個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Aparecidos
(2007)スウェーデン/アルゼンチン/スペイン
出演…ルス・ディアス
ハビエル・ペレイラ
へクトル・ビドンテ
監督…パコ・カベサス
★★☆
〔ストーリー〕
マレナとパブロの姉弟は、離婚して病身となった父親を見舞いに、はるばるアルゼンチンの病院にやってくる。しかし、父にもはや意識はなく、もう長くないことはふたりともよくわかっていた。傷ついた心をごまかすように、明るく振る舞うパブロ。そんな彼を心配するマレナ。途中で車を停めてひと休みしていると、ひとりの少女が車のタイヤを一生懸命覗きこんでいる。パブロが手を貸そうとすると、少女はいつの間にか消えていて、ぼろきれに包まれた日記帳があらわれた…
最近ほんとうに元気のいいスペイン・ホラーから、またまたおニューな一作をご紹介です!
監督さんは、はじめて名前を聞く方です。じつはそれほどこわくも、新しくもないんですが、やはりスペイン・ホラーは奥が深くてあなどれないなー、と感じてしまう一品でした。英題では、「The Appeared」となっています。
おおまかな説明をしますと、姉弟たちが発見した日記帳というのが、どうやら殺人犯のもののようなんですね。しかも、20年もまえの。以前にあらすじを読んだとき、殺人鬼が残したうんぬん… のサイコ・サスペンス? かと思ったんですが、そこはさすがスペイン、ミステリで味つけしたゴースト・ストーリーでした。
マレナ(ルス・ディアス)とパブロ(ハビエル・ペレイラ)は、仲のよい姉弟。休日を利用して、アルゼンチンの病院に入院中の老いた父親を見舞いにくるのですが、彼に意識はなく、担当するお医者さんも 「希望を持つことは無駄なこと」 と、冷酷に宣言します。思っていた以上に傷ついてしまうパブロ。彼が姉より感受性が強いという設定も、このさきの物語のちょっとしたミソになっています。
病院を出たふたりは、旅行を再開します。途中で車を停めてひと休みしていると、ひとりの女の子が後輪タイヤのそばに座りこんで、なにやらゴソゴソ探しているではありませんか… 「どしたの? なにか失くしちゃったの?」と、気のいいパブロは手伝ってあげます。すると、ぼろきれに包まれたノートが出現。なんだコレ… いつの間に? と、とまどっていると、少女が忽然と姿を消しています。ひぃ~、ゴーストなストーリーのはじまりです。
この日記帳というのがまた、奇怪で不気味な内容なんです。ある家族の惨殺事件について、詳細に、まるで見てきたように書かれていて、ご丁寧に手書きの地図やポラロイド写真まで入っています。悪趣味が乗じて、写真に写っていた惨劇の舞台の宿を発見するパブロとマレナ。「206号室に泊まりたい!」(← 事件のあった場所です)と、はしゃぐパブロですが、マレナが受けとった鍵は、隣の207号室のものでした…
浮かばれない幽霊が惨劇の場面をくりかえす、という映画や小説はわりとあるんですけど、こちらはそうじゃないパターン。ただ、ミステリの部分にもうちょっと説得力がほしかったですね。犯人像はもとより、犯行の真の動機とかを… それから、日記とリンクする部分をもうちょい増やせば、もっとおもしろくなったかな? などという、素人な意見を持ってみたり…
ですが、オーソドックスながら、こういうこわがらせ方をする映画は大好きです。ちなみに、エンディングもよかったです。
今後もますます、スペイン・ホラーから目が離せなくなりました!
マレナ役のルス・ディアス。
「Para entrar a Vivir」(「悪魔の管理人」2006)
にも出演しているそうですが、どんな役だったか
憶えてないなあ…
パブロ役のハビエル・ペレイラ。
クルクル巻き毛がちょっとかわいいですね。
ふたりのまえに何度も
あらわれる、少女の
正体は…?
とうとう彼女を救出
しちゃったのです
が…!!
殺人鬼はほんとうに
存在するのでしょう
か…?!
