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個人的にグッときたホラー映画(べつの意味でグッときたホラー映画も)なんかや、 小説のレビューなどをポツポツと…
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     Damien: Omen Ⅱ



    (1978)アメリカ
    出演…ジョナサン・スコット・テイラー、ウィリア
         ム・ホールデン、リー・グラント、ルーカス・
        ドナット、ニコラス・プライア
    監督…ドン・テイラー
    ★★★


〔ストーリー〕
 悪魔の申し子ダミアンは、孤児となってロバート(亡父)の弟リチャードに引きとられていた。そして7年後、リチャードと後妻アンのもとで、リチャードの実子マークとともに陸軍学校に通う日々を送っていた。しかし、過去の悲劇に疑惑を持つ人間があらわれて、叔母のマリオンはダミアンを毛嫌いする。ダミアンは自分が何者かもわからないまま、闇の運命に導かれていく…!!


 「オーメン2/ダミアン」です。
 物語は前作「The Omen」「オーメン」1976)から7年後、13才のダミアンが主人公となっています。ちょうど多感な時期ですよねー。ちなみに、オープニングに前作でロバート(グレゴリー・ペック)に力を貸した、エクソシスト兼考古学者のブーゲンハーゲンが登場するんですが、例によって例のごとく、悪魔の逆鱗に触れてあらら~ なことになってしまいます… 悪魔パワー、おそるべし!

 作品は前作の流れにそのまま乗った雰囲気で、ダミアンの養父となったリチャード(ウィリアム・ホールデン)は工業会社社長、セレブですね~、専任のドライバーつきですね~、なに不自由ない暮らしですよ~! そして、前作よりもオカルト色を強め、よりドラマチックに、青春ホラーとしての味わいもある興味深い内容になっています。

 ダミアンを演じるのは、ジョナサン・スコット・テイラー。美少年です。カワイイです。美少年でカワイくて悪魔、という設定だけでも、これは観る価値アリですよね ダミアンは従兄のマーク(ルーカス・ドナット)と兄弟のように育てられて、いまは陸軍学校に通っています。養父のリチャードもアン(リー・グラント)も、わけへだてなく彼を愛してくれています。ただひとり、叔母のマリオンは、彼に疑惑の目をむけるのでした… そして、彼女以外にも、ダミアンの秘密を嗅ぎつけてしまった人たちがいたのです…!!

 ダミアンの秘密を暴こうとする人間に次々災難が降りかかる、というパターンもきれいに踏襲されています。1作目ではそれほど感じなかった “死に方博覧会” も、ここまでくるとバラエティに富んでいて、「次はなにがくるか? お次はなんだっ!」と、おおいに期待してしまいます。うーん、「ファイナル・デスティネーション」シリーズの原点は、こんなところにあったのですね。

 また、前作では悪魔の使いは 「野犬」 でしたが、今回は 「カラス」 となっています。個人的には野犬のほうがコワそうですけど、カラスに襲われる記者の場面といったら… かなりおそろしいです。といいますか、イヤ~なことになっていますね!

 自分が悪魔であることに気づいて苦悩するダミアンと、彼のいちばんの親友兼大切な人・マークの関係が見どころなんですが、あのショッキングさ、映画としての完成度を考えると、やはり前作には及びませんか…
 でも、好きな作品です。聞くところによると、この作品の売り上げが悪くて 「ダミアンの青年期」 は作られなかったという話なんですが。。。20代のダミアンはどんな感じだったんでしょうね? なんだかすごーく惜しい気がしますが…




 









 13才になったダミアン。
 制服姿がりりしいですねー
 ちなみに大天才だったりもします。






 リチャード役のウィリアム・
 ホールデン。ペック同様、
 ダミアンが悪魔であること
 をなかなか認めません。





 おせっかいな記者は、この後
 とんでもないことになってしま
 います…!





 博物館長のチャールズ
 (ニコラス・プライア)は、
 ブーゲンハーゲンが
 遺した短剣を発見。






 ひいいぃぃ、氷の下
 に~!!!




