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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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   The Toxic Avenger


1985)アメリカ
出演…アンドリー・マランダ
マーク・トーグル
ミッチェル・コーエン
監督…マイケル・ハーツ、サミュエル・ウェイル
製作…ロイド・カウフマン
★★☆


〔ストーリー〕
 ニュージャージー州のトロマヴィル。さびれた雰囲気のこの田舎町は、治安も悪く、行政も腐敗しきっていた。スポーツジムの清掃員として働くメルヴィンは、痩せっぽちで頭の鈍い青年。ジムに通うボーゾーやジュリーの計らいで笑いものにされてしまい、パニックになった彼は窓を破って、ちょうど真下に駐車していたトラックの廃棄物に落ちてしまい…


 ものすごーくバカバカしい映画を観てしまいました… それは、「悪魔の毒々モンスター」 !!
 
 この邦題、一度は耳にしたことがあるという方も、多いのではないでしょうか!
でも、レンタルで借りるには、多少勇気がいりますよね… だって、「悪魔の毒々モンスター」 ですよ。ジャケだって、けっこうインパクトあるし… というわけで、長らく気になってはいたものの、一度も手を出したことはなかったんですが、今回、つ、ついに! 観てしまいました。で、感想。

 ほーんと、バッカですねー!!

 トロマ配給ということで、“低予算低俗映画専門” の会社らしいんですが、看板に偽りナシです。まったくくだらないんですけど、わりとおもしろいです。 …いえ、とことんイカレまくってます。タランティーノやロドリゲス監督も真っ青の、超抱腹絶倒お下劣おバカ映画です。

 主人公のメルヴィンくん、ガリガリのうえにオツムが弱く、簡単な掃除の仕事も失敗ばかり。当然いじめっこの標的になっちゃうんですが、のっけからアホしてます。どういうところがアホかというと、ジムの様子をひと通り映すんですが、ひたすら安っぽいです。オカマのカップルがいたり、ドーナツ食べながらエアロビするおデブちゃんがいたり、お約束のムダなお色気が満載。

 いじめっこグループなんですが、これまた罰あたりすぎます。なんと彼ら、轢き逃げが趣味なんですねー。「子供は得点が高いのよ!」 なんて、まんま
「Death Race 2000」(1976)じゃないですか。そしてこのゴア描写、ムダにグロいです。食事中に観てはいけません。メルヴィンが笑いものにされるシーンは、まんま「Carrie」「キャリー」1976)です。こちらはムダに明るいです。

 科学廃棄物で怪物になったメルヴィンが、正義のモンスターと化して町にはびこる悪を叩き潰していくんですが、合間に挿入される能天気で穏やかなエピソードが微笑ましいです。

 怪物になっちゃったんで、家に帰れません。ゴミ捨て場に即席の家を作るんですが、ちゃんとママの写真も飾ったりしてね  で、作り終わったあとには、ああー、疲れたといわんばかりに、「ンゴォォォーー」 と、大いびきをかいて寝ちゃいます。
(…あと、死んだはずの犬のお腹が上下するシーンも、お気に入りです)。
 
 メルヴィンくんはもともと根がやさしいコなので、悪人にしか手を出しません。人助けも大好き。盲目の美少女サラという恋人もできて、子供たちのヒーローになっちゃうんですが、彼の活躍を快く思っていない連中もいました…

 たんなるギャグかと思ったら、わりと残酷だったり、それはまずいんじゃない? というシーンも多々。おバカ度も罰あたり度も、これが限度でしょうかね…?










いかにもネアカな80's してます
が、轢き逃げシーンはホント、
とんでもないことになってます。







変身前のメルヴィンくん(マーク・
トーグル)。超おバカなので、
簡単に騙されちゃいます。








バーガーショップに(変態
強盗が!






