個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Linkeroever
(2008)ベルギー
出演…エリーン・クッペン
マシュアス・ショーナーツ
シエン・エッジャー
監督…ピーター・ヴァン・へス
★★★☆
〔ストーリー〕
長距離ランナーのマリーは、競技場のシャワールームで、アーチェリー選手のボブと知りあう。試合に負けて落ちこむマリーだが、ボブとだんだんいい雰囲気になっていく。しかし、またもや体調を崩すという悲劇が襲う。試合に出られなくなったマリーは現実逃避するように、ボブが暮らす公営団地に移り住む。そこは、マリーが暮らす町とは川むこうに位置する左岸にあった…
インテリジェンスなオカルト・ホラーと話題のようです。わたしもずいぶん悩んじゃいました。結末がちょっと、あれって感じなんです。でも、よくよく考えてみたら、一応筋は通っているのかなーと。
ベルギー・ホラーもはじめてかもしれないですね。外国映画はとかく、ストーリーが複雑でおもしろいです。ホラー度はそれほどでもありませんが、ドラマがしっかりしています。人物描写にも妙に生活感があるというか、ときに生々しくて人間ぽかったり。
一応ストーリー説明です。
陸上選手のマリー(エリーン・クッペン)は長距離ランナー、コーチからも期待される秘蔵っこ。ある日、練習を終えてシャワー室のロッカールームにいると、すっぽんぽんの男性がやってきます。彼はボブ(マシュアス・ショーナーツ)といって、すっぽんぽんボブいわく、「…あの、その、友だちが服を隠しちゃったみたいなんだよね… タ、タオル貸してくれない?」
これまたカッコ悪い出会いです!! ですが、いくらカッコ悪くても出会いは出会い。タオルをゲットしたボブ、それを洗って返すからと、さっそくつぎの約束をとりつけます。
約束の日、マリーは大会に負けてしまいます。といっても、2位という好成績だったんですが、彼女自身は納得がいかない。そこでコーチといい争ってしまい、落ちこんだところをボブ登場。ボブはアーチェリーの選手なのですが、見かけも好青年、マリーと意気投合します。
さっそくデートのお約束! ご機嫌ルンルン♪ のマリーですが、デートのために靴を新調しようとして、そこで倒れてしまいます。彼女は重度の貧血に陥っていて、くわしく検査するためには、つぎの試合出場は無理だといわれてしまうのです…
絶望しちゃうマリー。マリーは母(シエン・エッジャー)とふたり暮らしで、母親からも期待されていたのですね。やさしいボブに甘えて傷ついた心をいやし、ついにふたりは恋人同士に。試合のこと、コーチのこと、母親の影響から逃れるように、ボブの暮らす公営団地に同棲生活をはじめるのですが… その団地は、マリーの住んでいた地所とは川むこうに位置する左岸にあったのです…
英題では「Left Bank」、この、地所に関係したオカルティックなドラマが展開されるわけなんですが… オカルト展開も不気味おもしろいんですけど、マリーが等身大の女性として描かれていて、わりと文学的な趣きがあります。ボブとの関係にのめりこんでいく姿なんか、ひりひりした感じもあったりして、見ていて妙にせつなくて痛々しかったり。ボブも最初はいいやつなんですけど、パーフェクトなボーイフレンドではないんですよ。そんなもろもろの悩みをかかえて、不気味なこわさがじわじわ~っと…
じつは、その団地には以前ひとりの女性が行方不明になっていたのです。彼女の手紙を偶然手に入れたマリー、行方不明になった女性の恋人だったという、デレク青年(トム・デ・ウィスペラー)と連絡をとることになるのですが… そこからどんどん、不可解な事件に巻きこまれてしまい…??
…こんな感じで、途中までけっこうこわいんですけど、ラストであれ~っ!!
うーん、説明不足な感もあるんですが… なかなか奥の深いお話、とだけ書いておきます。人によっては、ここで評価がわかれるかもしれませんかね?
ですが、わたしはこういう不思議系のお話は好きなので、最後まで楽しめました。デヴィット・リンチとか好きな人なら、理解していただけるんじゃないでしょうか。
アメリカン・ホラーはカラッと明快ストーリーが多いですが、外国ホラーは最後までもやもや、霧のなか… その霧のなかに、いろんな恐怖や人生や問題が内包されているわけですよ!
左岸に建つ公営団地3棟。ちょっと不気味な雰囲気です。
ボブとマリー。
最初は静かですてきな
場所だと思っていましたが…
迷信深い母親は、
なにかを感じとり…?
そしてマリー自身に
忍びよる恐怖とは…??
