個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、
小説のレビューなどをポツポツと…
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Blood Night
(2009)アメリカ
出演…ビル・モーズリー
ネイト・デュシュク
ダニエラ・ハリス
監督…フランク・サバテーラ
★★☆
〔ストーリー〕
1978年、ロング・アイランド。12歳の少女メアリーは、ある晩父と母を惨殺する。精神病院に連れていかれたメアリーは、そこで看守から性的虐待をうけることに。彼女は妊娠してしまい、子供は死産。逆上したメアリーは施設の人間をみな殺しにし、警官に頭を撃たれて絶命してしまう。
そして現代。メアリーの命日は “ブロッド・ナイト” と呼ばれ、子供たちがハロウィンのように浮かれ騒ぐ記念日になっていた。高校生のアレックスをはじめとする悪ガキたちは、ここぞとばかりにいたずらをくりかえして、破廉恥騒ぎをするのだが…
ひさびさにホラーらしいホラーです。
80’っぽいテイストのスラッシャーでして、勢いがGood!!
フランク・サバテーラ監督、はじめて聞く方なんですけど、脚本も製作も全部ひとりでこなしちゃってます。で、これがデビュー作みたいです。
OPからイカしておりまして、作りが妙にカッコイイです。最近のホラーって、こういう小細工がみんなうまいですよねー。冒頭のブロッド・メアリーが誕生するくだりですが、10分以上あります。両親を殺害、精神病棟でレイプ、妊娠、病棟みな殺し、警官に射殺されるという、怒涛の展開ラッシュ。以降、メアリーの命日は “ブロッド・ナイト” と呼ばれ、十代の子供たちがばか騒ぎするお祭りになっちゃったのでした…
この後の展開も予想どおり、能天気な若者たちが集まって、そこで血みどろの惨殺が起きちゃうと! いいですねー、この映画のいいところは、スラッシャーが思っていた以上に力のこもっていることなんです♪
両親殺害シーンから飛ばしておりまして、画像検索すればわかると思いますが、特殊メイクの方が得意そうに自信作の前でパチリ。これくらいのネタバレなら、ぜんぜん問題ないかと思います。
時代は変わって、アレックス(ネイト・デュシュク)、GFのジェシカ(サマンサ・ジェイコブス)をはじめとする、高校生の悪ガキたちが暮らす現代。メアリーの顔写真で作ったお面で盛りあがり、生卵をぶつけるアホないたずらなんかをくりかえしながら、夜は更けていきます… そして、ジェシカの家に集まって、なるような展開に。これまた懐かしいスラッシャーを踏襲してますよね、若者といったらみんなこうなんだから。
ここから彼らのくだらないお喋りがダラダラとつづいちゃいまして、メアリーは? ねえ、メアリーたんは? と、思ってますと、ポルノなんか観はじめちゃって、ストリップまではじまって、あれー、ホラー映画だったよね? と、不安に思ってきたころ… ようやくスラッシャー再開。といっても、このダラダラ、三十分近くつづきます。多少忍耐が必要かも。
後半からなんとか盛りかえしてきまして、モーズリーも登場します。モーズリーは墓場管理人のガスおじさんの役でして、“墓場管理人” とくると意地悪じいさんが典型パターンなんですけど、こちらは若者たちにとってもやさしい。メアリーの逸話なんかを聞かせてくれます。
全体的にとっちらかってる印象も否めないんですけど、後半(…といっても、三分の二くらいストーリーが進んでからね!)からエンジンがかかってきまして、特殊メイクもがんばっています。
わたしがいちばんツボだったのは、モーズリーがドアに体当たりするとき、「オウ! オウ!」って声あげるとこですかね。笑えます。モーズリー、かわいいよ、モーズリー♪
メアリー(サマンサ・ファッチ)なんですが、登場するたびになぜかいつも全裸です。これまたいいですよね、なんかよくわかんないですけど、とりあえず盛りあがります! オチもすぐわかっちゃうんですけど、ベタなノリがひさしぶりだったのか、わたしは非常に楽しめました。
Imdbの評価が異常に高いんですけど、出来はふつうなホラーでした。でも、こういう殺人鬼って、きっとみなさんがいちばん好きなタイプなんじゃないかと思います。もうちょっと、つまんないお喋りをはしょってくれて、ゴアをガンガンやってくれたらなあ~
あ、でも、頭部ナナメ切りとか、腸ひきずり出しとかあって、楽しかったですよ。おもしろかったんで、今後はゴアを集中して観ていこうかな、などと思っておりますが…
突然狂っちゃった
メアリー。
悲惨なことに
なっちゃったママ。
この後、ちゃんと
ゴアもあります!
アレックス(左)を
はじめとする、
高校生たちは…
怪談話で盛りあがり
ます。
中央がアリッサ。
ミニスカがかわいい。
墓場管理人の
モーズリー。
(2009)アメリカ
出演…ビル・モーズリー
ネイト・デュシュク
ダニエラ・ハリス
監督…フランク・サバテーラ
★★☆
〔ストーリー〕
1978年、ロング・アイランド。12歳の少女メアリーは、ある晩父と母を惨殺する。精神病院に連れていかれたメアリーは、そこで看守から性的虐待をうけることに。彼女は妊娠してしまい、子供は死産。逆上したメアリーは施設の人間をみな殺しにし、警官に頭を撃たれて絶命してしまう。
そして現代。メアリーの命日は “ブロッド・ナイト” と呼ばれ、子供たちがハロウィンのように浮かれ騒ぐ記念日になっていた。高校生のアレックスをはじめとする悪ガキたちは、ここぞとばかりにいたずらをくりかえして、破廉恥騒ぎをするのだが…
ひさびさにホラーらしいホラーです。
80’っぽいテイストのスラッシャーでして、勢いがGood!!