そのショップで知りあった、
盲目の少女サラ(アンドリー・マラン
ダ)。メルヴィンくん(ミッチェル・
コーエン)のただれた顔を触っても、
「いいえ、あなたはうつくしいわよ!」





そのサラが作った殻入り目玉焼きの
山を、もくもくと食べるメルヴィンくん。
ですね~。










さっ、気をつけて渡ろうね







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   Hostel part Ⅱ



2007)アメリカ
出演…ローレン・ジャーマン
ロジャー・バート
へザー・マタラッツォ
監督…イーライ・ロス
製作総指揮…クテンティン・タランティーノ
★★★★


〔ストーリー〕
 ローマに留学中のアメリカ人大学生、ベスとホイットニーは、ホームシックになって落ちこんでいたローナを連れてヨーロッパ旅行に出かけることにする。プラハ行きの列車に乗りこむが、写生会でうつくしいモデル・アクセルに誘われて、天然スパがあるというスロバキアのホステルにむかうが…


 海外旅行は甘い誘惑と危険がいっぱい! の、「ホステル2」です。
ひとむかし前のホラー映画の続編というと、よほどのファンかもの好きしか観ないような代物だったんですが、最近の続編は脚本が優秀ですねー。
「SAW」シリーズも勢いが衰えませんが、本作は前回に引きつづき、イーライ・ロス監督がメガフォンをとったちゃんとした続編です。よって、ストーリーのほうもしっかり続編してます。

 前回の主人公、パクストンが列車に乗りこんだ場面からスタートするんですが、さて、奇跡的に無事逃げきれたパクストンくん、〈エリート・ハンティング〉の報復をおそれて、怯えておりました…

 いっぽう、プラハでは、3人の若い娘がヨーロッパ旅行を満喫していました。
 クール・ビューティーのべス(ローレン・ジャーマン)、キュートなイケ娘のホイットニー(ビジュー・フィリップス)、いくぶんイケてないローナ(へザー・マタラッツォ)。

 この3人に、美人ヌードモデルがさも親しげに近づきます。ハンサム(または美人)な人間がニコニコしながら近づいてきたら、その人間には絶対裏があるってことを、いちばん注意しなきゃいけないときなのにー!

 基本構造は前回とほぼおなじなんですが、今回は拷問人の視点が描かれていて、この監督さんはほんとうに娯楽映画のツボをおさえているなーと、感心してしまいました。
前作は男ばっかりでしたが、今回は男女平等に、拷問人にも、される側にも、女性がいます。この構図が、まさしくコワいもの見たさといいますか、ゾクゾクする展開になっていくんですよね~!

 ゴア度もストーリー展開も、前作をうわまわる出来です。
仮装パーティーなんか開いて、異国情緒も強調した感じです。
それから、出たがりのロス監督は、今回ももちろん出演しています。あと、子供ギャング団もね







パクストンくんは、悪夢にうな
される日々でした。







「あなたの絵を見せてくれない?」
と、さり気なく接触するアクセル
(ヴェラ・ヨルダノーヴァ)。







ちょっとどんくさい(?)ローナ。
ホラーでどんくさいって、それだけ
アウトでしょ~!



左から、べス、ホイットニー、アクセルの美人三人組。
べス役のローレン・ジャーマンは、ミラ・ジョヴォヴィッチに似てるんですよねー。





つい〈エリート〉のメンバーになっ
ちゃった、気弱そうなスチュアート
(ロジャー・バート)。な、なんと、
「MidnightMeat Train」
(2008)
にも出演しているそうで
すよ!








 





                          んもう、出たがりなんだからー                                                                       お茶目すぎちゃう、イーライ・ロス監督!






   Mimic


1997)アメリカ
出演…ミラ・ソルヴィーノ
ジェレミー・ノーザム
ジャンカルロ・ジャンニーニ
チャールズ・ダットン
監督…ギレルモ・デル・トロ
★★★★


〔ストーリー〕
 近未来のニューヨーク。子供たちに “ストリックラー” と呼ばれる死の病が伝染して、深刻な事態を迎えていた。伝染病の媒体となるゴキブリを一掃するために、昆虫学者スーザンは、遺伝子操作で天敵となる新たな昆虫を作りあげる。この生物は 「ユダの血統」 と呼ばれ、生殖能力を持たず、一世代で死滅するはずだった。ところが、思わぬ計算ちがいが生じてしまい…


