個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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The Poughkeepsie
Tapes
(2007) アメリカ
出演…ステイシー・チョボウスキー
ベン・メズマー
サマンサ・ロブソン
監督…ジョン・エリック・ドゥードル
脚本…ドリュー・ドゥードル
★★☆
〔ストーリー〕
ニューヨーク州ポキプシーで、全米を騒がせていた連続大量殺人鬼がついに逮捕。犯人の自宅の庭からは遺体が次々と発見され、クローゼットには100本以上のビデオテープがあった。そこには、これまでの犠牲者たちが殺害される瞬間が撮影されていた…!! スナッフ・フィルムをモチーフに描いた、擬似ドキュメンタリー。
ジョン・エリック・ドゥードル、ドリュー・ドゥードル兄弟というと、バラゲロ&プラサ監督の「〔Rec〕」(「REC/レック」2007)のリメイク、「Quarantine」(2008)を撮った方々です。が、評価のほうはあんまり芳しくなく、「こんな出来でリメイクする必要があったのか?」、なんて声も聞かれますが、この作品で注目を集めて頭角をあらわしてきました。トライベッカでも話題になりました。殺人鬼の残したビデオテープをもとに描いた、モキュメンタリーです。
はじめにトレイラーを見たとき、かなりアブなそうな映画だな~、という感想を抱いたのですが、これがなんと、けっこう真面目に撮られています。もちろん、主観撮影(POV)特有のいかがわしさやうさん臭さもありますが、全体としては「The Blair Witch Project」(「ブレアウィッチ・プロジェクト」1999)をさらに手堅く、硬派に仕上げた感じ。これはまた評価がわかれそうな作品ですが、前半はハラハラ不気味で、けっこうこわいです。
モキュメンタリーということで、オープニングにレポーターが登場、そのほか、FBI捜査官や警官といったさまざまなスペシャリストたちが登場します。そして事件を詳細に、ひとつひとつ検証していきながら、犯人の残したテープ(“ポキプシー・テープ”)の内容が挿入されていく、といった具合です。
殺人鬼は当然異常に描かれているのですが、犯行の残虐さ、ショッキングさを強調するというよりも、あくまでリアリティ重視の内容… といいつつも、しょっぱなから少女を殴って連れ去るシーンは、たいへんショッキングです。“ポキプシー・テープ” に替わると、画像が乱れてあちこちにノイズが入ります。「これは狙いすぎなんじゃない…?」、と苦笑しつつも、だんだん笑顔がひきつってきちゃうから不思議です。だって、モキュメンタリーといえ、現実にこんな殺人鬼がアメリカにはうようよいますからね。そうしたリアルな背景が、この作品を支えているひとつかもしれません。
(! …余談ですが、ポキプシーにじっさいに連続殺人犯がいまして、彼の場合は売春婦ばかりを狙って殺害していたそうです。もしかしたら、この実話にインスパイアされたのかもしれません!)
映画の中の殺人鬼は男女の別なく、子供でさえ標的にします。とくに、彼の車にあっさり乗りこんでしまう女性のシーンなんか、「どうして見知らぬ人間をかんたんに信用しちゃうかな~!!」 と、苛立ってしまいました。なのですが、あくまでアイデア先決の作品なので、見慣れてきてしまう(?)と、とくにこれといった新展開もなく、飽きがくるのはたしか。このあたり、もうすこし工夫の必要があったのでは?
「Quarantine」は未見なのですが、ついでに、彼らがアメリカン・ホラーをしょって立つ、ということはたぶんないと思うのですが、すくなくともこの作品には彼らの若さや才気が感じられます。
冒頭、娼婦にお尻で
風船を割るように強要。
何プレイ?
犠牲者たちの遺体
発見記事が紙面を
賑わせています。
行方不明となったシェリル
の運命は?
犯人登場!!
不気味なお面
(ペスト流行時の鳥のお面?)