フランク・サバテーラ監督、はじめて聞く方なんですけど、脚本も製作も全部ひとりでこなしちゃってます。で、これがデビュー作みたいです。
OPからイカしておりまして、作りが妙にカッコイイです。最近のホラーって、こういう小細工がみんなうまいですよねー。冒頭のブロッド・メアリーが誕生するくだりですが、10分以上あります。両親を殺害、精神病棟でレイプ、妊娠、病棟みな殺し、警官に射殺されるという、怒涛の展開ラッシュ。以降、メアリーの命日は “ブロッド・ナイト” と呼ばれ、十代の子供たちがばか騒ぎするお祭りになっちゃったのでした…
この後の展開も予想どおり、能天気な若者たちが集まって、そこで血みどろの惨殺が起きちゃうと! いいですねー、この映画のいいところは、スラッシャーが思っていた以上に力のこもっていることなんです♪
両親殺害シーンから飛ばしておりまして、画像検索すればわかると思いますが、特殊メイクの方が得意そうに自信作の前でパチリ。これくらいのネタバレなら、ぜんぜん問題ないかと思います。
時代は変わって、アレックス(ネイト・デュシュク)、GFのジェシカ(サマンサ・ジェイコブス)をはじめとする、高校生の悪ガキたちが暮らす現代。メアリーの顔写真で作ったお面で盛りあがり、生卵をぶつけるアホないたずらなんかをくりかえしながら、夜は更けていきます… そして、ジェシカの家に集まって、なるような展開に。これまた懐かしいスラッシャーを踏襲してますよね、若者といったらみんなこうなんだから。
ここから彼らのくだらないお喋りがダラダラとつづいちゃいまして、メアリーは? ねえ、メアリーたんは? と、思ってますと、ポルノなんか観はじめちゃって、ストリップまではじまって、あれー、ホラー映画だったよね? と、不安に思ってきたころ… ようやくスラッシャー再開。といっても、このダラダラ、三十分近くつづきます。多少忍耐が必要かも。
後半からなんとか盛りかえしてきまして、モーズリーも登場します。モーズリーは墓場管理人のガスおじさんの役でして、“墓場管理人” とくると意地悪じいさんが典型パターンなんですけど、こちらは若者たちにとってもやさしい。メアリーの逸話なんかを聞かせてくれます。
全体的にとっちらかってる印象も否めないんですけど、後半(…といっても、三分の二くらいストーリーが進んでからね!)からエンジンがかかってきまして、特殊メイクもがんばっています。
わたしがいちばんツボだったのは、モーズリーがドアに体当たりするとき、「オウ! オウ!」って声あげるとこですかね。笑えます。モーズリー、かわいいよ、モーズリー♪
メアリー(サマンサ・ファッチ)なんですが、登場するたびになぜかいつも全裸です。これまたいいですよね、なんかよくわかんないですけど、とりあえず盛りあがります! オチもすぐわかっちゃうんですけど、ベタなノリがひさしぶりだったのか、わたしは非常に楽しめました。
Imdbの評価が異常に高いんですけど、出来はふつうなホラーでした。でも、こういう殺人鬼って、きっとみなさんがいちばん好きなタイプなんじゃないかと思います。もうちょっと、つまんないお喋りをはしょってくれて、ゴアをガンガンやってくれたらなあ~
あ、でも、頭部ナナメ切りとか、腸ひきずり出しとかあって、楽しかったですよ。おもしろかったんで、今後はゴアを集中して観ていこうかな、などと思っておりますが…
突然狂っちゃった
メアリー。
悲惨なことに
なっちゃったママ。
この後、ちゃんと
ゴアもあります!
アレックス(左)を
はじめとする、
高校生たちは…
怪談話で盛りあがり
ます。
中央がアリッサ。
ミニスカがかわいい。
墓場管理人の
モーズリー。
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Gamer
(2009)アメリカ
出演…ジェラルド・バトラー
アンバー・バレッタ
マイケル・C・ホール
監督…マーク・ネヴェルダイン
ブライアン・タイラー
★★★★
〔ストーリー〕
近未来のアメリカ。ゲーム業界の進化はめざましく、ついにはじっさいの人間を操作して楽しむオンライン・ゲームを開発する。ゲーム・キャラクターとなる人間はエリア内で、操作する人間のさまざまな欲求に従うことに。これとはべつに、〈スレイヤー〉という残酷な殺戮ゲームが人気を集め、世界中の人間の注目を浴びていた。死刑囚たちに武器を装備して戦わせるというもので、17歳の天才ゲーマー・サイモンが操るのは、ケベルという男。ケベルはゲーム会社の顔となり、過酷な戦場をくぐりぬける日々を送るのだが…
おもしろすぎて吹いた!!! 「300」(「300/スリーハンドレット」2007)の
ジェラルド・バトラーさんの最新作~
バトラーさん、あいかわらずカコイイ~~~
カコよすぎてまた吹いた~~~
えっと、かなりの話題作でして、たぶん期待してらっしゃる方も多いはず。
「300」のときは燃えましたよねー♪ バトラーさんの男臭さに、女性ファンもさぞかし興奮したんじゃないかと思います。恋愛映画もいいですけどね、やっぱりバトラーさんは汗臭く、鼻息荒くないと!! この作品、「300」のときのバトラーさんを彷彿させる壮絶なアクション映画となっております。そして、これぞ最先端といった映像美やスピード感、ガジェットなんかがすんばらしいんですよ。はあ、ほんと興奮した。
監督のマーク・ネヴェルダイン、ブライアン・タイラーはともに、「Crank: Veneno en la sangre」(2006)、その続編の「Crank- Alto voltaje」(2009)で注目を浴びるようになった方々のようです。どっちも未公開作品でして、わたしはまだ未見なのですが、B級映画としてかなり楽しめる内容みたい。設定も、どこか本作と共通するところがあるようです。これはぜひ、チェックしなければ~
ストーリーの簡単な説明からいきます。
舞台は近未来。アメリカのゲーム産業は記録的なヒットを飛ばし、ついには実在の人間をコントロールして遊ぶオンラインゲームを開発。操る人間の脳内に電気的系統をつくって、それでマインドコントロールしちゃうんです。リアルな世界をバーチャルな世界で楽しむと。ややこしいですね。
これに消費者は食いつき、ゲーム業界は資本支配するようになっていきます。そこで、究極のスリルをもとめてつくられたのが、戦場ゲーム、その名も〈スレイヤー〉。〈スレイヤー〉のプレイヤーたちは全員死刑囚、やっぱり脳内にマインドコントロールされちゃうシステムがあって、彼らの戦いは日常的に世界中に配信されています。そこでけして死なないヒーロー、ケベル(本名ジョンのジェラルド・バトラー)を操作するのは、17歳の天才ゲーマー、サイモン少年(ローガン・レーマン)でした。
世間は〈スレイヤー〉のスリルに熱狂、ゲーム熱はますます過熱する一方。ところが、こんな風潮に警鐘を鳴らそうとする人道的グループももちろんいます。通称ハックマン(テリー・クルース)をリーダーとするこのグループは、ときどき電波ジャックでゲームの残酷性についてひとびとに語りかけるのですが…
ある日、サイモンのシステムにジャックすることに成功したハックマン。ハックマンの言動にサイモンは心を動かされ、プレイヤーと意志をかわしてはならないというルールを破ってしまいます。ケベルと会話したことにより、サイモンの心境の変化はどんどん大きくなり…
上の写真だとわかりにくいんですが、ポスターのバトラーさんの顔のむこうに、サイモン少年がいると。そんな構図になってます。
こういうのって、よくある近未来映画ですけど、ゲームの世界にあわせたスピード感、展開の早さ、画面なんかがすごくよかったです。はまります。全体的に白っぽい印象でして、無機質なんですけど、残酷なところはかなり残酷。それで、ぱっぱっとすぐにシーンが変わっちゃうので、目が離せません。
なにより、いまの時代の空気をすごくうまく体感させてくれる映画だなと、観ながらいちいち感心してしまいました。これはもしかしたら、いままでのSci-Fi のリアルな未来像を全部越えちゃってるかもしんないです。
役者陣もバトラーさんをはじめ、個性を発揮しまくってます。ゲーム開発者のケン(マイケル・C・ホール)、バトラーさんの奥さんアンジー(アンバー・ヴァレッタ)は生活費を稼ぐため、泣く泣くゲーム・キャラクターになることに。彼女を操作するデブちんのキモオタくんはほんとキモいし、サイモンも生意気。あと、ハックマン・グループに、「Disturbia」(「ディスタービア」2007)で気になっていたアーロン・ヨーくんが出ていたのがうれしかったです。ヨーくん、これからもがんばってね! ジョン・レグイザモも、思い出したようにちらっと出演しています。
ちょっとまえにクラシック映画のほうが個性的なのかな~ なんて、悲観的になってたんですけど、そんなことぜんっぜんなかったですね。やっぱり、新しい映画も同時にガンガン観ていかないとだめです!