(2007)スウェーデン/アルゼンチン/スペイン
出演…ルス・ディアス
ハビエル・ペレイラ
へクトル・ビドンテ
監督…パコ・カベサス
★★☆
〔ストーリー〕
マレナとパブロの姉弟は、離婚して病身となった父親を見舞いに、はるばるアルゼンチンの病院にやってくる。しかし、父にもはや意識はなく、もう長くないことはふたりともよくわかっていた。傷ついた心をごまかすように、明るく振る舞うパブロ。そんな彼を心配するマレナ。途中で車を停めてひと休みしていると、ひとりの少女が車のタイヤを一生懸命覗きこんでいる。パブロが手を貸そうとすると、少女はいつの間にか消えていて、ぼろきれに包まれた日記帳があらわれた…
最近ほんとうに元気のいいスペイン・ホラーから、またまたおニューな一作をご紹介です!
監督さんは、はじめて名前を聞く方です。じつはそれほどこわくも、新しくもないんですが、やはりスペイン・ホラーは奥が深くてあなどれないなー、と感じてしまう一品でした。英題では、「The Appeared」となっています。
おおまかな説明をしますと、姉弟たちが発見した日記帳というのが、どうやら殺人犯のもののようなんですね。しかも、20年もまえの。以前にあらすじを読んだとき、殺人鬼が残したうんぬん… のサイコ・サスペンス? かと思ったんですが、そこはさすがスペイン、ミステリで味つけしたゴースト・ストーリーでした。
マレナ(ルス・ディアス)とパブロ(ハビエル・ペレイラ)は、仲のよい姉弟。休日を利用して、アルゼンチンの病院に入院中の老いた父親を見舞いにくるのですが、彼に意識はなく、担当するお医者さんも 「希望を持つことは無駄なこと」 と、冷酷に宣言します。思っていた以上に傷ついてしまうパブロ。彼が姉より感受性が強いという設定も、このさきの物語のちょっとしたミソになっています。
病院を出たふたりは、旅行を再開します。途中で車を停めてひと休みしていると、ひとりの女の子が後輪タイヤのそばに座りこんで、なにやらゴソゴソ探しているではありませんか… 「どしたの? なにか失くしちゃったの?」と、気のいいパブロは手伝ってあげます。すると、ぼろきれに包まれたノートが出現。なんだコレ… いつの間に? と、とまどっていると、少女が忽然と姿を消しています。ひぃ~、ゴーストなストーリーのはじまりです。
この日記帳というのがまた、奇怪で不気味な内容なんです。ある家族の惨殺事件について、詳細に、まるで見てきたように書かれていて、ご丁寧に手書きの地図やポラロイド写真まで入っています。悪趣味が乗じて、写真に写っていた惨劇の舞台の宿を発見するパブロとマレナ。「206号室に泊まりたい!」(← 事件のあった場所です)と、はしゃぐパブロですが、マレナが受けとった鍵は、隣の207号室のものでした…
浮かばれない幽霊が惨劇の場面をくりかえす、という映画や小説はわりとあるんですけど、こちらはそうじゃないパターン。ただ、ミステリの部分にもうちょっと説得力がほしかったですね。犯人像はもとより、犯行の真の動機とかを… それから、日記とリンクする部分をもうちょい増やせば、もっとおもしろくなったかな? などという、素人な意見を持ってみたり…
ですが、オーソドックスながら、こういうこわがらせ方をする映画は大好きです。ちなみに、エンディングもよかったです。
今後もますます、スペイン・ホラーから目が離せなくなりました!
マレナ役のルス・ディアス。
「Para entrar a Vivir」(「悪魔の管理人」2006)
にも出演しているそうですが、どんな役だったか
憶えてないなあ…
パブロ役のハビエル・ペレイラ。
クルクル巻き毛がちょっとかわいいですね。
ふたりのまえに何度も
あらわれる、少女の
正体は…?
とうとう彼女を救出
しちゃったのです
が…!!
殺人鬼はほんとうに
存在するのでしょう
か…?!
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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