個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Eden Log
(2007)フランス
出演…クローヴィス・コルニヤック
ヴィマーラ・ポンズ
ゾハー・ウェクスラー
監督…フランク・ヴェスティエル
★★☆
〔ストーリー〕
男が寒さに目を覚ますと、そこは暗闇。裸で泥だらけ、自分がだれなのか、ここがどこなのかも思い出せない… おそるおそる辺りを窺ってみると、傍らには死体が! なんとか懐中電灯を見つけた彼は、洞窟のようなこの場所から脱出を試みようとするのだが…
まったくの前知識もなしに鑑賞してしまったのですが、この作品、サイファイだったのですねー。評価はまっぷたつに分かれているようですが、わたしはまあまあ楽しめました。フランス産のサイファイ・ホラーです。
クローヴィス・コロニヤック演じる男が目を覚ますと、そこは暗闇。おまけに裸で泥だらけ。すっごく寒いし。ここはどこ、わたしはだれ?? 状態で、断続的にフラッシュと騒音が起こって彼の困惑をあらわします。そして、隣には死体が転がっているじゃあーりませんか! ひえ~、なんなの?? と、おっかなびっくり、ナゾの脱出劇がはじまるのですが…
このオープニングがほんとうに真っ暗で、観ているこちらにもなにもわからないという状況です。といいますか、全編薄暗かったり、ナゾナゾだったり、見えにくかったりします。それがこの映画のよさなんですけどね。似たような作品としてすぐに思い浮かべてしまうのが、「CUBE」(「CUBE/キューブ」1997)、塚本晋也監督の「HAZE/ヘイズ」(2005)みたいなものがあったりするのですが、あっと驚く結末が待っている脱出系かと思ってしまわれると、これまたちがうんですけれど…
主人公はナゾの暗闇を懐中電灯片手に必死の探索、なんとか出口らしき場所までたどりつきます。しかし、電力が途絶えているのか、ドアはなかなか開きません。ディスクらしきものを発見した彼はさっそく再生してみると、壁に複数の女性が同時に喋りだす映像が映しだされます… 彼女たちはなにを伝えようとしているのか? そして、壁の一隅には「-4」という数字が。どうやらここが、地下四階であるらしいことを示しているようなのですが…
まるでなにもわからない状態からはじまって、すこしずつそのナゾが追加されていく、というのはたしかにラストまで引っぱります。まず、映像が薄暗いんですけど、硬派なサイファイしていて、青っぽい、メタリックな世界観がうつくしいです。彼がいるのは遺棄された地下研究施設のようなのですが、あちこちに木の根が張っていて壊れかけています。ここにミュータントが登場するんですが、すっごく弱くて拍子抜け!(もうちょっとコワかったらな~)、…あ、すこし「The Descent」(「ディセント」2005)の地底人を想起させます。気のせいか、顔まで似てるような気がしてきました。
この手の作品て、オチありきになってしまう傾向が強いですが、そう思いながら観てしまうと、あまり楽しめないかもしれません。むしろ、その過程をじっくり味わうべき映画だと思います。
敏感な人にはこれだけでわかってしまうかもしれませんが、日本のアニメ大好きフランスということで、この作品にもそんな影響が色濃く窺えます。まず、巨大な樹木の根が絡みあっているという神秘的な絵は、いわずもがな、宮崎駿監督の世界みたいだし、オチは森田修平監督ぽいんですよ。
ここまで引っぱって、う~ん、ちょい弱いかな~? という感触がなきにしもあらず… なんですが、そこにいきつくまでのなんだかんだがわりとおもしろいです。ミステリアスな地下世界の造形も一見の価値あり。映画はエンディングの理解じゃない、その過程にある! という方のみ、オススメ。
いつまでも裸じゃかわい
そうということで、やっと
こさ服を見つけた
クローヴィス・コルニヤック。
いきなり捕獲
されちゃった!
吊るされてます…
途中で出会ったナゾ
の女性
(ヴィマーラ・ポンズ)。
迷路のような地下施設
をふたりで歩きまわる
のですが…
「ウガーッ!!」
ミューたん、登場!!