エドガー・ライト監督も絶賛していたようですが、わたしも絶賛♪
「300」の圧倒的なスケール感を期待しちゃうと、あれってことになっちゃうかもしれませんが、わたし的には非常におもしろかったです。
あと、マンソンは映画界ではほんとに人気があるんだなと思いました。OPに使われている〈スウィート・ドリーム〉ですが、わたし、ここ最近観た映画のなかで流れてきたのは3回目だったと思います。
う~きゃ~、
このショットだけでも、鑑賞欲そそられまくり!!
ゲーム開発者の
ケン。
戦場まで連れてい
かれる死刑囚たち。
うしろにいるのが
サイモン!
リアルなバーチャル・
リアル体験!!
アンジーは泣く泣く
ゲーム世界に身体
を売り…
ハックマン(右)と
その仲間たち。
(中央にいるのが
ヨーくんです!)
(2009)アメリカ
出演…ジェラルド・バトラー
アンバー・バレッタ
マイケル・C・ホール
監督…マーク・ネヴェルダイン
ブライアン・タイラー
★★★★
〔ストーリー〕
近未来のアメリカ。ゲーム業界の進化はめざましく、ついにはじっさいの人間を操作して楽しむオンライン・ゲームを開発する。ゲーム・キャラクターとなる人間はエリア内で、操作する人間のさまざまな欲求に従うことに。これとはべつに、〈スレイヤー〉という残酷な殺戮ゲームが人気を集め、世界中の人間の注目を浴びていた。死刑囚たちに武器を装備して戦わせるというもので、17歳の天才ゲーマー・サイモンが操るのは、ケベルという男。ケベルはゲーム会社の顔となり、過酷な戦場をくぐりぬける日々を送るのだが…
おもしろすぎて吹いた!!! 「300」(「300/スリーハンドレット」2007)の
ジェラルド・バトラーさんの最新作~
バトラーさん、あいかわらずカコイイ~~~
カコよすぎてまた吹いた~~~
えっと、かなりの話題作でして、たぶん期待してらっしゃる方も多いはず。
「300」のときは燃えましたよねー♪ バトラーさんの男臭さに、女性ファンもさぞかし興奮したんじゃないかと思います。恋愛映画もいいですけどね、やっぱりバトラーさんは汗臭く、鼻息荒くないと!! この作品、「300」のときのバトラーさんを彷彿させる壮絶なアクション映画となっております。そして、これぞ最先端といった映像美やスピード感、ガジェットなんかがすんばらしいんですよ。はあ、ほんと興奮した。
監督のマーク・ネヴェルダイン、ブライアン・タイラーはともに、「Crank: Veneno en la sangre」(2006)、その続編の「Crank- Alto voltaje」(2009)で注目を浴びるようになった方々のようです。どっちも未公開作品でして、わたしはまだ未見なのですが、B級映画としてかなり楽しめる内容みたい。設定も、どこか本作と共通するところがあるようです。これはぜひ、チェックしなければ~
ストーリーの簡単な説明からいきます。
舞台は近未来。アメリカのゲーム産業は記録的なヒットを飛ばし、ついには実在の人間をコントロールして遊ぶオンラインゲームを開発。操る人間の脳内に電気的系統をつくって、それでマインドコントロールしちゃうんです。リアルな世界をバーチャルな世界で楽しむと。ややこしいですね。
これに消費者は食いつき、ゲーム業界は資本支配するようになっていきます。そこで、究極のスリルをもとめてつくられたのが、戦場ゲーム、その名も〈スレイヤー〉。〈スレイヤー〉のプレイヤーたちは全員死刑囚、やっぱり脳内にマインドコントロールされちゃうシステムがあって、彼らの戦いは日常的に世界中に配信されています。そこでけして死なないヒーロー、ケベル(本名ジョンのジェラルド・バトラー)を操作するのは、17歳の天才ゲーマー、サイモン少年(ローガン・レーマン)でした。
世間は〈スレイヤー〉のスリルに熱狂、ゲーム熱はますます過熱する一方。ところが、こんな風潮に警鐘を鳴らそうとする人道的グループももちろんいます。通称ハックマン(テリー・クルース)をリーダーとするこのグループは、ときどき電波ジャックでゲームの残酷性についてひとびとに語りかけるのですが…
ある日、サイモンのシステムにジャックすることに成功したハックマン。ハックマンの言動にサイモンは心を動かされ、プレイヤーと意志をかわしてはならないというルールを破ってしまいます。ケベルと会話したことにより、サイモンの心境の変化はどんどん大きくなり…
上の写真だとわかりにくいんですが、ポスターのバトラーさんの顔のむこうに、サイモン少年がいると。そんな構図になってます。
こういうのって、よくある近未来映画ですけど、ゲームの世界にあわせたスピード感、展開の早さ、画面なんかがすごくよかったです。はまります。全体的に白っぽい印象でして、無機質なんですけど、残酷なところはかなり残酷。それで、ぱっぱっとすぐにシーンが変わっちゃうので、目が離せません。
なにより、いまの時代の空気をすごくうまく体感させてくれる映画だなと、観ながらいちいち感心してしまいました。これはもしかしたら、いままでのSci-Fi のリアルな未来像を全部越えちゃってるかもしんないです。
役者陣もバトラーさんをはじめ、個性を発揮しまくってます。ゲーム開発者のケン(マイケル・C・ホール)、バトラーさんの奥さんアンジー(アンバー・ヴァレッタ)は生活費を稼ぐため、泣く泣くゲーム・キャラクターになることに。彼女を操作するデブちんのキモオタくんはほんとキモいし、サイモンも生意気。あと、ハックマン・グループに、「Disturbia」(「ディスタービア」2007)で気になっていたアーロン・ヨーくんが出ていたのがうれしかったです。ヨーくん、これからもがんばってね! ジョン・レグイザモも、思い出したようにちらっと出演しています。
ちょっとまえにクラシック映画のほうが個性的なのかな~ なんて、悲観的になってたんですけど、そんなことぜんっぜんなかったですね。やっぱり、新しい映画も同時にガンガン観ていかないとだめです!
エドガー・ライト監督も絶賛していたようですが、わたしも絶賛♪
「300」の圧倒的なスケール感を期待しちゃうと、あれってことになっちゃうかもしれませんが、わたし的には非常におもしろかったです。
あと、マンソンは映画界ではほんとに人気があるんだなと思いました。OPに使われている〈スウィート・ドリーム〉ですが、わたし、ここ最近観た映画のなかで流れてきたのは3回目だったと思います。
う~きゃ~、
このショットだけでも、鑑賞欲そそられまくり!!
ゲーム開発者の
ケン。
戦場まで連れてい
かれる死刑囚たち。
うしろにいるのが
サイモン!
リアルなバーチャル・
リアル体験!!
アンジーは泣く泣く
ゲーム世界に身体
を売り…
ハックマン(右)と
その仲間たち。
(中央にいるのが
ヨーくんです!)
