っぽい。前半部分のテンションの高さ、あの猟奇性はどこにいっちゃったんだ!! というくらい、ふつーのドラマになっちってます。最後の最後で、そんなにいい人ぶらなくても~~~、監督…
でも、映画のあり方としては上質の部類に入るかと思います。
導入部、前半部分はとにかく最高!! 主演のアーラックもよかった!!
結末は… 人によって好みがわかれるかもしれません。わたしはなんだかなーと、不服になっちゃいましたが。さて、みなさんの評価はどちらに?
渋いチンピラ、
シン刑事。
アブない青年、
異常者タイ。
つぎつぎと、おそろしい
殺人事件が…!!
捜査に協力するという条件
のもと、晴れて自由の身と
なったタイですが…
タイがたどりついた、
驚愕の真実とは…??
(2010)タイ
出演…アーラック・アマラスパシリ
チャッチャイ・プレンパニット
ジェシカ・パサパン
監督…コンギアット・コムスリ
★★☆
〔ストーリー〕
猟奇的な殺人事件が多発。担当する刑事シンは、事件と関連しているとしか思えない、ある精神病者の告白を聞く。それは、赤いスーツケースが登場するというトラウマだった。遺体はすべて、赤いスーツケースに入れられて遺棄されていた…
シンは特例として、この精神病者の犯罪者・青年タイを捜査に協力させることにする。タイは少年時代を過ごした故郷へと、数年ぶりに帰還するのだが…
「アート・オブ・ザ・デビル」シリーズの監督さんの最新作。
これもまた、ずいぶん迷ったんですよ~、
途中まではすっごくよかったんです。でも、結末がなあ~、あーららなことになっちゃった。
本国の映画協会では、監督賞を受賞されたそうです。それで、なるほどなとうなずけるほど、ハイセンスな映像のオープニングです。そうなんですー、この作品、前半(3分の2くらい?)までは、かなーりおもしろい。タイ映画って、ぜんぜんばかにできなくなっちゃったなというくらい、レベルもあがってきております。
ストーリーは、バンコク市内を中心に、猟奇殺人事件が発生するところからはじまります。
事件内容はかなり残酷でして、犠牲者を徹底的に痛めつけてから、赤いスーツケースに詰めこんで遺棄するというもの。この犯人、赤いレインコートを着用しています。犠牲者も無差別に選んでいるようで、まったく手掛かりがありません。
事件を担当することになった刑事シン(チャッチャイ・プレンパニット)は、とある有力な情報を耳にします。それは、精神犯罪者ばかり集めた施設で、ひとりの青年が事件に関連すると思われる告白をカウンセリング中にしていたのです。青年はタイ(アーラック・アマラスパシリ)という名で、彼のトラウマには赤いスーツケースが出てくるのでした…
ここまでの導入部がほんとうにすばらしく、殺人シーンもショッキング、それぞれのキャラクターの登場の仕方も申しぶんなくカッコいい。もしかしてこれは、傑作では?? などと、期待しちゃいました。
監督のコンギアット・コムスリは、ごく最近活躍をはじめた方なんですよね。でも、この作品の観るかぎり、おそろしくこなれていて、腕もたしかなようです。これはもう、世界にじゅうぶん通用しちゃうレベル。タイ映画って、いつからこんなにハイセンスになったんでしょう? いたく感動しました。
シン刑事はなんか、よくある汚職刑事(?)のようでして、イケナイ人たちともつながりがあります。事件をいっこうに解決できないまま、ついには上司の息子までもが犠牲になっちゃった! これはもう、なりふりかまわず捜査にあたるしかありません。そこで、“赤いスーツケース” というキーワードをもとに、精神病棟にいたタイ青年を潜入捜査にあたらせるのです。このへんからもう、むちゃくちゃな展開なんですが。
タイ役のアーラックも、シン刑事のチャッチャイも男くさくて存在感アリアリ。やっぱり撮り方がうまいのでしょうかね? 突然凶行に走るシーンとか、妙にリアルで暴力的でした。
それで、このまんま猟奇スリラーのお話になっていくのかな? と思っていたら、タイが故郷に帰るところからちがう感じになっていきます。タイ青年、少年時代の思い出を回想していくと… そこに、赤いスーツケースのトラウマの原因となった、とある人物のことを思い出すのです。それは無邪気な少年時代の、かけがえのない記憶なのですが…
海外では異常に評価が高いんですが、日本人からすると、あれれな結末かもしれません。いえ、結末じたいは悪くないんです。ただ、あんまりとっぴもない発想なんで、どーしてもマンガちっくになっちゃった。
ストーリー的にもやたら重い内容でして、(最近のタイ映画、重いのばっかりですよね!)この、重いなら重いなりに、ラストまでシリアスさを貫いてほしかったかですかね。
ちょっとネタばらししてしまいますと、キャラの感情を吐露することに終始した結末でして、それがどうにもこうにも、メロドラマ風っぽい。前半部分のテンションの高さ、あの猟奇性はどこにいっちゃったんだ!! というくらい、ふつーのドラマになっちってます。最後の最後で、そんなにいい人ぶらなくても~~~、監督…
でも、映画のあり方としては上質の部類に入るかと思います。
導入部、前半部分はとにかく最高!! 主演のアーラックもよかった!!
結末は… 人によって好みがわかれるかもしれません。わたしはなんだかなーと、不服になっちゃいましたが。さて、みなさんの評価はどちらに?
渋いチンピラ、
シン刑事。
アブない青年、
異常者タイ。
つぎつぎと、おそろしい
殺人事件が…!!
捜査に協力するという条件
のもと、晴れて自由の身と
なったタイですが…
タイがたどりついた、
驚愕の真実とは…??
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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