 デル・トロの「ミミック」です。

ミミックとは、「擬態」 のこと。この作品を再見してみまして、ちょっと驚いたのが、1997年の作品なんですね。へえー、もう十年もたつんですかー… でも、テイストは
「El Espinazo del diabol」「デビルズ・バックボーン」2001)「El Laberinto del fauno」「パンズ・ラビリンス」2007)なんかとほとんど変わらず、ダークでファンタジックな雰囲気作りがじつにうまい人なんだなあと、あらためて感動しちゃいました。

 あらすじを読んでいただけるとわかると思いますが、虫系ホラーです。虫系ホラーというと、「Squirm」(「スクワーム」1976)といった、パニックものをすぐ連想してしまうんですが、こちらはバイオな虫系です。しかも、ちゃんと生物学的に計算されてます。れっきとしたSF部分もあります。使われなくなった地下鉄の迷路にまよいこんで、逃げまわる冒険なんてのもあります。これだけでも、ワクワクしてきちゃいますよね~!

 たぶん、フツーの人だったら単純に、主役の虫を 「気持ち悪いもの」 として描くだけだと思うんですが、ギレルモはちがいます。“子供の目から見た驚異” として、描写してるんですね。このトーンが映画全体にいきわたっていて、見事な雰囲気を作りあげることに成功しています。

 リズムを真似する靴屋の少年(アレクサンダー・グッドウィン)の存在も、いかにもギレルモしてます。父親役のマーニーもいいです。
この人はほんとに、子供を描写するのがうまいです!

 ストーリーも、色あいも、ハリウッド出身の監督さんにはとうていミミックできないものなので、無理して(?)残酷描写を入れなくても、じゅうぶんおもしろい作品になったんじゃないかと思います。





左から、レオナルド(チャールズ・ダットン)、靴屋のマーニー(ジャンカルロ・ジャンニー
ニ)、虫博士のスーザン(ミラ・ソルヴィーノ)、夫のピーター(ジェレミー・ノーザム)。






考えてみれば、警備員というだけ
で巻きこまれちゃった、かわいそ
うなレオナルド。
絶対なんか出てきそうな空気!









泥だらけになって体当たりの
演技をする、ミラ。








うあう、この数センチが、
なかなか届かないのよ…!








どういうところが “ミミック”
してるのかは、本作を観てね!!







   El Maquinista




2004)スペイン
出演…クリスチャン・ベール
ジェニファー・ジェイソン・リー
アイタナ・サンチェス・ギヨン
監督…ブラッド・アンダーソン
★★★


〔ストーリー〕
 機械工のトレヴァーは、一年ほどまえから不眠症に悩んでいた。食欲も落ちて、体重も激減。あまりの変わりように、同僚たちも気味悪がる日々。そんなある日、新人の溶接工アイバンに気をとられていたために、仲間の腕を機械に巻きこむ大事故を起こしてしまう。事故の経緯の説明を促されるトレヴァー。だが、アイバンなどという男は存在しなかった…


 英語タイトルは「The Machinist」、邦題では「マシニスト」になってます。
この作品のDVDジャケット、ほんとにヤヴァイ雰囲気を発しております…! 激やせのベールがヤヴァイ! コワすぎるっ! !
 …って、引いてしまう方が多いかと思われますが、でも、中身のほうはそれほどでもないんですねー。だって、なんだかんだいって、クリスチャン・ベールだし。これだけでも、観る価値大アリですよ、お客さん!  ストーリーは意外にまともな(?)サイコ・サスペンスです。

 監督のブラッド・アンダーソンは、「Session 9」(2001)で注目を浴びた人。あの作品にも、独特のつかみどころのない不気味さが溢れてましたねー。まず度肝を抜かせたのは、音楽ですかね。テルミンという楽器を使っているらしいんですが、この妙な楽器が、作品中 “ピヨヨヨヨーン” と鳴り響いたり、突然女性の悲鳴が 「アーッ!!」 と聞こえたりと、まるでお化け屋敷のような体をなしてました。
こういう感覚って、欧米の人にはちょっとめずらしいんじゃないでしょうか。

 本作でも、そのテルミンが大活躍です。
30キロ以上落としたというベール(…歩くのもたいへんだったそうですよ!)の凄みもさることながら、演出もずっとわかりやすくなってて、ストーリーも追いやすい。
 