Dorian Gray
(2009)イギリス
出演…ベン・バーンズ
コリン・ファース
レベッカ・ホール
監督…オリヴァー・パーカー
★★★
〔ストーリー〕
祖父の莫大な遺産と屋敷をうけついだ、美貌の青年ドリアン・グレイ。ドリアンはうつくしいのにくわえて、性格も純真無垢、社交界の注目となる。画家のバジルはそんな彼に惹かれ、肖像画を描くことに。絵のできばえはすばらしく、ドリアンそのものの生き写しだった。一方、叔父のヘンリー卿は有名な享楽家。ヘンリーはドリアンをそそのかし、悪い遊びに誘おうとする。彼に連れていかれたパブで、舞台女優のシヴィルを見初めるドリアンだが…
前評判があまりふるわなかったので、心配していたのですが、思っていた以上にしっかりした出来でおもしろかったです。ワイルドの 『ドリアン・グレイの肖像』 の映画化作品です。
ドリアン・グレイと聞くと、わたしはいつもワイルドの晩年を思い出しちゃって、悲しい気持ちになります。だって、自分の作品そのまんまな末路をむかえちゃいましたもんねー。この小説はワイルドの思想がつめこまれた作品でして、快楽主義、退廃趣味、芸術至上主義などといったテーマが浮き彫りにされていきます。
祖父の立派な屋敷をうけついだ、青年ドリアン・グレイ(ベン・バーンズ)。彼は若さ、うつくしさにくわえて、性格も純真で素直という、類まれな美青年でした。画家のバジル(ベン・チャプリン)はそんな彼に興味をいだき、肖像画を描くことになります。この絵がまた、すばらしいほどの出来映えとなり、社交界の話題となります。ドリアンはこの肖像画とともに、華々しく社交デビューするのです。
一方、叔父のヘンリー卿(コリン・ファース)は、これまた超有名な遊び人。なにかにつけてドリアンを誘い、悪い遊びに染めようとします。バジルはそんな彼に危機感をおぼえ、警戒中。バジルは芸術家ですから、美がそこなわれてしまうことをおそれたのですね。その美とは、精神的なもの、ドリアンの穢れなさがヘンリーに毒されてしまうことをおそれたのです。
見事な出来映えの肖像画を前に、ヘンリーはこんなことをドリアンにささやきます。「若いのはいまのうちだよ。若さはあっという間に消えてしまう。いまのうちに、やりたいことをやっておくんだ!」
このささやきによって、ドリアンは肖像画の普遍性に嫉妬をおぼえるように。結果として、これが悪魔に魂を売ってしまったも同然となり、絵に魂が宿るようになってしまうのです。
そして、ある晩ヘンリーに連れていかれた町はずれのパブで、若い娘(レイチェル・ハードウッド)を見初めるドリアン。彼女は舞台女優のシヴィルといい、彼はひと目で恋に堕ちてしまうのですが…
ええーと、一応原作をよく知らない方のために。
ヘンリー卿の悪魔のささやきによって、肖像画に嫉妬したドリアン。すると、彼の悪事、醜悪さ、裏切り、年齢までもが、肖像画に刻まれていくようになります。現実のドリアンにはなにもあらわれない。「すごい、これはすごい!」と、ドリアンはもろ手で喜ぶのですが…
こんな感じに、原作どおりに進むんですけど、原作はドリアンのよこしまな心によって、悪魔と契約を交わしてしまうといった経緯なんですが、こちらはバジルの並々ならない才能も一端をになっているようです。あと、原作にはけして描かれなかった、ドリアンとバジルの関係(…彼がドリアンに惹かれたのは、芸術面、人間性、あとほかに… もうおわかりですよね、ウフフー♪)もちゃんと挿入されてまして、物語に奥ゆきがありました。
ヘンリー卿もちゃんと人間面が出てるんですよ。最後には、ヘンリーもそれなりの因果応報をうけることになります。それは、原作には登場しない、あるキャラクターが鍵を握っているのですが…
いつも思うんですけど、イギリス映画ってドラマ作りがほんとしっかりしてます!
ドリアン演じるベン・バーンズくん、最初は健康的すぎるかな? などと思ってたんですが… ストーリーが進行するにつれてドリアンになりきっていきまして、最後には迫力があってかっこよかったです。
古典の傑作は映画化してもおもしろい! バーンズくん、これから人気が出てきそうな色気と気迫がありました。女性のみなさん、要チェックかもしれないです!!
ヘンリー卿の
C ・ファース。
画家のバジル。
お抱え芸術家って
とこでしょうか。
女優のシヴィル。
無名ですが、
ひたむきな女性です。
人気者のドリアンは、
享楽的な生活を
送るようになり…
ふたたび恋に
堕ちるドリアン。
彼の魂は救われる
のでしょうか??
(2009)イギリス
出演…ベン・バーンズ
コリン・ファース
レベッカ・ホール
監督…オリヴァー・パーカー
★★★
〔ストーリー〕
祖父の莫大な遺産と屋敷をうけついだ、美貌の青年ドリアン・グレイ。ドリアンはうつくしいのにくわえて、性格も純真無垢、社交界の注目となる。画家のバジルはそんな彼に惹かれ、肖像画を描くことに。絵のできばえはすばらしく、ドリアンそのものの生き写しだった。一方、叔父のヘンリー卿は有名な享楽家。ヘンリーはドリアンをそそのかし、悪い遊びに誘おうとする。彼に連れていかれたパブで、舞台女優のシヴィルを見初めるドリアンだが…
前評判があまりふるわなかったので、心配していたのですが、思っていた以上にしっかりした出来でおもしろかったです。ワイルドの 『ドリアン・グレイの肖像』 の映画化作品です。
ドリアン・グレイと聞くと、わたしはいつもワイルドの晩年を思い出しちゃって、悲しい気持ちになります。だって、自分の作品そのまんまな末路をむかえちゃいましたもんねー。この小説はワイルドの思想がつめこまれた作品でして、快楽主義、退廃趣味、芸術至上主義などといったテーマが浮き彫りにされていきます。
祖父の立派な屋敷をうけついだ、青年ドリアン・グレイ(ベン・バーンズ)。彼は若さ、うつくしさにくわえて、性格も純真で素直という、類まれな美青年でした。画家のバジル(ベン・チャプリン)はそんな彼に興味をいだき、肖像画を描くことになります。この絵がまた、すばらしいほどの出来映えとなり、社交界の話題となります。ドリアンはこの肖像画とともに、華々しく社交デビューするのです。
一方、叔父のヘンリー卿(コリン・ファース)は、これまた超有名な遊び人。なにかにつけてドリアンを誘い、悪い遊びに染めようとします。バジルはそんな彼に危機感をおぼえ、警戒中。バジルは芸術家ですから、美がそこなわれてしまうことをおそれたのですね。その美とは、精神的なもの、ドリアンの穢れなさがヘンリーに毒されてしまうことをおそれたのです。
見事な出来映えの肖像画を前に、ヘンリーはこんなことをドリアンにささやきます。「若いのはいまのうちだよ。若さはあっという間に消えてしまう。いまのうちに、やりたいことをやっておくんだ!」
このささやきによって、ドリアンは肖像画の普遍性に嫉妬をおぼえるように。結果として、これが悪魔に魂を売ってしまったも同然となり、絵に魂が宿るようになってしまうのです。
そして、ある晩ヘンリーに連れていかれた町はずれのパブで、若い娘(レイチェル・ハードウッド)を見初めるドリアン。彼女は舞台女優のシヴィルといい、彼はひと目で恋に堕ちてしまうのですが…
ええーと、一応原作をよく知らない方のために。
ヘンリー卿の悪魔のささやきによって、肖像画に嫉妬したドリアン。すると、彼の悪事、醜悪さ、裏切り、年齢までもが、肖像画に刻まれていくようになります。現実のドリアンにはなにもあらわれない。「すごい、これはすごい!」と、ドリアンはもろ手で喜ぶのですが…
こんな感じに、原作どおりに進むんですけど、原作はドリアンのよこしまな心によって、悪魔と契約を交わしてしまうといった経緯なんですが、こちらはバジルの並々ならない才能も一端をになっているようです。あと、原作にはけして描かれなかった、ドリアンとバジルの関係(…彼がドリアンに惹かれたのは、芸術面、人間性、あとほかに… もうおわかりですよね、ウフフー♪)もちゃんと挿入されてまして、物語に奥ゆきがありました。
ヘンリー卿もちゃんと人間面が出てるんですよ。最後には、ヘンリーもそれなりの因果応報をうけることになります。それは、原作には登場しない、あるキャラクターが鍵を握っているのですが…
いつも思うんですけど、イギリス映画ってドラマ作りがほんとしっかりしてます!