(2007)フランス
出演…クローヴィス・コルニヤック
ヴィマーラ・ポンズ
ゾハー・ウェクスラー
監督…フランク・ヴェスティエル
★★☆
〔ストーリー〕
男が寒さに目を覚ますと、そこは暗闇。裸で泥だらけ、自分がだれなのか、ここがどこなのかも思い出せない… おそるおそる辺りを窺ってみると、傍らには死体が! なんとか懐中電灯を見つけた彼は、洞窟のようなこの場所から脱出を試みようとするのだが…
まったくの前知識もなしに鑑賞してしまったのですが、この作品、サイファイだったのですねー。評価はまっぷたつに分かれているようですが、わたしはまあまあ楽しめました。フランス産のサイファイ・ホラーです。
クローヴィス・コロニヤック演じる男が目を覚ますと、そこは暗闇。おまけに裸で泥だらけ。すっごく寒いし。ここはどこ、わたしはだれ?? 状態で、断続的にフラッシュと騒音が起こって彼の困惑をあらわします。そして、隣には死体が転がっているじゃあーりませんか! ひえ~、なんなの?? と、おっかなびっくり、ナゾの脱出劇がはじまるのですが…
このオープニングがほんとうに真っ暗で、観ているこちらにもなにもわからないという状況です。といいますか、全編薄暗かったり、ナゾナゾだったり、見えにくかったりします。それがこの映画のよさなんですけどね。似たような作品としてすぐに思い浮かべてしまうのが、「CUBE」(「CUBE/キューブ」1997)、塚本晋也監督の「HAZE/ヘイズ」(2005)みたいなものがあったりするのですが、あっと驚く結末が待っている脱出系かと思ってしまわれると、これまたちがうんですけれど…
主人公はナゾの暗闇を懐中電灯片手に必死の探索、なんとか出口らしき場所までたどりつきます。しかし、電力が途絶えているのか、ドアはなかなか開きません。ディスクらしきものを発見した彼はさっそく再生してみると、壁に複数の女性が同時に喋りだす映像が映しだされます… 彼女たちはなにを伝えようとしているのか? そして、壁の一隅には「-4」という数字が。どうやらここが、地下四階であるらしいことを示しているようなのですが…
まるでなにもわからない状態からはじまって、すこしずつそのナゾが追加されていく、というのはたしかにラストまで引っぱります。まず、映像が薄暗いんですけど、硬派なサイファイしていて、青っぽい、メタリックな世界観がうつくしいです。彼がいるのは遺棄された地下研究施設のようなのですが、あちこちに木の根が張っていて壊れかけています。ここにミュータントが登場するんですが、すっごく弱くて拍子抜け!(もうちょっとコワかったらな~)、…あ、すこし「The Descent」(「ディセント」2005)の地底人を想起させます。気のせいか、顔まで似てるような気がしてきました。
この手の作品て、オチありきになってしまう傾向が強いですが、そう思いながら観てしまうと、あまり楽しめないかもしれません。むしろ、その過程をじっくり味わうべき映画だと思います。
敏感な人にはこれだけでわかってしまうかもしれませんが、日本のアニメ大好きフランスということで、この作品にもそんな影響が色濃く窺えます。まず、巨大な樹木の根が絡みあっているという神秘的な絵は、いわずもがな、宮崎駿監督の世界みたいだし、オチは森田修平監督ぽいんですよ。
ここまで引っぱって、う~ん、ちょい弱いかな~? という感触がなきにしもあらず… なんですが、そこにいきつくまでのなんだかんだがわりとおもしろいです。ミステリアスな地下世界の造形も一見の価値あり。映画はエンディングの理解じゃない、その過程にある! という方のみ、オススメ。
いつまでも裸じゃかわい
そうということで、やっと
こさ服を見つけた
クローヴィス・コルニヤック。
いきなり捕獲
されちゃった!
吊るされてます…
途中で出会ったナゾ
の女性
(ヴィマーラ・ポンズ)。
迷路のような地下施設
をふたりで歩きまわる
のですが…
「ウガーッ!!」
ミューたん、登場!!
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
INDEX
最新CM
[03/28 PatlealaRag]
[02/29 あぐもん]
[02/29 あぐまn]
[01/11 わかりません]
[01/01 クロケット]
[10/23 ナマニク]
[10/23 ナマニク]
[10/20 nasu]
[10/17 奈良の亀母]
[10/16 ななみ]
リンクなみなさま♪
気になる新作!
*A Lonely Place to Die
*Super 8
*Insidious
*The Woman
*Rammbock
*Season of the Wich
*Red Rising
*The Violent Kind
*Red White & Blue
*11-11-11
*The Feed
*Nang Phee
*Scream of the Banshee
*Dylan Dog: Dead of the Night
*Misteri Hantu Selular
*The Silent House
*Who Are You
*I Didn't Come Here to Die
*Famine
*I'm not Jesus Mommy
*Monster Brawl
*Some Guy Who kills People
*Falling Skies
*The Wicker Tree
*Hisss
*ChromSkull: Laid to RestⅡ
*Father's Day
*Drive Angry
*Fertile Ground
*Wake Wood
*Mientras Duermes
*Hobo with a Shotgun
*Atrocious
*KaraK
*Penunggu Istana
*Borre
*The Broken Imago
*Madison Country
*Viy
*Jenglot Pantai Selatan/Beach Creature
*Urban Explorer
*Los Infectados
*Isolation
*2002 Unborn Child
*The Pack
*El Incidente
*Rat Scratch Fever
*4bia
最新記事
(10/16)
(10/11)
(10/07)
(10/04)
(10/01)
(09/30)
(09/29)
(07/17)
(06/29)
(06/19)
ブログ内検索
最新TB
アーカイブ
みなさまの足跡
アクセス解析