 不眠症のトレヴァーが精神を蝕まれていくという設定なんですが、はっきりいいます。
ベール、健康的すぎ!
いくら30キロ以上落として、ガリガリにやせ細っていても、いまノリにノッてる若手実力派の俳優さんらしく、すごく 「未来の明るいオーラ」 が出ちゃってるんですね~。
よって、監督が当初意図したような病的さ、根暗さなんかは毛ほどもありません。

 それで失敗かというと、そうでもなく、これはこれでおもしろい。
とくに、どんどんドツボにはまっていく( …たぶん、ふだんは自己節制がしっかりしてて、麻薬やいかがわしいパーティーなんかぜんぜん興味ない)健康優良児・ベールを見せつけられるにつれて、すっごくカワイそうな気分になっちゃいます。
30キロも痩せると、人ってこんなに顔変わるんですねー。結末も良心的。

 あ、書き忘れましたが、
「Scanners」(1981)のアイアンサイドが出てますよ









トレヴァーにしか見えない謎の男、
アイバン(ジョン・シャリアン)。
彼の正体は…?








空港のカフェのウェイトレス、マリー
(アイタナ・サンチェス・ギヨン)。







「だれかがオレをはめようとして
る…!」って、被害妄想まではじ
まっちゃいます。





とりあえず、なにか食べさせて
あげて~!!
余談ですが、痩せるよりも元に
もどすことのほうが、苦労したん
ですって。







   Big Nothing




2006)イギリス/カナダ
出演…デイヴィット・シュマイワー
サイモン・ペグ
アリス・イヴ
監督…ジーン・バプティスト・アンドレア
★★★


〔ストーリー〕
 元教師で失業中のチャーリーには、警官の妻ペネロペと8才になる娘のエミリーがいた。面目躍如とするべくオペレーターの仕事につくが、初日そうそうクビに。その職場で知りあったガスという男と、彼の元ガールフレンドのジョージーから、大金が転がりこむという甘い話を持ちかけられるが…


 サイモン・ペグ主演のブラック・コメディです。
主役のチャーリー役のデイヴィット・シュマイワーは、「フレンズ」というドラマに出演している人のようですね。ちょっぴり情けなくて、哀愁漂う背中に味わいもあり、ブラックなユーモアにぴったりの顔だと思います。
ジョージー役のアリス・イヴもTV出身の女優さんらしいんですが、彼女はつねにエネルギッシュ。小悪魔的な小憎らしさがまたまたイイです。

 ストーリーを要約しますと、典型的 “ダメ人間” なワルたちが、これまたお手軽な恐喝計画を立てるんですが、世の中そんなにうまくいくわけないでしょ~っというくらいに、どんどんトチ狂った方向にむかっちゃいます。こう書くと、まるでコーエン兄弟の「Fargo」「ファーゴ」1996)のようですね。そうそう!  まさに、そんな感じ~!  

 …なんですが、あちらが映画界の酸いも甘いも経験しきった、熟練した手さばきだったのにたいして、こっちはいくぶん若いセンスでいきます。

 ストーリー展開も、サスペンス描写も、当然原典がわかっている人にとっては苦笑いものかもしれません。でも、こういう安っぽさ、ノリのよさ、音楽なんかが、総括して観るとけっこうクるものがあるんですよねー。
 
 見るからにフツーじゃないガス(サイモン・ペグ)とジョージー、違法ポルノサイトをしょっちゅう閲覧している司祭をゆするんですが、ふっかける金額も、これまた法外です。で、濡れ手にアワ状態を夢見ていたら、あららな展開に。「ひと晩でこんなに人殺しちゃいますかー!」  という、ダメダメな狂いっぷりです。

 まあ、意地悪な見方をすると、役者さんの力でひっぱっているような感もあります(とりあえず、サイモン・ペグが出ていれば、ある程度映画になっちゃうしね)。
でも、この手のダメ人間ワルたちの無軌道さ、楽観主義、奮闘ぶりなんて、妙に “人生の縮図” してて、わかる人にはとことんわかっちゃう雰囲気なんですよね~。

 結末も例によって、ひねくれた方向にむかいます。
こんなのレイトで観たりしたら、絶対泣いちゃうかもしんない…(← といっても、悲しい要素はなにひとつないんですけどね!)