ドリアン演じるベン・バーンズくん、最初は健康的すぎるかな? などと思ってたんですが… ストーリーが進行するにつれてドリアンになりきっていきまして、最後には迫力があってかっこよかったです。
古典の傑作は映画化してもおもしろい! バーンズくん、これから人気が出てきそうな色気と気迫がありました。女性のみなさん、要チェックかもしれないです!!
ヘンリー卿の
C ・ファース。
画家のバジル。
お抱え芸術家って
とこでしょうか。
女優のシヴィル。
無名ですが、
ひたむきな女性です。
人気者のドリアンは、
享楽的な生活を
送るようになり…
ふたたび恋に
堕ちるドリアン。
彼の魂は救われる
のでしょうか??
El traspatio
(2009)メキシコ
出演…アナ・デ・ラ・レゲラ
ホアキン・カシオ
アレヤンドロ・カルヴァ
監督…カルロス・カレラ
★★★☆
〔ストーリー〕
メキシコ北部のシウダー・フアレスという辺境の町では、被害者が女性ばかりという連続殺人が多発していた。メキシコ・シティからやってきた女刑事ブランカは、事件を解決しようと捜査を指揮することに… おなじころ、いとこのマラガナを頼って田舎から出てきたフアニータという少女。シウダー・フアレスには日本企業の工場があり、そこで働こうと夢と希望をかかえてやってくるのだが…
ようやく観ることができました。英語タイトルでは「Backyard」、いろいろなところで話題になっているようです。これはじっさいにメキシコ北部で起こっている事件を題材にしていまして、硬派な社会派スリラーとなっています。
シウダー・フアレスという町は、北米とメキシコの国境付近にある町なんだそうです。そして、数年前までは日本企業の大工場がたくさんあったのも事実。でも、コスト削減のために、アジア諸国に労働をもとめるようになり、シウダー・フアレスは大切な利潤を失ってしまいます。映画の題材となっている問題も、いま現在もつづいているという、たいへんシリアスで重い作品です。
女刑事のブランカ(アナ・デ・ラ・レゲラ)は、都会からやってきたキャリア組。辺境の町で多発する犯罪を一挙解決しようと、理想に燃えています。そして着任そうそう、若い女性の遺体を発見することに。遺体は性的暴行をくわえられたうえに、身体を傷つけられているという残酷なものでした。
おなじころ、17歳の少女フアニータがいとこのマラガナを頼ってやってきます。マラガナは日本企業が誘致した工場で働いていて、彼女もそこに職をもとめようとしたのです。田舎町から出てきたフアニータ、最初は環境にとまどいますが、だんだん仕事になれてきて、マラガナや同僚たちを真似るように。着飾って、パブを出入りして、そこで地元の青年と知りあい、仲よくなるのですが…
わたしはこの映画を観るまでよく知らなかったんですが、先進国の大企業が、メキシコからアジア、インドへ労働地を乗り換えたとき、こんな傷も生まれてしまったんだなーと、たいへん勉強になりました。以前から問題になっていたことですが、先進国の労働搾取(低賃金、長時間勤務、劣悪な環境)って、わたしたち、ふだんはまったく気づかないものですよね。でも、この身のまわりにあるもの、そのほとんどが、そうした遠い国のひとたちの労働の手によって生産されたもの。つまり、彼らを搾取していることに手を貸しちゃってるのは、どうしても避けられない。だって、国産ばかりにこだわっていたら、ぜったい生活できないですもん。
シウダー・フアレスでは日本企業の進出によって人口が増加、犯罪も増加して、その矛先がいちばん弱い立場にいる女性にむかってしまうという、深刻なお話です。ときどきCBSでもやってますけど、現地でどんな犯罪が起ころうと、労働者が巻きこまれようと、企業は知らんぷりなんですよ。あまり報道されませんが、それこそ映画以上に悲惨な事件がいっぱりあるんです。
ブランカとフアニータの対照を物語の軸にすえて、そこにDJのペラルタ(ホアキン・カシオ)、シウダー・フアレスの市長が登場し、ブランカは政治的思惑に翻弄されていきます。彼女の努力は空まわりするばかり… やっと犯人検挙かと思えた、その人物とは…??
シリアスなんですけど、とても重要で重い内容をあつかっていると思うんですけど、ここまで描く必要があったのかな~ というくらい、具体的で残酷な映画になっています。これ、馴れていないひとが観たら、ぜったい嫌悪感がさきにたってしまうと思う。
エンドロールで「ある数字」が何度もカウントされるんですが、これまた重く、シリアスすぎる。こういう問題って、あらゆる途上国にありますよ。でも、自国で解決しようと積極的にならないと、いつまでたってもくりかえされちゃう気がします…
非常に重たく、暗鬱な気になりますけど、現代世界のテーマをあつかっているという意味では、とても重要な映画だと思います。
書き忘れましたが、ヒロインのブランカは、「ナチョ・リブレ/覆面の神様」(2006)で修道女だった美女です。あまりの別人っぷりに、なかなか気づきませんでした~!
田舎から出てきた少女、
フアニータ。
一方、都会からやってきた
ブランカ。
また遺体が
発見された!!
犠牲者たちがつぎつぎ
増えていき…!!
