個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Carrie
(1976)アメリカ
出演…シシー・スペイクス
パイパー・ロウリー
エイミー・アーヴィング
監督…ブライアン・デ・パルマ
★★★★
〔ストーリー〕
狂信的な母親とふたり暮らしのキャリーは、いつも学校でいじめられていた。ある日、体育の授業後のシャワー中に初潮をむかえてパニックとなり、いじめっこたちを巻きこんで大騒ぎに。体育教師のデジャルダンの登場でなんとか騒ぎはおさまるが、それでもからかいが消えることはなかった。だが、いじめっこたちには知らない事実があった。なんとキャリーは、テレキネシス(念動力者)だったのだ…
ついに登場させてしまいました、デ・パルマ監督の「キャリー」です。
原作はもちろん、アノ人! じつをいいますと、わたしはこの原作が大好きで、「シャイニング」とおなじくらい大々好きで、表紙がボロボロになっちゃって、いったい何回読みかえしたんだー! と、いうくらい、読みかえしてます。
一般的には “実験的な作品だ” なんていわれてますけど、そんな批評家っぽいことをいう以前に、とんでもなくおもしろい作品ですよね。
まず、キャラクター造形が抜群にすばらしい!
いじめられっこキャリーがなにゆえいじめられっこなのか、原作ではこと細かに説明してくれるんですが、
(たといえば、…教会でひざまづいたら、スカートが縫い目にそって「バリッ」と音を立てて裂けちゃったキャリー、同級生のボビーにラブレターを書いたら、そのコピーをみんなに読まれちゃったキャリー、うっかり昼寝してたら、髪にバターを塗られちゃったキャリー、ダンスの時間につんのめって転んで前歯を折ったキャリー… などなど、超カワイソ~ なエピソードが延々とつづきます!)
さすがシシー・スペイクス、見るからにいじめられっこ特有の哀れさ&滑稽さ&不気味さ&見ていてイラッとさせる表情で、キャリーになりきっています。と、いいますか、スクリーンの中では完全にキャリーが存在しちゃってますよね!
公開当時から、これはホラーというより青春映画という意見が多かったようですが、わたしもその通りだと思います。ストーリーは単純に「いじめられっこの復讐譚」なんですが、そこにいきつくまでの経緯で、多くの人々が共感をおぼえるシーンが多々あって、それゆえに支持されているんじゃないかと思います。
だって、パーティーに出たいのだけれど、着ていく服(ドレス)がないから、せっせと手作り… なんて、泣かせるじゃないですか~。
自分も変わりたいと思っているのに、周囲がそれを許してくれない… そんなキャリーのもどかしい想いも、手にとるように伝わってきちゃいます。
思春期の少女が、心と身体にある変化をむかえて超能力パワーも開花させてしまう。キャリーは最後までモンスター扱いなのだけれど、こんなに人間的なモンスターはほかにいませんよね。
ブッ飛んでる母親役のパイパー・ロウリーの演技もすばらしいです。
「Dressed To Kill」(「殺しのドレス」1980)でも書きましたが、この作品によってスターダムの道を歩みはじめた役者さんたちの初々しい姿を見ることができます。
それにしましても、デ・パルマ監督の荒業オンパレード(スローモーション、360度カメラパン、スプリットスクリーン… クライマックスのコマ割りのことです!)で、(すぐれた)映画って、こんなふうに撮るものなんだ!! と、ひどく感銘を受けた一作でもあります。
キング原作の映画化では、これがいちばんの出来では…?
授業中のキャリー。(手前が
イイヤツ・トミー)。ふだんか
ら、あまり目立たないように
しています。
母親のマーガレットは、かな
り変わった宗教観を持って
います!
いじめっこ・クリス役のナン
シー・アレンと、恋人の
ビリー(トラボルタ)。
すっごく幸せそうなキャリーと(スーの彼氏の)トミー(ウィリアム・カット)。
このまま終わったら、(たぶん、スーから略奪しちゃって♪)、ハッピーで爽やかな
シンデレラ・ストーリーになってました… が…
怒りの炎で、すべてを焼き
つくす~!!!
正直にいいます、カッコイイ
です、ハイ!
