個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Ghost in the Machine
(1993)アメリカ
出演…カレン・アレン
クリス・マルケイ
テッド・マルクス
監督…レイチェル・タラレイ
★★☆
〔ストーリー〕
住所録を入手しては、そこに記載された家族を惨殺していく狂気の殺人鬼カール。ある日、彼が勤める家電製品店に、そうとは知らないテリーとジョシュの母子がやってくる。新しい情報処理ソフトに夢中になって、アドレス帳を置き忘れてしまうテリー。それを手に入れたのは…
そして、内なる狂気に突き動かされるように、ある晩カールは車を暴走、墓地に突っこんで意識不明の重態となり病院へ運ばれるのだが…
90年代というと、やたらとバーチャルものが流行って、いかがわしいCG処理が映画界に多用されていた時期でもありました。この作品は、そんななかでもお気に入りのひとつです。
邦題は「ヴァイラス/インターネットの殺人鬼」。…あ、同タイトルの「Virus」(「ヴァイラス」1999)とは似ても似つかない内容です。(← こちらは、硬派でマジメで、ちょっと地味~なSFサバイバル・ホラーです)。今回ご紹介します作品は、「The Lawnmower Man」(「バーチャル・ウォーズ」1992)とけっこう雰囲気が似てるかもです。製作年も近いですしね。トンデモ設定がまた、非常によく似ています。トンデモ・ストーリーもまた、90年代ならではの暴走っぷりで、なかなかイカしているんですよ。
ヒロインのシングルマザー、テリーを演じるのは、「インディ・ジョーンズ」シリーズでおなじみのカレン・アレン。彼女がアドレス帳を置き忘れてしまったことから、それが無差別殺人鬼の手にわたってしまい、彼に狙われるようになってしまう… というよくあるストーリーなのですが、そこに仮想現実を追加しまして、当時は最先端だったと思われるCG映像がてんこもりとなっています。とあるフツーの殺人鬼が、実体を持たない “最強のモンスター” に変身しちゃう理屈がまた、ありえなくてトンデモすぎるのです。
殺人鬼カール(テッド・マルクス)は、ある晩車を暴走、ゲラゲラ笑いながらそのまま墓地に突っこんで、意識不明の重態となっちまいます。病院に運ばれて、そこでMRI検査を受けている最中に、いきなり落雷。と同時に、彼は臨終してしまいます… ですが、落雷時の異常な電流過多によって、MRIがデータ化した彼の脳の情報(…なんのこっちゃい?)をネットに飛ばしてしまい(…だから、な、なんのこっちゃい?!)、彼の邪悪な意識だけが電子社会に生き残って、ヴァーチャル界の悪霊と化してしまうのです… うーむ、あなおそろしや、90年代ムービー!!
フツーに考えてみても、MRIが人間の意識までデータ化するなんてありえないんですが、そこはそこ、うさん臭いホラーに徹しているところが潔いです。この悪霊ちゃん、副題では「インターネットの殺人鬼」なんてついてますが、なぜか電線や電気コードまでも自由に行き来して、罪のない人間をばかばか殺していきます。ついでに、コンピューター機器が組みこまれていないはずの電化製品(…人がスイッチで作動させるやつね)まで、なぜだか自在に稼動できちゃうし! なんでもありじゃんか~、こんな最強、どうやって退治するの? と思っていたら、ちゃんとできちゃうんですね。だって、トンデモ映画ですもん♪
カールの異常性もしっかり描かれていて、冒頭のある一家を惨殺するエピソードもおもしろいです。悪霊と化してからのカールの第一犠牲者のシーンがまた、気合入っています。残念なのは、この残酷度がすこしずつあがっていくと、「ファイナル・デスティネーション」シリーズみたいにさらに盛りあがったんですけどねー。
いま観てみると、バカバカしい娯楽作として片づけられそうですが、当時の電子社会にたいする不安や警戒が露骨に表現されていて、それが現在では、「ネットを悪用する側の人間」、「そうした人間に操られてしまう社会」… といったことに恐怖のテーマが移行してきたんだな、と、よくわかります。
あと、監督のレイチェル・タラレイは、「Freddy's Dead: The Final Nightmare」(「エルム街の悪夢/ザ・ファイナルナイトメア」1991)を撮った方ですね。最近はもっぱら、テレビドラマの監督というイメージがありますが。
殺人鬼カール(テッド・マルケス)。
殺害方法もバラエティに富んでます。
ジョークも通じるヤツですよ!
ひとり、恐怖の真相を
突き止めてしまうブラム
(クリス・マルケイ)!
ついに実体化した
カールの怨霊は…!!
身体を持たない
モンスター相手に、
勝算はあるのでしょうか…?!