そのころフアニータは、
地元の青年と恋に
堕ちるのですが…
(2009)メキシコ
出演…アナ・デ・ラ・レゲラ
ホアキン・カシオ
アレヤンドロ・カルヴァ
監督…カルロス・カレラ
★★★☆
〔ストーリー〕
メキシコ北部のシウダー・フアレスという辺境の町では、被害者が女性ばかりという連続殺人が多発していた。メキシコ・シティからやってきた女刑事ブランカは、事件を解決しようと捜査を指揮することに… おなじころ、いとこのマラガナを頼って田舎から出てきたフアニータという少女。シウダー・フアレスには日本企業の工場があり、そこで働こうと夢と希望をかかえてやってくるのだが…
ようやく観ることができました。英語タイトルでは「Backyard」、いろいろなところで話題になっているようです。これはじっさいにメキシコ北部で起こっている事件を題材にしていまして、硬派な社会派スリラーとなっています。
シウダー・フアレスという町は、北米とメキシコの国境付近にある町なんだそうです。そして、数年前までは日本企業の大工場がたくさんあったのも事実。でも、コスト削減のために、アジア諸国に労働をもとめるようになり、シウダー・フアレスは大切な利潤を失ってしまいます。映画の題材となっている問題も、いま現在もつづいているという、たいへんシリアスで重い作品です。
女刑事のブランカ(アナ・デ・ラ・レゲラ)は、都会からやってきたキャリア組。辺境の町で多発する犯罪を一挙解決しようと、理想に燃えています。そして着任そうそう、若い女性の遺体を発見することに。遺体は性的暴行をくわえられたうえに、身体を傷つけられているという残酷なものでした。
おなじころ、17歳の少女フアニータがいとこのマラガナを頼ってやってきます。マラガナは日本企業が誘致した工場で働いていて、彼女もそこに職をもとめようとしたのです。田舎町から出てきたフアニータ、最初は環境にとまどいますが、だんだん仕事になれてきて、マラガナや同僚たちを真似るように。着飾って、パブを出入りして、そこで地元の青年と知りあい、仲よくなるのですが…
わたしはこの映画を観るまでよく知らなかったんですが、先進国の大企業が、メキシコからアジア、インドへ労働地を乗り換えたとき、こんな傷も生まれてしまったんだなーと、たいへん勉強になりました。以前から問題になっていたことですが、先進国の労働搾取(低賃金、長時間勤務、劣悪な環境)って、わたしたち、ふだんはまったく気づかないものですよね。でも、この身のまわりにあるもの、そのほとんどが、そうした遠い国のひとたちの労働の手によって生産されたもの。つまり、彼らを搾取していることに手を貸しちゃってるのは、どうしても避けられない。だって、国産ばかりにこだわっていたら、ぜったい生活できないですもん。
シウダー・フアレスでは日本企業の進出によって人口が増加、犯罪も増加して、その矛先がいちばん弱い立場にいる女性にむかってしまうという、深刻なお話です。ときどきCBSでもやってますけど、現地でどんな犯罪が起ころうと、労働者が巻きこまれようと、企業は知らんぷりなんですよ。あまり報道されませんが、それこそ映画以上に悲惨な事件がいっぱりあるんです。
ブランカとフアニータの対照を物語の軸にすえて、そこにDJのペラルタ(ホアキン・カシオ)、シウダー・フアレスの市長が登場し、ブランカは政治的思惑に翻弄されていきます。彼女の努力は空まわりするばかり… やっと犯人検挙かと思えた、その人物とは…??
シリアスなんですけど、とても重要で重い内容をあつかっていると思うんですけど、ここまで描く必要があったのかな~ というくらい、具体的で残酷な映画になっています。これ、馴れていないひとが観たら、ぜったい嫌悪感がさきにたってしまうと思う。
エンドロールで「ある数字」が何度もカウントされるんですが、これまた重く、シリアスすぎる。こういう問題って、あらゆる途上国にありますよ。でも、自国で解決しようと積極的にならないと、いつまでたってもくりかえされちゃう気がします…
非常に重たく、暗鬱な気になりますけど、現代世界のテーマをあつかっているという意味では、とても重要な映画だと思います。
書き忘れましたが、ヒロインのブランカは、「ナチョ・リブレ/覆面の神様」(2006)で修道女だった美女です。あまりの別人っぷりに、なかなか気づきませんでした~!
田舎から出てきた少女、
フアニータ。
一方、都会からやってきた
ブランカ。
また遺体が
発見された!!
犠牲者たちがつぎつぎ
増えていき…!!
そのころフアニータは、
地元の青年と恋に
堕ちるのですが…
Legion
(2010)アメリカ
出演…ポール・ベタニー
デニス・クエイド
ルーカス・ブラック
監督…スコット・スチュワート
★★★
〔ストーリー〕
ある晩、背中に大怪我を負った男・マイケルが銃器店を襲う。そして翌日、荒野の一軒家でダイナーを経営するボブとジープ父子に場面が移る。ほかにコックのパーシー、ウェイトレス、偶然立ちよったケイルと歳ごろの娘を連れたアンダーソン夫妻がいた。馴染み客の老婆がやってきたときから、彼らの平穏な日常が徐々に崩れはじめて…??
一方、謎の男マイケルもまた、ある目的のために父子のダイナーにむかって車を飛ばしていた!!
天使と堕天使の壮絶な戦い!!
ガン・アクション満載の宗教をからめたホラー映画です~
…といいましても、これ、あんまり宗教関係ないんですよね。一応そういう設定で、天使とか宗教がらみの問題とかが出てきますけど、これはむずかしいことをほぼ考えなくてよい、単純なアクション・ホラー。
あらすじを聞いた時点で、壮絶な物語になっちゃうのかな? とか、思ってたのですが。これが案外、コンパクトにまとまっちゃってました。でも、なんだかんだいっておもしろかったです。
前述しました謎の男マイケル(ポール・ベタニー)は、じつは堕天使。ですから、背中の傷は、ええっと、そういうことなんですね~。
で、マイケルは地上に落とされてそうそう、銃器店を襲います。じつはマイケル、刺客に追われる身でした。でも、この刺客、具体的に姿が見えるわけではありません。人間の身体を乗っとっちゃって、それで襲ってくるんです。
場所は変わって、荒野のどまんなかに立つダイナーを経営する、ボブ(デニス・クエイド)とジープ(ルーカス・ブラック)父子。母親は数年前に家を出ていて、以来父子の仲はあんまりよくありません。
ウェイトレスのチャーリー(アンドレア・パリキ)は妊娠中、コックのパーシー(チャールズ・S・ダットン)はわりと頼りになるやつ。
ほかに、偶然通りかかったケイル(タイラース・ギブソン)とか、生意気盛りの娘オードリー(ウィラ・ホランド)を連れたアンダーソン夫妻なんかがおりました。そこへ炎天下のなか、歩行器をついた老婆グラディスがやってきます。グラディスも、じつはこの店の常連。彼女は愛想がよくて、ほかの客にも無邪気に話しかけます。チャーリーが注文された料理を持っていくと… そこで突然、グラディスは豹変してしまいます。口汚くチャーリーをののしりはじめちゃうのです。
みなさんもご察しのとおり、なんか、天界の問題であーだこーだ、腐敗しきった人間たちなんか、もういらないんじゃね?! などと、神様の意向によるド派手な戦闘物語になるのですが。その戦闘のほとんどが、このダイナー内で展開されます。偶然そこに居合わせちゃったひとたちが、人類存続の鍵をにぎることになっちゃうと。でも、コンパクトなんですけど、要所要所に楽しませようというシーンがあってよかったです。
わたしはバアさんの壁歩きシーン(← ここ、おもしろいですよ!)からツボにはまりまして、蜘蛛人間とかも楽しかったです。マイケル(じつは大天使ミカエル)は元天使ですから、そうとう強かったりします。でも、数じゃ勝てないし、いくら元天使といっても武器を使用すると(笑)。ついでに、後半からはガブリエル(ケヴィン・デュランド)も登場しちゃって、まあ~、元気な兄弟喧嘩になっちゃいます。
で、マイケルと天使たちは、わざわざこんな辺鄙な場所にきて、いったいなにを争っているのかというと…?