(1976)アメリカ
出演…シシー・スペイクス
パイパー・ロウリー
エイミー・アーヴィング
監督…ブライアン・デ・パルマ
★★★★
〔ストーリー〕
狂信的な母親とふたり暮らしのキャリーは、いつも学校でいじめられていた。ある日、体育の授業後のシャワー中に初潮をむかえてパニックとなり、いじめっこたちを巻きこんで大騒ぎに。体育教師のデジャルダンの登場でなんとか騒ぎはおさまるが、それでもからかいが消えることはなかった。だが、いじめっこたちには知らない事実があった。なんとキャリーは、テレキネシス(念動力者)だったのだ…
ついに登場させてしまいました、デ・パルマ監督の「キャリー」です。
原作はもちろん、アノ人! じつをいいますと、わたしはこの原作が大好きで、「シャイニング」とおなじくらい大々好きで、表紙がボロボロになっちゃって、いったい何回読みかえしたんだー! と、いうくらい、読みかえしてます。
一般的には “実験的な作品だ” なんていわれてますけど、そんな批評家っぽいことをいう以前に、とんでもなくおもしろい作品ですよね。
まず、キャラクター造形が抜群にすばらしい!
いじめられっこキャリーがなにゆえいじめられっこなのか、原作ではこと細かに説明してくれるんですが、
(たといえば、…教会でひざまづいたら、スカートが縫い目にそって「バリッ」と音を立てて裂けちゃったキャリー、同級生のボビーにラブレターを書いたら、そのコピーをみんなに読まれちゃったキャリー、うっかり昼寝してたら、髪にバターを塗られちゃったキャリー、ダンスの時間につんのめって転んで前歯を折ったキャリー… などなど、超カワイソ~ なエピソードが延々とつづきます!)
さすがシシー・スペイクス、見るからにいじめられっこ特有の哀れさ&滑稽さ&不気味さ&見ていてイラッとさせる表情で、キャリーになりきっています。と、いいますか、スクリーンの中では完全にキャリーが存在しちゃってますよね!
公開当時から、これはホラーというより青春映画という意見が多かったようですが、わたしもその通りだと思います。ストーリーは単純に「いじめられっこの復讐譚」なんですが、そこにいきつくまでの経緯で、多くの人々が共感をおぼえるシーンが多々あって、それゆえに支持されているんじゃないかと思います。
だって、パーティーに出たいのだけれど、着ていく服(ドレス)がないから、せっせと手作り… なんて、泣かせるじゃないですか~。
自分も変わりたいと思っているのに、周囲がそれを許してくれない… そんなキャリーのもどかしい想いも、手にとるように伝わってきちゃいます。
思春期の少女が、心と身体にある変化をむかえて超能力パワーも開花させてしまう。キャリーは最後までモンスター扱いなのだけれど、こんなに人間的なモンスターはほかにいませんよね。
ブッ飛んでる母親役のパイパー・ロウリーの演技もすばらしいです。
「Dressed To Kill」(「殺しのドレス」1980)でも書きましたが、この作品によってスターダムの道を歩みはじめた役者さんたちの初々しい姿を見ることができます。
それにしましても、デ・パルマ監督の荒業オンパレード(スローモーション、360度カメラパン、スプリットスクリーン… クライマックスのコマ割りのことです!)で、(すぐれた)映画って、こんなふうに撮るものなんだ!! と、ひどく感銘を受けた一作でもあります。
キング原作の映画化では、これがいちばんの出来では…?
授業中のキャリー。(手前が
イイヤツ・トミー)。ふだんか
ら、あまり目立たないように
しています。
母親のマーガレットは、かな
り変わった宗教観を持って
います!
いじめっこ・クリス役のナン
シー・アレンと、恋人の
ビリー(トラボルタ)。
すっごく幸せそうなキャリーと(スーの彼氏の)トミー(ウィリアム・カット)。
このまま終わったら、(たぶん、スーから略奪しちゃって♪)、ハッピーで爽やかな
シンデレラ・ストーリーになってました… が…
怒りの炎で、すべてを焼き
つくす~!!!
正直にいいます、カッコイイ
です、ハイ!
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あ、盆踊りさん♪
ニアミスですねー。
べつになつかし特集をやっているわけではないんですが(笑)、新作にハズレばっかり引いていまして…
きょう観た「おーとめーとん・とらんすふゅーじょん」は、フツーのゾンビ映画でした。全力疾走ゾンビというふれこみでしたが、30分で飽きました…
あと、「エイリアンズ」ですね!!(← うっかり忘れてました!)
それじゃあ、明日は「エイリアンズ」ということで~。
(あ、えちーはあるんでしたっけ…?)