がお気にのようです。
ノイズだらけの歪んだ
世界に、女性の悲鳴が
響きわたる!!
Tapes
(2007) アメリカ
出演…ステイシー・チョボウスキー
ベン・メズマー
サマンサ・ロブソン
監督…ジョン・エリック・ドゥードル
脚本…ドリュー・ドゥードル
★★☆
〔ストーリー〕
ニューヨーク州ポキプシーで、全米を騒がせていた連続大量殺人鬼がついに逮捕。犯人の自宅の庭からは遺体が次々と発見され、クローゼットには100本以上のビデオテープがあった。そこには、これまでの犠牲者たちが殺害される瞬間が撮影されていた…!! スナッフ・フィルムをモチーフに描いた、擬似ドキュメンタリー。
ジョン・エリック・ドゥードル、ドリュー・ドゥードル兄弟というと、バラゲロ&プラサ監督の「〔Rec〕」(「REC/レック」2007)のリメイク、「Quarantine」(2008)を撮った方々です。が、評価のほうはあんまり芳しくなく、「こんな出来でリメイクする必要があったのか?」、なんて声も聞かれますが、この作品で注目を集めて頭角をあらわしてきました。トライベッカでも話題になりました。殺人鬼の残したビデオテープをもとに描いた、モキュメンタリーです。
はじめにトレイラーを見たとき、かなりアブなそうな映画だな~、という感想を抱いたのですが、これがなんと、けっこう真面目に撮られています。もちろん、主観撮影(POV)特有のいかがわしさやうさん臭さもありますが、全体としては「The Blair Witch Project」(「ブレアウィッチ・プロジェクト」1999)をさらに手堅く、硬派に仕上げた感じ。これはまた評価がわかれそうな作品ですが、前半はハラハラ不気味で、けっこうこわいです。
モキュメンタリーということで、オープニングにレポーターが登場、そのほか、FBI捜査官や警官といったさまざまなスペシャリストたちが登場します。そして事件を詳細に、ひとつひとつ検証していきながら、犯人の残したテープ(“ポキプシー・テープ”)の内容が挿入されていく、といった具合です。
殺人鬼は当然異常に描かれているのですが、犯行の残虐さ、ショッキングさを強調するというよりも、あくまでリアリティ重視の内容… といいつつも、しょっぱなから少女を殴って連れ去るシーンは、たいへんショッキングです。“ポキプシー・テープ” に替わると、画像が乱れてあちこちにノイズが入ります。「これは狙いすぎなんじゃない…?」、と苦笑しつつも、だんだん笑顔がひきつってきちゃうから不思議です。だって、モキュメンタリーといえ、現実にこんな殺人鬼がアメリカにはうようよいますからね。そうしたリアルな背景が、この作品を支えているひとつかもしれません。
(! …余談ですが、ポキプシーにじっさいに連続殺人犯がいまして、彼の場合は売春婦ばかりを狙って殺害していたそうです。もしかしたら、この実話にインスパイアされたのかもしれません!)
映画の中の殺人鬼は男女の別なく、子供でさえ標的にします。とくに、彼の車にあっさり乗りこんでしまう女性のシーンなんか、「どうして見知らぬ人間をかんたんに信用しちゃうかな~!!」 と、苛立ってしまいました。なのですが、あくまでアイデア先決の作品なので、見慣れてきてしまう(?)と、とくにこれといった新展開もなく、飽きがくるのはたしか。このあたり、もうすこし工夫の必要があったのでは?
「Quarantine」は未見なのですが、ついでに、彼らがアメリカン・ホラーをしょって立つ、ということはたぶんないと思うのですが、すくなくともこの作品には彼らの若さや才気が感じられます。
冒頭、娼婦にお尻で
風船を割るように強要。
何プレイ?
犠牲者たちの遺体
発見記事が紙面を
賑わせています。
行方不明となったシェリル
の運命は?
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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