マンガみたいなありえない展開で、ストーリーもよく考えるとボロが出ちゃうんですけど、こういうのもたまにはいいと思います。こんな天使がいたっていいじゃない!
なんですが、結末がある有名作品まんまになっちゃってるのが惜しかったです。どうせなら、もうワンクッション驚きがあってもよかったんじゃないですかね…?
マイケル役のポール・ベタニーもかっこよかったんですけど、それ以上に、ボブ役のデニス・クエイドが存在感がありました。デニス・クエイド、最近いろんな作品に起用されてます。
ガブリエル役のケヴィン・デュランドもよかった。マイケルとガブリエルの愛憎もありまして、このへん、もっと深くしてもよかったですかも!
個人的には楽しめたんですが、こういう映画って、キリスト圏のひとたちが見たらどう思うんでしょうかね? 評価うんぬんのまえに、そっちのほうに目がいっちゃいそうな気がしますが…
端的に結論からいってしまいますと、頭を空っぽにして観れるエンターテイメント! ひと騒がせな天使たちのおちゃめな争い♪
銃をかまえる
大天使ミカエル!
脇役なのに目立っちゃう、
ボブ役のデニス・クエイド。
ウェイトレスの
チャーリー。
オードリーと
ケイル。
ガブリエル様、
降臨!!
(2010)アメリカ
出演…ポール・ベタニー
デニス・クエイド
ルーカス・ブラック
監督…スコット・スチュワート
★★★
〔ストーリー〕
ある晩、背中に大怪我を負った男・マイケルが銃器店を襲う。そして翌日、荒野の一軒家でダイナーを経営するボブとジープ父子に場面が移る。ほかにコックのパーシー、ウェイトレス、偶然立ちよったケイルと歳ごろの娘を連れたアンダーソン夫妻がいた。馴染み客の老婆がやってきたときから、彼らの平穏な日常が徐々に崩れはじめて…??
一方、謎の男マイケルもまた、ある目的のために父子のダイナーにむかって車を飛ばしていた!!
天使と堕天使の壮絶な戦い!!
ガン・アクション満載の宗教をからめたホラー映画です~
…といいましても、これ、あんまり宗教関係ないんですよね。一応そういう設定で、天使とか宗教がらみの問題とかが出てきますけど、これはむずかしいことをほぼ考えなくてよい、単純なアクション・ホラー。
あらすじを聞いた時点で、壮絶な物語になっちゃうのかな? とか、思ってたのですが。これが案外、コンパクトにまとまっちゃってました。でも、なんだかんだいっておもしろかったです。
前述しました謎の男マイケル(ポール・ベタニー)は、じつは堕天使。ですから、背中の傷は、ええっと、そういうことなんですね~。
で、マイケルは地上に落とされてそうそう、銃器店を襲います。じつはマイケル、刺客に追われる身でした。でも、この刺客、具体的に姿が見えるわけではありません。人間の身体を乗っとっちゃって、それで襲ってくるんです。
場所は変わって、荒野のどまんなかに立つダイナーを経営する、ボブ(デニス・クエイド)とジープ(ルーカス・ブラック)父子。母親は数年前に家を出ていて、以来父子の仲はあんまりよくありません。
ウェイトレスのチャーリー(アンドレア・パリキ)は妊娠中、コックのパーシー(チャールズ・S・ダットン)はわりと頼りになるやつ。
ほかに、偶然通りかかったケイル(タイラース・ギブソン)とか、生意気盛りの娘オードリー(ウィラ・ホランド)を連れたアンダーソン夫妻なんかがおりました。そこへ炎天下のなか、歩行器をついた老婆グラディスがやってきます。グラディスも、じつはこの店の常連。彼女は愛想がよくて、ほかの客にも無邪気に話しかけます。チャーリーが注文された料理を持っていくと… そこで突然、グラディスは豹変してしまいます。口汚くチャーリーをののしりはじめちゃうのです。
みなさんもご察しのとおり、なんか、天界の問題であーだこーだ、腐敗しきった人間たちなんか、もういらないんじゃね?! などと、神様の意向によるド派手な戦闘物語になるのですが。その戦闘のほとんどが、このダイナー内で展開されます。偶然そこに居合わせちゃったひとたちが、人類存続の鍵をにぎることになっちゃうと。でも、コンパクトなんですけど、要所要所に楽しませようというシーンがあってよかったです。
わたしはバアさんの壁歩きシーン(← ここ、おもしろいですよ!)からツボにはまりまして、蜘蛛人間とかも楽しかったです。マイケル(じつは大天使ミカエル)は元天使ですから、そうとう強かったりします。でも、数じゃ勝てないし、いくら元天使といっても武器を使用すると(笑)。ついでに、後半からはガブリエル(ケヴィン・デュランド)も登場しちゃって、まあ~、元気な兄弟喧嘩になっちゃいます。
で、マイケルと天使たちは、わざわざこんな辺鄙な場所にきて、いったいなにを争っているのかというと…?
マンガみたいなありえない展開で、ストーリーもよく考えるとボロが出ちゃうんですけど、こういうのもたまにはいいと思います。こんな天使がいたっていいじゃない!
なんですが、結末がある有名作品まんまになっちゃってるのが惜しかったです。どうせなら、もうワンクッション驚きがあってもよかったんじゃないですかね…?
マイケル役のポール・ベタニーもかっこよかったんですけど、それ以上に、ボブ役のデニス・クエイドが存在感がありました。デニス・クエイド、最近いろんな作品に起用されてます。
ガブリエル役のケヴィン・デュランドもよかった。マイケルとガブリエルの愛憎もありまして、このへん、もっと深くしてもよかったですかも!
個人的には楽しめたんですが、こういう映画って、キリスト圏のひとたちが見たらどう思うんでしょうかね? 評価うんぬんのまえに、そっちのほうに目がいっちゃいそうな気がしますが…
端的に結論からいってしまいますと、頭を空っぽにして観れるエンターテイメント! ひと騒がせな天使たちのおちゃめな争い♪
銃をかまえる
大天使ミカエル!
脇役なのに目立っちゃう、
ボブ役のデニス・クエイド。
ウェイトレスの
チャーリー。
オードリーと
ケイル。
ガブリエル様、
降臨!!
Dark Country
(2009)アメリカ
出演…トーマス・ジェーン
ローレン・ジェーマン
ロン・パールマン
監督…トーマス・ジェーン
脚本…タブ・マーフィー
★★★☆
〔ストーリー〕
ある朝ディックが目覚めると、モーテルのベッドの上。隣には見知らぬ金髪の美女が。カジノで遊び、酒を飲んで、盛りあがってそのままひと晩過ごしてしまったらしい。美女はジーナと名乗り、気分も高まったふたりは、勢いで結婚することに。ベガスで結婚式をあげようと車を飛ばす途中、ジーナはエッチな遊びをしかけてくる。ライトを消して走行中に、ディックはひとりの男を轢いてしまい…!!