〈M&M's〉を見つめるだけでも
絵になっちゃう男、
その名もサイモン・ペグ!



おひとよしでおバカなボンクラ夫を、シュマイワー(右)が好演。
なんとかオペレーターの職について、隣席がこの男だったのが運のつき…!









どうするよ、どうするよ? と、
迫られて、ついその気に
なっちゃうチャーリー。







ひとりやっちゃうと、どんどん
感覚がマヒしちゃうのはホント
らしいです。
さて、銃口の先にあるのは…?







   Scanners


1981)カナダ
出演…スティーブン・ラック
マイケル・アイアンサイド
ジェニファー・オニール
パトリック・マクグ-ハン
監督…デイヴィット・クロネンバーグ
★★★☆


〔ストーリー〕
 ハンバーガーショップで、突然ひとりの婦人が転倒、錯乱状態になった。直後、警備保障会社〈コンセック〉のエージェントたちに捕らえられた、浮浪者ベイル。じつはベイルは特殊な能力の持ち主で、〈コンセック〉は彼のような超能力者(スキャナー)たちを集めて、VIP専門のボディ・ガードを育成しようとしていた。スキャナー能力を抑制できる薬エフェメロンを投与してくれたルース博士から、破壊的能力をもつ、レボックという男の存在を知るが…


 バーグ先生の大ヒット作、「スキャナーズ」です。
超能力ものというと、「Carrie」(1976)「The Fury」(1978)、あと、「Firestarter」「炎の少女チャーリー」1984)なんかすぐに思いつきますが、この作品は硬派といいますか、超能力者VS.超能力者が主点の、SFバトルとなっています。

 頭部爆発シーンがあまりに強烈すぎて、一般的にはそんな映画(…どんな映画?)の先入観があるようなんですが、ストーリーのほうもきっちり作られています。
 
 超能力ものというと、アウトサイダーの悲哀や苦労なんかが必ずつきものになってますが、バーグ先生は気持ちいいくらい、そのへんのところをばっさりいっちゃってます。この作品の能力者たちは、すでに自分を受け入れていて、レボックのように有効に(?)活用してやろうと考えたり、キムのようにコミュニオンをつくったりと、生き方もそれぞれ。  
そのあたりもまた、まどろっこしくなくて、非常にイイんですねー。

 それで、ひとり出遅れたベイルはどう生きようとするのか…  ここからストーリーがはじまるといっても、過言ではありません。

 主人公のカメロン・ベイルを演じるスティーブン・ラックや、美人エスパーのジェニファー・オニールも悪くないんですが、やっぱりレボック役のマイケル・アイアンサイド!  この人の怪演に、勝るものはないでしょう…  
 すっごくクセのある顔つきなんですが、エキセントリックな表情もよし、存在感もよし、ホントにいい役者さんだと思います。「Visiting Hours」「面会時間」1982)でも、イッちゃってる殺人鬼を演じているんだとか… ぜひ、観てみたいですね~!!

 ラストがわりと意味深な終わり方をするんですが、むずかしいことは考えずに、素直にとらえましょう(…たぶん、バーグ先生もそれでいいと思ってると思います)。
それから、電話回線に乗ってコンピューターをスキャナーする(…すんごいムチャクチャな設定ですね!)シーンなんか、子供だましとわかってても、カッコイイですね。







ドッパーン!! 
これはたしかに、インパクトあります!
スキャナーの圧倒的能力を印象づけて、
物語にガツン”と引きずりこまれちゃ
います。






「見て、あの気持ち悪い男…!」と、
陰口を叩かれて、つい能力を発揮
しちゃうカメロン。




〈コンセック〉の病理学部門、ルース
博士(パトリック・マクグーハン)は、
カメロンの教育係となりますが…






スキャナーに苦労はつきもので、アー
トで正気を保っている人もいます。




この血管コボコシーンも、迫力あり
ますね~。アイアンサイドの顔って、
共感を呼ぶ(?)悪人顔なんですよ
ね!







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(いちおう)プロフィールです
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女性
自己紹介:

 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

〈好きかも♪〉
 おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…

〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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