(1993)アメリカ
出演…カレン・アレン
クリス・マルケイ
テッド・マルクス
監督…レイチェル・タラレイ
★★☆
〔ストーリー〕
住所録を入手しては、そこに記載された家族を惨殺していく狂気の殺人鬼カール。ある日、彼が勤める家電製品店に、そうとは知らないテリーとジョシュの母子がやってくる。新しい情報処理ソフトに夢中になって、アドレス帳を置き忘れてしまうテリー。それを手に入れたのは…
そして、内なる狂気に突き動かされるように、ある晩カールは車を暴走、墓地に突っこんで意識不明の重態となり病院へ運ばれるのだが…
90年代というと、やたらとバーチャルものが流行って、いかがわしいCG処理が映画界に多用されていた時期でもありました。この作品は、そんななかでもお気に入りのひとつです。
邦題は「ヴァイラス/インターネットの殺人鬼」。…あ、同タイトルの「Virus」(「ヴァイラス」1999)とは似ても似つかない内容です。(← こちらは、硬派でマジメで、ちょっと地味~なSFサバイバル・ホラーです)。今回ご紹介します作品は、「The Lawnmower Man」(「バーチャル・ウォーズ」1992)とけっこう雰囲気が似てるかもです。製作年も近いですしね。トンデモ設定がまた、非常によく似ています。トンデモ・ストーリーもまた、90年代ならではの暴走っぷりで、なかなかイカしているんですよ。
ヒロインのシングルマザー、テリーを演じるのは、「インディ・ジョーンズ」シリーズでおなじみのカレン・アレン。彼女がアドレス帳を置き忘れてしまったことから、それが無差別殺人鬼の手にわたってしまい、彼に狙われるようになってしまう… というよくあるストーリーなのですが、そこに仮想現実を追加しまして、当時は最先端だったと思われるCG映像がてんこもりとなっています。とあるフツーの殺人鬼が、実体を持たない “最強のモンスター” に変身しちゃう理屈がまた、ありえなくてトンデモすぎるのです。
殺人鬼カール(テッド・マルクス)は、ある晩車を暴走、ゲラゲラ笑いながらそのまま墓地に突っこんで、意識不明の重態となっちまいます。病院に運ばれて、そこでMRI検査を受けている最中に、いきなり落雷。と同時に、彼は臨終してしまいます… ですが、落雷時の異常な電流過多によって、MRIがデータ化した彼の脳の情報(…なんのこっちゃい?)をネットに飛ばしてしまい(…だから、な、なんのこっちゃい?!)、彼の邪悪な意識だけが電子社会に生き残って、ヴァーチャル界の悪霊と化してしまうのです… うーむ、あなおそろしや、90年代ムービー!!
フツーに考えてみても、MRIが人間の意識までデータ化するなんてありえないんですが、そこはそこ、うさん臭いホラーに徹しているところが潔いです。この悪霊ちゃん、副題では「インターネットの殺人鬼」なんてついてますが、なぜか電線や電気コードまでも自由に行き来して、罪のない人間をばかばか殺していきます。ついでに、コンピューター機器が組みこまれていないはずの電化製品(…人がスイッチで作動させるやつね)まで、なぜだか自在に稼動できちゃうし! なんでもありじゃんか~、こんな最強、どうやって退治するの? と思っていたら、ちゃんとできちゃうんですね。だって、トンデモ映画ですもん♪
カールの異常性もしっかり描かれていて、冒頭のある一家を惨殺するエピソードもおもしろいです。悪霊と化してからのカールの第一犠牲者のシーンがまた、気合入っています。残念なのは、この残酷度がすこしずつあがっていくと、「ファイナル・デスティネーション」シリーズみたいにさらに盛りあがったんですけどねー。
いま観てみると、バカバカしい娯楽作として片づけられそうですが、当時の電子社会にたいする不安や警戒が露骨に表現されていて、それが現在では、「ネットを悪用する側の人間」、「そうした人間に操られてしまう社会」… といったことに恐怖のテーマが移行してきたんだな、と、よくわかります。
あと、監督のレイチェル・タラレイは、「Freddy's Dead: The Final Nightmare」(「エルム街の悪夢/ザ・ファイナルナイトメア」1991)を撮った方ですね。最近はもっぱら、テレビドラマの監督というイメージがありますが。
殺人鬼カール(テッド・マルケス)。
殺害方法もバラエティに富んでます。
ジョークも通じるヤツですよ!
ひとり、恐怖の真相を
突き止めてしまうブラム
(クリス・マルケイ)!
ついに実体化した
カールの怨霊は…!!
身体を持たない
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勝算はあるのでしょうか…?!
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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