これ、おもしろかったんですー♪
主演、監督をつとめたトーマス・ジェーンは、なんと「The Mist」(「ミスト」2007)で悲劇パパを演じた方です。最近は、こういうパターンが流行ってるみたいですね。
メル・ギブソンの影響かどうかは知りませんが、役者自ら製作に携わろうという方が増えてきました。それって、ワンマンな監督を避ける意味もあるんでしょうけど、自分でやりたい方向性をわかってるから、いい作品が生まれやすいのかもしれません。
脚本のタブ・マーフィーは、ディズニー映画によく登場してくる方です。で、今回の作品なんですが、これがディズニーの夢の世界とはまっこう逆でして、わたしとしては非常に楽しめました!
主人公のディック、ある朝目覚めると、モーテルのなか。隣のベッドには金髪美女のジーナ(ローレン・ジェーマン)が寝ています。どうやら盛りあがっちゃって、ひと晩そのまま過ごしちゃったようなのですが。
で、ディックもイイ男だし、ジーナもイイ女だしで、よし、ここはいっちょ、結婚しちゃうか! と、気分もノリノリにベガスにむかいます。それから楽しいハネムーンを過ごすはずだったのですが…
車で移動中、なにを思ったのか、ジーナはエッチな気分に。氷で身体中濡らしちゃって、挑発しちゃって、あーん♪ とか、いっちゃって、もう、ディックは運転どころじゃなくなっちまいます。これはまた、わかりやすい悪女ですよね。ディックの男の性もわかりやすいです。
で、いったんライトを消して、暗闇を運転しながら彼女と〇〇していると… つぎにライトを点灯したとき、ひとりの男性が浮かびあがったのでした。でも、ハンドルを切るにはおそすぎたのです…!!
オープニングからシンプルな演出法を使ってまして、むかしなつかしいスリラーなんかを思い出しちゃいました。雷がゴロゴロッと鳴るシーンとか、一直線の道路とか、妙にむかしの映画っぽいんです。懐古趣味があるんですかね?
で、この押さえ気味の演出が男っぽく、同時に色っぽくもあってよかったです。ジーナのビッチぶりも楽しいですよ。「ミスト」のときはひたすら悲惨なパパを演じてましたが、こっちはちょっと滑稽さも入っています。そして、どんどん薄気味悪い方向にストーリーが進んじゃうんですー♪
肝心のストーリーですが、これまた、最近流行っている例のアノ代物。
でも、演出がちょっと個性的だったのにくわえて、わたしはこの系統のお話が大好きなので、こんな高得点になっちゃいました。監督第一作を見るかぎりでは、この方はホラーの方向にいきたいと思っていると考えていいんですかね?
とりあえず、すごくよかったです! 非常に器用な方なんだと思います、次回作もぜひ、この系統でお願いします!!
役者業にくわえて、監督の腕もすごかった!
トーマス・ジェーン。
楽しいハネムーンに
なるはずが…
人を轢いちゃった!!
男を病院に運ぶ
つもりが…
一方、
ジーナは??
(2009)アメリカ
出演…トーマス・ジェーン
ローレン・ジェーマン
ロン・パールマン
監督…トーマス・ジェーン
脚本…タブ・マーフィー
★★★☆
〔ストーリー〕
ある朝ディックが目覚めると、モーテルのベッドの上。隣には見知らぬ金髪の美女が。カジノで遊び、酒を飲んで、盛りあがってそのままひと晩過ごしてしまったらしい。美女はジーナと名乗り、気分も高まったふたりは、勢いで結婚することに。ベガスで結婚式をあげようと車を飛ばす途中、ジーナはエッチな遊びをしかけてくる。ライトを消して走行中に、ディックはひとりの男を轢いてしまい…!!
これ、おもしろかったんですー♪
主演、監督をつとめたトーマス・ジェーンは、なんと「The Mist」(「ミスト」2007)で悲劇パパを演じた方です。最近は、こういうパターンが流行ってるみたいですね。
メル・ギブソンの影響かどうかは知りませんが、役者自ら製作に携わろうという方が増えてきました。それって、ワンマンな監督を避ける意味もあるんでしょうけど、自分でやりたい方向性をわかってるから、いい作品が生まれやすいのかもしれません。
脚本のタブ・マーフィーは、ディズニー映画によく登場してくる方です。で、今回の作品なんですが、これがディズニーの夢の世界とはまっこう逆でして、わたしとしては非常に楽しめました!
主人公のディック、ある朝目覚めると、モーテルのなか。隣のベッドには金髪美女のジーナ(ローレン・ジェーマン)が寝ています。どうやら盛りあがっちゃって、ひと晩そのまま過ごしちゃったようなのですが。
で、ディックもイイ男だし、ジーナもイイ女だしで、よし、ここはいっちょ、結婚しちゃうか! と、気分もノリノリにベガスにむかいます。それから楽しいハネムーンを過ごすはずだったのですが…
車で移動中、なにを思ったのか、ジーナはエッチな気分に。氷で身体中濡らしちゃって、挑発しちゃって、あーん♪ とか、いっちゃって、もう、ディックは運転どころじゃなくなっちまいます。これはまた、わかりやすい悪女ですよね。ディックの男の性もわかりやすいです。
で、いったんライトを消して、暗闇を運転しながら彼女と〇〇していると… つぎにライトを点灯したとき、ひとりの男性が浮かびあがったのでした。でも、ハンドルを切るにはおそすぎたのです…!!
オープニングからシンプルな演出法を使ってまして、むかしなつかしいスリラーなんかを思い出しちゃいました。雷がゴロゴロッと鳴るシーンとか、一直線の道路とか、妙にむかしの映画っぽいんです。懐古趣味があるんですかね?
で、この押さえ気味の演出が男っぽく、同時に色っぽくもあってよかったです。ジーナのビッチぶりも楽しいですよ。「ミスト」のときはひたすら悲惨なパパを演じてましたが、こっちはちょっと滑稽さも入っています。そして、どんどん薄気味悪い方向にストーリーが進んじゃうんですー♪
肝心のストーリーですが、これまた、最近流行っている例のアノ代物。
でも、演出がちょっと個性的だったのにくわえて、わたしはこの系統のお話が大好きなので、こんな高得点になっちゃいました。監督第一作を見るかぎりでは、この方はホラーの方向にいきたいと思っていると考えていいんですかね?
とりあえず、すごくよかったです! 非常に器用な方なんだと思います、次回作もぜひ、この系統でお願いします!!
役者業にくわえて、監督の腕もすごかった!
トーマス・ジェーン。
楽しいハネムーンに
なるはずが…
人を轢いちゃった!!
男を病院に運ぶ
つもりが…
一方、
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(いちおう)プロフィールです
HN:
ななみといいます
性別:
女性
自己紹介:
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。
〈好きかも♪〉
おにぎり、猫たん、ジャック・ホワイト、ブクオフ、固いパン、高いところ、広いところ、すっげー大きな建造物、ダムとか工場とか、毛玉とり、いい匂い…
〈苦手かも…〉
かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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