 ネフ軍曹(ランス・ヘンリク
 セン)は、ダミアンに聖書
 を読むように勧めるの
 ですが…








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意外に・・・
ななみさん、こん○○は。
1作目もとても好きなんですが、意外や意外、この2作目も好きなんです。
ダミアンの目のアップが、ぞくっとしますよね。
美少年て、ここらへんから流行っていったような気がします。
カラスの場面、すごく印象に残ってます。近くで見ると、結構大きいですもんね。
ガスが漏れた時の、研究者の顔を見て、「あ、ゾンビだ」と思ったのも、いい思い出です。

確か、4~5部作でしたよね、『OMEN』って。
3作目がななみさんの言っていた青年期、4作目がいわば壮年期(最後の闘争かな?)、5作目が高齢期(いわゆるハルマゲドン)だったと思います。
ベレッタ 2008/11/27(Thu)13:21:39 編集
意外じゃないですよ♪
>ベレッタさん
こんにちはです~!
わたしもこの作品、お気に入りのひとつです。ダミアンの冷たい視線攻撃のシーン、いいですよね。
カラスが思っていた以上におそろしかったのにはびっくりしました。それに、カラスの目のアップもこわい! それから、ガス漏れ事故のゾンビはどうみてもゾンビです。ごちそうさまです。
この記事を書くにあたって、「オーメン」シリーズが5作まで作られていたのをはじめて知ったわたしです。
3作目はサム・ニール、(むかーし観た憶えがあります)、じゃあ、4、5作目はだれがダミアンなのかっ?!!
…とまあ、ちょっと興奮してしまいましたが、サム・ニールまではレビューしたいと思っています。
それにしても、壮年期と高齢期のダミアンなんて、見たいような、見たくないような… なんだか複雑な期待を抱かせる作品ですね~
ななみ 2008/11/27(Thu)17:59:06 編集
え~と・・・
ななみさん、こんばんわ。
そうですね、ダミアンの目がすごく気に入っています。いじめっ子をふっ飛ばす、見つめるだけで相手を殺せる、凄い目ですね。
ニヤって笑った笑顔がまた、凍るような冷たさで…

本来、シナリオでは、5部作だったようですね。
それが、あまりに2作目の興行成績が低かったため、ショートになってしまったというのを、前に本で読みました。
ようするに、一大終末戦争物語だったようです。
壮大すぎて、確かにオカルトではなくなりますね。
3作でダミアンシリーズは正解?だったと思います。
いまだに、サム・二ール=ダミアンですから、私の中では!