(2008)ベルギー
出演…エリーン・クッペン
マシュアス・ショーナーツ
シエン・エッジャー
監督…ピーター・ヴァン・へス
★★★☆
〔ストーリー〕
長距離ランナーのマリーは、競技場のシャワールームで、アーチェリー選手のボブと知りあう。試合に負けて落ちこむマリーだが、ボブとだんだんいい雰囲気になっていく。しかし、またもや体調を崩すという悲劇が襲う。試合に出られなくなったマリーは現実逃避するように、ボブが暮らす公営団地に移り住む。そこは、マリーが暮らす町とは川むこうに位置する左岸にあった…
インテリジェンスなオカルト・ホラーと話題のようです。わたしもずいぶん悩んじゃいました。結末がちょっと、あれって感じなんです。でも、よくよく考えてみたら、一応筋は通っているのかなーと。
ベルギー・ホラーもはじめてかもしれないですね。外国映画はとかく、ストーリーが複雑でおもしろいです。ホラー度はそれほどでもありませんが、ドラマがしっかりしています。人物描写にも妙に生活感があるというか、ときに生々しくて人間ぽかったり。
一応ストーリー説明です。
陸上選手のマリー(エリーン・クッペン)は長距離ランナー、コーチからも期待される秘蔵っこ。ある日、練習を終えてシャワー室のロッカールームにいると、すっぽんぽんの男性がやってきます。彼はボブ(マシュアス・ショーナーツ)といって、すっぽんぽんボブいわく、「…あの、その、友だちが服を隠しちゃったみたいなんだよね… タ、タオル貸してくれない?」
これまたカッコ悪い出会いです!! ですが、いくらカッコ悪くても出会いは出会い。タオルをゲットしたボブ、それを洗って返すからと、さっそくつぎの約束をとりつけます。
約束の日、マリーは大会に負けてしまいます。といっても、2位という好成績だったんですが、彼女自身は納得がいかない。そこでコーチといい争ってしまい、落ちこんだところをボブ登場。ボブはアーチェリーの選手なのですが、見かけも好青年、マリーと意気投合します。
さっそくデートのお約束! ご機嫌ルンルン♪ のマリーですが、デートのために靴を新調しようとして、そこで倒れてしまいます。彼女は重度の貧血に陥っていて、くわしく検査するためには、つぎの試合出場は無理だといわれてしまうのです…
絶望しちゃうマリー。マリーは母(シエン・エッジャー)とふたり暮らしで、母親からも期待されていたのですね。やさしいボブに甘えて傷ついた心をいやし、ついにふたりは恋人同士に。試合のこと、コーチのこと、母親の影響から逃れるように、ボブの暮らす公営団地に同棲生活をはじめるのですが… その団地は、マリーの住んでいた地所とは川むこうに位置する左岸にあったのです…
英題では「Left Bank」、この、地所に関係したオカルティックなドラマが展開されるわけなんですが… オカルト展開も不気味おもしろいんですけど、マリーが等身大の女性として描かれていて、わりと文学的な趣きがあります。ボブとの関係にのめりこんでいく姿なんか、ひりひりした感じもあったりして、見ていて妙にせつなくて痛々しかったり。ボブも最初はいいやつなんですけど、パーフェクトなボーイフレンドではないんですよ。そんなもろもろの悩みをかかえて、不気味なこわさがじわじわ~っと…
じつは、その団地には以前ひとりの女性が行方不明になっていたのです。彼女の手紙を偶然手に入れたマリー、行方不明になった女性の恋人だったという、デレク青年(トム・デ・ウィスペラー)と連絡をとることになるのですが… そこからどんどん、不可解な事件に巻きこまれてしまい…??
…こんな感じで、途中までけっこうこわいんですけど、ラストであれ~っ!!
うーん、説明不足な感もあるんですが… なかなか奥の深いお話、とだけ書いておきます。人によっては、ここで評価がわかれるかもしれませんかね?
ですが、わたしはこういう不思議系のお話は好きなので、最後まで楽しめました。デヴィット・リンチとか好きな人なら、理解していただけるんじゃないでしょうか。
アメリカン・ホラーはカラッと明快ストーリーが多いですが、外国ホラーは最後までもやもや、霧のなか… その霧のなかに、いろんな恐怖や人生や問題が内包されているわけですよ!
左岸に建つ公営団地3棟。ちょっと不気味な雰囲気です。
ボブとマリー。
最初は静かですてきな
場所だと思っていましたが…
迷信深い母親は、
なにかを感じとり…?
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忍びよる恐怖とは…??
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
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