楽しいホラーと思って、期待していいですかね♪
べつになつかし特集をやっているわけではないんですが(笑)、新作にハズレばっかり引いていまして…
きょう観た「おーとめーとん・とらんすふゅーじょん」は、フツーのゾンビ映画でした。全力疾走ゾンビというふれこみでしたが、30分で飽きました…
あと、「エイリアンズ」ですね!!(← うっかり忘れてました!)
それじゃあ、明日は「エイリアンズ」ということで~。
(あ、えちーはあるんでしたっけ…?)
楽しいホラーと思って、期待していいですかね♪
キャリーって美人ですよね。
これは青春映画だというご指摘は大正解!
女王に選ばれてトミーと並んでいた時のキャリーは
ほんと輝いてました。美しかった・・・。
だからこそ何もかも悪意によって仕組まれた
と悟った時の爆発が納得出来ます。
カタルシス映画でもありますよね。
「一人も逃がすな、やっちまいな!」
女王に選ばれてトミーと並んでいた時のキャリーは
ほんと輝いてました。美しかった・・・。
だからこそ何もかも悪意によって仕組まれた
と悟った時の爆発が納得出来ます。
カタルシス映画でもありますよね。
「一人も逃がすな、やっちまいな!」
ええ、それはもちろん
>盆踊りさん
ほんとに楽しい映画のようですね~。
まだ冒頭の10分くらいしか観てないんですが、あそこはなんでしょう? ストーンヘンジ?(ストーンヘンジ内であらら?)
勧められてしょうがなく… ですね、やっぱり勧められれば、しょうがないですもんねっ!
戦闘シーンもなにげにカッコよさそうで、かなり期待♪
ほんとに楽しい映画のようですね~。
まだ冒頭の10分くらいしか観てないんですが、あそこはなんでしょう? ストーンヘンジ?(ストーンヘンジ内であらら?)
勧められてしょうがなく… ですね、やっぱり勧められれば、しょうがないですもんねっ!
戦闘シーンもなにげにカッコよさそうで、かなり期待♪
キャリーはなんと
>亀母さん、こんばんは
27才だったそうですよ、このときのシシー・スペイセクって。
とても二十代後半とは思えない可憐さですよね。
最初はブサイクに見えた女の子が、光り輝くことによって、どんどんキレイになっていく…
ここから急行直下でホラーに変貌するのが、圧巻ですよね!
27才だったそうですよ、このときのシシー・スペイセクって。
とても二十代後半とは思えない可憐さですよね。
最初はブサイクに見えた女の子が、光り輝くことによって、どんどんキレイになっていく…
ここから急行直下でホラーに変貌するのが、圧巻ですよね!
「キャリー」のオーディション
「キャリー」のオーディションは「スターウォーズ」と合同でやったそうで、シシーがレイア姫の読み合わせをしたそうな。結局キャリー・フィッシャーが「キャリー」でのヌードはやだというのでシシーが「キャリー」のヒロインを射止めたわけですが、配役が逆だったらどうなったのか興味ありです。
キャリーとレイア姫が入れ替わったら。
27歳だなんて、どう見てもティーンなのに。
女優さんは凄い。ヌードが厭だと言っていた
レイア姫、帝国の逆襲でビキニを披露してたなあ。
この頃のキングは神ですが、最新の「ザ・セル」は
あまり感情移入出来ませんでした。
女優さんは凄い。ヌードが厭だと言っていた
レイア姫、帝国の逆襲でビキニを披露してたなあ。
この頃のキングは神ですが、最新の「ザ・セル」は
あまり感情移入出来ませんでした。
知らなかったです!
>クロケットさん
レイアがキャリーだったかもしれないなんて、まあ、わりと小規模なカルチャーショック!
あのレイアが…(そしてシシーが…)うーん、想像できません!
でも、クロケットさんのいうように、わたしもすごく興味あります♪
>亀母さん、こんばんは
あらら、『セル』はいまいちでしたか…!
わたしはいま『骨の袋』を読み途中なんですが、何度「前フリ長っ!」と、思ったことか…
でも、がんばって読んでみます!
レイアがキャリーだったかもしれないなんて、まあ、わりと小規模なカルチャーショック!
あのレイアが…(そしてシシーが…)うーん、想像できません!
でも、クロケットさんのいうように、わたしもすごく興味あります♪
>亀母さん、こんばんは
あらら、『セル』はいまいちでしたか…!
わたしはいま『骨の袋』を読み途中なんですが、何度「前フリ長っ!」と、思ったことか…
でも、がんばって読んでみます!
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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