そのあとの『OMEN』シリーズは、あんまし楽しくありませんでした。そういえば、今夜はその楽しくない1作でしたね。まあ、ゴリラのシーンが非常に怖かったといえば、ちょっと救いはありますね。
ベレッタ 2008/11/27(Thu)18:59:48 編集
おーめん
オーメン・・・赤ちゃん
オーメン2・・少年
オーメン3・・青年
でした?
私も3まで観賞ですが・・・オーメンしか持ってません。
2と3の記憶は異次元空間へ~
って事でなんか全部観たくなりました(^^♪
盆踊り URL 2008/11/27(Thu)19:38:04 編集
ゴリラ!
>ベレッタさん
こんばんはです~。
いじめっこが吹っ飛ぶシーンは、ひそかに憧れでした。あんな力、わたしもほしいー! なんて思ったことも、なきにしもあらず…
それから、最初から5部作だったというのはまた初耳です。まったく知りませんでした… しかし、壮大すぎていまいち想像ができませんね! 一大終末戦争って、どれだけ大作なんでしょう!
わたしの中では、サム・ニール=なぜか「ケインとアベル」になっています。サム・ニールはホラー出演が多いですよね。ダミアンもインパクトありましたけど、「イベントホライゾン」もよかったですね♪
新「オーメン」は録画しました。おもしろくないと評判なんですが、あとで観てみます。ゴリラのシーン?! 妙な期待を抱かせる発言ですね!
ななみ 2008/11/28(Fri)19:34:58 編集
おーめん
>盆踊りさん
オーメン…かわいげのないチビッ子
オーメン2…美少年
オーメン3…サム・ニール
ですよ。
じつはわたしも、1だけはしっかり憶えていて、2、3は異次元空間に飛んでいました。
2作目のダミアンはいいですよ。カラスがこわい! 記者の顔もこわい! 一瞬髪の毛を掴んだまま、空に飛び立っちゃうのかと思ったくらいです。
今度は3を観たいですね。どんな結末だったのか、てんで記憶に残っていませんが…
ななみ 2008/11/28(Fri)19:40:24 編集
思春期のダミアン。
木曜洋画劇場でリメイク版のオーメンを
放映していましたね。怖いというより笑けて
しまいました。悪魔の力が万能すぎてB級テイスト
になってます。何でもありかい!
オーメン2は音楽が良かったですね。
悪魔の子といえど愛情一杯の温かい家庭
で養育されるという所に悪魔さんの「親バカ」
を感じてしまいます。ひどい家庭で虐待の限り
を尽くされて育ち「人類許すまじ」と憎しみを
募らせるダミアンも有りだと思うのですが。
奈良の亀母 2008/11/29(Sat)18:57:33 編集
思い出
僕は月曜ロードショーでやったやつを何回も見直した思い出の映画ッス。10歳くらいだったと思います。
マークがにらみ殺される時の「ゴニュゴニュ」って変な声が嫌だったなぁ。
あと、この映画で凍った湖や池で遊んじゃダメということを学びました(笑
ナマニク URL 2008/11/29(Sat)22:35:30 編集
ダミアン
>亀母さん
リメイク版「オーメン」、じつは録画しただけでまだ観ていないんですよ。あらら、笑えちゃうんですか! そんなことを聞くと、ちがう意味で期待してしまいますねー♪
悪魔の合唱(?)のバックミュージックは、しばらく耳に残りそうです。ドゥワ、ドゥワ!
それから、虐待されて人類を憎悪するようになったダミアンでは、最強すぎてだれも敵わないですね!でも、そんなダミアンも大アリだと思います。亀母さんのコメントを読んで、アフリカの内戦地域の少年兵のことを思い出してしまいました。
ななみ 2008/11/30(Sun)19:56:15 編集
ダミアンの思い出
>ナマニクさん
懐かしいですよね、以前は何度もテレビ放映していたのに、最近ではホラー頻度そのものが減ってしまいました…淋しいです。
マークが殺されるシーンは、子役ふたりとも迫真の演技になっていました。「ゴニュゴニュ」はこわかった! そういえば、むかし超能力もの(睨みつけて相手を殺しちゃう)みたいな漫画が流行ってましたよね。
それから、凍った池や湖で遊んじゃいけないのは鉄板でしょう! だれが、どーう考えても、危ないでしょう!!
ななみ 2008/11/30(Sun)20:02:57 編集
2と3・・・
2と3欲しいです・・・
買おうかな~今なら安いですし・・・名作ですもんね。
盆踊り URL 2008/12/03(Wed)22:48:43 編集
チョコ多量買い
>盆踊りさん
そうですねー、いまならだいぶ値段がお安くなっているかも?
一応「オーメン」は3までが正式なシリーズなんでしょうかね。
音楽方面も充実している作品でした。中古なら、わたしもほしいかなー、なんて…
じゃあ、2と3は、わたしからのクリスマスプレゼントということで♪
ななみ 2008/12/05(Fri)13:01:21 編集
↑ごめんなさい!!
入れてる途中で間違えてEnter押しちゃったんだけど、パスワード入れてなかったから直せないみたいで、ななみさん消してください。
この映画とは直接関係ないんですけど、『危険な遊び』見てみて下さい。同じく氷の上での怖~い場面があります。これ、絶頂期のマコーレ・カルキン君と全然知られてなかったイライジャ・ウッドが出ているなかなかなスリラーだと思うんですが、あんまり紹介されてないんですよね。
ななみさんがもしすでに見ていて「つまんね~」と思っていたならすみません。
ユキまま 2008/12/08(Mon)10:40:14 編集
イライジャだったのね
>ユキままさん
「危険なあそび」はずっと以前に、TVで観たおぼえがあります。ですけど、カルキンの相手役がイライジャ・ウッドだったとは…!!
まったく憶えていませんでした。内容はうっすら残っている程度です。カルキンとイライジャが出ているなら、つまらないことはないでしょう!ぜひもう一度観てみたいと思います。といいますか、ほんと、あの子がイライジャだったなんてー!
ななみ 2008/12/08(Mon)19:50:44 編集
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 独断と偏見で、ホラー関係(広い意味でのホラーですので、SFやファンタジーなんかもやってます)のレビューを書いてます。コメント大歓迎です。新情報や、こんなのもあるよ!って情報などなど、寄せてくれるとありがたいです。

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〈苦手かも…〉
 かます、説明書、道案内、カマドウマ、狭いところ、壁がすんごい目の前とか、渋滞、数字の暗記、人ごみを横切る、魚の三枚おろし…
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